更新日: 2025.10.10
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「FXで現実的に1日5,000円稼ぐことは可能なのか?」といった疑問を抱えている方は多いでしょう。
1日に5,000円を安定して稼ぐことができれば、1ヶ月に10万円ほど資産を増やせるため、数ある資産運用の中でも非常に効率がいい部類に入るといえます。初心者でも正しい知識で着実に練習し続ければ、現実的に目指せる金額です。
そこで本記事では、FXで1日5,000円稼ぐ具体的な方法や、必要資金の目安などについてまとめました。未経験から1日5,000円稼ぐまでの道筋も紹介しているので、FXで安定した利益を上げたい方はぜひ参考にしてみてください。
\ 1日5,000円稼げる! /
結論、FXで1日5,000円稼ぐことは現実的に可能です。
平日は原則24時間いつでも市場が動いているので、どのような生活スタイルの方でも利益を上げやすいでしょう。
なお、FXは以下2種類の方法で利益を得られるようになっており、いずれの方法でも1日に5,000円稼げます。
為替差益
└通貨ペアの値上がり・値下がりで利益を得る方法
スワップポイント
└通貨ペアの金利差で利益を得る方法
為替差益とは、取引する通貨ペアの値上がり・値下がりを予想して利益を得る方法です。
資金が少なくても1日に5,000円稼ぎやすいので、「できるだけ少ない資金で1日5,000円の利益を目指したい」といった方に適しています。
たとえば、米ドル/円を買いポジションで1,000通貨保有し、価格が150円から151円に上がった場合、1,000円の利益を得られます。このトレードを1日に5回繰り返せば、合計5,000円の利益を得ることが可能です。
一方でスワップポイントとは、高金利な通貨を買い、低金利な通貨を売るポジションを保有し続ける限り、毎日利益を得られる方法です。
1日に得られる利益額は、1万通貨を保有している場合100円〜200円程度なので、1日に5,000円稼ぐためには25万通貨〜50万通貨ほど保有する必要があり、資金力に余裕がある方に適しています。
ここでは、FXで1日5,000円稼ぐための具体的な取引手法をご紹介します。
以下3つの取引手法で現実的に1日5,000円稼ぐことが可能なので、生活スタイルや資金力などに合わせて適切なものを選んでみてください。
FXで1日5,000円稼ぐ取引手法
スキャルピング
デイトレード
スワップポイント
スキャルピングとは、数秒〜数分の非常に短い時間で売買を繰り返す取引手法です。1回の取引で狙う利益幅は数pips程度ですが、何度も繰り返すことで1日に5,000円稼げます。
Q、pips(ピップス)とは?
A、通貨ペアの価格が変動した幅を表す単位です。一般的に対円通貨ペアの場合は「1pips=0.01円」、ユーロ/ドルやユーロ/ポンドなど、対円通貨ペア以外は「pips=0.0001ドル」を表します。
たとえば、米ドル/円を1万通貨買いポジションで保有し、150.00円から150.05円に値上がりした場合、5pips分の利益(500円)を得ることが可能です。
このトレードを1日に10回繰り返せば、合計5,000円の利益が得られます。
ただし、1回取引するごとに「スプレッド」により発生するコストを支払わなければなりません。
そのため、スキャルピングで1日5,000円稼ぎたい場合は、スプレッドの狭いFX会社を選ぶ必要があります。
また、何度も売買を繰り返す取引手法なので、ある程度値動きのある通貨ペアを選ぶと1日に5,000円稼ぎやすくなるでしょう。
デイトレードとは、1日のうちにポジションを決済する短期トレードです。
スキャルピングよりも大きな利益幅を狙うため、FXの注文・決済に慣れていない初心者の方でも安定的に取引しやすい傾向にあります。
FXのデイトレードでは、1回の売買で10〜100pips程度の利益幅を狙うケースが一般的です。
たとえば、米ドル/円を1万通貨買いポジションで保有し、150.00円から150.50円に値上がりした場合、50pips分の利益(5,000円)が得られます。
このように、たった1回のトレードでも1日5,000円稼ぐことが可能なので、現実的に目指しやすいと感じる方は多いでしょう。
なお、デイトレードは相場のトレンドを読む力が重要な取引手法なので、初心者の方はチャート分析やファンダメンタルズ分析の精度を高められるように学習してみてください。
Q、ファンダメンタルズ分析とは?
