家族カードおすすめランキング!夫婦で持つとお得なクレジットカードを比較
家族カードとは、クレジットカードを保有している本会員の家族に発行できるカード。発行会社によって条件は異なりますが、配偶者・18歳以上の子ども・両親が対象となっていることが一般的です。家族カードを発行すれば、明細を一括で管理できるので家計管理に役立てられるだけでなく、ポイントも効率的にたくさん貯めることが可能となります。
そのため、「夫婦で家族カードを利用したい」「おすすめな家族カードを知りたい」と考えている人も多いのでは?そこでこの記事では、家族カードを発行できるおすすめのクレジットカードをランキング形式で紹介していきます。それだけでなく、家族カードのメリット・デメリット、家族カードの作り方も解説しているのでぜひ参考にしてください。
- 年会費
- 49,500円(税込)
- 審査・発行期間
- 通常2~3週間
- 還元率
- 1.00 〜2.00%
キャンペーン
新規入会で3ヶ月以内に30万円利用で36,000ポイント・通常利用ポイント30万利用で9,000ポイント、合計45,000ポイント獲得可能
入会キャンペーンだけでも豪華な特典が受け取れる利用者にとって嬉しいカード!!
空港でも様々な質の良いサービスを受けることが可能!
メリットとデメリット
メリット
入会キャンペーンで条件クリア後に、合計39,000ポイント獲得できる。
カード継続・決済条件達成で(年400万円)プラチナエリート資格
送迎や言語面などにおいて空港や海外旅行の支援サービスを利用できる
デメリット
空港でのラウンジ利用のためのプライオリティパスが付帯しない
年会費が高額な分、無料宿泊券を獲得ができないとプラスにならない
- 年会費
- 170,500円(税込)
- 審査・発行期間
- -
- 還元率
- 1.50 〜2.50% (ダイナースクラブ リワードポイント)
- 還元率
- 0.50 〜2.00% (ANAマイル)
キャンペーン
入会で10,000マイル、毎年の継続時に10,000マイルプレゼント
ANAグループ便での利用でANAマイルが50%上乗せ!24時間対応のコンシェルジュサービスがつくプレミアムカード
メリットとデメリット
メリット
入会、継続で10,000マイル付与
世界中の空港VIPラウンジが年会費・利用料無料
24時間対応のコンシェルジュサービス
デメリット
Diners加盟店が少なめ(国内ならJCB加盟店でも決済が可能)
年会費が高額
入会基準が厳しい
- 年会費
- 初年度:無料
次年度以降:2,200円(税込)
※年間利用額が50万円以上の場合は無料
- 審査・発行期間
- 最大3~4週間
- 還元率
- 0.50% (OkiDokiポイント)
- 還元率
- 0.50% (メトポ)
キャンペーン
入会ボーナスで800ポイントプレゼント
オートチャージで0.5%還元!メトロに乗れば乗るほどポイントが貯まるお得なカード
メリットとデメリット
メリット
電車に乗るだけでポイントが貯まる
オートチャージで0.5%還元
クレカのポイントとPASMOのポイントがダブルで貯まる
デメリット
ポイント還元率がそれほど高くない
東京メトロを使わない人には恩恵が少ない
- 年会費
- 11,000円(税込)
- 審査・発行期間
- -
- 還元率
- 0.40%
最高5,000万円の旅行傷害保険が自動付帯!
フライトで豊富なマイルが貯まる法人カード。
メリットとデメリット
メリット
最高5,000万円の旅行傷害保険が自動付帯
ボーナスマイルが貰える
カード使用者ごとの利用額が分かる
デメリット
ショッピング保険が付帯しない
ショッピングマイルが貯まらない
楽天PINKカード
- 年会費
- 永年無料
- 審査・発行期間
- 約1週間~10日前後
- 還元率
- 1.00%
キャンペーン
新規入会&利用で5,000ポイントプレゼント
女性にうれしい特典満載!4つのかわいいデザインから選べる還元率1.0%のお得なカード
メリットとデメリット
メリット
4つのかわいいデザインから選べる
乳がんや子宮筋腫などでの入院・手術・放射線治療の費用をサポート
月額330円で、ライフスタイル応援サービスが利用可能
月々500円以下の支払いで保険に入会可能
デメリット
発行に最低でも1週間かかる
ポイントの有効期限が1年間
ETCカードの年会費が有料
- 年会費
- 初年度:無料 次年度以降:1,375円(税込)
- 審査・発行期間
- 最短2営業日で発行
- 還元率
- 0.10 〜3.00%
キャンペーン
新規入会プログラム条件達成+使うとお得プログラム条件達成で最大15,000円キャッシュバック
海外での買い物が3%キャッシュバック!
