
更新日: 2025.11.07
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ここでは、世界中で取引されている人気の通貨ペアをランキング形式で紹介します。
FXで取引する通貨ペアを選ぶときに、「取引量の多さ」や「流動性の高さ」を重視したい方はぜひ参考にしてみてください。
順位 | 通貨ペア | シェア率 |
|---|---|---|
【第1位】 | 米ドル/ユーロ | 21.2% |
【第2位】 | 米ドル/円 | 14.3% |
【第3位】 | 米ドル/中国人民元 | 8.1% |
【第4位】 | 米ドル/英ポンド | 7.6% |
【第5位】 | 米ドル/カナダドル | 5.3% |
‐ | 米ドル/豪ドル | 4.9% |
‐ | 米ドル/スイスフラン | 4.9% |
‐ | USD/その他 | 23.0% |
‐ | EUR /その他 | 7.7% |
‐ | JPY /その他 | 1.4% |
‐ | その他ペア | 1.6% |
米ドル/ユーロ(USD/EUR)は、世界でもっとも取引量が多い人気の通貨ペアです。
日本と海外どちらでも取引量が多いので、流動性が非常に高く、ほとんどのFX会社が安定したスプレッドを提供しています。
Q、スプレッドとは?
A、FXにおける実質的な取引コストで、通貨ペアの売値(Bid)と買値(Ask)の差額を指します。

人気の通貨ペアなので、マーケット情報が手に入りやすい点も魅力です。
このような特徴を持つことから、経験を問わず、初心者〜上級者まで幅広いトレーダーから取引されている状況です。
値動きの大きさ(ボラティリティ)は中程度なので、突発的な乱高下は比較的少なく、大きな損失が生まれにくいでしょう。
米ドル/円(USD/JPY)は、国内でもっとも取引されている※人気の通貨ペアです。
日本円は世界的に安全資産として知られており、海外を含めたFX市場でも取引量が非常に多くあります。

ボラティリティはやや低めです。値動きが安定しており、初心者でもリスク管理をしやすい通貨ペアだといえます。
また、日本時間でも取引が活発で、昼夜問わずトレードしやすい特徴を持ちます。
為替ニュースや日銀・FRBの政策動向などの情報も入手しやすいので、トレードスタイルを問わず、多くの国内FXトレーダーにおすすめしたい通貨ペアです。
※参考:店頭FX月次速報 | 一般社団法人 金融先物取引業協会
米ドル/中国人民元(USD/CNH)は、新興国通貨の中でも特に注目度が高い通貨ペアです。
流動性は米ドル/ユーロ、米ドル/円に劣るものの、2010年以降、世界の外為市場でシェア率がどんどん上がっており、2025年時点では8.1%に至ります。

中国経済の成長性に期待するトレーダーが多く、主に長期トレードの手法で取引されています。
そのため、スイングトレードやポジショントレードなどの手法と相性がいい通貨ペアをお探しの方におすすめです。
短期的な値動きはやや激しい傾向にあるため、扱いづらさを感じる方も多くいますが、中〜長期で保有し続ければ資産を増やせる可能性があります。
米ドル/英ポンド(USD/GBP)は、世界的に人気の高い通貨ペアです。
2025年時点のシェア率は7.6%ですが、2021年〜2022年までは10%前後を推移しており、特に短期トレーダーから注目を集めています。

ボラティリティの高い通貨ペアなので、スキャルピングやデイトレードなどで利益を積み重ねやすい特徴を持ちます。
また、取引量が多くスプレッドが安定している点も魅力です。
政治的な要因により価格が急変動するリスクはありますが、エントリーのタイミングを見極められれば、大きなリターンを見込めます。
米ドル/カナダドル(USD/CAD)は、原油価格と連動しやすい特徴を持つ通貨ペアです。
カナダが原油の輸出国であることから、原油価格が上昇すると、米ドル/カナダドルが買われる傾向にあります。

そのため、初心者でも比較的値動きを予想しやすいでしょう。コモディティ市場やWTI原油などの価格動向をチェックすることで、米ドル/カナダドルの相場を予想しやすくなります。
なお、ボラティリティの高さは中程度で、リスクリターンは平均的です。
テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析どちらも活用しやすく、バランスの取れた通貨ペアだと言えます。

