

スプレッドの狭いFX口座おすすめ比較ランキング!人気業者の手数料一覧
FXの取引コストを少しでもおさえたい方は、スプレッドの仕組みと比較方法を理解しておくことが大切です。 スプレッドとは、売値(Bid)と買値(Ask)の差額で、FX会社ごとに数値が異なります。取引のたびに発生する実質的な手数料であり、わずかな差が積み重なると年間で大きなコスト差になるので注意が必要です。 そのため「スプレッドが狭いFX会社はどこ?」「スプレッドによる取引コストの計算方法を知りたい」などの疑問を抱えている方は多いでしょう。 そこで本記事では、スプレッドの基本だけでなく、発生する理由や取引コストの計算方法などについて初心者向けに分かりやすくまとめています。また、主要FX会社のスプレッド比較ランキングも紹介しているので、取引コストをおさえて取引したい方はぜひ参考にしてみてください。

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1,000,001~3,000,000:0.38銭
3,000,001~5,000,000:0.68銭
5,000,001~10,000,000:1.18銭
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FXを比較
商品 | ![]() SBIFXトレード 注釈について ※1: 1~1,000,000:0.18銭 1,000,001~3,000,000:0.38銭 3,000,001~5,000,000:0.68銭 5,000,001~10,000,000:1.18銭 引用元: | ![]() みんなのFX | ![]() 楽天FX | ![]() DMM FX 注釈について ※1: 午前9時〜翌午前5時の場合。午前9時〜翌午前5時以外の時間帯は0.2銭〜3.9銭 ※2: ミニ通貨ペアの場合。通常通貨ペア・ラージ通貨ペアの最低取引単位は10,000 ※3: ファイナンス・マグネイト社調べ(2022年〜2024年) ※4: 最短手続きで本人認証が完結した場合の申込完了から登録審査完了までの時間。当社休業日や申込内容等に不備があった場合は除く。 引用元: | ![]() GMOクリック証券FX 注釈について ※1: 午前9時〜翌午前3時の場合。午前9時〜翌午前3時以外の時間帯は3.8銭 ※2: ハンガリーフォリント/円・南アフリカランド/円・メキシコペソ/円は10,000 ※3: 2025年 オリコン顧客満足度®調査 FX スワップポイントランキング 第1位 ※4: 株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド調べ ※5: 土日祝日・年末年始の申し込みや申し込む時間帯、審査状況等によっては最短日数よりも時間を要します。 引用元: |
---|---|---|---|---|---|
スプレッド | 0.18銭 ※1 | 0.15銭 ※1 | 変動制 | 0.2銭 ※1 | 0.2銭 ※1 |
スワップ | - | - | - | - | - |
最小単位 | 1 | 1000 | 1000 | 1,000 ※2 | - |
リンク | 現在ココモーラからのお申し込みはできません | 現在ココモーラからのお申し込みはできません | 現在ココモーラからのお申し込みはできません |
FXのスプレッドとは?
FXのスプレッドとは、通貨を売買する際の「買値(Ask)」と「売値(Bid)」の価格差を指します。
FX会社の多くは取引手数料を無料にしているため、このスプレッドが実質的な取引コストです。買値と売値の価格差が狭いほど取引コストをおさえられるので、多くのトレーダーがFX会社のスプレッドに注目しています。

たとえば、米ドル/円の買値が150.000円で売値が149.998円の場合、スプレッドは0.002円(0.2銭)です。
なお、スプレッドは1回の取引で支払う取引コストなので、取引回数や注文通貨量が多くなるほど、スプレッドによる取引コストは増えていきます。そのため、自身が売買する通貨ペアのスプレッドが狭いFX口座を選ぶように意識しましょう。

FXの1回あたりの売買で支払う取引コストは、「スプレッド×注文通貨量」の計算式で算出できるぞ!
FXにはなぜスプレッドがある?
FXにスプレッドが存在する理由は以下の2つです。
FX会社が取引コストとして利益を得るため
カバー取引でも利益を得るため
FX会社は基本的に取引手数料を無料にしていますが、スプレッドにより利益を得ています。