女性向けの保険がお得
メリットとデメリット
メリット
子宮頸がんや乳がんの検診が無料になるクーポンプレゼント
海外ショッピング利用で3%キャッシュバック
海外旅行傷害保険が自動付帯
デメリット
通常時のポイント還元率が低め
2年目以降年会費がかかる
- 年会費
- 11,000円(税込)
- 審査・発行期間
- 最大3~4週間
- 還元率
- 0.03% (OkiDokiポイント)
- 還元率
- 0.03% (メトポ)
キャンペーン
新規入会で1,000ポイントプレゼント
最大1億円の海外旅行傷害保険付き!電車に乗るだけでポイントがどんどんたまる、PASMO一体型のゴールドカード
メリットとデメリット
メリット
最大1億円の海外旅行傷害保険
空港ラウンジが充実
24時間年中無休のホームアシスタントサービス付き
デメリット
年間利用ボーナスがなし
電子マネーが使えないお店だと、還元率が下がる
イオンカード(ミニオンズ)
- 年会費
- 永年無料
- 審査・発行期間
- 最短5分
- 還元率
- 0.50 〜1.00%
キャンペーン
webから新規入会・利用で最大5,000ポイントプレゼント
イオングループでいつでも1.0%還元!
映画館やユニバーサルスタジオジャパンでお得に使える
メリットとデメリット
メリット
ユニバーサルスタジオジャパン内での利用で5%還元
イオンシネマで映画が1,000円で見られる(年12回まで)
最短5分で利用可能
デメリット
旅行保険が付帯していない
他社ポイントとの交換がしにくい
イオングループを利用しない方は恩恵を受けにくい
- 年会費
- 初年度:無料 2年目以降:2,200円(税込)
- 審査・発行期間
- 最短14営業日 通常3~4週間
- 還元率
- 1.00 〜3.00% ※利用代金Web明細サービスに登録で1.0% (Vポイント)
- 還元率
- 1.00 〜3.00% ※利用代金Web明細サービスに登録で1.0% (TOKYU POINT)
キャンペーン
ANAカード新規入会&キャンペーンにエントリーのうえ各種条件達成委で最大26,000マイルプレゼント
ANAマイル、TOKYU POINT、Vポイントの3種類のポイントが貯まる!さらに、PASMOへチャージする度にポイントが貯まるお得なクレジットカード
メリットとデメリット
メリット
入会時、毎年の更新時に1,000マイルプレゼント
TOKYU POINTとVポイント、ANAマイルが3重で貯まる
海外旅行保険が自動付帯
デメリット
東急線や東急グループを使わない方は恩恵を受けにくい
海外旅行傷害保険の補償額が控えめ
- 年会費
- 初年度:無料 2年目以降:1,100円(税込)
- 審査・発行期間
- 通常4週間
- 還元率
- 1.00 〜3.00% ※利用代金Web明細サービスに登録で1.0%
電車に乗るだけで3%ポイントが返ってくる!還元率1.0%のPASMO付きクレジットカード
メリットとデメリット
メリット
東急線への乗車で3%のポイント還元
基本還元率が1.0%と高めに設定されている
JALマイルも貯まる
デメリット
東急線や東急グループを利用しない方には、恩恵が少なめ
交換できるポイントが少ない
- 年会費
- 年会費永年無料
- 審査・発行期間
- 最短3営業日
- 還元率
- 1.00%
キャンペーン
新規入会&Qoo10での利用で20%キャッシュバック
友達・家族からの紹介での入会で最大6,000円プレゼント
※29歳以下限定
1%が現金で戻ってくる
高校生から申し込める、特典満載のカード
メリットとデメリット
メリット
利用金額の1.0%が自動でキャッシュバック
PiCLINKのプリ保存がずっと半額
Qoo10での買い物で5%キャッシュバック
デメリット
国際ブランドがMastercardのみ
デジタル・ナンバーレス版はJCBのみ対応
国内の旅行傷害保険が適応されない
- 年会費
- 永年無料
- 審査・発行期間
- 1~2週間
- 還元率
- 1.00% (自動割当)
キャンペーン
キャンペーン
期間中のカードショッピング利用金額に応じて最大4,500ポイントプレゼント
年会費永年0円で、利用金額の1%が自動で割引き!公共料金の支払いなどにも使えるお得なカード
メリットとデメリット
メリット
年会費永年無料で、利用金額の1%が自動で割引き
新規入会でカードキャッシング30日間無利息
公共料金の支払いでも1%の割引きが適応
デメリット
ショッピング利用でポケット・ポイントが貯まらない
ETC、家族カードの維持費にお金がかかる
TGC CARD
- 年会費
- 永年無料
- 審査・発行期間
- 最短即日
- 還元率
- 0.50 〜1.00%
TGC カード会員限定の特典多数!
