

銀行カードローンおすすめランキング18選!【2025年7月】
銀行カードローンは消費者金融に比べて上限金利が低めかつ、安心して利用しやすいのが特徴で計画的にお金を借りたいと考えている方におすすめです。メガバンクや地方銀行、ネット銀行などで提供していて、口座を持っている銀行であればネットバンキングやATMとの連携がスムーズに行えます。 即日融資には対応していませんが、最近では申し込みから融資までのスピードが向上し、比較的スムーズに借入れできる商品も増えています。また、総量規制の対象外のため年収の3分の1を超える借り入れも可能です。※最短当日融資に対応している銀行カードローンも存在します。 近年ではネット銀行でもカードローンが登場し、来店することなくスマホでお金を借りられるようになりました。ネット銀行を中心に、カードレスで利用できる銀行カードローンも多く、周りの人にバレにくいよう配慮している商品も多数存在します。 しかし、銀行カードローンは種類が豊富なため「どの銀行のカードローンを選ぶべき?」「審査が不安だから審査の甘い銀行カードローンが知りたい」など、選ぶ際に頭を悩ませる方も多いでしょう。商品によっては審査基準や金利、限度額、返済方法などは大きく異なります。 そこで本記事では銀行カードローンの審査基準や金利、融資スピードなどを比較し、おすすめの銀行カードローンを厳選してランキング形式でご紹介します。また、審査のポイントや申し込みの流れ、消費者金融との違いやメリット・デメリットについても解説しているので、自分に合った銀行カードローンを探している方はぜひ参考にしてみてください。

85.3

キャンペーン
新規契約&借入で現金最大36,500円プレゼント!
金利優遇あり!申し込みから返済までスマホで完結
申し込みから借入・返済まで、スマホ上でいつでも行えるカードローンです。
条件を達成すると年利は最大年0.6%※2引き下げられ、借入額によっては他のカードローンよりもかなりお得になるケースがあります。
また、原則として自宅への郵便物はなく、周囲に借入がバレるリスクをおさえられる点も魅力です。
4.0
20代・女性(会社員)
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78.5

福岡銀行ユーザー必見!最短即日で借入可能
貸付限度額は最大1,000万と業界トップクラスながら、新規口座を開設せずとも利用できる点が魅力です。
ただ、福岡銀行の口座を持っている場合は、最短即日での借入や口座振替に対応しているといったメリットが得られます。
また、10万円以下の借入であれば月々の返済は2,000円から可能なので、負担にならない範囲で返済していくことが可能です。
注釈についての記載
80.8

無利息期間は60日間!アルバイトや主婦も申し込める
アルバイトや派遣社員の方も申し込みでき、10万円以下の借入なら月々2,000円から返済可能なカードローンです。
最短即日での融資に対応しているうえ、契約から60日間は無利息で借入できます。
また、静岡銀行の口座がない場合は、初回の借入のみ他行の口座への振り込みも可能です。
注釈についての記載
75.0

最大1,000万円借り入れ可能!返済は月2,000円からOK
最大1,000万円借りられるカードローンで、返済は月々2,000円から行えるため、返済の負担を軽減しながら利用できます。
お住まい(帰省先)・勤務先が北海道内にある方のみ利用可能ですが、北洋銀行の口座をもっていないくても申し込めるうえ、北洋銀行ATM・主要コンビニATMの手数料は無料です。
注釈についての記載
72.5

30日間の無利息期間あり!返済日を自由に設定できる
愛媛銀行の口座がなくても申し込める銀行カードローンです。
WEB契約・電話申込なら30日間無利息で利用できるうえ、契約時に即日振込が可能なので、すぐにお金を用意したいという人にも向いています。
また、返済日は自身の都合に合わせ、1ヶ月の内の好きな日付を設定できるのも魅力です。
注釈についての記載
75.0

