2024.10.07

監修者の辻本さんへクレジットカードに関するインタビューを実施!

現役FPである辻本さんへクレジットカードに関するインタビューを行いました。

 

専門家ならではの意見を参考にしたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

 

辻本さん 監修者:辻本 剛士さん
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大学卒業後、医薬品・医療機器会社に就職。在職中にFP1級CFP宅地建物取引士に独学で合格。会社を退職後、未経験から神戸で数少ない独立型FPとして起業。現在は相談業務、執筆業務を中心に活動中。

 

クレジットカードの審査について

 

ーークレジットカードの審査では、どのような点がチェックされているのですか?

 

どのクレジットカード会社も「属性情報」「信用情報」「借入情報」は必ずチェックします。

 

「属性情報」は申込者の氏名や住所、勤務先などです。特に勤務先や年収、勤続年数を重視する傾向があります。

 

「信用情報」には、過去のクレジットカードやローンの利用履歴、返済状況が含まれ、支払い遅延や滞納の記録があると審査に悪影響を与えてしまいます。

 

「借入情報」では、他社での借入の有無や、借入総額を確認され、過度な借入れがある場合は審査に不利になる可能性があります。

 

審査に通りやすくするためには、可能な限りこれらの借入総額を減らしておきましょう。

 

ーークレジットカードによって審査や発行のスピードが異なるのはなぜですか?また、発行スピードが速いクレジットカードに共通していることはありますか?

 

クレジットカードの発行スピードに差がある理由は、主にカード会社の「審査工程」や「申込方法」の違いによるものです。

 

クレジットカードの発行は「申込→審査→発行」の工程を踏むため、通常1週間~3週間程度で手元に届くことが多いです。

 

ポイント
しかし、クレジットカードのなかには即日発行できるものもあります。これらのクレジットカード会社は独自の審査方法を採用しており、迅速に審査結果が出るような仕組みができているからです。

 

したがって、迅速な発行が可能なクレジットカードには、「オンラインでの申し込み対応」と「独自の自動審査システムの導入」という共通点があります。

 

 

学生向けクレジットカードについて

 

ーー学生がお得にポイントを貯めるならどんな方法がおすすめですか?

 

よく利用する店舗でポイント還元率がアップするカードを選ぶことです。カフェやコンビニをよく利用するのであれば、その店舗でポイント還元率がアップするか確認しておきましょう。

 

その他にも、普段からよく利用するショッピングモールやネットショッピングなどと連携しているクレジットカードを選ぶことで、効率良くポイントを貯めることができます。

 

ーー家族カードとクレジットカードならどちらの方が良いですか?

 

カードを所有するのであれば家族カードではなくクレジットカードがおすすめです。

 

自身で所有することで、付与されたポイントを自由に使えますし、クレジットカードのなかには学生向け優待やキャンペーンが充実しているものもあるからです。

 

クレジットカードの審査に通るか心配な方や、カードをきちんと管理できるか不安な方は家族カードを選択した方が安心でしょう。

 

反対に、自身できちんと管理できるのであれば、クレジットカードを作ってみてはいかがでしょうか。

 

 

法人向けクレジットカードについて

 

ーー法人が活用するべき特典やサービスはありますか?

 

法人向けクレジットカードでは、会計ソフトとの連携以外にも多くの特典やサービスが提供されています。

 

例えば、海外出張時に空港ラウンジを無料で利用できたり、海外旅行保険が付帯されていたりします。頻繁に海外出張をする事業者にはうれしい特典です。

 

その他にも、従業員がスポーツクラブを優待価格で利用できたり、人間ドックを割引価格で受けられたりするサービスもあるため、福利厚生としても充実しています。

 

ーーお得にポイントを貯めたい場合におすすめの方法はありますか?

 

法人カードで多くのポイントを貯めたい場合は、従業員に追加カードを利用してもらうことです。

 

従業員が追加カードで経費決済した場合、付与されるポイントは本会員のカードにいきます。

 

その他にも法人カードでは、カフェや飲食店などの対象店舗で利用することでポイント還元率がアップするものもあります。

 

仕事の打ち合わせなどでカフェや飲食店などを利用する際は、ポイントアップの対象となる店舗を利用することで効率良くポイントを貯められるでしょう。

 

 

プロミスVisaカードについて

 

ーープロミスVisaカードの特典でとくにおすすめできるものを教えていただきたいです。

 

プロミスVisaカードは三井住友カードと同等の機能を持ち合わせており、使い方次第で効率良くVポイントを貯められます。とくにコンビニや飲食店をよく利用される方はプロミスVisaカードでお買い物をすれば多くのポイントが付与されるでしょう。

 

ポイント
対象の飲食店やコンビニでVisaのタッチ決済をすると最大7%ポイント還元されます。

 

例えば、飲食店であればマクドナルドやサイゼリヤ、ドトールコーヒーなど、コンビニであればセブン-イレブンやローソン、ミニストップなどが7%還元の対象です。

 

ーープロミスVisaカードと、ほかの消費者金融系のカードとの違いを教えていただきたいです。

 