年会費無料で、映画館や東京ガールズコレクションでお得になるカード
家族カードを比較
家族に発行できるおすすめのクレジットカードを多数紹介してきました。ここからは、家族カードの選び方や家族カードの作り方などを解説していきます。
目次
おすすめの家族カードの検証ポイント
ココモーラでは、おすすめの家族カードを集めて、徹底的に比較検証しました。
1.家族カードの年会費
クレジットカードの年会費を、「全て永年無料」「初年度無料もしくは1枚目のみ永年無料」「5,000円以下」「5,001円以上」に分けて検証を行いました。
2.還元率
クレジットカードの還元率を、0.4%以下~1%以上に分けて、各クレジットカードの比較を行いました。
3.発行枚数
発行可能な枚数を「最高3枚以上」「最高2枚」「1枚まで」「不明」に分けて、各クレジットカードの検証を行いました。
4.家計管理のしやすさ
家族カードの家計管理のしやすさを「家族カードごとに明細を見られる」「支払い口座は本会員から全て引き落とし」「家族カードごとに上限を設定できる」に分け、クレジットカードの評価を行いました。
-すべての検証はココモーラ編集部で行っています-
家族カードを発行するメリット
家族カードの主なメリットは以下の4つです。
家計管理に役立つ
家族カードの大きなメリットは、家計管理に役立つことです。
家族全員分のレシートを管理したり、何にいくらお金を払ったのか聞いたりする必要もないため、非常に便利でしょう。
家族カードを使ってもらうだけで、家計管理の効率化を図れますよ。主婦の方にとってはかなり嬉しいポイントでしょう。
家族で大きくポイントを貯められる
家族で大きくポイントを貯められるのも家族カードの魅力です。家族カードのポイントは本会員のポイントと合算されます。
家族カードを発行しなかった場合は1人でポイントをコツコツ貯めることになりますが、家族カードを発行すれば家族で効率よくポイントを貯めていくことが可能です。
たくさんポイントを貯めて豪華賞品と交換したり、マイルに移行して家族旅行で使ったりするのもおすすめです。
お手頃な年会費で本会員と同様のサービスを受けられる
家族カードの年会費は本カードよりも安く設定されているにも関わらず、本会員のクレジットカードに付帯しているサービスや特典を利用可能です。
お手頃な年会費で本会員と同様のサービスを利用できるのはかなりコスパが良いと言えるでしょう。
中には、本会員の年会費が1万円を超えるクレジットカードでも、家族カードは年会費永年無料のものもあります。お得さを追求するなら、そういったクレジットカードがおすすめです。
例えば、三菱UFJカード ゴールドプレステージは本会員が11,000円(税込)ですが、家族カードは永年無料で持つことができます。
審査なしで発行できる
家族カードは、基本的に家族会員の審査が行われません。
ただ本会員を審査した際に、収入に余裕がないと判断されたり、利用状況に問題があったりすると、家族カードを発行できないこともあるので注意してください。
本会員の信用情報も改めて照会されることが多いです。傷がついていると家族カードを作れないほか、本カードも利用停止になることも考えられます。
家族カードに関する注意点
家族カードに関して、以下の4つの注意点があります。実際に発行する前に目を通しておきましょう。
利用額が共有される
家族カードを発行すると、本会員のクレジットカードと利用額が共有されます。
例えば、本会員の限度額が50万円ですでに40万円利用していた場合、家族カードが使えるのは残りの10万円となります。
もし本カードもしくは家族カードを使いすぎると、もう一方のカードがすぐに利用停止になってしまうでしょう。そのため、使う額をあらかじめ決めておくのが得策です。
もしくは、限度枠を増やしてもらうように申請することもできます。ただ増枠には審査に通る必要があるので注意してください。
利用明細も共有される
家族カードの利用明細と本体のクレジットカードの利用明細が共有される点もデメリットと言えます。
そのため、見られて困るような物は家族カードで買わないようにしましょう。私用のクレジットカードを持つか、現金や電子マネーなど他の方法で決済するのがおすすめです。
引き落とし口座は分けられないことが多い