A、国の政治や経済状況などから、取引する通貨ペアの値動きを予想する方法です。
スワップポイントとは、通貨ペアの金利差調整分によって毎日利益が得られる取引手法です。
高金利な通貨を買い、低金利な通貨を売るポジションを保有している限り、毎日利益を得られます。
たとえば、米ドルの金利が10%で日本円の金利が2%の場合、米ドル/円を買いポジションで保有していると8%分の利益(スワップポイント)を得ることが可能です。
ただ、1日に得られる利益額は1万通貨を保有しても100円〜200円程度なので、1日に5,000円稼ぐためにはまとまった資金を用意する必要があります。
取引数量が1万通貨に対して1日あたりのスワップポイントが100円の場合、50万通貨以上を保有しなければ1日に5,000円稼ぐことは不可能です。
\ 1日5,000円稼げる! /
FXをスキャルピング・デイトレードなどのスタイルで取引し、1日5,000円稼ぐために必要な資金は30万円程度です。
たとえば、米ドル/円の価格が150円の場合、1万通貨保有するためには通常150万円必要ですが、レバレッジ5倍で取引すれば30万円に抑えられます。
なお、レバレッジを使用する場合の必要資金は「通貨ペアの価格×取引数量÷レバレッジ倍率」の計算式で算出できます。
もちろん、より高いレバレッジで必要資金を少額に抑えることも可能ですが、値上がり・値下がりによる損失額もその分大きくなるので注意が必要です。
また、FXには「ロスカット」と呼ばれる仕組みがあるため、必要資金に対して高すぎるレバレッジで取引してしまうと、強制的にポジションが決済されるリスクも高まります。
Q、FXのロスカットとは?
A、損失額が一定水準に達した際、保有しているポジションが強制的に決済される仕組みです。
ここでは、初心者がすぐにFXで1日5,000円稼ぐためのコツをご紹介します。
FXの経験が少ない方でも、短期間で効率よく安定した利益を得るために重要なポイントをまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
初心者がすぐにFXで5,000円稼ぐためのコツ
順張りでトレードする
相場が安定している通貨ペアを選ぶ
限界までレバレッジをかけない
損切りルールを徹底する
平均して1日5,000円稼ぐことを目指す
FXの初心者が安定した利益を得るために意識すべきポイントは「順張り」でトレードすることです。
Q、順張りとは?
A、相場の流れに沿って取引するトレード手法です。
チャートが全体として上向きに進む「上昇トレンド」の場合は買い、チャートが全体として下向きに進む「下降トレンド」では売りでエントリーします。
相場のトレンドに沿って取引するシンプルなトレード手法なので、初心者の方でも比較的安定して利益を得やすいでしょう。
一方で「安いときに買って、高いときに売る」といった逆張りトレードは、大きな損失につながるリスクが高い傾向にあります。
もちろん、チャート分析・ファンダメンタルズ分析の精度が高い中〜上級者の方にはおすすめのトレード手法ですが、初心者のうちは避けるべきです。
まずは順張りで小さな利益をコツコツ積み重ねながら、1日に5,000円稼ぐことを目指すと、初心者でも安全に稼ぎやすいでしょう。
\ 1日5,000円稼げる! /
初心者がFXで1日に5,000円稼ぐなら、値動きが安定している通貨ペアを取引しましょう。
値動きが激しい通貨ペアは、1〜2回のトレードでも1日5,000円を稼げる可能性がありますが、反対に大きな損失が生まれる可能性も高いので注意が必要です。
一方、値動きが緩やかな通貨ペアであれば初心者でも値上がり・値下がりを予想しやすく、堅実に利益を積み重ねやすい傾向にあります。
そのため、これからFXを始める方は、流動性が高く値動きが安定している以下の通貨ペアで1日5,000円稼ぐことを目指してみてください。
米ドル/円
豪ドル/円
ユーロ/ドル
FXには、預け入れた資金よりも大きな金額として運用できる「レバレッジ」があります。
