監修者の恩田さんへクレジットカードに関するインタビューを実施!
クレジットカードやローンなどの記事を多数監修されている恩田さんにインタビューを実施しました。
専門家ならではの意見を述べてくださったので、気になる方はぜひ最後までチェックしてください。
監修者:恩田 雅之さん |
クレジットカード最強の2枚に関して
クレジットカードを複数枚使い分けるのが向いている人の特徴は何でしょうか?
クレジットカードを複数枚使い分けるのが向いている人の特徴は、支払のほとんどをクレジットカードで行い、生活費や旅行レジャー費など利用用途別に支出を管理したい人や、カード毎に異なる優遇サービスをいろいろ利用したい人になります。
また、クレカ積立によるNISAの利用など、クレジットカードを使って投資したい人も、投資と消費(支出)を分けて管理できるため、クレジットカード複数枚使い分けに向いている人です。
クレジットカードを複数枚持つメリットを教えてください。
クレジットカードを複数枚持つメリットの1つとして、磁気エラーなどでカードが利用できない時や、盗難・紛失のなどトラブルがあっても、他のカードで支払いを支障なくできる点があります。
2つ目のメリットは、異なった国際ブランドのカードを保有することで、利用できるサービスや店舗が拡大する点です。
3つ目のメリットは、利用用途別(生活費やレジャー費など)に支払うカードを分けることで、家計管理が楽になる点になります。
クレジットカードの審査に関して
ーー審査難易度が低いクレジットカードの見分け方を教えてください。
審査の難易度については、クレジットカード会社が審査基準を公表していないため判断が難しいです。
しかし、申込条件についてはクレジットカード会社のホームページで確認することができます。
ただ、審査に通過するかどうかは、申込者の信用情報の内容にもよります。
ーーなるべく早くクレジットカードを発行したいときに気をつけることはありますか?
なるべく早くクレジットカードを発行したいのであれば、店舗や施設で即日発行が可能なカードに申込む方法があります。
また、クレジットカード自体の発行は即日できませんが、Web申込することで審査を通過すれば即時にクレジットカード番号を発行され、ネットショッピングで使えるカードもあります。
一般的に同じカードを長く利用するので、自分にとってポイントが貯めやすいかなど、早くカード発行ができる点以外にも目配りすることが大切です。
無職向けクレジットカードに関して
ーー無職の方がクレジットカードの審査通過率を上げるためにできることはありますか?
無職の方が審査通過率を上げるためにできることは、申込条件に収入の記載が無いところを選んで申し込むことと、短期間に複数の申込をしないことです。
申込書の記入ミスをしないことも重要です。
また、一般のクレジットカードではなく、デポジット型のものを選ぶと審査通過率を上げることができるでしょう。
デポジット型は、カード会社に保証金(デポジット)を預入して、その範囲ないでクレジットカードが利用できるカードです。
ーー無職の方がクレジットカードの審査に落ちた場合、どのような対処をするべきですか?
クレジットカードに申し込みを行うと、CICなど信用情報機関に記録されます。
記録は6ヵ月残り、他のカード会社など金融機関から閲覧できる状態になるので、新たに申込む場合は、6ヵ月以上あけた方がいいでしょう。
また、収入以外の要因で落ちるケースもあるので、信用情報機関に開示請求を行い、自分の信用情報も確認しておきましょう。
JCBカードWに関して
ーーJCBカードWの特典でとくにおすすめできるものを教えていただきたいです。
JCBカードWの特典としては、JCBパートナー店や優待サイト「Oki Dokiランド」で買い物をすることでボーナスポイントが付与され、通常利用よりもお得にポイントを貯めることができる点があります。
ポイントアップ登録は、無料で行うことができますので事前に登録を済ませておきましょう。
ーーJCBカードWは、どこで使用しても還元率が1.0%以上のカードですが、ポイントを効率よくたくさん貯める使い方はありますでしょうか。
ポイントを効率的に貯める使い方としては、電気代やガス代などの公共料金をクレジットカード決済することで利用額自体を増やす使い方があります。公共料金は毎月発生するため、通常の1%の還元率でも効率的にポイント貯めることが可能です。
それ以外に、JCBのパートナー店や優待サイトの「Oki Dokiランド」の中で高い倍率のボーナスポイントを付与している店舗を選んで買い物をすることもポイントを効率的にためる使い方になります。
監修者
育休中、フリーランス女性に向けて「社会制度」や「貯金・投資」に関するお役立ち情報を発信。
マネーコラムの執筆や記事監修も手がける。日経xwoman公式アンバサダー。著書「お金の使い方、貯め方教えて下さい」主婦の友社
東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。
以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。
福岡の大学を卒業後、大手インフラ業界に就職。主に、ご家庭の光熱費削減や新電力の業務に約4年ほど従事。現在は、父の会社(有限会社バード商会)を継ぎ、独立系のファイナンシャル・プランナーとして活動中。専門分野は、家計改善(光熱費の見直し)と資産形成の分野。
FPの実績は、カードローン相談、光熱費の見直し、企業型確定拠出年金の導入、日本FP協会でアシスタント相談員、執筆などを行っている。
水野総合FP事務所代表。独立系ファイナンシャルプランナーとして個別相談、執筆・監修、講師、取材協力などマルチに活動。ライフプラン、資産運用、相続・資産承継といった幅広い相談内容に対応し、全国1000名を超える方から日本FP協会に寄せられる「くらしとお金」の電話相談を1年間担当。毎月20本以上の執筆・記事監修の他、大学や事業法人で講師を務め年80回登壇。学校法人専門学校非常勤講師として「投資の授業」を毎週行う。
消費生活ジャーナリスト。1952年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。
同大学院修士課程修了後、月刊誌記者などを経て独立。流通、情報通信、金融分野を中心に活動する。主力はクレジットカード&電子マネーの研究で、すでに30年間に渡って業界の定点観測をしている。また、クレジットカードのムックも50冊以上監修しキャッシュレスの生き字引として情報発信を続けている。
証券会社にて営業・経営企画部門、社長秘書等を行う。また、投資銀行業務にも携わる。
現在、不動産を含む資産運用と社会保障(特に年金)を主に、FP相談・執筆・講演・を行っている。東洋大学経営学部ファイナンス学科非常勤講師