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法人カード・ビジネスカードおすすめランキング!最強候補を徹底比較

法人カード・ビジネスカードおすすめランキング!最強候補を徹底比較

法人カードは主に、大企業向けのコーポレートカードと中小企業・個人事業主向けのビジネスカードに大別されます。利用可能額や審査難易度はそれぞれ異なりますが、どちらの法人カードにも共通するのはビジネス向け特典の豊富さ。例えば、会計ソフトと連携して利用明細を自動で取り込めたり、出張の際に手荷物を特別価格で配送できたり、さらには従業員向けに複数枚のETCカードを発行できたりと、業務効率化に大いに役立つでしょう。

ただ中には、「どの法人カードが自分の企業にぴったりなのかが分からない」「年会費無料でコスパの良い法人向けクレジットカードを知りたい」と思っている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめの法人カードをランキング形式で紹介していきます。年会費・ポイント還元率・ビジネス向けサービスなどを徹底比較しました。
そのほか、法人カードを発行するメリットや法人カードの審査についても解説しています。自分の企業に合った最強の法人カードを見つけたい方は、ぜひ参考にしてください。
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三井住友カード ビジネスオーナーズ

4.7

(6件)

VisaMastercard®Apple PayGoogle PayPiTaPadポイントPontaポイント楽天ポイントANAマイル
年会費
永年無料
審査・発行期間
1週間程度
還元率
0.501.50% ※1

キャンペーン

新規入会&条件達成で10,000円相当のVポイントプレゼント

※カード入会月+2ヵ月後末までに20万円利用でポイントプレゼント

(終了日未定)

年会費永年無料で作りやすい!
アプリで経費精算の管理もかんたん。

登記簿謄本や決算書の提出も不要なので、設立してすぐの企業や個人事業主でも作りやすいのが特徴。年会費永年無料なので、コストなしで持てます。また、対象の三井住友カードと2枚持ちすれば、特定の加盟店で還元率が最大1.5%にアップ※1。アプリで一括管理できるため、経費の確認もスムーズです。

メリットとデメリット

口コミ評判

注釈についての記載

矢印アイコン
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

4.2

(5件)

American ExpressApple PayPASMOSuica楽天Edy楽天ポイントANAマイルJALマイル
年会費
36,300円(税込)
審査・発行期間
1〜3週間程度
還元率
0.50%

キャンペーン

入会&条件達成で最大19万ポイント獲得可能

(終了日未定)

出張や会食もスムーズに準備できる!
ビジネスシーンで活躍する特典が充実です。

宿泊予約の代行や空港ラウンジ無料利用、決済サービスの新規申し込み優待など、ビジネスや出張に使える特典が多いのが特徴です。また、会食や接待に便利なダイニング・ゴルフの優待もあります。利用額に一律の制限がないので、急な出費があっても安心です。

メリットとデメリット

口コミ評判

JCB一般法人カード

4.4

(5件)

JCBApple PayGoogle PayQUICPaydポイントPontaポイント楽天ポイントANAマイルJALマイル
年会費
オンライン入会で初年度無料 通常1,375円(税込)
審査・発行期間
通常2〜3週間程度
還元率
0.509.90%

キャンペーン

新規入会&条件達成で最大20,000円分のギフトカードプレゼント

(2024年9月30日 ~ 2025年3月31日)

会計ソフトと連携で業務効率アップ。
業界初のサイバーリスク保険付帯で安心です。

初年度の年会費が無料で、従業員向けの追加カードも複数枚発行可能です。利用状況は会計ソフトと連携でき、経費確認にあてる時間を削減できます。新幹線のEX予約や旅行保険など、出張時に役立つ特典も豊富。また、サイバーリスク保険が付帯するなどセキュリティ面も安心です。

メリットとデメリット

口コミ評判

ダイナースクラブ ビジネスカード

4.6

(5件)

Diners ClubSuica楽天EdyTポイント楽天ポイント
年会費
27,500円(税込) ※初年度年会費無料
審査・発行期間
-
還元率
0.401.00%

キャンペーン

初年度無料+年間300万円以上利用で次年度も年会費無料

(2024年12月31日まで)

カード独自の特典とブランドの優待が使える。
経費精算から会食の特典まで幅広いのが特徴です。

カード独自の特典として、クラウド会計ソフトの割引や会員制シェアオフィスの無料入会などがあります。さらに、会食や出張、取引先への手土産などに役立つダイナースクラブの特典も合わせて利用可能です。カードの限度額は個別で設定されるため、出費が予想される場合も安心して使えます。

メリットとデメリット

口コミ評判

詳細はこちらcv-arrow
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

4.4

(5件)

American ExpressApple PayGoogle PayiDQUICPayANAマイルJALマイル
年会費
永年無料
審査・発行期間
最短3営業日
還元率
0.502.00%

キャンペーン

新規入会・利用で最大8,000円相当プレゼント

(終了日未定)

年会費永年無料で維持コストなし!
初めて法人カードを作る方におすすめ。

法人カードでは珍しい、年会費が永年無料のカードです。9枚まで作成可能な追加カードも年会費はかかりません。ビジネス関連の特定サービスを利用すると還元率は最大2%になります。レンタカーや宅配サービスも優待価格で利用可能。新サービスが追加されることも多く、今後のアップデートも期待です。

メリットとデメリット

口コミ評判

詳細はこちらcv-arrow
JCBゴールド法人カード
JCBApple PayGoogle Pay
年会費
初年度無料 2年目以降11,000円(税込)
審査・発行期間
通常2~3週間
還元率
0.459.90%

キャンペーン

新規入会と条件達成で最大40,000円のギフトカードプレゼント&初年度年会費無料

(2025年3月31日まで)

初年度年会費無料で十分なサポート。
出張や接待がよりスムーズになる法人カード。

国内主要空港とハワイの空港ラウンジを無料で利用できます。また、全国1,200ヶ所のゴルフ場の手配や優待プランなどの利用も可能です。最大1億円の海外旅行傷害保険(利用付帯)も付帯しており、旅行や出張時も安心して移動できます。サポートが充実していながら、初年度年会費無料なのもメリットです。

メリットとデメリット

JCBプラチナ法人カード
JCBApple PayGoogle Pay
年会費
33,000円(税込)
審査・発行期間
通常2~3週間
還元率
0.459.90%

キャンペーン

使用者カード追加で最大30,000円分JCBギフトカードプレゼント

※2025年3月31日までに申し込み、2025年4月31日までに参加登録

(2025年3月31日まで)