低金利銀行カードローン!提携ATMを手数料0円で利用可能
低金利が特徴の銀行カードローンで、専用カードを使用すれば提携ATMが手数料0円で利用できます。
申し込みから借入まではネットで完結でき、最短翌日に融資を受けることが可能です。
また、条件達成でVポイントが最大2,000ポイントプレゼントされるため、契約時は該当プログラムにエントリーすることをおすすめします。
注釈についての記載
最大2ヶ月金利が半額!スマホから簡単に借入・返済OK
カードローンを比較
カード | 福岡銀行カードローン(FFGカードローン) 注釈について 引用元: | 静岡銀行カードローン「セレカ」 注釈について 引用元: | 北洋銀行カードローン「スーパーアルカ」 注釈について 引用元: | ひめぎんクイックカードローン 注釈について 引用元: | |
---|---|---|---|---|---|
無利息期間 | なし | なし | 60日間 | なし | 30日間 |
金利 | 年2.49%~14.79% 利用限度額、金利優遇により金利が決定します※1 | 1.9%~14.5% | 1.5%~14.5% | 1.9%~14.7% | 年4.4%~14.6% |
融資スピード | - | 最短即日 | 最短即日 | 最短翌営業日 | - |
貸付限度額 | 10万円〜1,000万円 | 1,000万円 | 1,000万円 | 最大1,000万円 | 最大800万円 |
リンク |
銀行カードローンの検証ポイント
ココモーラでは、銀行カードローンを集めて、徹底的に比較検証しました。
銀行カードローンとは?消費者金融との違い
銀行カードローンとは、銀行が提供する融資サービスです。銀行カードローンと消費者金融の主な違いとして、金利や審査スピードなどが挙げられます。

銀行カードローン | 消費者金融 | |
---|---|---|
金利 | 低め | 高め |
審査スピード | ゆっくり | 早い |
審査基準 | 厳しめ | 比較的柔軟 |
総量規制 | 対象外 | 対象(年収の1/3まで) |
即日融資 | 不可 | 可能 |
おすすめな人 | 安定収入があり急いでいない人 | すぐに現金が必要な人 |
審査・総量規制
銀行カードローンは、銀行法が適用されます。一方で消費者金融は年収の3分の1を越える貸付は禁止されています。

しかし、2017年以降「過剰貸付」への批判が強まったことから、銀行も総量規制に準じた審査を行うようになりました。
そのため、実際には年収の3分の1を越える融資は通りにくく、他社借入の状況もしっかり見られていることが予想されます。

銀行カードローンは消費者金融よりも審査が厳しめになる傾向があるのじゃ。
金利
銀行カードローンは、消費者金融よりも比較的低めの上限金利に設定されていることが多いです。

プロミスやアコムなどでは、30日間の無利息期間が設定されているので、短期の場合は銀行よりお得になる可能性もあります。
長期的に借りる、金利を抑えたい人は「銀行カードローン」、すぐに借りたい、短期のつなぎ資金として利用したい人は「消費者金融」のように状況に応じて使い分けるのがおすすめです。
おすすめの銀行カードローンの選び方は?
銀行カードローンを選ぶとき、「金利が低い方がいい」「家族に知られたくない」「なるべく早く借りたい」など、人によって重視するポイントはさまざまです。
しかし、なんとなくで選んでしまうと思っていたより不便だったり、審査に通らなかったりすることも。ここでは、自分に合った銀行カードローンを見つけるために、注目しておきたいポイントをご紹介します。

金利や無利息期間
カードローンを選ぶときにまず注目したいのが金利です。
銀行カードローンは、消費者金融に比べて金利が低めに設定されていることが多く、長期間の利用や高額の借入をする場合には特にメリットがあります。
返済が長引くほど利息の差が効いてくるので、少しの金利の違いでも総返済額は大きく変わってきます。

また、初回利用者向けに「○日間無利息」といったサービスを行っている銀行もあります。
短期間だけ借りたい方にとっては、無利息期間を活用すると利息の負担をぐんと抑えられるでしょう。

借入予定期間が短い場合は、無利息サービスがあるかどうかをチェックするのがおすすめだぞ!
申し込み方法や手続きの手軽さ
「できるだけ手間をかけずに申し込みたい」という方には、WEB完結のカードローンがぴったりです。

スマホやパソコンで申し込みから契約、借入までをすべてオンラインで済ませることができるので、外出の必要がなく忙しい方や人に会わずに手続きをしたい方にとってはとても便利でしょう。
WEB完結の場合、郵送物や電話連絡が省略できることも多く、家族に知られたくない方にも向いています。
ただし、銀行によってはWEB完結の利用には専用の口座が必要だったり、申し込み後に一部手続きで書類が必要になったりする場合もあるため、事前に確認しておくことが大切です。
口座開設の有無
銀行カードローンの中には、その銀行の口座を持っていないと利用できないところもあります。