本体のクレジットカードと家族カードの口座は分けられないことがほとんどです。そのため、家族カードの利用額も本体のクレジットカードの口座から引き落とされます。
プレイベートな出費は私用のクレジットカードで決済し、家族カードを使うのは固定費や食費だけにする、といった形でルールを決めておくと良いでしょう。
エポスゴールドカードや三井住友カード プラチナなど一部のクレジットカードは、家族カード名義の口座を登録することが可能です。
本カードが解約されたら家族カードも解約される
本体のクレジットカードを解約した場合、その家族カードも解約となります。
例えば、もし本カードを持つ人が3ヶ月以上の滞納や債務整理などをしたら、強制解約となり家族カードも利用できなくなります。
滞納は誰にでも起こり得ることなので、特に注意しましょう。こまめに明細やメールなどをチェックするのがおすすめです。
家族カードの作り方
家族カードは以下の流れで作ることができます。
今回は、クレジットカードの申し込みと同時に家族カードを作る手順について解説するので、ぜひ参考にしてください。
【1】申し込みフォームにて必要事項を入力する
まず、クレジットカードの公式サイトへ行って、申し込みボタンを押しましょう。そうすると申し込みフォームのページに飛ぶので、必要事項を入力できるようになります。
主な必要事項
- 名前
- 生年月日
- 勤務先
- 年収
- 口座情報
上記の必要事項を入力してください。間違った情報で申請すると、審査の時間が長引いたり、発行できなくなったりするので気をつけましょう。
【2】家族カードの欄にチェックを入れる
申し込みフォームに必要事項を入力できたら、家族カードの欄にチェックを入れましょう。
チェックを入れることで、クレジットカードと同時に家族カードを発行することができます。
もし、チェックを入れるのを忘れても、クレジットカードの発行後にWebサイトやアプリから申し込むことも可能ですよ。
【3】審査を待つ
申し込みが完了したら、審査を待ちましょう。クレジットカードの審査では、主に以下のような項目をチェックされます。
審査でチェックされる主な項目
- 年収
- 信用情報
- 勤務年数
- 雇用形態
- 扶養家族の有無
- 住居情報(持ち家・賃貸か)
上記の内容から、クレジットカードの利用額を返済できる能力があるのかが判断されます。
審査は数日〜1週間ほどかかるのが一般的。早めに作成したい方は、余裕を持って申し込むのがおすすめです。
【4】クレジットカードと家族カードを受け取る
審査に通ったら、クレジットカードと家族カードが発行されます。
また、受け取る際は、運転免許証やマイナンバーカードなど、顔写真付きの本人確認書類が必要となります。予め用意しておきましょう。
家族カードを選ぶポイント
家族カードを選ぶ際には、以下の3つのポイントが大切です。
家族カードを選ぶポイント
- 発行コスト
- 発行可能枚数
- 利用可能枠
発行コスト
家族カードのコストは、年会費・発行手数料が無料なものから、どちらも有料なものまでさまざまです。
中には、初年度や一枚目のみ無料といったように条件付きで無料で発行できるものもありますよ。
したがって、発行したい枚数や使う頻度などに応じて、適切なカードを選ぶことが大切です。
家族カードを複数枚発行したい、不安だから念のため子供にカードを持たせたいと考える方は、コストが安価なものを選ぶとよいでしょう。
発行可能枚数
家族カードの発行を2~4枚までに限定しているものが多く、家族全員分のカードを発行できない場合が考えられます。
例えば、三井住友カード(NL)やau PAYカードは家族カードを最大9枚まで発行することができます。家族全員分のカードを発行したいと考えている方におすすめです。
利用可能枠
家族カードの利用可能枠は本会員と合算になります。したがって、本会員または家族会員の誰かが利用した分、他の会員の利用枠が減ることになります。
誰か1人が利用しすぎると他の家族がカードを利用できなくなってしまうかもしれません。
そのため、利用可能枠が大きいものを選ぶことが重要になります。
一般的に、利用枠の上限はカードのランクによって決められます。家族カードを複数枚発行したい方は、ゴールドやプラチナなど高ランク帯のカードを選んでみてはいかがでしょうか。
家族カードを使っている方にインタビューを実施!
