FXは本当に儲かる？初心者でも稼ぐためのコツなど紹介

「FXは本当に稼げる？」「いくらから始めれば儲かる？」といった疑問を抱えている初心者の方は多いでしょう。

FXは取引単位が小さい口座を利用すれば、数百円〜数千円程度の資金でも始められる資産運用で、レバレッジを活用すれば少額でも大きなリターンを狙える魅力があります。

しかし、FXの基本や仕組みなどを理解せずに始めてしまうと、大きな損失につながるリスクがあるため、必要資金の目安や稼ぐためのコツなどは事前におさえておかなければなりません。

そこで本記事では、FXに必要な資金の計算方法や、1万円〜5万円でどのくらい稼げるかなどについてご紹介します。初心者がFXで安全に儲けるためのコツも解説しているので、これからFXに挑戦したい方はぜひ参考にしてみてください。

FXは本当に儲かる？

絶対に儲かるという保証はありませんが、初心者の方でもFXについてしっかり勉強し、正しい方法で取引を行えば儲かる可能性は大いにあります。

FXで一度も負けずに儲けることは不可能に近いため、勝ち負けを繰り返しながらも損失は最小限に抑えることが大切です。

なお、FXで儲けるためには日常的に経済ニュースをチェックしたり、勝率の高いルールを見極めるなど日々勉強を重ね、情報を常にアップデートする必要があります。

実際にFXで儲かっている人の割合

一般社団法人金融先物取引業協会が1,000人を対象に行った調査によると、60.3%の人がFXで利益を出していることがわかっています。

4割の人が損失を出しているとはいえ、半数以上の方がプラスになっていることから、誰でもFXで稼げる可能性があるといえるでしょう。

ただ、むやみに取引しても負けが続き、結果的に大きな損失となる可能性が高いので、前述した通り常日頃からニュースをチェックし、情報をアップデートしていかなければなりません。

初心者の方は初めから大きな利益を狙うのではなく、「結果的にプラスになればいい」くらいの感覚で取引を始めるのがおすすめです。

FXで儲けるには？必要資金について解説

FXに興味のある方の多くが、「いくらから始めれば稼げる？」といった疑問を抱えているでしょう。

まずは、必要資金を計算するために理解しておきたい「取引単位（Lot）」と「レバレッジ」について、初心者向けにわかりやすく解説します。

取引単位（Lot）とは？

FXの取引単位（Lot）とは、取引する通貨ペアの数量を指します。

なお、取引単位は各FX会社によって大きく異なるため、どこで口座開設すべきか迷った際に比較したいポイントです。

レバレッジとは？

レバレッジとは、FX会社に預け入れた資金よりも大きな金額として運用できる仕組みのことです。

たとえば、FX会社に10,000円入金し、10倍のレバレッジをかけると100,000円の資金として取引できます。

利益・損失も同じく10倍になるので、少額でも大きなリターンを狙うことが可能です。

なお、国内のFX会社では最大25倍のレバレッジで取引できます。倍率が高くなるほど、ハイリスク・ハイリターンな取引になりますが、必要資金をできるだけ抑えたい場合はぜひ活用してみてください。