「レバレッジを使って少額資金で稼ぎたい」と考える方は多くいますが、失敗したときの損失額が大きくなるため初心者にはおすすめできません。
レバレッジが高くなるほど、損失リスクと強制ロスカットの確率が上がります。
たとえば、10万円を入金してレバレッジ25倍で取引すると、250万円分の通貨ペアを運用できます。
しかし、わずか0.4%の値動きが発生するだけで1万円の損失が生まれるため、預け入れた10万円のうちの10%を一瞬で失ってしまうのです。
このように、高すぎるレバレッジで取引すると損失額が大きくなり、強制ロスカットが発動しやすくなるので、初心者のうちは3〜5倍程度でトレードするよう心がけましょう。
FXの勝率を高めるためには、損失を最小限に抑えることが大切です。
どんなに優れたトレーダーでも100%勝つことは不可能なので、損切りルールを明確に定めておく必要があります。
また、実際にトレードする際は損切りルールを徹底しましょう。感情的にトレードすると、大きな損失が生まれるリスクがあります。
なお、FXの損切りルールは値動きの幅(pips)で決めるケースが一般的です。
トレードスタイルによって設定すべき値動きの幅は異なるので、以下の数値を参考にしながらオリジナルの損切りルールを作成してみてください。
スキャルピング:3〜5pips程度
デイトレード:10〜100pips程度
\ 1日5,000円稼げる! /
FXで安定して稼ぐためには、1日に必ず5,000円の利益を出すのではなく、1日の利益が平均5,000円になることを目指しましょう。
プロのFXトレーダーでも、相場状況によって稼げる日があれば損をする日もあります。
そのため、1日ごとの勝敗ではなく、1週間・1ヶ月単位でトータル利益をプラスにすることが重要です。
【例】1ヶ月に20日トレードした場合
10日間は勝ち
└1日の利益額8,000円×10日間=80,000円
10日間は負け
└1日の損失額3,000円×10日間=-30,000円
トレード結果
└80,000円-30,000円=+50,000円
このように月の半分がマイナスであっても、トータルで1日あたり平均5,000円の利益を獲得できます。
損失より利益を大きくすれば、初心者でも現実的に1日5,000円稼ぐことは可能なので、焦らずにコツコツ利益を積み上げていきましょう。
ここでは、FXの初心者が1日5,000円稼ぐまでの最短ロードマップを紹介します。
具体的な道筋を詳しくまとめているので、これからFXを始める方は以下の手順に沿って進めてみてください。
まずは、FXの基礎について勉強しましょう。
FXには専門用語や独自の仕組みがあるため、実際にトレードする前に押さえておくことが重要です。
レバレッジ
└預け入れた資金よりも大きな金額を動かせる仕組み
pips(ピップス)
└為替レートの変動幅
スプレッド
└通貨ペアの売値(Bid)・買値(Ask)の差額
ロスカット
└証拠金が一定以下になると強制的に決済される仕組み
スワップポイント
└通貨ペアの金利差によって毎日利益を得られる仕組み
スリッページ
└注文した価格と約定された価格にズレが生じること
FXの基礎について一通り学んだら、FX会社で口座開設しましょう。口座開設はスマホやPCなどから24時間いつでも申し込めます。
FX会社で口座開設するためには、「本人確認書類」と「マイナンバー」の2点が必須です。
なお、FX会社を選ぶときに以下5つのポイントを比較すると、初心者でも失敗せずに相性のいいところで口座開設しやすくなります。
スプレッドの狭さ
取扱通貨ペアの豊富さ
取引ツール・アプリの使いやすさ
サポート体制の充実度
最低取引単位の小ささ
FXの口座開設が完了したら、実際に取引するための資金(証拠金)を入金しましょう。なお、初心者の方は、1万円以内の資金で始めることをおすすめします。
最低取引単位が100通貨・1通貨のFX会社を選べば、レバレッジなしでも数百円〜数千円程度の資金で幅広い種類の通貨ペアが取引可能です。
FX会社 | 最低取引単位 |
---|---|
SBI FXトレード | 1通貨 |
松井証券 | 1通貨 |