もしその銀行の口座を持っていない場合は、新たに口座開設からスタートすることになるため、申し込みから借入れまでに時間がかかる可能性があります。
したがって、「今すぐにでもお金が必要」という方にとって口座開設の有無はとても大事なポイントです。
すでに口座を持っている銀行でカードローンが提供されていればそのままスムーズに申し込めるので、第一候補として検討する価値があると言えるでしょう。
また、口座を持っていなくても申し込み可能な銀行もあるので、急ぎの場合はその点をしっかり確認して選びましょう。
利便性や使いやすさ
借りたあとも「使いやすい」と感じられるかどうかは大事なポイントです。

例えば、スマホアプリで残高や返済スケジュールを確認できたり、提携ATMが全国のコンビニに対応していたりすると、ちょっとした返済や借り入れが気軽にできます。
また、返済方法に柔軟性があると、生活スタイルに合わせて無理なく返済が続けられます。
口座引き落としだけでなく、アプリからの任意返済や繰り上げ返済に対応しているかなどもチェックしておくと安心です。

「使いやすさ」は意外と見落としがちだが、返済をスムーズにするためにもチェックしておきたいポイントだぞ!
在籍確認や郵送物の有無
「カードローンの利用を周囲に知られたくない」という方は、在籍確認や郵送物の取り扱いにも注意して選びましょう。

銀行カードローンでも、勤務先に在籍確認の電話を入れるケースがありますが、最近では書類提出だけで済む銀行も増えてきました。
また、自宅にローンカードや契約書類が届くと家族にバレる可能性もあります。
よって、郵送物なしのサービスを利用できるか、契約時にカードレスを選べるかどうかもチェックしておくと安心です。

プライバシーに配慮した対応をしてくれる銀行であれば、より気持ちよく利用できそうじゃ!
融資スピード
融資スピードは、急いでお金を借りたい人には重要なポイントです。

しかし、銀行カードローンは法律上即日融資はNGとされています。
すぐにお金が必要な人には消費者金融の利用がおすすめです。どうしても銀行カードローンが良い人は最短当日融資対応の銀行を選びましょう。
審査スピードは、在籍確認の有無や書類の不備で遅れることもあるので、余裕を持って申し込んでくださいね。
借入可能額
銀行によって借入できる限度額は異なります。限度額オーバーで審査落ちにならないためにも、いくら必要なのかを明確にしておくことが大切です。

一般的に数万円〜50万円程度ならどこの銀行でも対応していますが、100万円以上を検討しているのであれば上限額が高い銀行を選ぶようにしましょう。
ただし、審査の結果によっては希望通りの金額が出ないことも。希望額を通すためには、まずは少額から申し込むこともおすすめですよ。

返済実績を積むことで、後から増額申請する時の審査が通りやすくなる可能性があるぞ。
銀行カードローンで借入するメリットは?
銀行カードローンのメリットとして、消費者金融に比べて上限金利が低めなことや、銀行口座と連携して使いやすいこと、給与振込口座と連動させれば返済もスムーズになることなどが挙げられます。

消費者金融に比べて上限金利が低め
銀行カードローンの魅力のひとつは、金利が比較的低めに設定されていることです。特に消費者金融と比較すると金利の低さがわかります。
以下、代表的な消費者金融と今回紹介している銀行カードローンの金利を3社ずつまとめてみました。
カードローン名 | 金利(実質年率) |
---|---|
プロミス | 年4.5%〜17.8% |
アコム | 年3.0%〜18.0% |
SMBCモビット | 年3.0%〜18.0% |
楽天銀行スーパーローン | 年1.9%〜14.5% |
横浜銀行カードローン | 年1.5%〜14.6% |
みずほ銀行カードローン | 年2.0%〜14.0% |
特に上限金利を比較すると、消費者金融より年2.5%〜3.0%ほど低いことがわかります。
最近ではオリックス銀行カードローンのように、無利息期間を用意している銀行カードローンもあり、さらに利息を抑えることが可能です。
借入額が多く返済期間が長い場合は利息負担を抑えやすい
利息は適用金利だけでなく、借入額や返済期間とも関連があります。一般的に、適用金利が高く返済期間が長いほど、利息は膨らみます。

