デジタル資産の仮想通貨(暗号資産)をウォレット保管しようか迷っている方は多いでしょう。取引所によってはセキュリティ対策が甘く、ハッキングや不正アクセスにより、大切な資産を失ってしまうリスクがあります。
しかし、仮想通貨初心者の方が適切な仮想通貨ウォレットを選ぶことは難しく、「そもそも仮想通貨ウォレットとは?」「仮想通貨ウォレットの種類や仕組みがわからない」といった疑問・悩みを抱えている方も多いはずです。
そこで本記事では、仮想通貨ウォレットの特徴について徹底解説し、おすすめの仮想通貨取引所をランキング形式でご紹介します。コールドウォレット採用で、セキュリティ対策が万全な取引所を厳選しているので、大切な資産を安全な環境で保管したい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
更新日: 2025.11.07
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国内主要な13社以上の仮想通貨取引所を専門化チームでレビュー済み(おすすめ取引所)
過去12ヶ月で累計15000時間以上を商品やサービスレビューに費やしています。
客観的に評価ルールを策定済み(ココモーラコンテンツポリシー)
当サイト、ココモーラは金融庁に登録されている仮想通貨取引所の会社のみを紹介しています。またココモーラのサービスは広告主のパートナー企業より報酬を得ています。ただし、広告主の好意的なレビューを書く保証をつける等で報酬を支払うなどは一切行っておりません。
仮想通貨ウォレットとは、ビットコインやイーサリアムなどを安全に保管するために利用されているデジタル版の財布です。
なお、仮想通貨ウォレットで行えることとしては、主に以下の3つが挙げられます。
セキュリティ環境が整った中で保管できるだけでなく、送信・受取にも対応しているため、仮想通貨ウォレットは現金を保管できる銀行口座と同じ役割だと言えます。
仮想通貨の取引を行うには、一旦、円を入金して仮想通貨を購入することになり、入金する口座が必要になります。銀行などで口座を開設すれば入金できるように、仮想通貨でも仮想通貨ウォレットという口座のようなものを作ることによって、資産を預けることが可能です。
仮想通貨ウォレットと一概に言っても、オンライン上で管理できるウォレットや、USBメモリのようにオンラインから切り離して管理できるもの、スマートフォンアプリなどの端末で管理できるウォレットがあり、それぞれに特徴があります。
仮想通貨ウォレットは、主に以下3つの要素で成り立っています。
└所有者のみが知る暗号コード
└ウォレットアドレスの元になる情報
└仮想通貨の送受信先となる口座番号のようなもの
秘密鍵とは、仮想通貨ウォレットの所有者のみが知る暗号コードです。主にウォレット内の仮想通貨を移動する際に利用するため、流出しないよう厳重に管理する必要があります。
次に、公開鍵とは秘密鍵から暗号技術を使って生成されるキーのことで、仮想通貨の受け取り先として利用されるケースが一般的です。
秘密鍵とは違い、世界中のユーザーが確認できる情報なので、他人に知られてもセキュリティ上の問題はありません。
最後に、ウォレットアドレスとは仮想通貨の送受信先として利用されている口座番号のようなものです。取引所や友人などに共有することで、仮想通貨の送金・受取ができます。
仮想通貨はブロックチェーン技術によって取引が行われますが、その時に重要となるのがこの3つの要素だと思います。
資産の内容などに関しては、所有者のみが知りえるコードとして秘密鍵(プライベートキー)があります。そして、取引を行う際に必要なウォレットアドレスの元となる公開鍵(パブリックキー)と、銀行口座でいう口座番号のような役割のウォレットアドレスがあります。秘密鍵はアカウントごとに作成されますが、漏洩すると送金などが第三者でもできるので、厳重に管理することが大切です。
仮想通貨ウォレットは、大きく分けて「コールドウォレット」「ホットウォレット」の2種類があります。
どちらも仮想通貨を保管する役割を持ちますが、安全性や利便性が異なるため、特徴を理解したうえで適切なものを選ぶことが重要です。
コールドウォレットとは、オフライン環境で仮想通貨を保管できるウォレットです。
インターネット環境から切り離しているため、ハッキングや不正アクセスなどの被害を受けるリスクが非常に低く、極めて安全性の高い保管方法だと言えます。
送金・受取の際にオンライン端末連携する必要があるため、頻繁に仮想通貨を移動させたい人にはやや不向きな保管方法ですが、「とにかく安全に仮想通貨を保管したい」といった方にはおすすめです。
なお、コールドウォレットには以下2種類のタイプがあります。
コールドウォレットの種類
