TRUST CLUB ワールドエリートカード

TRUST CLUB ワールドエリートカードは、Mastercardの最上位グレードに位置づけられるプロダクトです。年会費は本会員143,000円（税込）、家族会員は無料。世界1,600ヵ所以上の空港ラウンジが使える「プライオリティ・パス（Mastercardプログラム）」は本会員・家族会員とも年会費・利用料無料で利用でき、同伴1名まで無料と利用しやすいのが特徴です。さらに、24時間対応のコンシェルジュ、旅行・グルメの優待、最高1億円の旅行保険、フライト遅延関連のサポートなど、出張と旅行に役立つような優待サービスを揃えています。ポイントや各種優待はTRUST CLUB独自メニューとMastercard特典の両面で用意されているので、多岐にわたるサポートを受けられる設計となっています。

一般的なクレジットカードよりも割高な年会費を支払いながらでも、年に数回以上の海外・国内フライトを利用し、出発前後の動線を快適に整えたい人に向いています。付帯しているプライオリティ・パスは会員登録後にカード提示で空港ラウンジを利用でき、家族会員無料・同伴1名まで無料となるため、家族や同行者との移動でも使い勝手が良好です。加えてコンシェルジュでレストランや手配相談ができ、ホテル優待や手荷物宅配などのトラベル特典も加わります。旅行保険は最高1億円（利用条件あり）と高水準で、航空便遅延時の費用補償や各種サポートもまとめて備えられます。旅行などの移動頻度が低い場合、手厚いサービスを活かすのが難しくなるため、大きな移動頻度と上位の付帯サービスを両立したい層に適した選択肢だと言えるでしょう。

TRUST CLUB ワールドエリートカードの年会費は本会員143,000円（税込）、家族会員は無料です。家族カード利用分もラウンジ特典の対象範囲に入るため、家族での移動を想定するほど総合的な価値を感じやすくなります。費用対効果を検討する際は、ラウンジ利用（同伴1名無料を含む）、手荷物宅配や各種トラベル優待、国内外の保険補償の活用見込みを合算し、旅程にどれだけ組み込めるかを目安にすると判断しやすくなるでしょう。ポイントプログラムは、有効期限がないところや通常ショッピング100円につき4円の還元率の高さ（還元率4%）が特徴で、年間のカード利用額に応じて翌年にボーナスポイントが加算されるボーナスリワードプログラムもついています。維持費はかかるものの、その分良好なサービスが期待できます。

TRUST CLUB ワールドエリートカード付帯の海外旅行傷害保険は傷害死亡・後遺障害（最高1億円）をはじめ、疾病・傷害治療（最高1,000万円）、携行品（最高100万円）、賠償（最高1億円）、救援者費用（最高500万円）などを幅広くカバーします。航空便の遅延・欠航、手荷物遅延等に対する費用補償も設定され、一定の利用条件（公共交通機関や募集型企画旅行の料金をカード決済する等）を満たすことで適用されるので、条件を確認しつつ旅行中の支払はできる限りカードで行うのがおすすめです。補償開始は入会翌日以降開始の旅行から、責任期間や上限・免責は明細に沿って適用されます。その他にも、ショッピング・リカバリーや旅行等のキャンセルプロテクション、日々の交通事故傷害保険など、保険が充実しており安心して利用できます。

コンシェルジュは24時間365日対応で、レストランやコンサートチケット、海外旅行中のガイドなど各種手配の相談ができる上質なサービス内容です。フライト関連では、遅延や欠航時の対応として「フライトディレイパス」が案内されており、搭乗便が2時間以上遅延した場合に世界1,400以上の空港ラウンジが利用できるなど（同伴者4名まで無料）、当日の状況に応じたサポートを受けられます。渡航前後の動線では、国際線手荷物宅配の無料枠や空港クローク優待の活用で移動負担を軽減しやすく、海外・国内トラベルデスクや緊急アシスタンスがトラブル時の連絡窓口になります。各サービスは事前登録・事前予約が前提になるものがあるため、旅程に合わせて早めにセットアップすると活用範囲が広がります。

TRUST CLUB ワールドエリートカードの審査基準や年収の目安は公表されていませんが、三井住友トラストクラブ所定の基準を満たす方との記載があります。上位グレードのため利用可能枠は一定に設定されておらず、申込情報・与信履歴・既存利用状況などを総合的に判断され、カード送付書での案内を待つ形となります。また特別な招待を必要とはしておらず、自ら申し込むことができます（審査は期待に添えないことがあります）。切替や各種手続き、問い合わせの窓口はカードラインナップ内の案内からたどると良いでしょう。申込前には、旅行頻度や優待の活用計画、決済額の見込みを整理し、付帯保険の利用条件やラウンジ登録の手順も含めて準備しておくと、入会後にスムーズに使い始められます。

TRUST CLUB ワールドエリートカードは年会費が高額であることが大きなデメリットだと言えるでしょう。そのため空港ラウンジ、手荷物宅配、ホテル優待、保険補償などを旅程へどれだけ組み込めるか、費用対効果を大きくできるかといった部分が鍵になります。プライオリティ・パスは初回の会員登録が必要で、同伴2人目以降は有料（US$35）となるので注意してください。また付帯保険はカード決済等の利用条件を満たすことで適用される項目があるため、出発前の決済手段と約款確認を習慣化すると安心です。加えて、各優待は事前予約・対象外期間・人数制限など運用ルールがあるため、公式ページで最新の適用条件を確認してからスケジュールに反映するようにしましょう。