更新日: 2025.12.09
FXの取引コストを少しでもおさえたい方は、スプレッドの仕組みと比較方法を理解しておくことが大切です。
スプレッドとは、簡単に言うとFX取引の際に発生する取引手数料に近いものです。売値(Bid)と買値(Ask)の差額で、FX会社ごとに数値が異なります。取引のたびに発生する実質的な手数料であり、わずかな差が積み重なると年間で大きなコスト差になるので注意が必要。
そのため、特に初心者の方は「スプレッドが狭いFX会社はどこ?」「スプレッドによる取引コストの計算方法を知りたい」などの疑問を抱えている方は多いでしょう。
そこで本記事では、スプレッドの基本だけでなく、発生する理由や取引コストの計算方法などについて初心者向けに分かりやすくまとめています。また、主要FX会社のスプレッド比較ランキングも紹介しているので、取引コストをおさえて取引したい方はぜひ参考にしてみてください。
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| 口座 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| スプレッド | 0.18銭 ※1 | 0.15銭 ※1 | 0.2銭※ | 0.2銭 ※1 | 0.2銭(原則固定スプレッド※例外あり)※1 |
| 最小単位 | 1通貨 | 1,000通貨 | 1,000通貨 | 1,000通貨 ※2 | 1,000通貨 |
| 通貨ペア数 | 34通貨ペア | 51通貨ペア | 28通貨ペア | 通常通貨ペア:21通貨ペア ミニ通貨ペア:4通貨ペア ラージ通貨ペア:4通貨ペア | 24通貨ペア |
| デモトレード | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
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FXで取引をするうえで、スプレッドの狭さは利益を左右する重要なポイントです。スプレッドがわずかに違うだけでも、1日に何回もトレードをする人ほどコストの差が大きくなります。
まずは主要通貨ペア(米ドル/円、ユーロ/円、英ポンド/円、豪ドル/円、ユーロ/米ドル)で国内主要FX会社10社のスプレッドを徹底比較しました。
>>右にスクロールできます
FX会社 | 米ドル/円 | ユーロ/円 | 英ポンド/円 | 豪ドル/円 | ユーロ/米ドル |
|---|---|---|---|---|---|
0.15銭 | 0.4銭 | 0.9銭 | 0.5銭 | 0.3pips | |
0.18銭 | 0.38銭 | 0.88銭 | 0.48銭 | 0.3pips | |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.9銭 | 0.5銭 | 0.3pips | |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.9銭 | 0.5銭 | 0.3pips | |
0.18銭 | 0.38銭 | 0.88銭 | 0.48銭 | 0.28pips | |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.9銭 | 0.5銭 | 0.3pips | |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.9銭 | 0.5銭 | 0.3pips | |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.9銭 | 0.5銭 | 0.3pips | |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.6銭 | 0.4銭 | 0.3pips | |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.8銭 | 0.5銭 | 0.3pips |
※スプレッド調査日:2025年12月9日
※スプレッドは原則固定(一部例外あり)
※調査方法:公式サイトのスプレッド一覧表を調査
※GMOクリック証券について、スプレッドは原則固定(※例外あり)
FXを始めるとき、まず覚えておきたいのが「スプレッド」という言葉。なんとなく「手数料みたいなもの」と思われがちですが、実はFXで利益を出すうえでとても重要なコストです。
ここでは、スプレッドの基本から仕組み、注意点までを初心者にもわかりやすく説明していきます。

FXのスプレッドとは、通貨を売買する際の「買値(Ask)」と「売値(Bid)」の価格差を指します。
FX会社の多くは取引手数料を無料にしているため、このスプレッドが実質的な取引コストです。買値と売値の価格差が狭いほど取引コストをおさえられるので、多くのトレーダーがFX会社のスプレッドに注目しています。
ここではスプレッドの計算方法や、FX取引においての重要性を確認しましょう!
スプレッドは「買値(Ask)」と「売値(Bid)」の価格差なので、以下の表のように買値が150.002円、売値が150.000円の場合は、スプレッド(価格差)が0.2銭(0.002円)となります。
買値 | 150.002円 |
|---|---|
売値 | 150.000円 |
スプレッド(価格差) | 0.2銭(0.002円) |
このようにスプレッドは、「0.2銭(0.002円)」というように表記されますが、初心者の方はこれでは実際にどれくらい取引コストがかかるのか把握するのは難しいですよね。
実際にかかる取引コストは、「取引量×スプレッド」で計算することができます。
例1:スプレッドが0.2銭の場合
取引通貨量:10万通貨(1ロット)
0.2銭=0.002円
→0.002円 × 100,000通貨 = 200円
つまり、1回の取引をするたびに200円のコストが発生します。
例2:スプレッドが0.1銭の場合
取引通貨量:10万通貨(1ロット)
0.1銭=0.001円
→0.001円 × 100,000通貨 = 100円
つまり、1回の取引をするたびに100円のコストが発生します。
たった「0.1銭」の違いでも、1日10回取引すれば 1,000円の差、1ヶ月続けると 2〜3万円の差になります。

スキャルピングやデイトレードのように取引回数が多い人ほど、この差は無視できないでしょう。
なお、スプレッドは1回の取引で支払う取引コストなので、取引回数や注文通貨量が多くなるほど、スプレッドによる取引コストは増えていきます。
そのため、自身が売買する通貨ペアのスプレッドが狭いFX口座を選ぶことで、トータルコストを抑えられるのです。

FXの1回あたりの売買で支払う取引コストは、「スプレッド×注文通貨量」で計算できることを覚えておくのじゃ!FX会社にもよるが、最低でも1,000単位での取引となることが多いぞ。
一般的に円を外貨へ交換する場合にTTS(対顧客電信売相場)のレートが適用され、外貨を円に交換する場合にTTB(対顧客電信買相場)のレートが適用されますが、FXでも円を外貨に換金するときと、外貨を円に換金するときのレートが違います。このレートの差をスプレッドといい、FX会社によってその幅が若干異なります。
取引額が大きい場合や、取引を繰り返す場合にこの幅が大きいとコストが増えてくるので、出来ればスプレッド幅の狭いFX会社を選びたいですね。
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FX会社は、銀行などの金融機関(インターバンク市場)から為替レートを受け取り、そのレートにわずかな上乗せ(マージン)をしてユーザーに提示します。この「上乗せ分」がスプレッドです。
つまり、FX会社は基本的に取引手数料を無料にする代わりに、スプレッドにより利益を得ています。