より余裕のある旅行や出張を実現。
最大限の優待を付帯した法人向けプラチナカード。

ホテルや航空券の予約をはじめ、24時間365日サポートしてくれる「プラチナ・コンシェルジュデスク」を完備しています。また、世界1,300ヶ所以上の空港ラウンジを無料でで利用できる「プライオリティ・パス」も用意。利用状況は会計ソフトと連動で効率よく管理できます。

メリットとデメリット

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード

4.4

(5件)

American ExpressApple PayPASMOSuica楽天Edy楽天ポイントANAマイルJALマイル
年会費
13,200円(税込)
審査・発行期間
-
還元率
0.50%

キャンペーン

新規入会特典として最大8万ポイント獲得可能

(終了日未定)

プライベートでも使える特典が豊富。
効率化とくつろぎの両面を持った法人カード。

起業してすぐ申し込めるうえ、限度額は追加カードを含めて一律の制限がないため柔軟に対応してもらえます。会計ソフトと連携しているので、利用状況もすぐに確認可能。国内20万ヶ所の施設が使える優待を無料登録できたり、同伴者1名まで空港ラウンジを無料利用できたりと特典も豊富です。

メリットとデメリット

口コミ評判

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

4.4

(5件)

American ExpressApple PayGoogle PayiDQUICPayANAマイルJALマイル
年会費
22,000円(税込)
審査・発行期間
最短3営業日
還元率
0.501.00%

キャンペーン

初年度の年会費22,000円(税込)が無料に!

(終了日未定)

公私問わず使えるお得な特典が豊富。
お得な年会費で高コスパの法人カード。

ビジネス関連では法人向けWi-Fiやビジネス情報サービスの割引などがあります。また、レジャーや買い物で使える140万件の特典や、全国の店舗の優待など日常生活でお得な特典も豊富です。年会費が初年度無料ながら、プライオリティ・パスをはじめプラチナカードらしい特典も付帯しています。

メリットとデメリット

口コミ評判

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UC法人カード
VisaMastercard®Apple Pay楽天ペイ
年会費
1,375円(税込)
審査・発行期間
通常2週間
還元率
0.500.60%

無期限のポイントで経費削減。
営業や出張でのサポートが手厚い。

ETCカードを複数枚発行できたり、法人会員だけが使える出張手配サービスを利用できたりなど、移動時のサポートが手厚いのが特徴です。経費支払いで貯まったポイントは有効期限が無期限なので、ギフトカードやアイテム等に交換できて経費を削減できます。社員用カードのポイントも合算が可能です。

メリットとデメリット

JAL法人カード(CLUB-Aカード)
VisaMastercard®WAONdポイントPontaポイント楽天ポイントJALマイル
年会費
11,000円(税込)
審査・発行期間
-
還元率
0.40%

最高5,000万円の旅行傷害保険が自動付帯!
フライトで豊富なマイルが貯まる法人カード。

最高5,000万円の国内・海外旅行傷害保険が自動付帯する法人カードです。搭乗時には通常のフライトマイルに加えて、ボーナスマイルが貯まります。他にも、パッケージツアーや空港店舗でのお買い物が割引になる特典付き。これらの特典は本会員だけではなく、従業員用の追加カードも対象です。

メリットとデメリット

ANAワイドゴールドカード(法人用)
VisaJCBMastercard®iDQUICPaydポイントPontaポイント楽天ポイントVポイントdポイントPontaポイント楽天ポイントANAマイル
年会費
本会員:20,900円 使用者:4,400円(税込)
審査・発行期間
2~3週間
還元率
1.00% (ANAマイル)
還元率
1.00% (ワールドプレゼントポイント)
還元率
1.00% (OkiDokiポイント)

キャンペーン

カード入会&条件達成で30,000マイルプレゼント(JCBのみ)

(2024年9月30日 ~ 2025年3月31日)

最大1億円の海外旅行傷害保険+ボーナスマイルで25%上乗せ!飛行機を頻繁に利用するビジネスマンにおすすめ

ANAマイルが貯まりやすく、国内・海外旅行傷害保険が充実しているゴールドカードです。高島屋や大丸・松坂屋、阪急百貨店などのANAカードマイルプラス加盟店舗での買い物で、通常の2倍のマイルを貯めることができるほか、空港ラウンジの利用、ビジネスクラス専用カウンターでのチェックインが可能です。

メリットとデメリット

ANAワイドカード(法人用)
VisaJCBMastercard®iDQUICPaydポイントPontaポイント楽天ポイントVポイントdポイントPontaポイント楽天ポイント
年会費
<VISA・Mastercard>本会員:13,475円、使用者:440円(税込) <JCB>本会員:12,925円、使用者:825円(税込)
審査・発行期間
2~3週間
還元率
0.501.00% (ANAマイル)

毎年2,000マイルが手に入る+マイルが25%上乗せ!コスパよくANAマイルが貯まる法人カード

年会費13,475円(税込)で、ANAマイルがどんどん貯まっていく法人カードです。また、1人あたり440円(税込)のみの支払いで、登録者を追加することができます。さらに、ビジネスクラス専用カウンターでチェックインが可能であったり、提携の一流ホテルで会員宿泊割引が受けられたりするなど、ビジネスマンにはうれしいサービスが豊富に用意されています。

メリットとデメリット

ANAカード<法人用>
VisaJCBMastercard®Google PayANAマイルdポイントPontaポイント楽天ポイントVポイント
年会費
VISA : 初年度無料。2年目以降3,025円(税込) JCB : 2,475円(税込)
審査・発行期間
-
還元率
1.003.00% (OkiDokiポイント)
還元率
0.401.46% (ワールドプレゼントポイント)

ANAをよく利用する時に便利な法人カード。
空港での買い物や提携ホテルをお得に利用できます。

ANAグループ便に搭乗時にボーナスマイルがもらえるほか、入会・継続時に1,000マイルがもらえます。また、空港免税店では5%、ANA FESTAの利用で10%割引されるなど、空港内でお土産を購入するときもお得です。宿泊を伴う出張の場合は、提携ホテルで割引価格が適用されます。

メリットとデメリット

JAL法人カード(普通カード)
VisaMastercard®楽天ペイdポイントPontaポイント楽天ポイントJALマイル
年会費
2,200円(税込)
審査・発行期間
-
還元率
0.400.80%