仮想通貨の保管場所としてウォレットがあります。ウォレットには種類があり、コールドウォレットはインターネット環境から切り離して管理を行うもので、ハッキングや不正アクセスで仮想通貨を奪われるといった心配がなくなります。
ペーパーウォレットは、秘密鍵(プライベートキー)とウォレットアドレスを紙に印刷するものになり、印刷されたものは大切に保管しておく必要があります。ハードウェアウォレットは、USBメモリのような記録媒体に保存しておきオフラインで管理できますが、失くしてしまわないよう管理することが大切です。
ペーパーウォレットとは、秘密鍵やウォレットアドレスを紙に印刷して保管するタイプの仮想通貨ウォレットです。
完全にオフラインで保管できるため、ハッキングリスクがほとんどなく、仮想通貨ウォレットの中でも特にセキュリティが高い保管方法だと言えます。
一方で、秘密鍵やウォレットアドレスが記載された紙の紛失・劣化・破損などのリスクがあり、一度失うと復元できない点に注意が必要です。
メリット |
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デメリット |
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ハードウェアウォレットとは、仮想通貨をオフライン環境で保管するための物理的なデバイスのことです。
USBメモリのような形状をしているものが多く、PCやスマホに接続することで仮想通貨をスムーズに移動できます。
なお、ハードウェアウォレットの代表的なデメリットは購入コストです。一つあたり数万円程度の購入コストがかかるため、ある程度保有する通貨の量が多い方向けの保管方法だと言えます。
メリット |
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デメリット |
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ホットウォレットとは、常時インターネットに接続されているタイプの仮想通貨ウォレットです。
コールドウォレットよりセキュリティは低くなりますが、仮想通貨の移動や残高照会を行いやすい点が魅力だと言えます。
そのため、頻繁に仮想通貨の送金・受取を行いたい方に適しているでしょう。インターネット環境さえあれば、いつでもPCやスマホなどで自身の仮想通貨にアクセスできます。
なお、ホットウォレットには大きく分けて以下3つのタイプがあるので、それぞれ特徴を確認してみてください。
ホットウォレットは3種類
パソコンやスマホからサイトに入って仮想通貨ウォレットを開設すると、いつでもアクセスするだけで自分の資産状況が把握できます。こういったインターネットに繋がっているものをホットウォレットといいます。 パソコンやスマホからサイトにアクセスするものだけでなく、スマホなどのアプリからだけアクセスできるウォレットは、モバイルウォレットと言われます。常にインターネットに繋がっている状態なので、コールドウォレットに比べてハッキングや不正アクセスのリスクがある点には注意が必要です。
デスクトップウォレットとは、PCに専用ソフトをインストールすることで利用できる仮想通貨ウォレットです。
ホットウォレットの中でもセキュリティ性が比較的高く、PCがオフライン状態のときはハッキングや不正アクセスなどの被害を受けにくい傾向があります。
ただ、PCがウイルス感染や盗難、故障した場合などにリスクがあることに加えて、導入やバックアップに手間がかかる点に注意が必要です。
メリット |
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デメリット |
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モバイルウォレットとは、スマホアプリで仮想通貨の保管や送受信が可能な仮想通貨ウォレットです。
大きなメリットとしては、外出先でも気軽に仮想通貨を移動できる点が挙げられます。
一方でスマホの故障や紛失、ハッキングなどのリスクはあるため、すべての資産を保管するには頼りなさを感じてしまうでしょう。
仮想通貨の保有量が多い方は、コールドウォレットとの併用がおすすめです。
メリット |
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デメリット |
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Webウォレットとは、インターネット上のWebサイトで保管するタイプの仮想通貨ウォレットです。
たとえば、仮想通貨取引所の公式サイトが代表的で、アカウント作成後すぐに利用できるため初心者でも使いやすい特徴を持ちます。
なお、セキュリティの高さは取引所に依存するため、Webウォレットを利用する際はセキュリティの高さや、ハッキング時の保障などについて十分に確認することが重要です。