口座開設・維持や入出金などに費用を設けない代わりに、スプレッドで運営費用を賄っているのです。
また、カバー取引で利益を得るためにもスプレッドは存在します。
Q、カバー取引とは?
A、顧客から注文を受けた際に、FX会社が別の金融機関に同じ注文を行う取引のことです。

たとえば、顧客から米ドル/円の買い注文を受けた際、FX会社は別の金融機関に同じ通貨量の買い注文を行います。顧客からの注文レートが150.001円で、カバー取引の注文レートが150.000円の場合、この0.001円の差額がFX会社の収益となるためです。
なお、カバー取引はFX会社の売買リスクを避ける目的でも行われています。顧客に発生した値上がり益はFX会社が支払うものなので、あらかじめ別の金融機関にカバー取引を行い、顧客への支払いを相殺する仕組みです。
金融庁の公式サイトによると、このカバー取引では未カバーポジションを極力持たないことや、約定とカバー注文の時間差による急変リスクに備えて、常時モニタリングやリスク管理態勢の整備が必要だとしています。

また、カバー先の金融機関やシステム障害時にも対応できる体制を求めており、金融庁はこうした点に十分注意するよう業界に呼びかけているぞ!
一般的に円貨と外貨の交換時には、手数料を上乗せ若しくは引いた分のTTSやTTBという為替レートが適用されます。金融機関はこの差が為替手数料という収益になります。FX会社の取引では、外貨と円貨の売買時に手数料を取らないところがほとんどです。その代わりに、スプレッドの差額がFX会社の収益になります。
FX取引においては手数料という言い方はしていませんが、実質的な手数料にあたるのです。FX会社の収益になるとはいえ、取引を行う側とすればコストは少ない方がいいですね。
多くのFX会社では「原則固定スプレッド」と表示されていますが、相場の状況によっては一時的にスプレッドが広がることがあります。
特に広がりやすいのは、以下のようなタイミングです。
タイミング | 理由 |
|---|---|
早朝(5〜7時)や深夜 | 市場参加者が少なく、取引量が減るため流動性が低下する |
雇用統計・金利発表などの経済指標発表前後 | レートが急変しやすく、FX会社がリスク回避のため広げる |
週明け(月曜朝)や週末(金曜夜) | 市場が再開・終了するタイミングでレートが荒れやすい |
FX取引は、外国為替相場が急変して取引の流動性が低下した場合には、スプレッドが広くなって意図した取引ができなくなったり、建玉の決済や新たな取引が困難になるおそれがあります。
金融庁でも、スプレッドが広がるタイミングがあることを把握して取引するよう注意を呼びかけています。特に短期トレードをする人は、「広がりやすい時間帯を避ける」ことがリスク回避につながるでしょう。

スプレッドが急に上がるタイミングは、できるだけ取引しないことをおすすめするぞ!
FX会社のスプレッドは一定ではありません。提示している会社もありますが、様々な条件等で変更することもあります。中には完全固定スプレッドを採用している会社もありますが、それでもスプレッドが広がることがあります。
特に為替市場が閉じている時間帯になる日本時間の6時~8時は、流動性が低くなることからFX会社が意図的にスプレッド幅を広げることもあります。また、地政学リスクの高まりや経済状況によっても、スプレッドが広がることがあります。初心者の人は、朝のスプレッドの広がる時間はさけて取引するのがおすすめです。

FX会社のスプレッドを比較していると「銭」や「pips」など、表記の違いがあることに気づいた方もいるでしょう。
どちらもスプレッドの広さを表す単位ですが、使い方に違いがあります。

銭は、日本円を含む通貨ペアで使用されるスプレッドの単位です。一方、pipsは世界基準の単位で、通貨ペアの種類を問わず使われています。
また、1pipsあたりの金額を知りたい場合は、通貨ペアごとに計算方法が異なるので注意しましょう。
たとえば、米ドル/円やユーロ/円などの対円通貨は「1pips=0.01円(1銭)」と決められているケースが一般的ですが、ユーロ/ドルやポンド/ドルなどの円を含まない通貨ペアの場合、「1pips=0.0001(各国の通貨単位)」なので、ドルから円・ユーロから円のように円換算する必要があります。
1銭=0.01円
1pips=0.01円
└対円通貨の場合
1pips=0.0001ドル
└〇〇/ドルの場合
本記事では「スプレッドが狭いところで口座開設したい」といった方に向けて、国内主要FX会社10社のスプレッドを比較しました。
通貨ペアごとにランキング形式でスプレッドの狭いFX会社を紹介しているので、どこで口座開設しようか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
今回の比較結果で、米ドル/円のスプレッドがもっとも狭いFX会社は「みんなのFX」です。
多くのFX会社が0.2銭程度のスプレッドを提供する中、0.15銭で取引できる点は大きなメリットでしょう。米ドル/円以外のスプレッドも低水準なので、気になった方はぜひ口座開設してみてください。
主要FX会社 | 米ドル/円 |
|---|---|
みんなのFX | 0.15銭 |
SBI FXトレード | 0.18銭 |
LIGHT FX | 0.18銭 |
GMOクリック証券 | 0.2銭 |
外為どっとコム | 0.2銭 |
※スプレッド調査日:2025年12月9日
※スプレッドは原則固定(一部例外あり)
※調査方法:公式サイトのスプレッド一覧表を調査
※GMOクリック証券について
スプレッドは原則固定(※例外あり)
年間コスト比較(10,000通貨×250回取引)
みんなのFX (0.15銭)・・・3,750円
SBI FXトレード (0.18銭)・・・4,500円
GMOクリック証券 (0.2銭)※・・・5,000円
年間コスト差は最大1,250円
※GMOクリック証券について
スプレッドは原則固定(※例外あり)
今回の比較結果で、ユーロ/円のスプレッドがもっとも狭いFX会社は「SBI FXトレード」と「LIGHT FX」です。
ほとんどのFX会社が0.4銭のスプレッドを設定する中、0.38銭で取引できる点は大きなメリットでしょう。米ドル/円のスプレッドもみんなのFXに続き、非常に低水準なので、気になった方はぜひ口座開設してみてください。
主要FX会社 | ユーロ/円 |
|---|---|
SBI FXトレード | 0.38銭 |
LIGHT FX | 0.38銭 |
みんなのFX | 0.4銭 |
GMOクリック証券 | 0.4銭※ |
外為どっとコム | 0.4銭 |
※スプレッド調査日:2025年12月9日
※スプレッドは原則固定(一部例外あり)
※調査方法:公式サイトのスプレッド一覧表を調査
※GMOクリック証券について
スプレッドは原則固定(※例外あり)
今回の比較結果で、ポンド/円のスプレッドがもっとも狭いFX会社は「松井証券FX」です。
多くのFX会社が0.9銭程度のスプレッドを提供している中、0.6銭で取引できる点は松井証券FXの強みだと言えます。主要通貨ペアのスプレッドは全体的に低水準なので、コストをおさえて取引したい方におすすめです。
主要FX会社 | ポンド/円 |
|---|---|
松井証券FX | 0.6銭 |
LINE FX | 0.8銭 |
SBI FXトレード | 0.88銭 |
LIGHT FX | 0.88銭 |
みんなのFX | 0.9銭 |
※スプレッド調査日:2025年12月9日
※スプレッドは原則固定(一部例外あり)
※調査方法:公式サイトのスプレッド一覧表を調査
今回の比較結果で、豪ドル/円のスプレッドがもっとも狭いFX会社は「松井証券FX」です。
ポンド/円だけでなく、豪ドル/円のスプレッドも第1位にランクインしています。比較対象のFX会社と比べて0.1銭程度スプレッドが狭くなっているので、豪ドル/円やポンド/円を積極的に取引したい方におすすめです。
主要FX会社 | 豪ドル/円 |
|---|---|
松井証券FX | 0.4銭 |
SBI FXトレード | 0.48銭 |
DMM FX | 0.5銭 |
GMOクリック証券FX | 0.5銭※ |
みんなのFX | 0.5銭 |
※スプレッド調査日:2025年12月9日
※スプレッドは原則固定(一部例外あり)
※調査方法:公式サイトのスプレッド一覧表を調査
※GMOクリック証券について
スプレッドは原則固定(※例外あり)