プロミスVisaカードと、ほかの消費者金融系のカードでは、機能面で大きな違いはなく、それぞれクレジットカードとカードローンの両方を利用できます。

 

しかし、プロミスVisaカードの場合は三井住友カードの機能を持ち合わせているため、他の消費者金融系のカードよりもポイント還元率が高く設定されています。同じ消費者金融系のカードを持つなら、少しでも多くのポイントが付与されるカードの方がお得ですよね。

 

ガソリンカードについて

 

ーーapollostationやENEOSなど、ガソリンスタンド系列の会社が発行しているクレジットカードと、通常のクレジットカードとの違いを教えていただきたいです。

 

ガソリンスタンド向けのカードと、通常のクレジットカードの主な違いは、車によく乗車する人向けの特典があることでしょう。

 

ポイント
例えば、「ENEOSカード S」の場合ですと、ロードサービスが付帯されています。頻繁に車を運転する場合、車のトラブルに直面する可能性は高まるため、ロードサービスが付帯されていると安心です。

 

他にもETCカードの追加発行が可能なカードや、カー用品店での割引きサービスがあるなどの特典を受けられるものもあります。

 

ーーこの金額・回数まで達したらガソリンスタンド向けのクレジットカードを発行するのが妥当だと思われる、ガソリン代(月平均)や自動車に乗る頻度を教えてください。

 

自身がガソリンスタンド向けのクレジットカードを利用したほうがよいかは、年会費や年間の給油量、割引額などで判断するとよいでしょう。

 

チェック
例えば、年会費が1,375円のクレジットカードの場合、そのカードが提供するガソリン割引が年間で1,375円以上の節約をもたらすかどうかを計算することが重要です。

 

一概には言えませんが、毎月1~2万円のガソリン代が発生している場合は「一律値引きタイプ」を、毎月2万円を超えるような場合は「変動値引きタイプ」を選択するとよいでしょう。

 

一方で、毎月のガソリン代がほとんど発生しない場合は、ガソリンスタンド向けのクレジットカードをもつメリットはあまりないかもしれません。

監修者

専修大経営学部卒業後、16年間パソコンやIT関連の企業にて営業職に携わる。その間に資産運用に興味を持ち日本FP協会のAFP資格を取得。2004年3月に同協会のCFP®資格を取得し同年6月、札幌にて「オンダFP事務所」を開業。初心者向け資産運用に関するセミナーと投資信託など資産運用を中心とした記事の執筆及びクレジットカード、カードローン、暗号資産、住宅ローンなどの記事監修を中心に活動中。

大学卒業後、医薬品・医療機器会社に就職。在職中にFP1級CFP宅地建物取引士に独学で合格。
会社を退職後、未経験から神戸で数少ない独立型FPとして起業。現在は相談業務、執筆業務を中心に活動中。

育休中、フリーランス女性に向けて「社会制度」や「貯金・投資」に関するお役立ち情報を発信。

マネーコラムの執筆や記事監修も手がける日経xwoman公式アンバサダー。著書「お金の使い方、貯め方教えて下さい」主婦の友社

<a href="https://cc-moola.com/creditcard/kenji-kaneko/">金子 賢司</a>
ファイナンシャルプランナー

東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。

以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。

<a href="https://cc-moola.com/creditcard/takeshi-toriya/">鳥谷 威</a>
有限会社バード商会

福岡の大学を卒業後、大手インフラ業界に就職。主に、ご家庭の光熱費削減や新電力の業務に約4年ほど従事。現在は、父の会社(有限会社バード商会)を継ぎ、独立系のファイナンシャル・プランナーとして活動中。専門分野は、家計改善(光熱費の見直し)と資産形成の分野。

FPの実績は、カードローン相談、光熱費の見直し、企業型確定拠出年金の導入、日本FP協会でアシスタント相談員、執筆などを行っている。

水野総合FP事務所代表。独立系ファイナンシャルプランナーとして個別相談、執筆・監修、講師、取材協力などマルチに活動。ライフプラン、資産運用、相続・資産承継といった幅広い相談内容に対応し、全国1000名を超える方から日本FP協会に寄せられる「くらしとお金」の電話相談を1年間担当。毎月20本以上の執筆・記事監修の他、大学や事業法人で講師を務め年80回登壇。学校法人専門学校非常勤講師として「投資の授業」を毎週行う。

消費生活ジャーナリスト。1952年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。

同大学院修士課程修了後、月刊誌記者などを経て独立。流通、情報通信、金融分野を中心に活動する。主力はクレジットカード&電子マネーの研究で、すでに30年間に渡って業界の定点観測をしている。また、クレジットカードのムックも50冊以上監修しキャッシュレスの生き字引として情報発信を続けている。

証券会社にて営業・経営企画部門、社長秘書等を行う。また、投資銀行業務にも携わる。

現在、不動産を含む資産運用と社会保障(特に年金)を主に、FP相談・執筆・講演・を行っている。東洋大学経営学部ファイナンス学科非常勤講師

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