ココモーラ編集部は、家族カードを使われている方にインタビューを実施しました。
家族カードのメリット・デメリット、家計管理の方法なども詳しくお聞きできたので、気になる方はぜひ参考にしてください。
いとちさん 40代・女性・専業主婦 使っているクレジットカード:楽天カードの家族カード |
楽天カードの家族カードを作成した経緯
編集部:もともと楽天カードは、どなたが持っていらっしゃったものなのでしょうか?
いとちさん:主人が作って、家族カードを発行してもらって私に渡ってきたという感じですね。
以前、青森に住んでいたんですけど、都内に引っ越してきたタイミングで楽天カードに切り替えました。それまでは銀行のカードだったんですけど、銀行のポイントってイマイチ使用方法が分からなくて。
あと、私が引越しのタイミングで携帯を楽天モバイルに変更したんですよね。それと、せっかく首都圏に出てきたんであれば、ポイントを賢く使える方がいいねって主人と話していて、楽天カードなら楽天市場でポイントを貯められて、その楽天ポイントを色んなところで使えるので、楽天カードを選びました。
毎月の利用額や家計管理について
編集部:毎月、いくらぐらい平均で使われていますか?
いとちさん:15,000円〜50,000円くらいです。
編集部:何を購入されることが多いですか?
いとちさん:コンタクト代、美容院代、子どもの服、主人のスーツ代、外食等突発的なものに使用するため、月々で異なります。 携帯代だけは毎月引き落としてます。日用品や食費にはあまり使うことはないです。
編集部:家族カードを利用する上で、何かルールみたいなものは決まっていますか?
いとちさん:そんなには決めていないですね。ただ、利用枠を共有しているので、使う場合は声かけをしています。コンタクト代を払うよとか、美容院に行くから使うよとか、そういう感じですね。
以前、主人の出張が重なって使えなくなったことがありました。確か月に何回も出張があって、飛行機代とか新幹線代とかがかさんで使えなかったことが1回ありましたね。なので、利用額を上げるか、別のクレジットカードに変えようかって迷っています。
編集部:家計管理はどうされていますか?
いとちさん:私が家計管理のアプリを使っています。主人にはレシートを出してもらって、それをアプリに入力するという感じです。
インタビュー概要
インタビュー募集機関 | ユニーリサーチ |
インタビュー実施日 | 2024年7月 |
インタビュー実施対象 | 18歳以上 家族カードを使っている方 |
インタビュー対象地域 | 日本 |
監修者の水野さんへ家族カードに関するインタビューを実施!
家族カードを実際に利用されている監修者の水野さんにインタビューを実施しました。
家族カードの選び方や効率よくポイントを貯める方法などを教えていただけたので、ぜひ参考にしてください。
監修者:水野 崇さん |
ーー家族カードを選ぶときに重視すべきポイントはありますか?
家族カードを選ぶときは、年会費、ポイント還元率、付帯保険、特典サービスなどを総合的に検討しましょう。年会費無料の家族カードが1枚あれば、毎月の家計管理が簡単になって便利です。
ゴールドや航空系など、カードブランドによっては家族カードの発行で年会費が発生します。
それでも、本カード会員と同じ付帯保険や特典サービスを受けられますので、年会費が発生してもメリットを感じる場面は多いです。
航空系のANAカードやJALカードであれば、本カード会員の半額以下の年会費で家族カードを発行でき、効率的にマイルが貯められ陸マイラーにもおすすめです。
ーー家族カードで効率よくポイントを貯める方法があれば教えていただきたいです。
家族カードの利用で貯まったポイントは本カード会員のポイントと合算されますので、ポイントアップが期待できるお店やサービスの利用が欠かせません。
ライフスタイルに合った経済圏でのクレカ選びが、これからのスタンダードになるかもしれません。
ーー家族カードを使うにあたって注意すべきことはありますか?