Q、テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析とは?
A、テクニカル分析とは、チャートの値動きから将来の価格を予想する方法です。一方、ファンダメンタルズ分析とは、経済指標や金融政策、要人発言などから今後の値動きを予想する方法を指します。
ここでは、FXでどの通貨ペアを取引するか迷っている方に向けて、おすすめの選び方を紹介します。

特に初心者の場合、FXを始める際にどの通貨ペアを取引すべきか迷ってしまいますが、以下のポイントを比較すると相性のいい銘柄を選びやすくなります。
FX通貨ペアおすすめの選び方
取引量の多さ
ボラティリティの高さ
スプレッドの狭さ
マーケット情報の手に入りやすさ
どの通貨ペアを取引するか迷ったら、取引量の多さを比較しましょう。
FXで取引できる銘柄は非常に多くありますが、初心者の方には取引量の多い通貨ペアがおすすめです。

取引量が多い通貨ペアは、スプレッドが狭く、マーケット情報が手に入りやすい傾向にあります。
なお、2025年9月時点に国内でもっとも取引されている人気の通貨ペアランキングは以下の通りです。
取引量の多さを比較したい方はぜひ参考にしてみてください。
順位 | 通貨ペア | 取引金額 |
|---|---|---|
【第1位】 | 米ドル/円 (USD/JPY) | 847,031,000円 |
【第2位】 | 英ポンド/円 | 27,909,398円 |
【第3位】 | ユーロ/円 (EUR/JPY) | 21,934,349円 |
【第4位】 | ユーロ/米ドル | 18,444,068円 |
【第5位】 | 豪ドル/円 AUD/JPY | 18,287,663円 |
※参考:店頭FX月次速報 | 一般社団法人 金融先物取引業協会
FXで取引する通貨ペアを選ぶうえで、「ボラティリティの高さ」も見逃せません。

Q、ボラティリティとは?
A、金融商品における価格変動の激しさを表す単語です。

ボラティリティの高さにより、リスク・リターンが変動します。
たとえば、ボラティリティが低い通貨ペアは値動きが緩やかで、大きな利益は狙いにくいものの、損失リスクが低い傾向にあります。
一方で、ボラティリティが高い銘柄は、値動きが激しく、ハイリスク・ハイリターンな取引になりやすいです。
このように、FXは取引する通貨ペアのボラティリティにより、大まかなリスク・リターンが決まるので、初心者の方はボラティリティが低い銘柄を選択しましょう。
【例】ボラティリティが低い通貨ペア
ユーロ/円
└1日の平均変動幅:70〜100pips程度
豪ドル/円
└1日の平均変動幅:90pips前後
スイスフラン/円
└1日の平均変動幅:120pips前後
通貨ペアを選ぶうえで、「スプレッドの狭さ」は必ず比較したいポイントです。
スプレッドはFXにおける実質的な取引コストなので、特に短期売買を繰り返すトレーダーにとって重要なポイントだと言えます。

FXでは1回取引するごとに、各通貨ペア売値(Bid)・買値(Ask)の差額を支払います。
そのため、スキャルピングやデイトレードの手法で取引する方がスプレッドの広い通貨ペアを選んだ場合、手元に残る利益が少なくなるので注意が必要です。
なお、スプレッドの狭さはFX会社によりやや異なります。
以下ではスプレッドが狭いおすすめのFX会社をまとめているので、取引コストを抑えたい方はぜひ参考にしてみてください。
スプレッドの狭いFX会社
FXで勝ちやすい通貨ペアを選びたい方は、「マーケット情報の手に入りやすさ」を比較してみてください。
経済指標や要人発言など、為替レートに影響するニュースが手に入りやすい通貨ペアほど将来の値動きを予想しやすく、トレードの勝率を高められます。