口座開設・維持や入出金などに費用を設けない代わりに、スプレッドで運営費用を賄っているのです。
また、カバー取引で利益を得るためにもスプレッドは存在します。
Q、カバー取引とは?
A、顧客から注文を受けた際に、FX会社が別の金融機関に同じ注文を行う取引のことです。
たとえば、顧客から米ドル/円の買い注文を受けた際、FX会社は別の金融機関に同じ通貨量の買い注文を行います。顧客からの注文レートが150.001円で、カバー取引の注文レートが150.000円の場合、この0.001円の差額がFX会社の収益となるためです。
なお、カバー取引はFX会社の売買リスクを避ける目的でも行われています。顧客に発生した値上がり益はFX会社が支払うものなので、あらかじめ別の金融機関にカバー取引を行い、顧客への支払いを相殺する仕組みです。
FXでスプレッドが急に上がる理由は?
FXでスプレッドが急に上がる代表的な理由は以下の2つです。
市場の流動性が低下する時間帯
経済指標や要人発言、地政学リスクの発表時
市場の流動性が低下する時間帯は、売り手と買い手の価格差が広がり、スプレッドが急に上がることがあります。たとえば、日本時間の早朝や市場が切り替わる時間などは、トレーダーの数が減少しやすく、スプレッドが広がりやすい時間帯の代表例です。
また、経済指標や要人発言、地政学リスクなどの発表時も相場が短期間で大きく変動しやすいタイミングなので、スプレッドが急に上がる傾向にあります。これは、FX会社がリスク管理として通常よりもスプレッドを広げるためです。
FX取引は、外国為替相場が急変して取引の流動性が低下した場合には、スプレッドが広くなって意図した取引ができなくなったり、建玉の決済や新たな取引が困難になるおそれがあります。
金融庁でも、スプレッドが広がるタイミングがあることを把握して取引するよう注意を呼びかけています。

スプレッドが急に上がるタイミングは、できるだけ取引しないことをおすすめするぞ!
銭・pipsはなにが違う?
FX会社のスプレッドを比較していると「銭」や「pips」など、表記の違いがあることに気づいた方もいるでしょう。
どちらもスプレッドの広さを表す単位ですが、使い方に違いがあります。

銭は、日本円を含む通貨ペアで使用されるスプレッドの単位です。一方、pipsは世界基準の単位で、通貨ペアの種類を問わず使われています。
また、1pipsあたりの金額を知りたい場合は、通貨ペアごとに計算方法が異なるので注意しましょう。
たとえば、米ドル/円やユーロ/円などの対円通貨は「1pips=0.01円(1銭)」と決められているケースが一般的ですが、ユーロ/ドルやポンド/ドルなどの円を含まない通貨ペアの場合、「1pips=0.0001(各国の通貨単位)」なので、ドルから円・ユーロから円のように円換算する必要があります。
1銭=0.01円
1pips=0.01円
└対円通貨の場合
1pips=0.0001ドル
└〇〇/ドルの場合
スプレッドで支払うコストを計算してみた
ここからは、スプレッドで支払う取引コストのシミュレーション結果を紹介します。
1年間の平日の日数は約250日なので、1日1回(年間250回)取引した場合、スプレッドの違いでどのくらいの取引コストが変わるのか確認してみてください。