金利が低ければ借入額が高い・返済期間が長くても、負担を減らせるぞ!
金利の差は返済総額で見れば大きな違いになるため、銀行カードローンを選ぶ価値は十分にあるでしょう。
銀行口座と連携で使いやすい
さらに、銀行口座を持っていると、使いやすさの面でもメリットがあります。

例えば、キャッシュカードにローン機能がついている場合、普段使っているATMからそのまま借入ができるため、新たに専用のカードを持ち歩く必要もありません。
また、口座残高が足りないときに自動で融資してくれる「自動融資機能」が使える銀行もあり、急な出費にもスムーズに対応できます。
このように、日常的に使っている銀行口座とローンの連携が取れていることで、借入や返済の手間を減らせるのは嬉しいポイントでしょう。
給与振込口座と連動で返済がスムーズ
給与の振込先とカードローンを連動させておけば、毎月の返済を忘れずに行いやすくなり、家計管理もしやすいでしょう。
また、特定の金融機関の口座を持っていると、融資スピードが速まったりATM手数料がお得になったりする銀行カードローンもあります。

信頼感や安心感を重視する方にとって、銀行が提供するカードローンは選びやすい選択肢のひとつだと言えそうじゃ!
銀行カードローンにデメリットはある?
銀行カードローンのデメリットとしては、審査に時間がかかる点や、無利息期間のない業者が多い点、審査が厳しめの傾向にある点などが挙げられます。

審査に時間がかかる
銀行カードローンは、原則即日融資がNGとされていることから審査に時間がかかってしまいます。

審査には銀行法が適用され、審査の際に信用情報機関や警察庁のデータベースへの照会が必須です。
審査の回答には通常で1〜5営業日以上かかることもあるため、すぐに現金が必要な人には不向きのサービスといえます。

スピード重視でお金を借りたい場合は、最短即日融資に対応している消費者金融の利用がおすすめじゃ。
無利息期間がないところが多い
銀行カードローンには基本的に無利息期間が設定されていません。そのため、初めての借入でも初日から利息が発生します。

消費者金融系では無利息期間が用意されていることもあるので、短期借入ならトータルの利息を少なくおさえられるかもしれません。
借入期間があらかじめ決まっているのであれば、事前にシミュレーションしてトータルの利息を確認するのがおすすめです。

無利息期間がない分、短期的な借入だと金利が割高になる可能性もあるため注意が必要じゃ。
審査は厳しめの傾向
一般的に、銀行カードローンは消費者金融に比べて審査が厳しめです。

審査基準は銀行によってさまざまですが、貸し倒れによる損失のリスクをできるだけ抑えるためにも、年収や職業、信用情報などが細かくチェックされています。
なお、大手消費者金融の場合は審査通過率を公表している場合もあり、審査に通るか不安な方でも比較的申し込みやすいでしょう。
審査が甘い・緩い銀行カードローンはない?
「審査が甘い銀行カードローンはないの?」と気になる方もいるかもしれませんが、実際のところ審査が甘い・緩い銀行カードローンは存在しません。
どの銀行も「銀行法」に基づいて、申込者の返済能力をきちんと確認する審査を行っており、「審査なし」や「誰でも通る」といったものはありません。


万が一、そのような言葉で勧誘している広告を見かけたら、それは正規の銀行ではなく、違法な闇金の可能性があるため注意が必要です。
金融機関によって審査基準に違いはあるものの、それは甘いわけではなく、重視するポイントが異なるだけです。
例えば、ある銀行は勤続年数を重視し、別の銀行は年収に重点を置く可能性も考えられます。

そのため、ある銀行カードローンでは審査に落ち、別の銀行カードローンでは通るということはありますが、それは単に基準の違いであって、審査の厳しさが変わるわけではありません。
安心してカードローンを利用したいなら、「甘さ」よりも、自分に合った条件や使いやすさを重視して選ぶことが大切です。
銀行カードローンの審査でチェックされるポイントは?
審査基準は公表されていませんが、銀行カードローンの審査では信用情報や現在の借入状況などがチェックされるといわれています。