ビジネスでJALを利用する人におすすめ。
付帯保険も自動付帯で安心です。

カード利用者ごとに貯まるフライトマイルや、JALグループ便搭乗時にボーナスマイルがもらえてJALマイルが貯めやすいです。「JALカード割引」を利用すると当日の予約や変更ができて、マイルも100%貯まります。国内・海外旅行傷害保険が自動付帯しているのもメリットです。

メリットとデメリット

NTTファイナンスBizカード レギュラー
Visa楽天ペイdポイントJRE POINTPontaポイントANAマイルVポイント
年会費
永年無料
審査・発行期間
通常2~3週間
還元率
1.002.00%

メモや分割機能つきの明細で管理しやすい!
還元率や付帯保険もそろった法人カードです。

用途に合わせて利用明細を10枚にPDF分割できる「Web明細サービス」が大きな特徴です。明細にはメモ機能もあるため、後付けの情報も管理しやすくなっています。還元率は1.0%と高く、気になる旅行傷害保険も海外なら最高1億円が自動付帯しており安心です。

メリットとデメリット

EX Gold for Biz S
VisaMastercard®Apple Pay楽天ペイdポイントPontaポイントANAマイルJALマイル
年会費
初年度無料 2年目以降2,200円(税込)
審査・発行期間
-
還元率
0.60%

キャンペーン

新規入会後、条件達成で最大7,000オリコポイントプレゼント

(終了日未定)

国際ブランドごとにビジネス特典が付帯。
お得な年会費で福利厚生サービスもつけられます。

1,000円(税込)につき1ポイントが貯まるうえ、年間利用金額に応じて最大20%のポイントが貯まります。年会費は初年度無料で、選んだ国際ブランドごとのビジネス特典も利用可能です。従業員の家族も利用できる福利厚生サービスも、優待価格で付帯できます。

メリットとデメリット

三井住友カード ビジネスオーナーズゴールド
VisaApple PayGoogle Pay楽天ペイANAマイルVポイント
年会費
5,500円(税込)
審査・発行期間
通常1週間
還元率
0.501.50%

キャンペーン

新規入会+条件達成で最大25,000相当プレゼント

(終了日未定)

条件クリアで翌年以降の年会費永年無料!
2枚持ちで管理しやすい法人ゴールドカードです。

年間100万円以上の利用で翌年以降年会費が永年無料※1になり、達成するたびに10,000ポイントが還元されます※2。追加カードは年会費永年無料なので、発行しやすいのもメリット。三井住友カードとの2枚持ちなら、1つのアプリで経費を管理できます。国内およびハワイの空港ラウンジも無料で利用可能です。

メリットとデメリット

注釈についての記載

矢印アイコン
ライフカード ビジネスライトプラス
VisaJCBMastercard®Apple PayGoogle Pay楽天ペイdポイントPontaポイント楽天ポイントANAマイル
年会費
永年無料
審査・発行期間
最短3営業日
還元率
0.50%

身分証明書があれば申し込める!
年会費無料でビジネス特典を利用可能。

身分証明書の提出のみでWeb完結申し込みでき、最短3営業日でカードが発行されます。年会費永年無料で、選択した国際ブランドが提供するビジネス特典を利用できます。弁護士への相談料が初回1時間無料などカードに付帯しているビジネス特典も豊富です。

メリットとデメリット

法人決済用ラグジュアリーカード Mastercard Black Card
Mastercard®Apple PayGoogle Pay楽天ペイdポイントANAマイルJALマイル
年会費
110,000円(税込)
審査・発行期間
最短5営業日
還元率
1.257.15%

Mastercard最上位ステータスの法人カード。
経営者目線のサービス展開が強みです。

専任コンシェルジュが出張時のホテル予約や接待の会場設定など24時間365日サポートします。ホテルアップグレードやプライオリティ・パスなど、移動時も優雅に過ごせる特典を多数用意。会員限定のコミュニティイベントに参加できるなど、経営者目線でのサービスも充実しています。

メリットとデメリット

法人カードを比較

カード
三井住友カード ビジネスオーナーズ

三井住友カード ビジネスオーナーズ

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

JCB一般法人カード

JCB一般法人カード

ダイナースクラブ ビジネスカード

ダイナースクラブ ビジネスカード

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

年会費永年無料
36,300円(税込)
オンライン入会で初年度無料
通常1,375円(税込)
27,500円(税込)
※初年度年会費無料
永年無料
ポイント
還元率
0.501.50%
0.50%
0.509.90%
0.401.00%
0.502.00%
審査・発行
期間
1週間程度1〜3週間程度通常2〜3週間程度-最短3営業日
利用可能VisaMastercard®Apple PayGoogle PayPiTaPaVポイントdポイントPontaポイント楽天ポイントANAマイルAmerican ExpressApple PayPASMOSuica楽天Edy楽天ポイントANAマイルJALマイルJCBApple PayGoogle PayQUICPaydポイントPontaポイント楽天ポイントANAマイルJALマイルDiners ClubSuica楽天EdyTポイント楽天ポイントAmerican ExpressApple PayGoogle PayiDQUICPayANAマイルJALマイル
リンク

法人向けクレジットカードのランキング根拠>>

 

 

法人におすすめなクレジットカードを多数紹介してきました。ここからは、法人カードの選び方や法人カードを発行するメリットなどを解説していきます。

 

法人向けクレジットカードの検証ポイント

 

ココモーラでは、法人向けクレジットカードを集めて、徹底的に比較検証しました。

 

1.年会費

 

 

クレジットカードの年会費を、「永年無料」「初年度無料」「有料」などに分けて検証を行いました。

 

掲載クレジットカード年会費検証

 

2.ポイントの貯まりやすさ

 

 

ポイントの貯まりやすさを、「基本還元率1.0%以上」「基本還元率0.5%未満」などに分けて、各クレジットカードの比較を行いました。

 

掲載クレジットカードポイントの貯まりやすさ検証

 

3.限度額

 

 

クレジットカードの限度額を「制限なし」「100万円未満」などに分けて、各クレジットカードの検証を行いました。

 

掲載クレジットカード限度額検証

 

4.従業員カードの年会費

 

 

代表者のほかに従業員も追加発行できる、従業員カードの年会費を「永年無料」「初年度無料または実質無料」などに分け、クレジットカードの評価を行いました。

 

掲載クレジットカード従業員カードの年会費検証

 

-すべての検証はココモーラ編集部で行っています-

 

 

法人カード・ビジネスカードの選び方

 

ここからは、法人カードを選ぶときに注目すべきポイントを解説して行きます。

 

business-creditcard

 