ちなみに、1回の取引で支払うコストは「注文数量×スプレッド」で算出可能じゃ!
注文数量/スプレッド | 0.1銭 | 0.2銭 | 0.3銭 |
---|---|---|---|
1通貨 | ・0.01円/回 ・2.5円/年 | ・0.02円/回 ・5円/年 | ・0.03円/回 ・7.5円/年 |
10通貨 | ・0.1円/回 ・25円/年 | ・0.2円/回 ・50円/年 | ・0.3円/回 ・75円/年 |
100通貨 | ・1円/回 ・250円/年 | ・2円/回 ・500円/年 | ・3円/回 ・750円/年 |
1,000通貨 | ・10円/回 ・2,500円/年 | ・20円/回 ・5,000円/年 | ・30円/回 ・7,500円/年 |
10,000通貨 | ・100円/回 ・25000円/年 | ・200円/回 ・50,000円/年 | ・300円/回 ・75,000円/年 |
1日1回のトレードを毎日続けただけでも、通貨ペアの注文数量が多いと取引コストがかかることがわかるでしょう。
1通貨〜100通貨の少額取引であればスプレッドによるコスト差はほとんどありませんが、1,000通貨〜10,000通貨の場合は数万円の違いが生まれます。以上のことから、より多くの利益を手元に残したい方は、0.1銭でもスプレッドが狭いFX口座を選ぶべきです。
【通貨別】FX会社のスプレッド比較ランキング
本記事では「スプレッドが狭いところで口座開設したい」といった方に向けて、国内主要FX会社のスプレッドを比較しました。
通貨ペアごとにランキング形式でスプレッドの狭いFX会社を紹介しているので、どこで口座開設しようか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
>>右にスクロールできます
DMM FX | GMOクリック証券FX | 松井証券FX | SBI FXトレード | みんなのFX | |
---|---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 0.2銭 | 0.2銭 | 0.2銭 | 0.18銭 | 0.15銭 |
ユーロ/円 | 0.4銭 | 0.4銭 | 0.4銭 | 0.38銭 | 0.4銭 |
ポンド/円 | 0.9銭 | 0.9銭 | 0.6銭 | 0.88銭 | 0.9銭 |
豪ドル/円 | 0.5銭 | 0.5銭 | 0.4銭 | 0.48銭 | 0.5銭 |
※2025年7月6日時点
米ドル/円のスプレッドが狭いFX会社
今回の比較結果で、米ドル/円のスプレッドがもっとも狭いFX会社は「みんなのFX」です。
多くのFX会社が0.2銭程度のスプレッドを提供する中、0.15銭で取引できる点は大きなメリットでしょう。米ドル/円以外のスプレッドも低水準なので、気になった方はぜひ口座開設してみてください。
主要FX会社 | 米ドル/円 |
---|---|
第1位:みんなのFX | 0.15銭 |
第2位:SBI FXトレード | 0.18銭 |
第3位:DMM FX | 0.2銭 |
第3位:GMOクリック証券FX | 0.2銭 |
第3位:松井証券FX | 0.2銭 |
※2025年7月6日時点
ユーロ/円のスプレッドが狭いFX会社
今回の比較結果で、ユーロ/円のスプレッドがもっとも狭いFX会社は「SBI FXトレード」です。
ほとんどのFX会社が0.4銭のスプレッドを設定する中、0.38銭で取引できる点は大きなメリットでしょう。米ドル/円のスプレッドもみんなのFXに続き、非常に低水準なので、気になった方はぜひ口座開設してみてください。
主要FX会社 | ユーロ/円 |
---|---|
第1位:SBI FXトレード | 0.38銭 |
第2位:DMM FX | 0.4銭 |
第2位:GMOクリック証券FX | 0.4銭 |
第2位:松井証券FX | 0.4銭 |
第2位:みんなのFX | 0.4銭 |
※2025年7月6日時点
ポンド/円のスプレッドが狭いFX会社
今回の比較結果で、ポンド/円のスプレッドがもっとも狭いFX会社は「松井証券FX」です。
多くのFX会社が0.9銭程度のスプレッドを提供している中、0.6銭で取引できる点は松井証券FXの強みだと言えます。主要通貨ペアのスプレッドは全体的に低水準なので、コストをおさえて取引したい方におすすめです。
主要FX会社 | ポンド/円 |
---|---|
第1位:松井証券FX | 0.6銭 |
第2位:SBI FXトレード | 0.88銭 |
第3位:DMM FX | 0.4銭 |
第3位:GMOクリック証券FX | 0.4銭 |
第3位:みんなのFX | 0.4銭 |
※2025年7月6日時点
豪ドル/円のスプレッドが狭いFX会社
今回の比較結果で、豪ドル/円のスプレッドがもっとも狭いFX会社は「松井証券FX」です。
ポンド/円だけでなく、豪ドル/円のスプレッドも第1位にランクインしています。比較対象のFX会社と比べて0.1銭程度スプレッドが狭くなっているので、豪ドル/円やポンド/円を積極的に取引したい方におすすめです。
主要FX会社 | ポンド/円 |
---|---|
第1位:松井証券FX | 0.4銭 |
第2位:SBI FXトレード | 0.48銭 |
第3位:DMM FX | 0.5銭 |
第3位:GMOクリック証券FX | 0.5銭 |
第3位:みんなのFX | 0.5銭 |
※2025年7月6日時点
スプレッドが狭いFX会社を選ぶ際に知っておくべきポイント
ここからは、スプレッドが狭いFX会社を選ぶ際に知っておくべきポイントをご紹介します。
「スプレッドが1番狭いところで口座開設したい」という方は多くいますが、それだけで選んでしまうと後悔する可能性があるので注意しましょう。