FXの必要資金を計算する方法

FXの必要資金は「通貨ペアのレート×取引数量÷レバレッジ」の計算式で算出できます。

たとえば、米ドル/円が「1ドル＝150円」の場合、1,000通貨を取引するためには150,000円の資金が必要です。

一方、レバレッジをかければ必要資金を大幅に下げられ、レバレッジ25倍で取引する場合の必要資金は6,000円になります。

必要資金は「150円×1,000通貨÷25倍」の計算式で算出することが可能です。

このように、FXの必要資金は「取引単位（Lot）」と「レバレッジ倍率」によって変動します。

数百円〜数千円程度の少額資金でも始められるので、投資経験が少ない初心者の方でも安心して取り組めるでしょう。

初心者がFXで稼ぐために必要な資金

FXは少額でも始められるので、初心者の方は数千円〜1万円の資金でスタートすることをおすすめします。

仮に失敗しても、大きな損失が生まれないのは少額資金で取引するメリットです。精神的な負担が少なく、安全にFXの取引を練習できます。

レバレッジを活用すれば、1万円以下の少額資金でも米ドル/円やユーロ/円など、人気の通貨ペアも問題なく取引可能です。

たとえばユーロ/円が「1ユーロ＝170円」の場合、レバレッジなしで1,000通貨を取引するために必要な資金は170,000円ですが、レバレッジ25倍なら6,800円の資金で1,000通貨を取引できます。

なお、FXの損益は「取引数量×獲得pips」の計算式で算出可能です。「1ユーロ＝170円」のときに買いでエントリーし、175円に上がったタイミングで売却すれば5,000円の利益を獲得できます。

Q、獲得pipsとは？

A、利益が生まれた際の値幅（pips）。一般的に「1pips＝0.01円」なので、1円の値動きにより得られる利益の獲得pipsは100pipsです。

FXはどのくらい儲かるかシミュレーション

ここでは、FX会社へ入金する資金別にどのくらい儲かるかシミュレーションしてみました。前提条件は、「米ドル/円が1ドル＝150円」「取引数量の目安はレバレッジ25倍で算出」の2つです。

1万円〜5万円で始めた場合の損益について以下の表にまとめているので、いくらで始めるべきか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

初心者がFXで稼げるようになるためのコツ

ここでは、初心者でもFXで稼げるようになるための具体的なコツをご紹介します。

投資経験が少ない方でも大きな失敗をせず、コツコツ稼げるようになるための方法をまとめているので、これからFXに挑戦しようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

FXの基礎を学習する

まずは、FXの基礎をしっかり学びましょう。FXには専門用語や独特な仕組みが多いため、本やFX会社の情報サービスなどで学ぶ必要があります。

以下では、最低限押さえておきたいFXの基礎知識を紹介しているので、初心者の方は実際の取引を始める前に覚えておきましょう。

少額またはデモトレードで練習する

初心者がFXに挑戦する際は、まず少額で取引の練習を繰り返しましょう。実際の資金を使って練習する場合は、失っても問題ない金額で行うことが重要です。

利益額・損失額どちらも少なくなりますが、「わずかな値動きでも損益が生まれる」といったリアルな感覚を安全に身につけられます。

また、仮想資金で取引を練習できる「デモトレード」を活用するのも一つの手です。

お金がかかっていないためゲーム感覚に陥りやすい点がネックですが、「いきなり現金を投資するのは不安」といった方でも安心して取り組めるでしょう。

利確・損切りルールを決める

FXで着実に稼ぎ続けるためには、利確・損切りに対してルールを設ける必要があります。

初心者の場合「もう少し利益を伸ばせそう」「含み損を少しでも減らしたい」など、感情的に取引してしまいがちですが、大きな失敗につながる可能性が高いので注意が必要です。

利確・損切りルールは、基本的にpipsで設定します。

たとえば利確のタイミングを「5pips」、損切りのタイミングを「2pips」に設定すれば、勝率が50％程度でも資産をコツコツ増やしていける可能性があります。

これは、損切り幅よりも利確幅を大きく設定し、損小利大の取引を実現できるためです。

このように利確・損切りルールを取引前に設定すると、感情に流されず機械的に取引しやすくなり、初めてFXに挑戦する方でも稼ぎやすくなります。

順張りでトレードする

FXの取引に慣れていない間は、基本的に「順張り」でトレードするよう心がけましょう。

Q、順張りとは？

A、相場が上昇トレンドのときは買いでエントリーし、下降トレンドのときは売りでエントリーすることです。

相場のトレンドに対して従順にエントリーできるので、初心者でも実践しやすいトレード手法だと言えます。

一方、上昇トレンドの際に「これ以上は上がらない」と判断して売りでエントリー、下降トレンドで「これ以上は下がらない」と判断して買いでエントリーするのが「逆張り」です。