職業や収入
銀行カードローンの審査において、安定した収入があるかどうかは大事なチェックポイントです。

確認する方法として、本人確認書類や申告内容、電話による在籍確認が行われます。
中には書類提出で在籍確認ができる銀行もあるので、電話連絡を避けたい人は事前に相談しておくと安心です。
信用情報
信用情報とは、これまでに利用したローンやクレジットカードなどの契約内容や支払い履歴の記録のことをさします。

過去に延滞や遅延などのトラブルを起こした履歴があると、返済能力に不安があるとみなされて審査落ちの原因となる可能性が高いです。
登録期間はローン契約や延滞の情報は、解消してから5年間といわれています。

自分の信用情報に問題ないか不安な人は、自分でオンラインで開示して確認しておくと安心じゃ。
他社での借入状況
他社での借入状況も重視されるポイントとされています。

借入件数が多かったり、複数社に短期間で申し込みをしている場合は審査に落ちる可能性があるので注意が必要です。
借入件数を減らすためにも、可能な限り完済・整理して、返済余力を確保してから申し込みするのが良いでしょう。
銀行カードローン以外の借入方法
銀行カードローンは便利な反面、「金利が少し高い」「審査が不安」「もっと自分に合った借入方法はないかな?」と思う方もいるかもしれません。
目的や状況によっては、より低金利で借りられたり、返済の負担を抑えられる方法もあるので、ここでは銀行カードローン以外の借入方法もご紹介しましょう。
銀行カードローン以外の借入方法
「ろうきん」のカードローン
公的融資制度
貯金担保自動貸付
「ろうきん」のカードローン
「ろうきん(労働金庫)」のカードローンは、銀行よりも金利が低めに設定されていることが多いのが魅力です。

上限金利が年9%前後のところもあり、銀行カードローンの上限金利が年14%前後であることを考えると、金利面では有利だと言えるでしょう。
ろうきんは非営利の金融機関で、労働組合や生協の組合員向けにサービスを提供しています。
そのため、申し込みには所属条件がありますが、該当する人にとっては使いやすい借入先のひとつです。
ただし、申し込みから融資までに2~3週間程度かかることもあるため、急ぎの資金が必要な方には少し時間がかかるかもしれません。
公的融資制度
収入が減って生活費も足りないという状況なら、銀行カードローンよりも公的融資制度を検討するのがおすすめです。

中でも「生活福祉資金貸付制度」は、国や自治体が生活に困っている人を支援するための制度で、無利子または年1〜3%の低金利でお金を借りられる場合があります。
条件に当てはまれば、生活資金・医療費・教育資金などさまざまな用途で利用できます。
審査は丁寧に行われるため、融資までに1か月ほどかかることもありますが、その分、返済の負担が少なく済むのが大きなメリットです。

低所得者世帯や高齢者世帯、障害者世帯などが対象だぞ!
貯金担保自動貸付
もしゆうちょ銀行に定額貯金や定期貯金をしているなら、「貯金担保自動貸付制度」を活用するという手もあります。
これは、自分の預けた貯金を担保にして、その金額の90%まで(最大300万円)を借り入れできる仕組みで、審査なし・即時借入が可能です。

例えば、定額貯金を担保にした場合は「約定金利+0.25%」、定期貯金なら「約定金利+0.5%」の低金利で借入でき、急な出費に対応する手段として便利です。
カードローンのように申込書類もなく、口座に預けてある貯金から自動的に借入れできるため、手続きの手間もかかりません。
ゆうちょの総合口座を持っている方は、一度確認してみてはいかがでしょうか。
監修者の岩田さんに銀行カードローンに関するインタビューを実施!
監修者の岩田さんへ、銀行カードローンに関するインタビューを実施しました。
銀行カードローンのメリットや選び方などをお聞きしたので、気になる方はぜひ最後までチェックしてみてください。
消費生活ジャーナリスト。1952年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。同大学院修士課程修了後、月刊誌記者などを経て独立。流通、情報通信、金融分野を中心に活動する。主力はクレジットカード&電子マネーの研究で、すでに30年間に渡って業界の定点観測をしている。また、クレジットカードのムックも50冊以上監修しキャッシュレスの生き字引として情報発信を続けている。
消費者金融と比べた時の、銀行カードローンのメリットを教えてください。
銀行カードローンのメリットは、消費者金融と比較して「金利が低い」ことです。