年会費

 

法人カードを選ぶときは、年会費に注目しましょう。法人カードによって年会費はかなり異なります

 

ポイント
年会費は経費で処理できますが、あまりクレジットカードを活用する予定のない法人や起業したばかりの法人には、年会費が安めの法人カードがおすすめです。

 

ただ年会費が安いと、法人カードについている特典やサービスがシンプルな傾向に。そういった特典・サービスをたくさん利用する予定の法人は年会費が高めのクレジットカードを発行しても損にはならないでしょう。

 

年会費と付帯サービスのバランスを考えながら選んでください。

 

ポイント還元率

 

法人カードのポイント還元率も重要です。

 

ポイント
お得にポイントを貯めたいなら基本還元率が1.0%以上の法人クレジットカードがおすすめ。平均が0.5%なので、1.0%あればかなり高還元率と言えます。

 

また、会社でよく利用するサービスやお店でポイントがアップするかどうかもチェックしましょう。基本還元率は平均的でも、対象店では10倍ほどのポイントが還元されることがあります。

 

そもそもポイントを貯められない法人カードもあるので、申し込み前にしっかりチェックしてください。

 

ビジネス向けサービス

 

自分の会社で利用しやすいビジネス向けサービスがついているのか確認しましょう。

 

ポイント
あまり使わなそうなサービスがたくさん付帯していて年会費も高い法人カードを作成しても損をする可能性が高いです。会社に合ったサービスを利用できれば満足度も上がるでしょう。

 

例えば、出張が多い企業なら、補償内容が充実した保険がついていたり、手荷物宅配・空港ラウンジのサービスを利用できたりする法人カードがおすすめです。

 

そのほか、シェアオフィスの割引特典がある法人カードや決済データがリアルタイムで反映される経理業務の効率化に適した法人カードなどもあります。

 

付帯保険

 

business-card-insurance

 

法人カードを付帯保険で絞っていくのも一つの手段です。

 

ポイント
出張先でケガや病気に遭った場合に治療費を補償してもらえる旅行傷害保険、購入した備品が破損していたり紛失した場合に補償してもらえるショッピング保険などが法人カードには付帯しています。

 

中には、出張・接待のキャンセル費用を負担してもらえる保険や、備品の返品を拒否された時に払い戻しできる保険などが付いていることも。このほかにも法人カードで利用できる保険は様々にあります。

 

自分の会社で役立ちそうな保険がないか、申し込み前にチェックしてみてください。

 

追加カード

 

法人カードを選ぶときに、追加カードもチェックしておくのがおすすめです。

 

ポイント
追加カードとは、クレジットカードに付随して発行できるカードのこと。社員が経費を支払うときに使える社員カードやETC料金を支払えるETCカードがあります。

 

社員も経費を払う機会があるなら社員カードを作成しましょう。社員カードがあれば、料金の立て替えや領収書のやり取りの手間を省くことが可能。社員カードで支払った分も会計ソフトに自動で連携されます。

 

また、社用の車を保有している企業はETCカードを作るのがおすすめ。利用日・料金などを明細で一括管理できるほか、複数台の車を保有している場合でも車ごとにETCカードを発行できます。

 

法人カード・ビジネスカードのメリット

 

法人カードをわざわざ発行するメリットが分からない…と感じている経営者や個人事業主の方もいるのではないでしょうか。法人カードを作れば以下のような恩恵を受けられます。

 

business-creditcard

 

経理業務の効率化を図れる

 

法人カードを作成すれば、経費作業の手間を省いたり、経費の管理が楽になったりします。

 

チェック
法人カードで決済すれば、明細をWebサイトやアプリですぐに確認できるため、管理しやすくなるでしょう。また、会計ソフトと連携可能なので、経費として支払った情報が自動で精算されて効率化が期待できます。

 

さらに、社員用に追加カードも発行すれば、社員の経費も簡単に確認できるように。社員用カードを渡せば、立て替えてもらう必要もありません。

 

支払いでポイントを貯められる

 

法人カードで支払えばポイントが還元されることもメリットの一つ。打ち上げの会費や備品代だけでなく、光熱費・法人税・固定資産税なども法人カードで決済可能です。

 

獲得したポイントは、社内の備品と交換したり、出張時の航空券を買うマイルに充当したりもできます。なるべくクレジットカードで支払うようにして、ポイントをたくさん貯めれば経費削減にも繋がるでしょう。

 

ビジネス向けの特典を利用できる

 

法人カードには、ビジネス向けの特典が付帯していることがほとんど。主なビジネス向けの特典・サービスは以下の通りです。

 

business-card-benefits

 

例えば、手荷物宅配サービスを申し込めば、身軽に出張できるようになります。また、割引が適用されるホテルに泊まれば、経費を抑えることも可能です。

 

それぞれの会社に合った特典がないか事前に確認しておきましょう。

 

限度額が高め

 

法人向けのクレジットカードは、個人用のクレジットカードと比べて限度額が高くなっているのがメリットです。

 

例えば、個人用の三井住友カード(NL)は限度額が最大100万円ですが、三井住友カード ビジネスオーナーズは限度額が最大500万円となっています。

 

チェック
備品の購入代をはじめとして、取引先との交際費や出張時の交通費・宿泊費など、さまざまな出費を支払えるように高めに設定されることが多いです。

 

そのため、オフィスの固定費や社用車にかかる費用、福利厚生代などたくさんの経費をまとめることができます。

 

費用をまとめるとポイントも貯まりやすくなるのでおすすめです。

 

法人カード・ビジネスカードのデメリット

 

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ここからは法人カードのデメリットを解説していきます。企業や個人事業主は、法人カードの短所もあらかじめ確認して発行を検討してみてください。

 

年会費がかかることが多い

 

法人カードのデメリットとして、年会費がかかる場合が多いことが挙げられます。年会費無料の法人カードもありますが、やはり有料であることがほとんどです。

 

ただ、年会費がかかる法人カードは、ビジネス向けの特典がついていたり、付帯保険も充実していたりします。年会費に見合ったサービスが用意されており、損をしたと思うことは少ないでしょう。

 

法人カードの年会費は経費として精算できるケースもありますよ。

 

基本的に一括払いのみ

 

法人カードは基本的に一括払いにしか対応していません。

 

チェック
分割払いやリボ払いはできないことが多いため、経費が高額になりがちな法人や起業したばかりで資金が潤沢ではない法人は注意しましょう。

 

ただ、一括払いにしか対応していなくても、支払いの猶予が1ヶ月以上ある法人カードも。例えば、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスカードは猶予が最大56日と2ヶ月ほどあります。

 

滞納しないか心配な場合は、そういった法人カードに申し込むのがおすすめです。

 

審査が厳しい傾向にある

 

法人カードの審査は、個人向けクレジットカードの審査よりも厳しい傾向にあると言われています。

 

ポイント
個人向けカードの審査で見られるのは、個人の返済能力や信用情報など。一方、法人カードの審査では経営者個人の信用情報に加えて、会社の業績や財務状況なども見られる可能性が高いです。

 

業績や財務状況とは、存続年数・赤字決済か黒字決済か・会社の規模など。これらをもとに、その会社にはクレジットカードの返済能力があるのかが測られます。

 

そもそも法人カードとは?