ここからは、スプレッドが狭いFX会社を選ぶ際に知っておくべきポイントをご紹介します。
「スプレッドが1番狭いところで口座開設したい」という方は多くいますが、それだけで選んでしまうと後悔する可能性があるので注意しましょう。
スプレッドが狭いFX会社を選ぶ際に知っておくべきポイント
主要通貨ペアのスプレッドに大きな差はない
マイナー通貨ペアはスプレッドに差がある
原則固定のほうが取引コストをおさえられる
スプレッドの狭さだけでなく約定力も重要
「スプレッドが狭いFX会社を選びたい」と考える初心者は多くいますが、米/ドル円やユーロ/円など、主要通貨ペアのスプレッドに大きな差はありません。SBI証券の報告書でも、下記のように記載されています。
▶︎スプレッド競争に現状に対する評価について
主要店頭FX会社のスプレッド競争は行き着くところまで来ている状況、各社広告表示スプレッドは横並びの状態で、原則固定を謳うスプレッドはインターバンクの実勢よりも狭いケースも多い、業界のスプレッド競争自体は一旦落ち着きを見せていると認識
引用元:弊社の決済リスク管理状況|株式会社SBI証券
たとえば、米ドル/円の場合、国内FX会社の多くは0.15~0.2銭程度のスプレッドで提供しています。

0.15〜0.2銭のスプレッドによる取引コストの差はごくわずかです。スプレッドの差で年間数万円単位のコスト差が出るのは、大口や高頻度な取引をする場合に限られます。
そのため、主要通貨ペアでの取引が中心の場合はスプレッドの狭さだけでなく、システムの使いやすさや取引ツールの性能、サポート体制など、総合的に口座を選ぶことが大切です。FX会社を選ぶ際は、スプレッドの狭さだけにこだわらないよう意識してみてください。

もちろん1万通貨以上を取引する人や、1日に何度も売買を繰り返す人には、0.1銭でもスプレッドが狭いFX口座がおすすめじゃ。
スプレッドの差もFX会社であったと思いますが、主要通貨ではスプレッド競争もある程度まで進み、各社横並びになっているようですね。取引ペアをアメリカドルやユーロなどの主要通貨だけで考えている人にとってスプレッドの差は参考程度であり、システムの使いやすさやチャート、分析ツールの見やすさ、情報量などでFX会社を選ぶのもいいですね。
ただ、主要通貨以外のマイナー通貨に今後挑戦してみたいという人は、主要通貨以外のスプレッドも確認しながらFX会社を選びましょう。

ポンド/円やトルコリラ/円、南アフリカランド/円などのマイナー通貨ペアの場合、主要通貨ペアとは異なりスプレッドに差があるケースが一般的です。
たとえば、同じポンド/円でも「A社は0.6銭、B社2.0銭」のように、3倍以上のスプレッド差がつく場合もあります。

マイナー通貨ペアは流動性が低く、値動きが荒いため、スプレッドを広く設定しているFX会社が多いです。
そのため、マイナー通貨ペアを取引する予定がある方は、必ず各FX会社のスプレッドを比較しましょう。少しでもスプレッドが狭い業者を選ぶことで、取引コストを大きくおさえられます。
FX会社のスプレッドを比較するときは「原則固定」なのか確認してみてください。
Q、スプレッドの原則固定とは?
A、取引時間帯や相場状況が安定しているときはスプレッドが一定であることを言い表します。
たとえば、「米ドル/円:0.2銭(原則固定)」のように掲載されているFX会社であれば、経済指標や要人発言などの発表後や流動性が低くなる時間帯を除き、基本的に0.2銭のスプレッドで取引が可能です。
一方、「変動制」のFX会社を利用した場合、ボラティリティや流動性などによって大きくスプレッドが開く可能性があります。そのため、特にスキャルピング・デイトレードで取引回数が多い方は、原則固定のFX会社を利用するとスプレッドが一定で安心できるでしょう。

確かに毎回スプレッドが変わったら、コスト管理しにくいから大変そうだね…
スプレッドが狭い業者を選んでも、約定力が低いとスリッページが発生し、結果的に取引コストが増えることがあるので注意しましょう。

Q、約定力・スリッページとは?
A、約定力とは、注文を出した価格で正確に取引が成立(約定)する力のことです。一方、スリッページは、注文価格と約定価格のズレを指します。
約定力が低いFX会社を利用すると、狙った価格で取引が成立せず価格が不利に滑る「スリッページ」が起こり、実質的な取引コストが増加します。