一般的に、消費者金融の金利は年3.5~年18.0%程度、一方、銀行カードローンの金利は年1.5~年15.0%程度であることから、金利が低いと言えます。
金利は審査の内容や借入限度額などによって決まるので、誰もが下限の金利が適用されるわけではありません。
ただ、どちらも上限の金利だったとしても、金利が低ければ利息の負担も当然軽減されるので、銀行ローンの方が有利と言えるでしょう。
複数の銀行カードローンを比較するとき、見るべきポイントを教えてください。
最初に金利に着目しましょう。金利は銀行によって異なります。
利用期間が長くなるほど金利の影響は大きくなります。金利が低くなる条件なども確認しつつ、少しでも金利が低いところが狙い目です。

加えて、借入限度額や融資されるまでの時間、返済の仕組みや返済方法、手数料、返済に困ったときの相談体制などもチェックしてください。
まずは、給与振り込みなどいつも利用している銀行のカードローンの商品内容をベースに前述のポイントについて見比べてみましょう。
銀行カードローンでお金を借りるとき、気を付けるべきことはありますか?
カードローンは、利用目的が自由で借り入れ限度額の範囲内であれば何度でも利用することができるので、住宅ローンなど目的別ローンと比較すると金利が高い傾向にあります。
金利が高いということは返済総額も高くなるので、借入残高の確認はこまめにするように心がけましょう。

また、カードローン利用中は、他のローンの審査に少なからず影響が出てきます。延滞があった場合などは新たなローンなどの審査が通らなくなる恐れがあるので注意が必要です。
銀行カードローンに関するアンケート
ココモーラでは、銀行カードローンの利用経験がある方を対象にアンケート調査を実施しました。利用者のリアルな意見を、カードローン選びにぜひ活用してください!
利用したことのある銀行系カードローンをお答えください(複数回答可)

カードローン名 | 割合 |
---|---|
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 | 23.78% |
楽天銀行スーパーローン | 23.24% |
三井住友銀行カードローン | 22.70% |
みずほ銀行カードローン | 14.59% |
PayPay銀行カードローン | 8.65% |
イオン銀行カードローン | 4.86% |
その他 | 31.35% |
銀行系カードローンで最も利用者が多かったのは、「三菱UFJ銀行カードローン バンクイック」」。

最短即日審査・カードレス対応など、利便性の高さが特徴。三菱UFJ銀行の口座が無くても申し込みができるため、幅広い方におすすめできるカードローンです。
次いで多く挙がったのは「楽天銀行スーパーローン」でした。楽天サービスとの相性がよく、会員ランクに応じて優遇が受けられる点が他のカードローンにはない魅力です。
その他の回答には、地方銀行が提供するカードローンが多く見受けられました。慣れ親しんだサービスを受けたい、地域密着型のサポートを受けたいと考える方におすすめです。
銀行系カードローンを選んだ理由をお答えください(複数回答可)

選んだ理由 | 割合 |
---|---|
金利が低いから | 38.92% |
安心感や信頼感があるから | 36.76% |
いつも利用している 銀行のカードローンだから | 31.89% |
利用限度額が高いから | 18.38% |
ATM手数料が抑えられるから | 17.84% |
その他 | 11.89% |
消費者金融や信販会社などさまざまな会社がカードローンを提供しています。
その中から、銀行系カードローンを選んだ理由を調査したところ、最も多く挙がったのは「金利が低いから」という理由でした。

消費者金融は無利息期間が充実し、金利はやや高め。一方で、銀行は無利息期間がないことが多く、金利はやや低め。短期間の借入なら消費者金融、長期間の借入なら銀行系カードローンがおすすめです。
また、「安心感や信頼感があるから」「いつも利用している銀行のカードローンだから」といった声も多く挙がり、心理的な側面も銀行系カードローンを選ぶ要因となっているようです。
銀行系カードローンの審査に通った際の年収をお答えください