主要通貨ペアのスプレッドに大きな差はない
「スプレッドが狭いFX会社を選びたい」と考える初心者は多くいますが、米/ドル円やユーロ/円など、主要通貨ペアのスプレッドに大きな差はありません。SBI証券の報告書でも、下記のように記載されています。
▶︎スプレッド競争に現状に対する評価について
主要店頭FX会社のスプレッド競争は行き着くところまで来ている状況、各社広告表示スプレッドは横並びの状態で、原則固定を謳うスプレッドはインターバンクの実勢よりも狭いケースも多い、業界のスプレッド競争自体は一旦落ち着きを見せていると認識
引用元:弊社の決済リスク管理状況|株式会社SBI証券
たとえば、米ドル/円の場合、国内FX会社の多くは0.15~0.2銭程度のスプレッドで提供しています。

0.15〜0.2銭のスプレッドによる取引コストの差はごくわずかです。スプレッドの差で年間数万円単位のコスト差が出るのは、大口や高頻度な取引をする場合に限られます。
そのため、主要通貨ペアでの取引が中心の場合はスプレッドの狭さだけでなく、システムの使いやすさや取引ツールの性能、サポート体制など、総合的に口座を選ぶことが大切です。FX会社を選ぶ際は、スプレッドの狭さだけにこだわらないよう意識してみてください。

もちろん1万通貨以上を取引する人や、1日に何度も売買を繰り返す人には、0.1銭でもスプレッドが狭いFX口座がおすすめじゃ。
マイナー通貨ペアはスプレッドに差がある
ポンド/円やトルコリラ/円、南アフリカランド/円などのマイナー通貨ペアの場合、主要通貨ペアとは異なりスプレッドに差があるケースが一般的です。
たとえば、同じポンド/円でも「A社は0.6銭、B社2.0銭」のように、3倍以上のスプレッド差がつく場合もあります。

マイナー通貨ペアは流動性が低く、値動きが荒いため、スプレッドを広く設定しているFX会社が多いです。
そのため、マイナー通貨ペアを取引する予定がある方は、必ず各FX会社のスプレッドを比較しましょう。少しでもスプレッドが狭い業者を選ぶことで、取引コストを大きくおさえられます。
原則固定のほうが取引コストをおさえられる
FX会社のスプレッドを比較するときは「原則固定」なのか確認してみてください。
Q、スプレッドの原則固定とは?
A、取引時間帯や相場状況が安定しているときはスプレッドが一定であることを言い表します。
たとえば、「米ドル/円:0.2銭(原則固定)」のように掲載されているFX会社であれば、経済指標や要人発言などの発表後や流動性が低くなる時間帯を除き、基本的に0.2銭のスプレッドで取引が可能です。
一方、「変動制」のFX会社を利用した場合、ボラティリティや流動性などによって大きくスプレッドが開く可能性があります。そのため、特にスキャルピング・デイトレードで取引回数が多い方は、原則固定のFX会社を利用するとスプレッドが一定で安心できるでしょう。