メリット |
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デメリット |
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ここでは、仮想通貨ウォレットを選ぶ際に比較すべきポイントを3つご紹介します。
初心者でも自分に合った仮想通貨ウォレットを選びやすくなるので、どのウォレットを使うべきか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
仮想通貨ウォレットを選ぶときは、まず初めに対応する仮想通貨(暗号資産)の種類を確認しましょう。
ビットコインやイーサリアムなどのメジャーな通貨であれば多くの仮想通貨ウォレットが対応していますが、マイナーなアルトコインを保有したい方は注意が必要です。
仮想通貨ウォレットは、特定の通貨のみに対応する「単一通貨型」と、複数の通貨に対応する「マルチ通貨対応型」の2種類があります。
特に取引所が提供するウォレットではなく、外部で購入できるハードウェアウォレットやモバイルウォレットなどをインストールして使う場合は、十分に確認するよう心がけましょう。
以下では、対応通貨がやや限定的な仮想通貨ウォレットをまとめています。
仮想通貨ウォレット | 対応通貨 |
Bitcoin Wallet | ビットコイン |
Coinbase Wallet | イーサリアム/ソラナ |
楽天ウォレットアプリ | ビットコイン/イーサリアム/ビットコインキャッシュ |
ビットコインウォレット | ビットコイン/ビットコインキャッシュ/イーサリアム |
TON Wallet | トンコイン |
仮想通貨取引所によって取扱仮想通貨銘柄の違いがありますが、仮想通貨ウォレットにおいても対応できる仮想通貨の種類に違いがあります。 取引所で開設できる仮想通貨ウォレットであれば、取扱銘柄が共通になっていると思いますので心配はないでしょうが、自身で仮想通貨ウォレットを開設する際は、自分の取引したい銘柄が対応しているか事前に確認が必要ですね。特にアルトコインといった、まだ取扱の少ない仮想通貨では対応できるウォレットが限られてしまう可能性もあります。
仮想通貨ウォレットを選ぶうえで「セキュリティの高さ」は見逃せません。
特に大量の仮想通貨を保有する場合は、ハッキングや不正アクセスなどの被害を防ぐために、オフライン環境で保管できるコールドウォレットがおすすめです。
導入コストはかかりますが、ハードウェアウォレットなら利便性・安全性の両方を兼ね備えています。
なお、仮想通貨ウォレットのセキュリティ面を比較する際は、以下4つのポイントを確認することが重要です。
仮想通貨の移動や取引する頻度が高い場合は、外部サービス・アプリなどとの連携性をチェックしましょう。
連携性が高い仮想通貨ウォレットであれば送金や決済がスムーズになり、日常的な利用でストレスを感じにくくなります。
特定の仮想通貨取引所を利用している場合は、ウォレットから直接送受信できるか確認しましょう。
また、DeFiやNFTマーケットとの連携性も重要です。
イーサリアムをはじめとしたDeFi関連銘柄を保管する際や、NFTマーケットを利用する可能性がある場合は、これらとの連携性も確認するよう心がけましょう。
Coincheck | GMOコイン | BITPOINT | bitFlyer | SBI VCトレード | |
ウォレットの種類 | コールドウォレット | コールドウォレット | ホットウォレット | ホットウォレット | コールドウォレット |
セキュリティ対策 | 2段階認証 SSL マルチシグ | 2段階認証 マルチシグ サイバー攻撃対策 顧客資産の分別管理 | 2段階認証 多要素認証 マルチシグ 顧客資産の分別管理 | マルチシグ 顧客資産の分別管理 | 二要素認証 |
取扱銘柄 | 35種類 | 22種類 | 31種類 | 38種類 | 36種類 |
対応通貨 | BTC/ETH/PEPE MASK/MANA/GRT など | BTC/ETH/LTC/XRP XLM/XTZ/DOT ATOM/ADA など | BTC/BCH/ETH LTC/XRP/BAT TRX/ADA など | BTC/ETH/XRP DOGE/SHIB/PEPE AVAX/BCH など | BTC/XRP/ETH DOGE/SOL/ADA など |
※2025年8月時点
おすすめポイント
※公式サイトの文言を引用
Coincheckは、オフライン環境で仮想通貨を保管できる「コールドウォレット」を採用している取引所です。
2018年にハッキング被害を受けた事例がありますが、マルチシグや2段階認証、SSLなどの対策を導入し、現在は極めてセキュリティが高く、国内の暗号資産アプリの中でもっとも利用されている実績を持ちます。