年収 | 割合 |
---|---|
50万円未満 | 8.11% |
50〜100万円未満 | 5.41% |
100〜200万円未満 | 7.03% |
200〜300万円未満 | 14.05% |
300〜500万円未満 | 26.49% |
500〜700万円未満 | 20.54% |
700〜1,000万円未満 | 10.27% |
1,000万円以上 | 8.11% |
銀行系カードローンの審査に通った際の年収は、「300~500万円未満」が約26%で最多でした。

消費者金融系カードローンの場合も「300~500万円未満」が約27%最多じゃったぞ。
また、日本人の平均年収は約460万円ほどと言われています。平均以下の年収の割合に関しても、両者間で比較を行いました。

「年収300万円未満」の割合は消費者金融系カードローンで約44%、銀行系カードローンで約35%。
「年収300万円未満」で審査に通過した割合は銀行系カードローンの方が約10%ほど低く、審査難易度にも差が見られるといえるでしょう。
銀行系カードローンの審査にかかった時間をお答えください

審査時間 | 割合 |
---|---|
1時間以内 | 17.30% |
3時間以内 | 10.27% |
半日以内 | 8.11% |
1日以内 | 11.35% |
3日以内 | 10.27% |
5日以内 | 1.08% |
1週間未満 | 5.95% |
1週間以上 | 2.16% |
覚えていない | 33.51% |
銀行系カードローンの審査所要時間は、「1時間以内」が最多で約17%でした。

各項目を足し合わせると、1日以内で審査が完了したと回答したのは約47%。半数近くがわずか1日で審査を終えていることになります。
また、審査に1週間以上かかったと回答したのは全体の約2%でした。消費者金融系カードローンと比べて時間はかかるものの、基本的には1週間以内で終わることがほとんどのようです。
銀行系カードローンに申し込んだ際に勤務先への在籍確認はありましたか?

在籍確認 | 割合 |
---|---|
あった | 28.65% |
なかった | 40.54% |
覚えていない | 30.81% |
銀行系カードローンの審査で「在籍確認があった」と回答したのは、約29%、「在籍確認がなかった」と回答したのは約40%でした。