確かに毎回スプレッドが変わったら、コスト管理しにくいから大変そうだね…
スプレッドの狭さだけでなく約定力も重要
スプレッドが狭い業者を選んでも、約定力が低いとスリッページが発生し、結果的に取引コストが増えることがあるので注意しましょう。
Q、約定力・スリッページとは?
A、約定力とは、注文を出した価格で正確に取引が成立(約定)する力のことです。一方、スリッページは、注文価格と約定価格のズレを指します。
約定力が低いFX会社を利用すると、狙った価格で取引が成立せず価格が不利に滑る「スリッページ」が起こり、実質的な取引コストが増加します。

たとえば、米ドル/円のスプレッドが0.2銭と魅力的なFX会社を選んでも、トレードの際に0.5銭のスリッページが起これば実質0.7銭のコストがかかっているのと変わりません。
そのため、取引コストを気にする場合は、スプレッドだけでなく、約定力の高さにも注目する必要があります。
国内FX会社であれば「DMM FX」や「GMOクリック証券FX」など、約定力の高さに定評があるFX会社を選ぶことで、コストをおさえながらストレスなく取引を行えるでしょう。
スプレッドは海外FX口座のほうが狭い?
海外FX口座は「ゼロスプレッド」を提供しており、スプレッドだけを見れば国内のFX会社よりも狭い場合が多いのは事実です。
Q、ゼロスプレッドとは?
A、ゼロスプレッドとは、買値と売値の価格差がない、または非常に狭い状態を指します。
そのため、スプレッドだけを比較すると、国内よりも海外FX口座のほうが狭い傾向にあります。

ただし、ゼロスプレッドを提供している海外FX口座は、取引ごとに別途手数料が発生する可能性が高いので注意しましょう。
1ロットの往復で数百円程度の手数料がかかるケースもあるため、スプレッドがゼロでも手数料込みの実質的なコストは、国内FXを利用したほうが安くなる可能性があります。
以上のことから、取引コストをおさえたい初心者〜中級者には国内FXの利用がおすすめです。多くの場合、スプレッドによる取引コスト以外は気にせずにトレードできるので、シンプルでわかりやすいメリットを持ちます。