 

法人カードとは、法人や個人事業主向けに作られたクレジットカードのことです。

 

ポイント
備品の代金・出張費用・接待時に発生した料金などを支払うことができます。その他にも、オフィスの光熱費や税金といった、いわゆる固定費も法人カードで決済可能です。

 

また法人カードには、ビジネスカードとコーポレートカードの2種類があり、それぞれ対象としている企業が異なります。

 

法人カードの種類ビジネスカードコーポレートカード
対象中小企業
個人事業主
大企業
社員用追加カードの発行枚数20枚まで発行可能20枚以上発行可能
限度額100万円〜500万円ほど500万円〜1,000万円ほど
決済方式会社一括決済方式会社一括決済方式
個別決済方式

 

ビジネスカードの対象は中小企業や個人事業主です。利用限度額がやや低めで、社員に発行できる追加カードの枚数も少なめになっています。

 

一方、コーポレートカードの対象は大企業となっており、ビジネスカードよりも限度額が高く、追加カードの発行枚数も多めです。

 

本記事で紹介している法人カードの多くは、ビジネスカードとなっています。

 

法人カードと個人カードの違い

 

法人カードとは、会社の経費を決済するためのクレジットカード。対して個人カードは、日常生活の出費を決済するためのクレジットカードです。

 

この2種類のクレジットカードの違いを、もう少し詳しく比較していきましょう。

 

法人カードと個人カードの違い法人カード個人カード
申し込み対象経営者
経理担当者
個人事業主
18歳以上
日本国内に住んでいる方
審査で見られるポイント会社の返済能力
経営者の信用情報
申込者の返済能力
申込者の信用情報
口座原則として法人名義の口座個人名義の口座
利用枠高め低め
追加カードETCカード
社員用カード
ETCカード
家族カード

 

まず、法人カードを申し込みできるのは経営者や個人事業主の方などです。一方、個人カードは大体の場合、18歳以上で日本国内に住んでいる方となります。

 

ポイント
また、法人カードの審査では、業績や財務状況などをもとに会社の返済能力が見られるのが一般的。個人カードの審査では、申込者自身の返済能力がチェックされます。

 

法人カードの利用枠は、個人カードよりも高めに設定されることが多いです。事業関連の出費や多数いる社員の立て替えなどで、出費がかさむことが予想されるため。1億円になることもあります。

 

法人カードの審査について

 

ここでは、法人カードの審査について解説します。審査に必要な書類や審査スピードなどが気になる方は、最後までご覧ください。

 

必要な書類

 

法人カードの審査に必要な書類は、個人事業主向けカードと法人向けカードで大きく異なります。

 

個人事業主向けカードは、個人事業主本人の与信が重要になります。そのため、申し込み者の運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類の提出が必須です。

 

一方で、法人向けカードは、法人とその代表者の与信が重要です。法人代表者または申し込み者の本人確認書類に加え、登記簿謄本や印鑑証明書などの法人確認書類も提出する必要があります。

 

加えて、法人向けカードの場合は事前に法人口座を開設しておく必要がありますよ。

 

審査で見られるポイント

 

審査で見られるポイントは主に、個人の信用情報法人の経営状況の2つに大別されます。

 

ポイント
個人の信用情報とは、法人代表者または申し込み者本人のクレジットヒストリーのことです。クレジットやローンの申し込み履歴や支払い状況などが含まれます。

 

過去に支払い遅延がある場合、複数のカードに同時に申し込んでいる場合などは、審査に不利に働く可能性が高くなるため注意が必要です。

 

また、会社に支払い能力があるのか、安定した経営が行われているのかを見極めるために、法人の財務状況や事業年数も重視される傾向にあります。

 

しかし、財務状況が赤字だからといって、必ずしも審査に落ちるというわけではありませんよ。

 

もちろんカードによって重視されるポイントは異なりますが、この2つのポイントを押さえておくとよいでしょう。

 

審査スピード

 

法人カードの審査スピードは、通常のカードと比べると長めな傾向にあります。

 

ポイント
個人と法人の両方の観点から審査を行う点、郵送での書類のやり取りが必要な点の2点が要因として挙げられます。

 

そのため、申し込みから手元に届くまで最低でも3~4週間は見ておくとよいでしょう。

 

しかし、個人事業主向けのカードなら、審査スピードがやや速い傾向にあります。

 

申し込みはウェブ上のみで完結し、法人の与信審査は行われないことが多いため、短時間で審査が済む場合がほとんどです。

 

なるべく早くカードが欲しい方は、個人事業主向けカードも選択肢に入れるとよいでしょう。

 

中小企業におすすめの法人クレジットカード

 

法人クレジットカードの中でも、中小企業でも使いやすいカードが気になる方もいるでしょう。

 

中小企業におすすめの法人クレジットカードを表にまとめました。

 

カード三井住友カード ビジネスオーナーズ

三井住友カード ビジネスオーナーズ

JCB一般法人カード

JCB一般法人カード

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

NTTファイナンスBizカード

NTTファイナンスBizカード レギュラー

楽天ビジネスカード

楽天ビジネスカード

年会費永年無料オンライン入会で初年度無料
通常1,375円(税込)

永年無料

永年無料

2,200円(税込)

ポイント
還元率
0.5〜1.5%0.5〜9.9%0.5〜2.0%1.00%~2.00%1.00%~3.00%
審査・発行
期間
1週間程度通常2〜3週間程度最短3営業日通常2~3週間

 

法人カードを利用する際の注意点

 

法人カードを利用する際は、以下の2点に注意すると良いでしょう。

 

法人カードを利用する際の注意点

  • 法人カードは管理しやすい枚数を発行する
  • 事前に運用ルールを決めておく

 