もちろん、最安値・最高値でエントリーできれば大きな利益を得られますが、経験豊富なFXトレーダーでもタイミングを予想するのは難しいので、初心者の方にはおすすめできません。

高レバレッジは避ける

初心者の方がいきなり高すぎるレバレッジ倍率で取引するのは絶対にやめましょう。

FXのレバレッジは、少額でも大きな資金として運用できる魅力的な仕組みですが、その分損失額も大きくなるので注意が必要です。

初心者の方には、最大でも5〜10倍程度のレバレッジで始めることをおすすめします。強制ロスカットが発動する可能性も下がるので、安心してFXに取り組めるでしょう。

初心者のうちは、ハイリターンを狙うよりも資金を守りながらコツコツ利益を積み重ねることが大切です。

FXと株式投資はどっちが儲かる？

FXに興味がある方の中には、株式投資での資産運用を検討している方もいるでしょう。

ここでは、FXと株式投資の代表的な違いについて紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

FXは、株式投資よりも短期間で儲かる可能性が高い点が魅力です。

スキャルピングやデイトレードなど、1日の中で完結する短期的なトレード手法で取引すれば毎日利益を積み重ねられるでしょう。

通貨ペアの値動きで発生する「為替差益」を狙った取引は、平日であれば原則24時間いつでも行えます。

また、必要資金が株式投資と比べて少ない傾向にある点もFXの特徴です。

取引単位が小さいFX会社が多く、レバレッジによって必要資金を抑えられるので、株式投資よりも少額で始めやすい環境が整っています。

どちらも儲かる資産運用ではありますが、FXは少額で始めたい方や数週間・数ヶ月で資産を増やしたい方におすすめです。

FXで稼ぐ・儲けるに関するよくある質問

Q、仮想通貨とFXはどちらが儲かる？

A、仮想通貨とFXはどちらも大きく稼げる可能性がある資産運用です。ただし、仮想通貨のほうが値動きの激しい銘柄が多い傾向にあるため、FXよりもハイリスク・ハイリターンな特徴をもちます。

Q、FXで儲かる確率はどのくらい？

A、FXで儲かる人の割合は全体の約60％程度です。2018年に一般社団法人の「金融先物取引業協会」が調査したデータによると、FX経験者1,000人のうち約6割が利益を出していることがわかっています。

※外国為替証拠金取引の取引顧客における金融リテラシーに関する実態調査

Q、FXで稼げるようになるまでの期間は？

A、FXで稼げるようになるまでの期間は人によって異なりますが、早くても半年〜1年程度かかる可能性が高いでしょう。未経験から始める場合、FXの基礎を学習してからデモトレードや少額取引で経験を積み、失敗と改善を繰り返す必要があるためです。焦らず長期的に学ぶ姿勢をもつことが、FXで稼げるトレーダーになる近道だと言えます。

Q、FXは1日いくら稼げる？

A、FXで1日に稼げる金額は、投資資金や取引数量、トレード手法などによりさまざまです。たとえば、数万円の資金で1,000通貨をスキャルピングの手法で運用すれば、1日あたり数千円の利益を平均的に獲得できる可能性があります。

まとめ

ここまで「FXは稼げる・儲かる？」といった疑問を抱える方に向けて、必要資金の計算方法や利益額のシミュレーション結果などを紹介してきました。

FXは数百円〜数千円程度の資金でもスタートできる資産運用で、レバレッジを活用すると少額でも大きなリターンが狙えます。

もちろん初心者の場合は、失敗して損失が生まれることも多くありますが、失っても問題がない小額取引から始めれば安全にFXのスキルを高められるでしょう。

FXは他の資産運用と比較しても「少額で始めやすく、短期でリターンを狙いやすい」といった魅力があるので、まずは無理のない金額でスタートし、コツコツ経験を詰みながら稼げるトレーダーを目指してみてください。