たとえば、米ドル/円のスプレッドが0.2銭と魅力的なFX会社を選んでも、トレードの際に0.5銭のスリッページが起これば実質0.7銭のコストがかかっているのと変わりません。
そのため、取引コストを気にする場合は、スプレッドだけでなく、約定力の高さにも注目する必要があります。
国内FX会社であれば「DMM FX」や「GMOクリック証券FX」など、約定力の高さに定評があるFX会社を選ぶことで、コストをおさえながらストレスなく取引を行えるでしょう。
海外FX口座は「ゼロスプレッド」を提供しており、スプレッドだけを見れば国内のFX会社よりも狭い場合が多いのは事実です。
Q、ゼロスプレッドとは?
A、ゼロスプレッドとは、買値と売値の価格差がない、または非常に狭い状態を指します。
そのため、スプレッドだけを比較すると、国内よりも海外FX口座のほうが狭い傾向にあります。

ただし、ゼロスプレッドを提供している海外FX口座は、取引ごとに別途手数料が発生する可能性が高いので注意しましょう。
1ロットの往復で数百円程度の手数料がかかるケースもあるため、スプレッドがゼロでも手数料込みの実質的なコストは、国内FXを利用したほうが安くなる可能性があります。
また、金融庁の公式サイトでは、登録を受けずに日本在住者を対象にFX取引を行う海外業者との契約は違法であり、出金できない・連絡が取れないなどのトラブルも多いと警告しています。
以上のことから、取引コストをおさえたい初心者〜中級者には国内FXの利用がおすすめです。
多くの場合、スプレッドによる取引コスト以外は気にせずにトレードできるので、シンプルでわかりやすいメリットを持ちます。

また、金融庁の監視下で運営しており、資金管理の安全性が高い点も国内FXの大きなメリットじゃ!
FXのスプレッドは、初心者にとって少し複雑に感じられるかもしれません。しかし、スプレッドの特性を理解して賢く活用すれば、取引コストをさらに抑え、より効率的に利益を積み重ねることができます。
ここでは、スプレッドを味方につけるためのテクニックをわかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください!
スプレッドを活用するテクニック3選
時間帯を意識する
複数口座の使い分け
約定力との バランス
FXの相場は24時間動いていますが、時間帯によってスプレッドの広さが変わることをご存じですか?スプレッドは、市場に参加しているトレーダーの数が少ないときや、大きなイベントがあるときに広がる傾向があります。
この特性を理解し、スプレッドが広がりやすい時間帯を避けて取引することで、思わぬコスト増を防ぐことができます。
早朝(日本時間6:00~8:00)は避ける | この時間帯は、ニューヨーク市場が閉まり、東京市場が本格的に始まるまでの間です。取引量が少なくなるため、スプレッドが広がりやすくなります。特に、週末明けの早朝は注意が必要です。 |
|---|---|
経済指標発表時は要注意 | 重要な経済指標(例:米国の雇用統計、消費者物価指数など)が発表される前後は、市場が大きく変動するため、FX会社がリスク管理のためにスプレッドを広げることがあります。この時間帯は、初心者の方は特に取引を控えるのが無難です。 |
欧州・NY時間帯は狭い傾向 | 日本時間の夜から深夜にかけての欧州時間、そしてニューヨーク時間帯は、世界中のトレーダーが活発に取引するため、流動性が高まります。この時間帯は一般的にスプレッドが狭い傾向にあるため、取引に適していると言えるでしょう。 |

上級者はスプレッドの狭い時を狙って取引をするのじゃ!
「スプレッドが狭い」と一口に言っても、FX会社ごとに得意な通貨ペアは異なります。米ドル/円のスプレッドはA社が狭くても、ユーロ/円はB社の方が狭いというケースは珍しくありません。
複数の口座を開設し、取引する通貨ペアに合わせて使い分けることで、常に最も有利な条件で取引できます。
たとえば、以下のように口座を使い分けるのがおすすめです。
米ドル/円 | みんなのFX(0.15銭※) |
|---|---|
ユーロ/円 | SBI FXトレード(0.38銭※) ユーロ/円は米ドル/円に次いで人気のある通貨ペアです。SBI FXトレードはユーロ/円のスプレッドが特に狭く、コストを抑えながら取引ができます。 |
ポンド/円 | 松井証券FX(0.6銭※) |
※スプレッドの値は2025年12月1日時点のものです。変動する可能性があるため、必ず最新の情報を確認してください。
スプレッドの狭さだけでFX会社を選ぶのは危険です。なぜなら、スプレッドが狭くても、思った通りの価格で取引が成立しない「スリッページ」が頻繁に発生する場合があるからです。

約定力とは、注文した価格でどれだけ正確に取引が成立するかを示す力のこと。この約定力が低いと、たとえスプレッドが0.2銭と表示されていても、スリッページによって0.5銭も不利な価格で約定してしまうことがあります。この場合、実質的な取引コストは0.7銭となり、スプレッドが広いFX会社で取引するのと変わらなくなってしまいます。
ここで、スリッページの対策を確認しておきましょう!
スリッページ発生率をチェック | 約定スピードを確認する | 実質取引コストで比較する |
|---|---|---|
多くのFX会社が、公式サイトで約定率やスリッページ発生率を公開しています。これらの数値を参考に、約定力の高い会社を選びましょう。 | 特に短期売買をする場合、注文から約定までのスピードが重要です。スピーディーな約定は、機会損失を防ぎ、ストレスのない取引につながります。 | スプレッドの狭さと約定力の高さを総合的に判断し、実質的な取引コストが最も低い会社を選ぶことが、賢いFX会社の選び方です。 |
ココモーラの監修者である水野さんへ、FXのスプレッドやスプレッド重視でFX口座を選ぶ時の注目ポイントについて、対面インタビューで伺いました。
水野総合FP事務所代表。独立系ファイナンシャルプランナーとして個別相談、執筆・監修、講師、取材協力などマルチに活動。ライフプラン、資産運用、相続・資産承継といった幅広い相談内容に対応し、全国1000名を超える方から日本FP協会に寄せられる「くらしとお金」の電話相談を1年間担当。毎月20本以上の執筆・記事監修の他、大学や事業法人で講師を務め年80回登壇。学校法人専門学校非常勤講師として「投資の授業」を毎週行う。
【インタビュー概要】
水野 崇さん(水野総合FP事務所 代表)に「スプレッドが狭いと感じるFX口座」について伺ったところ、スプレッドはメジャー通貨であればほぼ最安値を採用しているため、そこまで気にしなくてよいという回答を得た。スプレッド重視でFX口座を選ぶ場合、経済指標の発表前後に変動がありがちなので注目するとよいそうだ。また、注文したときに画面に表示されている価格と実際に注文が確定する価格が異なるスリッページにも注意を払うべきとの助言もいただいた。

スプレッドが狭いと感じるFX口座はありますか?