家族カードは本カードとの合算金額が毎月引き落としされますので、家族カードが発行されているクレジットカードの請求金額は大きくなりがちです。
家族カードは不正利用などにも気付きにくく、定期的な明細チェックは欠かせません。
本カード会員は、アプリなどからでも家族分の利用明細を確認できますので、必ずチェックしましょう。
家族カードに対する専門家コメント
今回紹介した家族カードが発行できるクレジットカードについて、ココモーラの監修者お二人にコメントをいただきました。どのカードにするか決めかねている方は、ぜひ参考にしてください。
JCBカードW
|
家族カードでも、ポイント還元や付帯保険など本会員と同じ特典が利用できます。また、JCBカードWの申し込みには年齢制限が設けられていますが、家族カードは18歳以上の家族であれば誰でも申し込みができますよ。 |
三井住友カード(NL)
家族会員であっても各種保険が適用されます。また、ポイント還元率も変わりません。枚数にかかわらず、永年無料で家族カードを発行できる点も嬉しいポイントですね。 |
三菱UFJカード VIASOカード
|
年会費・手数料ともに無料の家族カードを発行可能です。貯まったポイントは自動的にキャッシュバックされることが特徴。カードの枚数が増えるほど面倒になるポイント管理のわずらわしさから解放されます。 |
イオンカードセレクト
最大3枚まで家族カードを年会費無料で発行できます。本会員カードと異なる点として、キャッシュカード機能が付帯しない点が挙げられます。しかし、ポイント還元はもちろん、WAONやオートチャージ機能はそのまま利用できますよ。 |
三菱UFJカード
|
家族カード1枚につき440円(税込)の年会費が掛かるものの、初年度は無料で利用できます。還元率など基本的な機能は本会員と共通で、家族会員がETCカードを発行することも可能です。 |
家族カードに関するアンケート調査
調査方法 | フリージーを使用した独自調査 |
調査対象 | 18歳以上の男女 |
調査対象者数 | 200人 |
年齢比率 |
30~39歳:6人(3%) 40~49歳:27人(13.5%) 50~59歳:57人(28.5%) 60歳以上:110人(55%) |
性別比率 |
男性:140人 女性:60人 |
職業比率 |
会社員(正社員):66人(33%) 会社員(契約・派遣社員):12人(6%) 経営者・役員:7人(3.5%) 公務員(教職員を除く):0人(0%) 自営業:11人(5.5%) 自由業:4人(2%) 医師・医療関係者:2人(1%) 専業主婦:33人(16.5%) 学生:0人(0%) パート・アルバイト:13人(6.5%) 無職:51人(25.5%) その他:1人(0.5%) |
調査期間 | 2024年3月 |
調査地域 | 日本 |
家族カードに関するアンケート調査結果の元データ(PDF)>>
家族カードに関するアンケート調査結果の詳細>>
どのクレジットカードの家族カードを発行したことがある、もしくは持っていますか?(複数回答)
項目 | 回答者数 | 割合 |
JCBカードW | 23 | 11.5% |
三井住友カード(NL) | 12 | 6% |
エポスカード | 3 | 1.5% |
ライフカード | 5 | 2.5% |
イオンカード | 38 | 19% |
三菱UFJカード | 9 | 4.5% |
楽天カード | 79 | 39.5% |
アメックスカード | 11 | 5.5% |
dカード | 16 | 8% |
au PAYカード | 4 | 2% |
セゾンカード | 23 | 11.5% |
ANAカード | 8 | 4% |
JALカード | 12 | 6% |
UCカード | 5 | 2.5% |
三井住友カード ゴールド(NL) | 8 | 4% |
JCBゴールド | 10 | 5% |
エポスゴールドカード | 7 | 3.5% |
dカード GOLD | 15 | 7.5% |
その他 | 23 | 11.5% |
家族カードの中で最も人気だったのは「楽天カード」でした。楽天カードは年会費が永年無料で還元率も1.0%と高めなので、どなたでも利用しやすいのが人気の理由でしょう。
その他、イオンカード・JCBカードW・セゾンカードなども保有者が多かったです。
イオンカードはイオン系列店によく行く方、JCBカードWは場所を選ばずポイントを貯めたい方、セゾンカードはポイントの有効期限を気にしたくない方におすすめと言えます。
このアンケート結果を参考に、家庭に合った家族カードを選んでみてください。
家族カードを持っているご家族はどなたですか?