過去にはハッキング被害を受けたユーザーに対して日本円で返金していることから、万が一の際の補償についても安心です。
また、全35種類の銘柄を取引できるうえ、ビットコインやイーサリアムなどの取引所手数料が無料なので、気になる方はぜひ口座開設を検討してみてください。
ウォレットの種類 | コールドウォレット |
対応通貨 | BTC/ETH/PEPE/MASK/MANA/GRT など |
提供サービス |
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取扱銘柄 | 35種類 |
手数料 |
※通貨により異なる
※手数料相当額:0.1%〜5.0%
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おすすめポイント
GMOコインはコールドウォレットを採用しており、アカウントの乗っ取りやシステムへの侵入などに対して厳重に対策している取引所です。
仮想通貨の送付や別端末からのログイン時に2段階認証が必須化されているため、アカウントを乗っ取られるリスクが極めて低くなっています。
GMOグループならではのシステム対策も講じられているので、安心して利用可能です。
セキュリティの高さに加え、日本円の入出金が基本的に無料なので、頻繁に資産を移動する方でも無駄なコストが発生しにくいでしょう。
また、仮想通貨の現物取引だけでなく、暗号資産FXやつみたて暗号資産など、幅広いサービスを展開しています。
ウォレットの種類 | コールドウォレット |
対応通貨 | BTC/ETH/LTC/XRP/XLM/XTZ/DOT/ATOM/ADA など |
提供サービス |
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取扱銘柄 | 22種類 |
手数料 |
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出典:GMOコイン公式サイト
おすすめポイント
BITPOINTは万が一の際、返還義務を果たすために必要な「履行保証暗号資産」をコールドウォレットで保管しています。
これは、サイバー攻撃や倒産などが起こってもユーザーの資産は返ってくる仕組みが整っているということです。
実際、公式サイトで損害について補填することを公表しています。
サイバー攻撃等によって当社の責により暗号資産の盗難、消失が発生したと当社で認定した場合には、当社はお客様が被った損害について補填するものとし、その補償要件等を速やかに公表するものとします。
そのため、安心して仮想通貨取引を行えるでしょう。また、各種手数料は無料で、全31種類と豊富な銘柄を取り扱っている人気の仮想通貨取引所です。
ウォレットの種類 | ホットウォレット コールドウォレット |
対応通貨 | BTC/BCH/ETH/LTC/XRP/BAT/TRX/ADA など |
提供サービス |
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取扱銘柄 | 31種類 |
手数料 |
※月2回目以降は330円/回 |
おすすめポイント
bitFlyerは、顧客資産の約100%をコールドウォレットで保管できる仮想通貨取引所です。
取引や送付に必要な最小限のみをホットウォレットに保管するため、セキュリティが高い環境でスムーズに仮想通貨を運用できます。
外部機関と連携してウイルス・ハッキング対策を講じているので、サイバー攻撃に対しても強い取引所です。
なお、bitFlyerは「ビットコイン取引量 9年連続No.1※1」の仮想通貨取引所。流動性が高く、常に安定した取引環境が提供されているため、ビットコインを取引したい方はぜひ口座開設を検討してみてください。
ウォレットの種類 | ホットウォレット コールドウォレット |
対応通貨 | BTC/ETH/XRP/DOGE/ SHIB/PEPE/AVAX/BCH など |
提供サービス |
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取扱銘柄 | 38種類 |
手数料 |
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※1 :公式の文言を引用
おすすめポイント
SBI VCトレードは、証券会社で有名なSBIグループが運営する仮想通貨取引所で、セキュリティが高いコールドウォレットを採用しています。
アカウントのログインに対しても強度の高いパスワードや、Google認証システムによる二要素認証などを導入しているので、不正アクセスを防ぎやすいでしょう。
また、全36種類と豊富な仮想通貨を取り扱っている点も魅力です。