スプレッドに関してはメジャー通貨はほぼほぼ最安値を採用していますから、そこまで気にしなくて良いと思います。

メジャー通貨のスプレッドはそこまで気にしなくてよいとのこと

どうしてもスプレッドを狭くしたいなら、LIGHT FXなどで提供しているLIGHTペアが一番安いのかなと思います。
逆に、新興国の通貨はそもそもスプレッドではなくスワップ狙いだと思うので、あまりスプレッドは重視しなくても良いです。

スプレッド重視でFX口座を選ぶとしたら、ほかはどういった部分に注目するのが良いでしょうか?

スプレッド重視なら、経済指標の発表前後とかですごくスプレッドを開けてくるFX口座があります。
利用しているGMOクリック証券だと、ドル/円で0.2銭が1.78銭になるくらい結構開きます。

大口注文をするならスリッページもあわせてチェックすべきと述べる水野さん

あと、個人的にはスリッページも気にして欲しいです。トレーダーは結構スリッページ、滑るかどうかを気にすると思うんです。
注文しても微妙にコンマ何秒遅れる。書き込みとかでもよく見かけます。
初心者だと100万通貨とか1,000万通貨とか、ここまで大口を入れることはないと思うんですが、大口だと弾かれるケースもあるみたいです。
20年以上トレーダーとしてFX取引を行っている監修者の水野崇さんへ、スプレッドが狭いと感じるFX口座を教えていただきました。スプレッドはメジャー通貨であれば多くが最安値を採用しており、大きくは変わらないためあまり気にしなくてよいという回答が得られました。
新興国の通貨の場合はそもそもスワップポイント狙いをする場合が多いため、同様にスプレッドを重視する必要はないそうです。
取引の際スプレッドで意識すべきポイントは、経済指標の発表前後に変動があるか、注文したときに画面に表示されている価格と実際に注文が確定する価格が異なることを指すスリッページがあるかとのことでした。
【インタビュー実施概要】
インタビュー対象:水野 崇さん(CFP®︎認定者、1級FP技能士)
インタビュー取材実施日:2025/8/7
実施場所:株式会社ゼロアクセル本社
インタビュアー:ココモーラ編集チーム(岩出・神田)
→インタビューの紹介ページはこちら
当サイトの「FXスプレッド比較おすすめランキング」は、ココモーラ編集部が独自に調査・分析を行い、各FX会社の公式情報や実際のトレーダーの声、金融機関のデータなどをもとに作成しています。
ランキングの算定にあたっては、以下のような複数の客観的な情報源を総合的に参照し、公平な基準で評価しています。