証拠金を入金したら、できるだけ少額でトレードしましょう。
前述で紹介した「SBI FXトレード」や「松井証券」なら、1通貨単位で取引できるので、数百円程度の資金で米ドル/円やユーロ/円などを売買できます。
初心者のうちは実際の資金を使わずに、デモトレードで経験を積むのも一つの手です。
デモトレードでは、注文・決済やチャート分析など、実践で役立つスキルを無料で身につけられるので、いきなり大切な資産を使うことに抵抗がある方はぜひ活用してみてください。
少額資金やデモトレードで安定して利益を得られるようになったら、1日で5,000円稼げるようにトレードしましょう。
具体的には、取引数量を増やす方法がおすすめです。
たとえば、1通貨単位で練習していた場合は、100通貨や1,000通貨に取引数量を増やしてみてください。
1通貨単位で1日あたり0.5円程度の利益を得ていた方であれば、1,000通貨単位で取引することにより、1日500円稼げる可能性があります。
その後、取引数量を3,000通貨・5,000通貨・10,000通貨と徐々に増やしていけば、最終的には安定して1日5,000円稼げるようになるでしょう。
\ 1日5,000円稼げる! /
FXで1日5,000円稼ぐことは現実的に可能ですが、誰もが失敗せずに実現できるわけではありません。
ここでは、FXのリスク・注意点について詳しく解説しているので、実際トレードする前に必ず押さえておきましょう。
FXの相場は、世界中の経済や政治、自然災害など、あらゆる要因によって大きく変動します。
特に以下のようなタイミングでは、わずか数秒〜数分で相場が急変動するケースも珍しくないので注意しましょう。
米国の雇用統計
地政学リスクの発生時(戦争、災害など)
FRBや日銀など、中央銀行の発言時
なお、相場の値動きが激しいときは「スリッページ」が起こりやすい傾向にあります。
スリッページとは、注文価格と約定価格にズレが生じることです。
どんなに約定力が高いFX口座を使っていても、狙った価格で約定しにくくなるので、初心者の方は避けるのが無難でしょう。
どうしても取引したい場合は「普段よりも取引数量を減らす」「レバレッジを下げる」などのリスク管理が必須です。
FXで長期的にポジションを保有する場合は、スワップポイントを支払う「マイナススワップ」に注意しましょう。
たとえば、日本円の金利が2%で米ドルの金利が10%の場合、米ドル/円を売りポジションで保有している間はマイナススワップが発生します。
金利差となる8%分の損失が毎日生まれるので、低金利な通貨を買って、高金利な通貨を売るポジションを保有するのは避けるべきです。
Q、FXで1日5,000円稼ぐのは無理?
A、FXで1日に5,000円稼ぐことは現実的に可能です。30万円程度の資金があれば、為替差益を狙う「デイトレード」や「スキャルピング」などの取引手法で、1日5,000円の利益を得られます。
Q、FXは1日いくら稼げる?
A、FXで1日に稼げる金額は、取引の経験や取引数量、レバレッジなどにより大きく異なります。そのため、初心者の場合は1日500円〜1,000円程度の利益を狙うことから始めてみるのがおすすめです。
Q、FXで1日1万円稼ぐ方法は?
A、FXで1日1万円稼ぐ方法は、基本的に5,000円稼ぐ方法と変わりません。1日5,000円の利益をスキャルピング・デイトレードで安定的に得ている方であれば、取引数量を倍にすると1日1万円を稼げる可能性があります。
ここまで、FXで1日5,000円稼ぐ具体的な方法について解説してきました。
通貨ペアの値上がり・値下がりで利益を得られる「為替差益」であれば、現実的に30万円ほどの資金で1日5,000円稼ぐことが可能です。
もちろん、取引経験に加えて、チャート分析・ファンダメンタルズ分析の精度が求められるため、誰でも簡単に稼げるわけではありませんが、コツコツ練習し続ければ実現できる可能性は高いでしょう。
まずは、少額資金で安定して利益を得ることを目指し、徐々に取引数量を増やしながら1日に5,000円稼ぐのを実現してみてください。