日本円との通貨ペアで、取引量が多い主要通貨ペアはマーケット情報が充実しています。
特に初心者の場合は、マーケット情報がWEBやSNSなどで簡単に手に入る通貨ペアを選んだほうがいいでしょう。
チャート分析が不慣れな方でも、ファンダメンタルズ分析で値動きを予想しやすく、情報不足により思わぬ損失が発生しにくい傾向にあります。
FXの通貨ペアとは、2カ国の法定通貨を組み合わせた銘柄のことです。
「基軸通貨」と「決済通貨」の2種類で構成されており、これらの関係を覚えておくとFXの取引に対する理解が一気に深まります。

基軸通貨は、取引の基準となる通貨で通貨ペアの左側に表記し、決済通貨は、基軸通貨を買うために支払う通貨で、通貨ペアの右側に表記します。
たとえば、米ドル/円(USD/JPY)の場合、基軸通貨は米ドルで、決済通貨は日本円です。
「USD/JPY=150.00」と表記されているときは、「1ドルを買うためには150円を支払わなければならない」と判断できます。
このように、通貨ペアを構成する要素について理解すると取引に役立つので、これからFXに挑戦する方は必ず覚えておきましょう。

FXには数多くの通貨ペアがありますが、大きく分けて以下2種類の通貨で構成されています。
通貨の種類 | 代表的な通貨 |
|---|---|
メジャー通貨 |
|
マイナー通貨 |
|
メジャー通貨とは、世界中で活発に取引されている流動性が高い通貨です。

米ドル/円やユーロ/円など、メジャー通貨が組み合わさった通貨ペアは、スプレッドが狭く、値動きが比較的安定している傾向にあります。
一方、マイナー通貨は、取引量が少なく、値動きが安定していない通貨です。
マイナー通貨が組み合わさった通貨ペアは「スワップポイント」が高い傾向にありますが、ボラティリティが高く、初心者の方は取り扱いにくさを感じる可能性があります。
Q、スワップポイントとは?
A、通貨ペアの金利差により発生する損益のことです。
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FXの通貨ペアは、大きく分けて以下2種類に分類されます。
ドルストレート
└米ドルと他の通貨を組み合わせたペア
クロス円
└日本円と他の通貨を組み合わせたペア
ドルストレートは、ユーロ/米ドル(EUR/USD)や英ポンド/米ドル(GBP/USD)など、米ドルと他の通貨を組み合わせたペアです。

世界の基軸通貨である米ドルと構成されているため、取引量・流動性どちらも非常に高い特徴を持ちます。
一方、クロス円は、米ドル/円(USD/JPY)やユーロ/円(EUR/JPY)など、日本円と他の通貨を組み合わせたペアです。
日本時間でも活発に取引されていることに加えて、マーケット情報も豊富にあるので、特に初心者から人気が高い傾向にあります。
本記事では、当サイトでおすすめしているFX会社の通貨ペア数を比較してみました。
FX会社により取り扱っている通貨ペアの種類は大きく異なるので、どのFX会社で口座開設するか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
おすすめFX会社 | 通貨ペア数 |
|---|---|
51種類 | |
35種類 | |
34種類 | |
24種類 | |
22種類 |
※2025年11月時点
Q、FXで勝ちやすい通貨ペアは?
A、FXで勝ちやすい通貨ペアの特徴には、「取引量が多い」「ボラティリティが低い」「マーケット情報が充実している」の3つが挙げられます。たとえば、米ドル/円(USD/JPY)やユーロ/米ドル(EUR/USD)は、これらの条件を満たしており、初心者でも比較的勝率を高めやすい通貨ペアの代表例です。
Q、FXの自動売買におすすめの通貨ペアは?
A、自動売買におすすめの通貨ペアは、価格が一定の範囲内で上下する「レンジ相場」を形成しやすい銘柄です。たとえば、豪ドル/NZドルやユーロ/ポンド、米ドル/カナダドルなどが挙げられます。
Q、FXの難易度は通貨ペアで変わる?
A、FXの難易度は通貨ペアにより変動します。たとえば、初心者の方がボラティリティが高い銘柄を取引するのは困難です。値動きが激しい特徴を持つため、一瞬で大きな損失が生まれるリスクがあります。