ランキング算定にあたって
・各FX会社の公式サイトに記載されたスプレッド・手数料・スワップポイント・取扱通貨ペアなどのスペック
・実際のトレーダー・専門家へのヒアリング調査や口コミ・レビューの収集
・個人投資家・副業トレーダーなどを対象に実施した独自アンケート調査
・金融庁・日本証券業協会などが公表する監督指針や登録情報・統計データ
上記のデータをもとに、編集部が設定した独自の評価項目(スプレッドの狭さ・安定性・約定力など)に基づき、100点満点でスコア化・ランキング化しています。
本記事のおすすめFXスプレッド比較ランキングは、編集部が各FX会社の公式情報・利用者レビュー・特典内容をもとに、以下の5つの評価項目で独自に比較・点数化を行い、総合スコア順にランキング化したものです。
評価項目 | 配点 | 内容 |
|---|---|---|
スプレッドの狭さ | 40点 | 米ドル円・ユーロ円・ポンド円など主要通貨ペアのスプレッドの平均水準を評価。狭いほど高得点。 |
スプレッドの安定性 | 20点 | 経済指標発表時や夜間などにおけるスプレッドの安定度。広がりやすさも考慮。 |
約定力・滑りにくさ | 15点 | 指値・成行での約定力、スリッページの少なさを比較。実質スプレッド感に直結。 |
通貨ペアの豊富さ | 15点 | スプレッドが狭い通貨ペアの種類の多さ。主要〜マイナー通貨まで幅広く対応しているか。 |
口コミ・透明性・信頼性 | 10点 | 実際のユーザー評価、スプレッド公開姿勢、情報開示の分かりやすさなど。 |
比較・採点の結果、以下のような総合スコアとなりました(※小数点以下切り捨て)。
FX会社 | 総合得点 | レーティング |
|---|---|---|
SBI FX トレード | 94点 | ★★★★★ |
みんなのFX | 92点 | ★★★★★ |
楽天FX | 90点 | ★★★★☆ |
DMM FX | 88点 | ★★★★☆ |
GMOクリック証券FX | 87点 | ★★★★☆ |
松井証券FX | 85点 | ★★★★☆ |
アイネット証券(ループイフダン) | 82点 | ★★★☆☆ |
GMO外貨 | 81点 | ★★★☆☆ |
LIGHT FX | 80点 | ★★★☆☆ |
トライオートFX | 78点 | ★★★☆☆ |
三菱UFJ eスマート証券 FX | 77点 | ★★★☆☆ |
外為オンライン | 75点 | ★★★☆☆ |
FXブロードネット | 74点 | ★★★☆☆ |
FXTF(MT4対応) | 72点 | ★★☆☆☆ |
LINE FX | 70点 | ★★☆☆☆ |
本ランキングは、「スプレッドの狭さや安定性を重視する一般ユーザー」を想定して評価しています。
米ドル円・ユーロ円など主要通貨におけるスプレッドの水準や変動の少なさ、約定のしやすさなどを中心に評価しており、自動売買や中長期投資を目的とする方には順位が異なって見える場合があります。
また、スプレッドの設定は相場状況や取扱時間帯によって変更される場合があり、ランキングは随時変動する可能性があります。
実際の取引条件については、必ず各FX会社の公式サイトで最新情報をご確認ください。
評価項目 | 点数 | 評価理由 |
|---|---|---|
スプレッドの狭さ | 38/40 | 米ドル円0.18銭原則固定など、業界最狭水準。少額取引でもこの狭さは圧倒的。 |
スプレッドの安定性 | 19/20 | 主要時間帯の安定度は非常に高く、広がりも少ない。スキャルにも強い。 |
約定力・滑りにくさ | 14/15 | 約定スピードが非常に速く、スリッページもほとんど感じられない設計。 |
通貨ペアの豊富さ | 13/15 | 30通貨ペア以上をカバーしつつも、低スプレッド維持が優秀。 |
口コミ・透明性・信頼性 | 10/10 | 実績・ユーザー評価ともに安定。透明な提示で信頼感も非常に高い。 |
業界トップクラスの超狭スプレッドを誇る注目口座。特に少額取引でも0.18銭という驚異的な水準は圧巻です。
経済指標発表時でも安定しやすく、スキャル派にも高評価。取引環境全体の安定性と透明性も優秀といえるでしょう。
初心者〜上級者まで幅広く支持されている、まさにスプレッド重視派の最有力候補です。
評価項目 | 点数 | 評価理由 |
|---|---|---|
スプレッドの狭さ | 37/40 | ドル円0.15銭(原則固定)など、多通貨にわたって業界最狭クラスを維持。 |
スプレッドの安定性 | 18/20 | 経済指標時以外は安定性◎。短期トレードとの相性が良い。 |
約定力・滑りにくさ | 13/15 | 約定スピードや滑りにくさも水準以上。実取引でも高評価。 |
通貨ペアの豊富さ | 14/15 | 46通貨ペアに対応し、マイナー通貨のスプレッドも比較的狭い。 |
口コミ・透明性・信頼性 | 10/10 | SNSや口コミでも常に話題で、FX初心者の入り口としても人気が高い。 |
ドル円・ユーロ円など主要通貨でのスプレッドが非常に狭く、総合力の高さが光る口座。情報量も豊富で、チャート分析やニュース確認にも向いています。
アプリの使いやすさもあり、FX初心者にも人気。コスパ重視の王道口座といえるでしょう。
評価項目 | 点数 | 評価理由 |
|---|---|---|
スプレッドの狭さ | 36/40 | ドル円0.2銭を維持しつつ、ユーロ円・豪ドル円などの水準も良好。 |
スプレッドの安定性 | 18/20 | 特定時間帯の広がりはあるが、全体としては安定。MT4環境でも優秀。 |
約定力・滑りにくさ | 13/15 | 注文執行は早く、楽天証券との連携もあり信頼性が高い。 |
通貨ペアの豊富さ | 13/15 | 28通貨ペアを扱い、主要通貨中心にスプレッド良好。 |
口コミ・透明性・信頼性 | 10/10 | 楽天グループのブランド力と安心感で、利用者満足度も高水準。 |
楽天経済圏ユーザーにおすすめのFX口座です。スプレッド水準も狭く、MT4環境も活用可能。分析派・裁量トレーダーに特にマッチしやすい設計となっています。
楽天証券との連携による資金管理のしやすさも魅力。知名度も高く、安心感で選ぶなら有力候補のひとつとなるでしょう。
評価項目 | 点数 | 評価理由 |
|---|---|---|
スプレッドの狭さ | 35/40 | ドル円0.2銭原則固定を長年維持しており、信頼性の高いスプレッド水準。 |
スプレッドの安定性 | 17/20 | 相場急変時も大きく広がりにくい。スキャルピングにも十分対応できる。 |
約定力・滑りにくさ | 13/15 | 自社インフラで処理速度も安定。初心者でも快適な取引が可能。 |
通貨ペアの豊富さ | 13/15 | 21通貨ペアに対応し、主要通貨を中心に狭スプレッドを展開。 |
口コミ・透明性・信頼性 | 10/10 | CMでもおなじみのブランド力と、わかりやすい情報開示で初心者からも人気。 |
抜群の使いやすさと狭スプレッドを兼ね備えた、大手ならではの安心感。スマホアプリの完成度が高く、スピーディーなトレード環境が整っています。
新規口座開設キャンペーンなどの特典も豪華で、初めてのFXにも最適です。
評価項目 | 点数 | 評価理由 |
|---|---|---|
スプレッドの狭さ | 35/40 | ドル円0.2銭、ユーロ円0.4銭など狭い水準を安定維持。主要通貨中心に高評価。 |