また、金融庁の監視下で運営しており、資金管理の安全性が高い点も国内FXの大きなメリットじゃ!
参考文献
・金融庁「外国為替証拠金取引について」(最終アクセス:2025年7月28日)
・株式会社SBI証券「弊社の決済リスク管理状況」(最終アクセス:2025年7月28日)
よくある質問
Q. FXのスプレッドは経費計上できる?
一方、FX会社の手数料や通信費、機材の購入費などは必要経費として計上できます。
Q. スプレッドなしのFX会社はある?
ただし、スプレッドがゼロまたは極限まで狭める代わりに、数百円程度の取引手数料が設けられているため、取引コストはかかってしまう点に注意が必要です。
Q. FXの手数料負けとは?なぜ起こる?
特にスキャルピングや短期売買で1取引に対する利益が少ない場合、手数料負けしやすくなるため注意が必要です。
Q. FXでスプレッドが急に上がる理由は何ですか?
また、経済指標の発表や要人発言、地政学リスクなどで相場が急変すると、FX会社はリスク管理のためスプレッドを一時的に拡大します。こうしたタイミングは取引コストが増えるため、エントリーを避けるのが無難でしょう。
Q. スプレッドで支払うコストはどのくらいが目安ですか?
1日1回の取引を年間250日続けると約5,000円になり、0.3銭なら約7,500円と差が広がります。少額取引では影響は小さいですが、取引量が増えるほどコスト差も大きくなるため、できるだけスプレッドの狭い口座を選ぶのがおすすめです。
Q. FXのスプレッドは何のためにあるんですか?
つまり、スプレッドはFX会社がリスクを管理しながらサービスを提供するための重要な収益源であり、利用者にとっては実質的な取引コストだと言えるでしょう。
Q. スプレッドが狭いFX会社を選ぶ際のポイントは何ですか?
また、原則固定か変動制かを確認し、安定した取引環境を選びましょう。さらに、スプレッドだけでなく約定力にも注目することで、スリッページによる余計なコストを防げます。総合的に条件を比較して選ぶのがポイントです。
この記事の監修者
育休中、フリーランス女性に向けて「社会制度」や「貯金・投資」に関するお役立ち情報を発信。
マネーコラムの執筆や記事監修も手がける。日経xwoman公式アンバサダー。著書「お金の使い方、貯め方教えて下さい」主婦の友社
- ファイナンシャルプランナー
東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。
以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。
- 有限会社バード商会
福岡の大学を卒業後、大手インフラ業界に就職。主に、ご家庭の光熱費削減や新電力の業務に約4年ほど従事。現在は、父の会社(有限会社バード商会)を継ぎ、独立系のファイナンシャル・プランナーとして活動中。専門分野は、家計改善(光熱費の見直し)と資産形成の分野。
FPの実績は、カードローン相談、光熱費の見直し、企業型確定拠出年金の導入、日本FP協会でアシスタント相談員、執筆などを行っている。
水野総合FP事務所代表。独立系ファイナンシャルプランナーとして個別相談、執筆・監修、講師、取材協力などマルチに活動。ライフプラン、資産運用、相続・資産承継といった幅広い相談内容に対応し、全国1000名を超える方から日本FP協会に寄せられる「くらしとお金」の電話相談を1年間担当。毎月20本以上の執筆・記事監修の他、大学や事業法人で講師を務め年80回登壇。学校法人専門学校非常勤講師として「投資の授業」を毎週行う。
消費生活ジャーナリスト。1952年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。
同大学院修士課程修了後、月刊誌記者などを経て独立。流通、情報通信、金融分野を中心に活動する。主力はクレジットカード&電子マネーの研究で、すでに30年間に渡って業界の定点観測をしている。また、クレジットカードのムックも50冊以上監修しキャッシュレスの生き字引として情報発信を続けている。
証券会社にて営業・経営企画部門、社長秘書等を行う。また、投資銀行業務にも携わる。
現在、不動産を含む資産運用と社会保障(特に年金)を主に、FP相談・執筆・講演・を行っている。東洋大学経営学部ファイナンス学科非常勤講師
マイホームの購入を考えていた際、お金の増やし方などに興味を持ったことがきっかけで「ファイナンシャル・プランナー」という資格があることを知る。その後、FP資格を取得し「お金の悩みを抱える人に対して、安心して人生を送ってもらえるようサポートしたい」という想いのもと、2006年に【FP事務所MoneySmith】を設立。お金の本質の理解やライフプラン設計の重要性を伝えるため、セミナーやコラムの執筆、個別相談など、幅広く活動を行っている。趣味は音楽鑑賞やギター演奏で、中でも洋楽ロックがお気に入り。
小樽商科大学卒業後、食品メーカーで営業企画を10年担当。夫の転勤に伴い退社・転居、不妊治療、高齢出産を経て、40歳で双子を出産。教育資金と老後資金の両立に不安を感じ、金融知識の重要性を痛感。メガバンク運用相談部門勤務を経て、独立。吉祥寺に「ライフ&キャリアデザイン」を開設し、教育資金や家計相談、マネーリテラシー教育を実践。