法人カードは管理しやすい枚数を発行する

 

法人カードを利用する際には、発行するカードの枚数に注意が必要です。

 

複数のカードを発行すると管理が複雑になり、不正利用や紛失リスクが増える可能性があります。

 

ポイント
特に、従業員にカードを持たせる場合は、必要最小限の枚数に抑え、管理が行き届く範囲で運用することが重要です。

 

カードごとに利用制限や通知設定ができるタイプのカードもあるため、これらの機能を活用することでリスクを最小限に抑えられますよ。

 

また、紛失時には速やかに対応できる仕組みを整えることで、セキュリティ対策も万全になるでしょう。

 

管理できる枚数を把握して計画的に発行し、効率的かつ安全に法人カードを運用しましょう。

 

事前に運用ルールを決めておく

 

法人カードを導入する際は、事前に明確な運用ルールを設定しておくことが大切です。

 

ポイント
どの費用を法人カードで支払うべきか、使用範囲や支出上限などをしっかりと決めておくことで、不正利用や予算オーバーを防ぐことができるでしょう。

 

また、社員全員にそのルールを共有し、理解を深めてもらうことも必要です。

 

さらに、利用状況の定期的な確認や、疑わしい取引の早期発見を可能にする仕組みを取り入れると、管理体制がより強化されます。

 

経費として認められる項目や使用報告の手順を明確にしておけば、経費管理がスムーズに進み、トラブルを未然に防ぐことができるでしょう。

 

適切な運用ルールを設けることで、法人カードをより安全かつ効果的に活用できます。

 

おすすめクレジットカードに関する専門家コメント

 

今回紹介しているおすすめのクレジットカードについて、ココモーラの監修者を務めてくださっている恩田雅之さんと金子賢司さんから、カードの魅力についてコメントをいただきました。

 

気になるクレジットカードがあったら、専門家の方のコメントを読んで参考にしてみてください。

 

三井住友カード ビジネスオーナーズ

 

恩田さん

恩田さん

三井住友カード ビジネスオーナーズは、年会費が永年無料で、コストを抑えて利用できるクレジットカードです。
登記簿謄本や決算書の提出が不要なので、設立してすぐの企業でも作りやすい特徴があります。
明細もアプリで一括管理できるため、毎月の経費の確認もスムーズにできますよ。

 

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

 

金子さん金子さん

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは、ビジネス向け特典が豊富に用意されているお得なカードです。
特典には、宿泊予約の代行や空港ラウンジの無料利用、会計ソフトとの連携などがあり、ビジネスの成長をサポートしてくれます。

 

JCB一般法人カード

 

恩田さん

恩田さん

JCB一般法人カードは、初年度の年会費が無料で、従業員向けの追加カードも複数枚発行できるのが魅力です。
freeeや弥生会計などのビジネス会計ソフトとも連携できるので、経費確認の手間を省けます。
また、サイバーリスク保険が付帯されており、万が一のトラブル発生時も安心です。

 

ダイナースクラブ ビジネスカード

 

金子さん金子さん

このクレジットカードは、ビジネスで役立つ特典が豊富に用意されており、一律の限度額がないのが特徴です
クラウド会計ソフトの割引や会員制シェアオフィスの無料入会など、ビジネスを有利に進めてくれる特典が多数あります。

 

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

 

恩田さん

恩田さん

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、年会費が永年無料なので、初めて法人カードを作る方におすすめです。
従業員用の追加カードも9枚まで作成可能で、年会費は一切かかりません。
ヤフービジネスサービスやクラウドワークスなど、ビジネス関連サービスがカード利用で通常の4倍になるのも見逃せないポイントです。

 

監修者の辻本さんへ法人カードに関するインタビューを実施!

 

辻本さん監修者:辻本 剛士さん
Twitter
大学卒業後、医薬品・医療機器会社に就職。在職中にFP1級CFP宅地建物取引士に独学で合格。会社を退職後、未経験から神戸で数少ない独立型FPとして起業。現在は相談業務、執筆業務を中心に活動中。

 

ーー法人がクレジットカードを選ぶときに重視すべきポイントは何ですか?

 

法人カードの選び方として、追加カードが発行できるかどうかは重要なポイントです。

 

ポイント
従業員にも追加のカードを利用してもらうことで仮払いや立て替え払いが無くなり、経費処理がしやすくなります

 

追加カードは発行枚数に上限が定められているため、カードが必要となる従業員に配布できるだけのカードを確保できるか確認しておくことです。

 

また、法人カードの種類によっては追加カードの発行に費用が発生するものもあるため、コスト削減を重視する場合は無料で発行できる法人カードを選びましょう。

 

ーー法人カードと会計ソフトを連携させると、具体的にどのような業務が効率化されますか?

 

法人向けカードと会計ソフトを連携させることで、大幅な経費処理の効率化が期待できます。

 

具体的には、カードでの支出が自動的に会計ソフトに記録され、手動での入力ミスや記録漏れを防ぐことが可能です。

 

その後は処理されたデータをもとに、経理担当者が勘定科目に誤りがないかなどを確認するだけでよいため、労働時間の削減にも寄与できます。

 

ーー法人や個人事業主がクレジットカードを持つにあたって注意すべきことはありますでしょうか?

 

法人や個人事業主がクレジットカードを持つ際には、カードの管理に細心の注意を払うことです。

 

ポイント
とくに従業員による不正使用や私的利用がないよう、配布する際には利用ルールをきちんと設定し、必ず周知に伝えておくことです。

 

なお、法人カードは個人カードよりも審査が厳しい傾向にあります。実績の浅い企業や赤字が続いている企業の場合は審査に通らない可能性がある点にも注意しましょう。

続きを読む>>

 

法人向けクレジットカードに関するアンケート調査

 

ココモーラでは、コンテンツ制作に役立てる目的で、経営者や役員の方などを対象に独自アンケート調査を実施しました。

 

クレジットカードを発行したいと考えている経理の方や経営者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

調査方法フリージーを使用した独自調査
調査対象18歳以上の男女
調査対象者数108人
年齢比率

18~19歳 : 2人(1.85%)

20~29歳:4人(3.7%)

30~39歳:8人(7.41%)

40~49歳:36人(33.33%)

50~59歳:53人(49.07%)

60歳以上:5人(4.63%)

性別比率

男性:94人

女性:14人

職業比率

会社員(正社員):0人(0%)

会社員(契約・派遣社員):0人(0%)

経営者・役員:72人(66.67%)

公務員(教職員を除く):0人(0%)

自営業:26人(24.07%)

自由業:10人(9.26%)

医師・医療関係者:0人(0%)

専業主婦:0人(0%)

学生:0人(0%)

パート・アルバイト:0人(0%)

無職:0人(0%)

その他:0人(0%)

調査期間2024年3月
調査地域日本

法人クレジットカードに関するアンケート調査結果の元データ(PDF)>>
法人クレジットカードのアンケート調査の結果詳細>>

 

どの法人カードを持っていますか?