スプレッドの安定性 | 17/20 | 相場急変時の広がりも最小限。スプレッドの安定力は業界上位。 |
約定力・滑りにくさ | 12/15 | 約定スピードは高速だが、滑ることもあるという声も一部あり。 |
通貨ペアの豊富さ | 13/15 | 20通貨ペア前後と標準的。必要十分な取扱数。 |
口コミ・透明性・信頼性 | 10/10 | 大手GMOグループの信頼性と透明な取引環境で安心感◎。 |
業界最大級の口座数を誇り、ドル円0.2銭の狭スプレッドも長年維持。ツールの機能性・操作性も抜群で、中〜上級者のリピート率が高いのも納得です。
安定した取引環境とスピーディーな注文執行で、ガチ勢にも選ばれる存在となっています。
評価項目 | 点数 | 評価理由 |
|---|---|---|
スプレッドの狭さ | 34/40 | 新興ながら、ドル円0.2銭など狭スプレッドで対抗。今後に期待が持てる。 |
スプレッドの安定性 | 17/20 | 安定性は比較的高めで、日中の広がりも少なめ。初心者にもやさしい設計。 |
約定力・滑りにくさ | 12/15 | サーバーの安定性は十分。システム障害も少なく、安心感あり。 |
通貨ペアの豊富さ | 12/15 | 18通貨ペア前後とやや少なめだが、主要通貨にはしっかり対応。 |
口コミ・透明性・信頼性 | 10/10 | 松井証券としての長年の運用実績が信頼につながっており、FXでも高評価。 |
新興ながらドル円0.2銭の狭スプレッドで注目を集めるFXサービス。松井証券の信頼感もあり、全体として堅実な設計が魅力です。
デイトレ・スイング向きのバランスのとれた仕様。今後の進化にも期待できるFX口座となっています。
評価項目 | 点数 | 評価理由 |
|---|---|---|
スプレッドの狭さ | 32/40 | ループイフダン中心の設計だが、裁量トレードでも十分狭めのスプレッド水準。 |
スプレッドの安定性 | 15/20 | リピート系運用が中心のため、大きく広がることは少なく、一定の安定感あり。 |
約定力・滑りにくさ | 12/15 | 自動売買特化の設計ながら、成行注文でも滑りにくい印象。 |
通貨ペアの豊富さ | 13/15 | 24通貨ペアに対応。自動売買に適した通貨の選定も◎。 |
口コミ・透明性・信頼性 | 10/10 | 放置系ユーザーからの支持が厚く、初心者にも分かりやすいインターフェース。 |
自動売買に特化したFX口座ながら、裁量取引のスプレッドも健闘。約定力やサーバー安定性もよく、リピート系との併用がしやすい構成となっています。
放置型トレードと裁量のバランスを重視するユーザーに特に人気です。
評価項目 | 点数 | 評価理由 |
|---|---|---|
スプレッドの狭さ | 32/40 | ドル円0.2銭をはじめ、他通貨でも比較的狭めな設定。新興ながら健闘中。 |
スプレッドの安定性 | 15/20 | 時間帯により広がる場面もあるが、通常時は比較的安定している。 |
約定力・滑りにくさ | 11/15 | 取引スピードは水準並みで、若干の滑りが出る場合も。 |
通貨ペアの豊富さ | 13/15 | 20通貨ペア以上をカバーしており、実需も十分。 |
口コミ・透明性・信頼性 | 10/10 | GMOグループ運営の信頼感と、使いやすいシンプルな設計が評価されている。 |
GMOグループの新サービスとして誕生し、狭スプレッドとシンプルUIで支持を獲得。ドル円0.2銭をはじめ、主要通貨は水準以上のスペックを維持しています。
ライトユーザーや他サービスからの乗り換えにもおすすめのFX口座です。
評価項目 | 点数 | 評価理由 |
|---|---|---|
スプレッドの狭さ | 31/40 | ドル円0.2銭など、兄弟サービスのみんなのFXとほぼ同じスペックを維持。 |
スプレッドの安定性 | 15/20 | 夜間帯でも安定しており、スキャルピングにも対応できる水準。 |
約定力・滑りにくさ | 11/15 | 特に目立つ問題はないが、成行注文ではやや滑りやすいケースも。 |
通貨ペアの豊富さ | 13/15 | 29通貨ペアに対応し、マイナー通貨まで選べるのは嬉しいポイント。 |
口コミ・透明性・信頼性 | 10/10 | みんなのFXのサブブランドとして信頼性も高く、口コミでも安定評価。 |
「みんなのFX」と同様のシステムで、スプレッドの狭さと安定性に強みあり。シンプルで直感的な画面設計が好評で、スマホトレード派に人気があります。
情報配信や学習機能もあり、初心者にも優しい印象です。
評価項目 | 点数 | 評価理由 |
|---|---|---|
スプレッドの狭さ | 30/40 | 自動売買中心の設計で裁量向きではないが、ドル円など一部通貨は水準並み。 |
スプレッドの安定性 | 15/20 | 自動売買に合わせた安定設計。短期トレードでも大きなズレは少ない。 |
約定力・滑りにくさ | 10/15 | 高頻度売買では滑りが起きることもあるが、想定の範囲内。 |
通貨ペアの豊富さ | 13/15 | 17通貨ペアと数はやや少なめだが、戦略に合った通貨に絞られている。 |
口コミ・透明性・信頼性 | 10/10 | 自動売買の自由度に対する評価が高く、信頼感のあるブランド。 |
裁量取引よりも自動売買に特化した構成ながら、スプレッドの水準も健闘。安定性重視の設計で、放置型・中期運用にも相性抜群です。
設定の自由度が高く、カスタマイズ派に特におすすめのFX口座となっています。
評価項目 | 点数 | 評価理由 |
|---|---|---|
スプレッドの狭さ | 29/40 | 初心者向けに設計された環境のため、スプレッドは標準的な広さ。 |
スプレッドの安定性 | 15/20 | 激しい広がりは少なく、堅実な動きを見せる。長期向けの設計。 |
約定力・滑りにくさ | 11/15 | 成行での約定もスムーズだが、頻繁な取引にはやや不向き。 |
通貨ペアの豊富さ | 12/15 | 取扱通貨数は少なめだが、メジャー通貨はカバー済み。 |
口コミ・透明性・信頼性 | 10/10 | 三菱UFJグループの安心感があり、利用者の満足度も高い。 |
大手グループの安心感があり、初心者に優しいUIが魅力。スプレッドは標準的ながら、堅実でコツコツ型のトレーダー向きです。
長期視点での運用や、資産運用の一部としてFXを始めたい人にぴったりといえるでしょう。
評価項目 | 点数 | 評価理由 |
|---|---|---|
スプレッドの狭さ | 28/40 | 固定スプレッドが少なく、全体的にやや広めの設定が多い。 |
スプレッドの安定性 | 15/20 | 固定ではないものの、安定的に運用できる水準。急変時は注意。 |
約定力・滑りにくさ | 10/15 | 大きな滑りは少ないが、ツールによってはややモッサリ感あり。 |
通貨ペアの豊富さ | 12/15 | 26通貨ペア前後で、主要通貨の対応はOK。 |
口コミ・透明性・信頼性 | 10/10 | 長年の実績とブランド力で、特に初心者からの人気が根強い。 |
操作性やサポート面での信頼感があり、長年の実績も強み。ただしスプレッドはやや広めで、短期売買には不向きな面もあるでしょう。
リピート系注文「iサイクル2取引」など独自機能も注目ポイントです。
評価項目 | 点数 | 評価理由 |
|---|---|---|