在籍確認がない場合の方が多く、在籍確認は必ずしも行われるわけではないようです。
調査方法 | フリージーを利用した独自調査 |
---|---|
調査対象 | 銀行系カードローンの利用経験がある |
調査対象者数 | 185人 |
年齢比率 | 10代:0人(0%) 20代:1人(0.54%) 60代以上:108人(58.38%) |
性別比率 | 男性:161人(87.03%) |
職業比率 | 会社員(正社員):67人(36.22%) 会社員(契約・派遣社員):12人(6.49%) 経営者・役員:14人(7.57%) 公務員(教職員を除く):3人(1.62%) 自営業:18人(9.73%) 自由業:5人(2.70%) 医師・医療関係者:1人(0.54%) 専業主婦:4人(2.16%) 学生:0人(0%) パート・アルバイト:15人(8.11%) 無職:45人(24.32%) その他:1人(0.54%) |
調査期間 | 2025年6月2日~6月15日 |
調査地域 | 日本 |
銀行系カードローン関するアンケート調査の元データ(PDF)>>
参考文献
・一般社団法人全国銀行協会「センター会員一覧」(2025年4月1日現在)
・割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関 (最終アクセス:2025年5月8日)
・昭和五十八年法律第三十二号「貸金業法」(令和6年4月1日 施行 )
よくある質問
Q. 銀行カードローンと消費者金融との違いは何ですか?
銀行カードローンは銀行法に基づき総量規制の対象外ですが、審査に時間がかかる傾向があります。
一方、消費者金融は貸金業法のもとで運営され、総量規制により年収の3分の1までしか借入れできません。
また、銀行カードローンは消費者金融と比べて金利が比較的低めですが、融資までに時間がかかる場合があります。
反対に、消費者金融は金利が高めですが、最短即日融資が可能なため、急ぎの借入れに向いています。
Q. 銀行カードローンのメリットは何ですか?
まず、消費者金融に比べて金利が低めに設定されており、返済時の負担を抑えやすいのが特徴です。
また、銀行によってはキャッシュカードと一体型のカードローンを利用できるため、新たにカードを作る手間が省ける場合もあります。
さらに、住宅ローンなどの金融サービスと併用すると金利優遇や特典を受けられることも。低金利で借りたい方や、銀行サービスを活用したい方におすすめです。
Q. 銀行カードローンのデメリットは何ですか?
審査に時間がかかるため、基本的に即日融資はできません。審査では警察庁のデータベース照会が必要なため、最短でも翌営業日以降の融資となることが一般的です。
また、無利息期間のサービスがないケースが多く、消費者金融のように初回利用時の金利優遇がない点もデメリットだと言えるでしょう。
急ぎでお金を借りたい場合や、短期間で返済する予定の方には不向きかもしれません。
Q. 銀行系カードローンの審査は甘いですか?
中でも、銀行カードローンはメガバンク・地方銀行・ネット銀行を問わず厳格な審査基準を設けており、審査が緩い銀行は存在しません。
銀行カードローンは警察庁のデータベース照会が義務付けられており、審査に時間がかかる上、消費者金融よりも厳しくチェックされる傾向があります。
そのため、安定した収入や信用情報が重視され、審査通過は決して簡単ではないことを理解しておく必要があります。
この記事の監修者
育休中、フリーランス女性に向けて「社会制度」や「貯金・投資」に関するお役立ち情報を発信。
マネーコラムの執筆や記事監修も手がける。日経xwoman公式アンバサダー。著書「お金の使い方、貯め方教えて下さい」主婦の友社
- ファイナンシャルプランナー
東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。
以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。
- 有限会社バード商会
福岡の大学を卒業後、大手インフラ業界に就職。主に、ご家庭の光熱費削減や新電力の業務に約4年ほど従事。現在は、父の会社(有限会社バード商会)を継ぎ、独立系のファイナンシャル・プランナーとして活動中。専門分野は、家計改善(光熱費の見直し)と資産形成の分野。
FPの実績は、カードローン相談、光熱費の見直し、企業型確定拠出年金の導入、日本FP協会でアシスタント相談員、執筆などを行っている。
水野総合FP事務所代表。独立系ファイナンシャルプランナーとして個別相談、執筆・監修、講師、取材協力などマルチに活動。ライフプラン、資産運用、相続・資産承継といった幅広い相談内容に対応し、全国1000名を超える方から日本FP協会に寄せられる「くらしとお金」の電話相談を1年間担当。毎月20本以上の執筆・記事監修の他、大学や事業法人で講師を務め年80回登壇。学校法人専門学校非常勤講師として「投資の授業」を毎週行う。
消費生活ジャーナリスト。1952年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。
同大学院修士課程修了後、月刊誌記者などを経て独立。流通、情報通信、金融分野を中心に活動する。主力はクレジットカード&電子マネーの研究で、すでに30年間に渡って業界の定点観測をしている。また、クレジットカードのムックも50冊以上監修しキャッシュレスの生き字引として情報発信を続けている。
証券会社にて営業・経営企画部門、社長秘書等を行う。また、投資銀行業務にも携わる。
現在、不動産を含む資産運用と社会保障(特に年金)を主に、FP相談・執筆・講演・を行っている。東洋大学経営学部ファイナンス学科非常勤講師
マイホームの購入を考えていた際、お金の増やし方などに興味を持ったことがきっかけで「ファイナンシャル・プランナー」という資格があることを知る。その後、FP資格を取得し「お金の悩みを抱える人に対して、安心して人生を送ってもらえるようサポートしたい」という想いのもと、2006年に【FP事務所MoneySmith】を設立。お金の本質の理解やライフプラン設計の重要性を伝えるため、セミナーやコラムの執筆、個別相談など、幅広く活動を行っている。趣味は音楽鑑賞やギター演奏で、中でも洋楽ロックがお気に入り。
小樽商科大学卒業後、食品メーカーで営業企画を10年担当。夫の転勤に伴い退社・転居、不妊治療、高齢出産を経て、40歳で双子を出産。教育資金と老後資金の両立に不安を感じ、金融知識の重要性を痛感。メガバンク運用相談部門勤務を経て、独立。吉祥寺に「ライフ&キャリアデザイン」を開設し、教育資金や家計相談、マネーリテラシー教育を実践。