 

法人カード アンケート調査1

 

項目回答者数割合
三井住友カード ビジネスオーナーズ3229.63%
アメックス・ビジネス・ゴールド・カード1715.74%
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス・カード1412.96%
JCB法人カード3532.41%
アメックス・ビジネス・グリーン・カード98.33%
セゾンコバルト・ビジネス・アメックス・カード43.7%
ダイナースクラブ ビジネスカード87.41%
UPSIDERカード32.78%
マネーフォワード ビジネスカード21.85%
オリコカード98.33%
セゾンプラチナ・ビジネス・プロ・アメックス・カード54.63%
NTTファイナンス Bizカード65.56%
楽天ビジネスカード109.26%
freeeカード54.63%
Airカード32.78%
その他1312.04%

 

最も人気の法人カードは、「JCB法人カード」です。次いで「三井住友カード ビジネスオーナーズ」が人気でした。

 

チェック
JCB法人カードや三井住友カード ビジネスオーナーズは、年会費が安めなのにも関わらずビジネス向けサービスが充実しているため、スタートアップ企業や中小企業でも発行しやすいのだでしょう。

 

3番目に保有者が多い「アメックス・ビジネス・ゴールド・カード」は、年会費が3万円以上とやや高めですが、ゴールドランクならではの豪華な特典が付帯しています。

 

対象空港ラウンジを無料で利用できたり、手荷物をホテルまで無料で配送してもらえたりするほか、高級レストランを2名以上で予約すると1名分が無料になるグルメ優待も利用可能です。

 

ビジネス向けの優待や特典をたくさん活用したい企業におすすめのクレジットカードです。

 

法人カードを選ぶときに最も重視したポイントは何ですか?

 

法人カード アンケート調査2

 

項目回答者数割合
年会費3431.48%
ポイント還元率1614.81%
発行スピード87.41%
会計ソフトと連携できるか87.41%
利用限度額65.56%
ステータス98.33%
ビジネス向けの特典やサービス1614.81%
社員用カードの発行枚数や年会費54.63%
ETCカードの発行枚数や年会費10.93%
その他54.63%

 

法人カードを選ぶとき「年会費」に注目すると回答した人が最も多かったです。お得に持ちたいなら、年会費永年無料のクレジットカードや2,000円以下のクレジットカードがいいでしょう。

 

チェック
ただ、年会費が安いとビジネス向けのサービスがあまり付帯していないことがあります。年会費は経費として処理できるので、ビジネス向け特典をたくさん利用したいなら、年会費有料の法人カードを選ぶのがおすすめです。

 

自社に合った特典やサービスがあるのかということも一緒に確認しておきましょう。

 

法人カードを発行しようと思った1番の理由は何ですか?

 

法人カード アンケート調査3

 

項目回答者数割合
経費業務の効率化4440.74%
キャッシュレスの促進2220.37%
ポイントによる経費削減76.48%
ビジネス向けサービスの活用109.26%
支払いの一本化98.33%
ビジネスとプライベートの支払いの区別98.33%
社員の経費の一括管理43.7%
その他32.78%

 

法人カードを発行しようと思った決め手として最も多かったのが「経費業務の効率化」です。

 

チェック
一般的に、法人カードは会計ソフトと連携できます。そのため、法人カードを発行すれば、経費の仕分けや勘定科目の見直しなど経理業務に費やしていた時間をかなり削減できるでしょう。

 

手入力によるミスを防げるだけでなく、未経験の方が経理業務に当たることになってもすぐにこなせるようになるでしょう。

 

少しでも経理業務の時間を減らしたいと考えている方は、ぜひ法人カードを発行していただきたいです。

 

法人カードで決済しているものは何ですか?(複数回答)

 

法人カード アンケート調査4

 

項目回答者数割合
消耗品・備品5752.78%
接待・交際費6055.56%
交通費4440.74%
ガソリン代5450%
水道や光熱費といった固定費3229.63%
宿泊費3431.48%
福利厚生費2321.3%
広告宣伝費1312.04%
税金1110.19%
通信費3027.78%
その他65.56%

 

法人カードで決済しているものを調査したところ、「接待・交際費」「消耗品・備品」「ガソリン代」と回答した人が多かったです。いずれも50%を超えたので、2人に1人は法人カードで支払っている計算になります。

 

チェック
そのほかの費用も回答数が多かったため、様々な用途で法人カードが使われているのでしょう。法人カードでたくさん決済すれば、ポイントが効率よく貯まって経費の削減にも繋がります。

 

中には、接待の食事代がお得になったり、備品を安く買えたりする法人カードも。たとえば、アメックスの法人カードは対象のレストランで1名分の食事代が無料になります。

 

法人カードで毎月平均いくらぐらい決済していますか?

 

法人カード アンケート調査5

 

項目回答者数割合
~10万円未満3431.48%
10万円~20万円未満2018.52%
20万円~50万円未満2018.52%
50万円~100万円未満1110.19%
100万円~300万円未満65.56%
300万円~500万円未満54.63%
500万円~1000万円未満43.7%
1000万円~2000万円未満10.93%
2000万円~5000万円未満00%
5000万円~1億円未満10.93%
1億円以上65.56%

 

毎月の利用額は「10万円未満」になると答えた人が最多でした。先程のアンケートでも、法人カードの用途として交際費や消耗品の購入などに回答が集まっていたため、高額な決済が少ないのだと考えられます。

 

全体的に見ても、100万円未満を選択した人が目立っており、合計で約78%にも上りました。反対に、100万円以上を選択した人は、合計で約22%ほどでした。

 

法人カードでよく利用する特典・サービス、付帯していて良かったと感じる特典・サービスは何ですか?