スプレッドの狭さ | 29/40 | 基本的に変動スプレッドであり、狭い時間もあるが安定感に欠ける。 |
スプレッドの安定性 | 14/20 | 経済指標発表時に広がりやすい傾向があり、短期トレードでは注意が必要。 |
約定力・滑りにくさ | 10/15 | 約定スピードは平均的で、急変動時には若干滑ることも。 |
通貨ペアの豊富さ | 11/15 | 24通貨ペアに対応しているが、ややメジャー寄り。 |
口コミ・透明性・信頼性 | 10/10 | 情報公開姿勢は真摯で、シンプルに学びたい初心者層に支持されている。 |
変動スプレッド制のため、狭い時間帯はあるものの不安定さもあるようです。
初心者〜中級者の学び用口座としては◎。コストよりも自動売買やサイクル注文の体験重視派におすすめのFX口座となっています。
評価項目 | 点数 | 評価理由 |
|---|---|---|
スプレッドの狭さ | 28/40 | スプレッド水準は可もなく不可もなく。MT4口座ではやや広めの印象も。 |
スプレッドの安定性 | 14/20 | 相場急変時の広がりが見られやすく、安定性には課題がある。 |
約定力・滑りにくさ | 10/15 | MT4環境に依存する部分が多く、注文タイミングで滑りが発生することも。 |
通貨ペアの豊富さ | 10/15 | 16通貨ペアと少なめ。裁量派に絞った仕様。 |
口コミ・透明性・信頼性 | 10/10 | MT4特化型としての存在感はあり、一定のファン層が評価している。 |
MT4対応の裁量取引に強みがあり、分析ツールも充実しています。
スプレッドはMT4の仕様上やや広めの傾向あり。テクニカル重視のトレーダーには合いますが、初心者にはややハードル高めかもしれません。
評価項目 | 点数 | 評価理由 |
|---|---|---|
スプレッドの狭さ | 28/40 | 表示上は狭いものの、指標時に広がりやすく、実質的なコストが読みにくい。 |
スプレッドの安定性 | 13/20 | 初心者向け設計ゆえ、安定性には波あり。突発的な広がりも見られる。 |
約定力・滑りにくさ | 9/15 | 成行注文で滑りやすいという声があり、スキャルには不向き。 |
通貨ペアの豊富さ | 10/15 | 12通貨ペアと控えめで、用途は絞られる。 |
口コミ・透明性・信頼性 | 10/10 | 知名度・LINE連携の手軽さは抜群。ライトユーザー層に人気。 |
LINEアプリと連携した手軽さが売りで、初心者の入り口として人気があります。
ただ、スプレッドの狭さは見せかけになりがちで、実質コストには注意が必要。スピード注文や通知機能は便利ですが、約定力や安定性にはやや課題も残りそうです。
調査概要 | FX利用者の満足度調査 |
|---|---|
調査方法 | インターネットリサーチ |
調査時期 | 2025年6月〜 |
調査対象 | FXの利用経験がある18歳以上の男女 |
有効回答数 | 60(2025年6月18日現在) |
調査期間 | 株式会社クラウドワークス |
最終更新:2025年11月19日
・金融庁「外国為替証拠金取引について」(最終アクセス:2025年7月28日)
・株式会社SBI証券「弊社の決済リスク管理状況」(最終アクセス:2025年7月28日)
・金融庁 店頭FX業者の決済リスクへの対応に関する有識者検討会(第2回)議事録 (最終アクセス:2025年8月9日)
・金融庁 詐欺的な投資勧誘等にご注意ください!(最終アクセス:2025年8月9日)
・金融庁 無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について(HTML版)(最終アクセス:2025年8月9日)
Q. FXのスプレッドとは何ですか?
スプレッドとは、FXにおける「買値(Ask)」と「売値(Bid)」の差」のことを指します。この差が実質的な取引コストになり、スプレッドが狭いほどトレードのコストを抑えることができます。たとえば、ドル円の買値が150.100円、売値が150.101円なら、スプレッドは0.1銭です。FX会社によってこの差は異なり、スプレッドが狭いほど短期トレーダーに有利です。
取引をするたびに発生するため、手数料のような存在と考えるとわかりやすいでしょう。特にスキャルピングやデイトレードなど取引回数が多い人ほどスプレッドの差が利益に直結します。
Q. スプレッドが狭いFX会社はどこですか?
Q. スプレッドは常に同じですか?
スプレッドは相場の状況によって変動します。多くのFX会社が採用している「原則固定スプレッド」は、通常時には一定ですが、経済指標発表の前後や早朝・深夜など市場の流動性が低い時間帯は、一時的にスプレッドが広がることがあります。これを「変動スプレッド」と呼びます。
たとえば、ドル円0.2銭の会社でも、FOMCや雇用統計などの発表直後は0.5銭以上になることもあります。短期トレードをする際は、こうしたスプレッドの変動リスクを理解しておくことが重要です。
安定して取引したい場合は、原則固定を採用していて、広がりにくい時間帯を明示している会社を選びましょう。
Q. FXでスプレッドが急に上がる理由は何ですか?
FXでスプレッドが急に上がる主な理由は、市場の流動性低下と急な相場変動です。日本時間の早朝など参加者が少ない時間帯や、市場の切り替わり時は売買が薄くなりスプレッドが広がります。 また、経済指標の発表や要人発言、地政学リスクなどで相場が急変すると、FX会社はリスク管理のためスプレッドを一時的に拡大します。こうしたタイミングは取引コストが増えるため、エントリーを避けるのが無難でしょう。
Q. スプレッドで支払うコストはどのくらいが目安ですか?
スプレッドで支払うコストは「注文数量×スプレッド」で計算できます。たとえば米ドル/円で10,000通貨を取引し、スプレッドが0.2銭の場合は1回あたり約20円のコストです。 1日1回の取引を年間250日続けると約5,000円になり、0.3銭なら約7,500円と差が広がります。少額取引では影響は小さいですが、取引量が増えるほどコスト差も大きくなるため、できるだけスプレッドの狭い口座を選ぶのがおすすめ。
Q. FXのスプレッドは何のためにあるんですか?
FXのスプレッドは、主にFX会社が利益を得るために存在します。多くのFX会社は取引手数料を無料としており、その代わりにスプレッドを通じて運営費やシステム維持費を賄っています。また、顧客の注文を金融機関に同じ内容で発注する「カバー取引」でも、スプレッドの差額が利益となります。 つまり、スプレッドはFX会社がリスクを管理しながらサービスを提供するための重要な収益源であり、利用者にとっては実質的な取引コストだと言えるでしょう。
Q. スプレッドが狭いFX会社を選ぶ際のポイントは何ですか?
スプレッドが狭いFX会社を選ぶ際は、主要通貨ペアだけでなくマイナー通貨ペアのスプレッドも比較することが大切です。主要通貨は大差がなくても、マイナー通貨では数倍の差が出る場合があります。 また、原則固定か変動制かを確認し、安定した取引環境を選びましょう。さらに、スプレッドだけでなく約定力にも注目することで、スリッページによる余計なコストを防げます。総合的に条件を比較して選ぶのがポイントです。

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