日本円の入出金に手数料がかからず、販売所・取引所どちらも売買コストが低水準なので、気になった方はぜひ口座開設を検討してみてください。
ウォレットの種類 | コールドウォレット |
対応通貨 | BTC/XRP/ETH/DOGE/SOL/ADA など |
提供サービス |
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取扱銘柄 | 36種類 |
手数料 | 取引所
販売所:無料(スプレッドあり)
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ここでは、仮想通貨ウォレットを利用する際の注意点について解説します。
使い方や管理方法を誤ると大切な資産を失うリスクが高まるので、仮想通貨ウォレットを初めて利用する方は以下4つの内容をそれぞれ確認してみてください。
仮想通貨ウォレットの作成時に発行できる「リカバリーフレーズ(シードフレーズ)」は、必ずオフライン環境で保管しましょう。
なお、リカバリーフレーズが第三者に知られた場合、資産をすべて奪われるリスクがあります。
スマホのメモやメール、クラウドなどに保存してしまうと、仮想通貨を盗まれる可能性があるので注意が必要です。
そのため、リカバリーフレーズを発行したら、紙に書き出して保管しましょう。金庫のような物理的に安全な場所に紙を保管しておけば、より安全にリカバリーフレーズを保管できます。
万が一のことを想定して、複数の場所にリカバリーフレーズの書いた紙を保管するのもおすすめです。
仮想通貨ウォレットで送金・受取を行う際は、ウォレットアドレスを間違えないように注意しましょう。ウォレットアドレスを一文字でも間違えると、大切な資産を失ってしまいます。
ブロックチェーン上の取引は原則として元に戻せないので、誤送金の取り消しはできません。
なお、ウォレットアドレスは銀行の口座番号と違い、約30文字で数字とアルファベットが組み合わさった複雑な文字列となっています。
そのため、仮想通貨ウォレットで送金・受取を行う場合は、以下の行動を遵守するように心がけましょう。
仮想通貨の送金・受取時に遵守すべきこと
オフライン環境で保管できるハードウェアウォレットを購入する場合は、信頼性の高い正規代理店から購入しましょう。
フリマアプリや信頼性が低いネットショッピングサイトで購入すると、事前に改ざんされたデバイスを掴まされる恐れがあります。
「仮想通貨を盗むための違法なプログラムが仕込まれていた」「リカバリーフレーズを控えられていた」など、ハードウェアウォレットの購入における悪質なトラブルも少なくありません。
そのため、ハードウェアウォレットの購入を検討している方は、正規ルートで仕入れるよう心がけてください。メーカー公式サイト、または認定パートナー経由で購入することをおすすめします。
「安いから」といった理由で信頼性が低いところから購入すると、資産を奪われるリスクがあるので注意が必要です。
取引所ウォレットやホットウォレットなどを利用する場合は、必ず2段階認証を設定しましょう。
パスワードだけでは不正アクセスを防ぎきれないケースが多くありますが、2段階認証を設定しておけばセキュリティが飛躍的に向上します。
スマホアプリで仮想通貨を保管しており、スマホを紛失してしまった場合、ID・パスワードのみでは不正アクセスのリスクがあります。
2段階認証で生体認証を設定しておけば本人以外のアクセスが極めて難しくなるため、大切な資産を守れるでしょう。い
このように、2段階認証があるだけで不正アクセスのリスクを大幅に軽減できるので、取引所やホットウォレットで仮想通貨を保管する際は必ず設定するよう心がけてください。
仮想通貨ウォレットと取引所の代表的な違いは以下のとおりです。
仮想通貨ウォレット | 取引所 | |
秘密鍵の管理者 | 自分 | 取引所 |
できること | 残高照会 送金・受取 | 仮想通貨の売買 残高照会 送金・受取 |
セキュリティの高さ | ウォレットの種類により異なる | 取引所に依存する |
主なリスク | 紛失・盗難 破損・ハッキング | ハッキング・取引所の倒産 |
仮想通貨ウォレットは秘密鍵を自分で管理する必要がありますが、取引所の場合はユーザーが管理することは原則できません。
また、仮想通貨ウォレットはあくまでも財布の役割なので、仮想通貨を売買するためには取引所へ送金する必要があります。
セキュリティ面においては、コールドウォレットを選べば基本的に仮想通貨ウォレットのほうが優秀です。
なお、懸念されるリスクについては、仮想通貨ウォレットの場合「適切な方法で保管できるか」が鍵を握ります。
一方、取引所はハッキングや倒産などのリスクを抱えているため、返金保証やセキュリティ対策などが充実しているところを利用するように心がけましょう。
長期保有が前提の仮想通貨はウォレットに預け、活発に取引するものは取引所に保管しておくのがおすすめです。