 

法人カード アンケート調査6

 

項目回答者数割合
会計ソフトと連携できるサービス4339.81%
飛行機や新幹線の予約サービス2624.07%
空港~自宅の手荷物宅配サービス1917.59%
レストラン優待1715.74%
ホテル優待1614.81%
ゴルフ優待1412.96%
空港ラウンジサービス2624.07%
福利厚生サービス1211.11%
ショッピング保険1614.81%
海外旅行保険1917.59%
国内旅行保険2018.52%
社員用カード1816.67%
シェアオフィス・コワーキングスペース優待65.56%
その他76.48%

 

よく利用する法人カードの特典やサービスを調査したところ「会計ソフト」が最多でした。会計ソフトのみダントツで回答数が多かったため、便利だと感じている方がかなり多いことが分かります。

 

その他、「飛行機・新幹線の予約サービス」や「空港ラウンジサービス」を利用していると答えた法人も目立ちました。おそらく出張でそのようなサービスを活用しているのだと考えられます。

 

出張の頻度が多い企業も法人カードの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

 

法人カードでポイントをどのくらい貯めていますか?

 

法人カード アンケート調査7

 

項目回答者数割合
1,000以下3431.48%
1,001~2,000以下1110.19%
2,001~3,000以下1211.11%
3,001~4,000以下87.41%
4,001~5,000以下76.48%
5,001~6,000以下87.41%
6,001~7,000以下54.63%
7,001~8,000以下10.93%
8,001~9,000以下10.93%
9,001~10,000以下00%
10,001以上2119.44%

 

法人カードで1,000以下のポイントが貯まっていると回答した方が最多でした。

 

ポイントをたくさん貯めたいなら、基本還元率が1.0%以上の法人カードがおすすめ。また、なるべく全ての支払いを法人カードにまとめたり、社員用のカードを発行して使ってもらったりすると効率よくポイントが貯まります。

 

貯めたポイントは主に何に使っていますか?

 

法人カード アンケート調査8

 

項目回答者数割合
備品を支払う際に充当4137.96%
キャッシュバック2321.3%
航空券や新幹線のチケットの購入1917.59%
宿泊費に利用1110.19%
商品やギフト券に交換2220.37%
マイルに交換1917.59%
他社ポイントに交換1110.19%
食事会や打ち上げで利用1312.04%
福利厚生で利用87.41%
その他32.78%

 

法人カードで貯めたポイントを「備品代に充当している」という企業が最多でした。その他にも、キャッシュバックや商品・ギフト券に交換しているという企業もいて、かなり回答にばらつきがあります。

 

貯めたポイントは、自社の事業に役立てるのが最もおすすめですが、もし使い道に迷った場合は上記のアンケート結果を参考にしてみてください。

 

よくある質問

Q. ビジネスカードとコーポレートカードに違いはある?

Q. 法人がカード作成時に必要な書類は?

Q. 個人事業主がカードを申し込む際に必要な書類は?

Q. 設立直後の法人でも法人の審査通過は可能?

この記事の監修者

  • 専修大経営学部卒業後、16年間パソコンやIT関連の企業にて営業職に携わる。その間に資産運用に興味を持ち日本FP協会のAFP資格を取得。2004年3月に同協会のCFP®資格を取得し同年6月、札幌にて「オンダFP事務所」を開業。初心者向け資産運用に関するセミナーと投資信託など資産運用を中心とした記事の執筆及びクレジットカード、カードローン、暗号資産、住宅ローンなどの記事監修を中心に活動中。

  • 大学卒業後、医薬品・医療機器会社に就職。在職中にFP1級CFP宅地建物取引士に独学で合格。

    会社を退職後、未経験から神戸で数少ない独立型FPとして起業。現在は相談業務、執筆業務を中心に活動中。

  • 育休中、フリーランス女性に向けて「社会制度」や「貯金・投資」に関するお役立ち情報を発信。

    マネーコラムの執筆や記事監修も手がける。日経xwoman公式アンバサダー。著書「お金の使い方、貯め方教えて下さい」主婦の友社

  • <p>東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。</p><p>以降<a target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow" href="https://www.jafp.or.jp/aim/fptoha/fp/"><span style="color: rgb(25, 118, 210)">ファイナンシャルプランナー</span></a>として活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。</p>
    ファイナンシャルプランナー

    東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。

    以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。

  • <p>福岡の大学を卒業後、大手インフラ業界に就職。主に、ご家庭の光熱費削減や新電力の業務に約4年ほど従事。現在は、父の会社(有限会社バード商会)を継ぎ、独立系の<a target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow" href="https://www.jafp.or.jp/aim/fptoha/fp/"><span style="color: rgb(25, 118, 210)">ファイナンシャル・プランナー</span></a>として活動中。専門分野は、家計改善(光熱費の見直し)と資産形成の分野。</p><p>FPの実績は、カードローン相談、光熱費の見直し、企業型確定拠出年金の導入、<a target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow" href="https://www.jafp.or.jp/"><span style="color: rgb(25, 118, 210)">日本FP協会</span></a>でアシスタント相談員、執筆などを行っている。</p>
    有限会社バード商会

    福岡の大学を卒業後、大手インフラ業界に就職。主に、ご家庭の光熱費削減や新電力の業務に約4年ほど従事。現在は、父の会社(有限会社バード商会)を継ぎ、独立系のファイナンシャル・プランナーとして活動中。専門分野は、家計改善(光熱費の見直し)と資産形成の分野。

    FPの実績は、カードローン相談、光熱費の見直し、企業型確定拠出年金の導入、日本FP協会でアシスタント相談員、執筆などを行っている。

  • 水野総合FP事務所代表。独立系ファイナンシャルプランナーとして個別相談、執筆・監修、講師、取材協力などマルチに活動。ライフプラン、資産運用、相続・資産承継といった幅広い相談内容に対応し、全国1000名を超える方から日本FP協会に寄せられる「くらしとお金」の電話相談を1年間担当。毎月20本以上の執筆・記事監修の他、大学や事業法人で講師を務め年80回登壇。学校法人専門学校非常勤講師として「投資の授業」を毎週行う。

  • 消費生活ジャーナリスト。1952年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。

    同大学院修士課程修了後、月刊誌記者などを経て独立。流通、情報通信、金融分野を中心に活動する。主力はクレジットカード&電子マネーの研究で、すでに30年間に渡って業界の定点観測をしている。また、クレジットカードのムックも50冊以上監修しキャッシュレスの生き字引として情報発信を続けている。

  • 証券会社にて営業・経営企画部門、社長秘書等を行う。また、投資銀行業務にも携わる。

    現在、不動産を含む資産運用と社会保障(特に年金)を主に、FP相談・執筆・講演・を行っている。東洋大学経営学部ファイナンス学科非常勤講師

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