項目 | 回答者数 | 割合 |
夫 | 80 | 40% |
妻 | 153 | 76.5% |
子ども | 22 | 11% |
父親 | 0 | 0% |
母親 | 7 | 3.5% |
その他 | 0 | 0% |
家族カードを持っている人を調査したところ、ダントツで「妻」と回答した人が多かったです。
また、「夫」に票を入れている人も4割いました。夫に家族カードを持たせて明細を把握するのに役立てているのでしょう。
家族カードを作ってみて感じたメリットは何ですか?
項目 | 回答者数 | 割合 |
家計管理がしやすくなった | 46 | 23% |
ポイントやマイルが貯まりやすくなった | 65 | 32.5% |
収入がなくても持てる | 22 | 11% |
お得な年会費で豪華な特典や優待を利用できる | 11 | 5.5% |
ポイントを家族で共有して使える | 45 | 22.5% |
その他 | 11 | 5.5% |
家族カードのメリットとして、「ポイントやマイルが貯まりやすくなった」と回答している人が最多でした。
家族カードで貯めたポイントは、本体のクレジットカードのポイントと合算可能です。効率よくポイントを集めることができるため、商品に交換したり、現金に還元したりすれば、節約にも繋がります。
また、家族でたくさん貯めたポイントをマイルに移行して特典航空券と交換する家庭もあるでしょう。もっとお得に家族旅行を楽しむことができます。
家族カードを使っていて困ったことはありますか?
項目 | 回答者数 | 割合 |
使いすぎてしまう、利用枠の上限に達しやすい | 48 | 24% |
あまり知られたくない買い物がバレてしまった | 32 | 16% |
明細をうまく管理できない | 47 | 23.5% |
本会員のクレジットカードが利用停止されて、家族カードも使えなくなった | 7 | 3.5% |
特になし | 73 | 36.5% |
家族カードを使っていて困ったことを伺ったところ、「特になし」という回答が最も圧倒的に多かったです。家族カードを発行しても損をすることはあまりないと言えるでしょう。
強いて言えば、利用額の上限に達しやすい、明細をうまく管理できないという意見がありました。ただ、上限に何度も達する場合は増額を申請することもできますし、明細の管理はアプリで簡単にこなせる場合が多いです。
もし家族カードを発行しようか迷っている方がいれば、ぜひ申し込みを検討してみてはいかがでしょうか。
この記事の監修者
育休中、フリーランス女性に向けて「社会制度」や「貯金・投資」に関するお役立ち情報を発信。
マネーコラムの執筆や記事監修も手がける。日経xwoman公式アンバサダー。著書「お金の使い方、貯め方教えて下さい」主婦の友社
- ファイナンシャルプランナー
東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。
以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。
- 有限会社バード商会
福岡の大学を卒業後、大手インフラ業界に就職。主に、ご家庭の光熱費削減や新電力の業務に約4年ほど従事。現在は、父の会社(有限会社バード商会)を継ぎ、独立系のファイナンシャル・プランナーとして活動中。専門分野は、家計改善(光熱費の見直し)と資産形成の分野。
FPの実績は、カードローン相談、光熱費の見直し、企業型確定拠出年金の導入、日本FP協会でアシスタント相談員、執筆などを行っている。
水野総合FP事務所代表。独立系ファイナンシャルプランナーとして個別相談、執筆・監修、講師、取材協力などマルチに活動。ライフプラン、資産運用、相続・資産承継といった幅広い相談内容に対応し、全国1000名を超える方から日本FP協会に寄せられる「くらしとお金」の電話相談を1年間担当。毎月20本以上の執筆・記事監修の他、大学や事業法人で講師を務め年80回登壇。学校法人専門学校非常勤講師として「投資の授業」を毎週行う。
消費生活ジャーナリスト。1952年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。
同大学院修士課程修了後、月刊誌記者などを経て独立。流通、情報通信、金融分野を中心に活動する。主力はクレジットカード&電子マネーの研究で、すでに30年間に渡って業界の定点観測をしている。また、クレジットカードのムックも50冊以上監修しキャッシュレスの生き字引として情報発信を続けている。
証券会社にて営業・経営企画部門、社長秘書等を行う。また、投資銀行業務にも携わる。
現在、不動産を含む資産運用と社会保障(特に年金)を主に、FP相談・執筆・講演・を行っている。東洋大学経営学部ファイナンス学科非常勤講師