更新日: 2026.02.27

「環境・エネルギーに関する情報を客観的にわかりやすく広くつたえること」「デジタルテクノロジーと環境・エネルギーを融合させた新たなビジネスを創造すること」を目的に執筆/講演活動などを実施。富山県砺波市出身。慶應義塾大学経済学部卒業。東京大学 Executive Management Program(EMP)修了。大学卒業後、アンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア株式会社)に入社。エネルギー/化学産業本部に所属し、電力会社・大手化学メーカ等のプロジェクトに参画。その後、RAUL株式会社を設立。主に環境・エネルギー分野のビジネス推進や企業の社会貢献活動支援を実施。一般社団法人エネルギー情報センター理事、一般社団法人サステナビリティコミュニケーション協会理事、環境省 地域再省蓄エネサービスイノベーション委員会委員(2019年)等

1986年生まれ。1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®、合同会社ひなた代表。
コンサルティング会社から外資系保険会社の営業職を経て、現在は保険代理店に在籍しながら、発達障害のある人やその家族に特化したファイナンシャルプランナーとして全国で活動している。借金を背負い生活が苦しかった時代を経験しつつも、専門的知識と実体験を武器に、お金が苦手な人や発達障害当事者に寄り添ったアドバイスを行う。その提案は制度や数字の知識だけでなく、「同じ立場を生きてきた人間だからこそ言える言葉」として、多くのクライアントや家族から厚い信頼を得ている。これまでに自治体主催の講演、保護者会・親の会、就労移行支援事業所などで多数の登壇実績を持ち、SNS総フォロワー数は5万人。
一人暮らしを始める際、電力会社選びは毎月の固定費に直結する大切なポイントです。どこの電力会社を選ぶかによって、年間で数千円〜数万円の節約につながる可能性もあります。
しかし、電力自由化により、現在は小売電気事業者が800社を超えており、選択肢は大きく広がっています。中には一人暮らし向けの料金プランを用意している電力会社もありますが、数が多いからこそ比較が難しいと感じる方もいるでしょう。
本記事では、エリアごとの一人暮らしにおすすめの電力会社や、電気代を抑えるための選び方、契約前に確認しておきたいポイントをわかりやすく解説します。自分のライフスタイルに合った最適な電力会社選びのため、ぜひ参考にしてみてください!
| 電力会社 | 参照元:東京ガス公式サイト ![]() 東京ガス(でんき) | 引用元:CDエナジーダイレクト公式サイト ※電気・ガス合算の契約件数で取次事業者の販売分含む ※1:WEB会員サービス「カテエネ」へ電気のご契約情報の登録が必要です。還元されるポイントは「カテエネポイント」 ※2:ガスセット割引が適用されるのは基本料金および電力量料金(燃料費調整額を除く)。ただし、ガスセット割はスマートでんきが対象外。電気セット割はゆかぽかガス・はつでんガスが対象外。 ![]() CDエナジーダイレクト | 引用元:ENEOSでんき公式サイト ※ENEOSでんきご契約者アンケート(2025年2月) ![]() ENEOSでんき | 出典:公式サイト ![]() TERASELでんき | 料金は東京電力エリアのものを記載しています。 ![]() オクトパスエナジー |
|---|---|---|---|---|---|
| 供給エリア | 東京電力エリア | 東京電力エリア | 東京電力エリア | 全国(沖縄・離島は除く) | 全国(離島を除く) |
| 電気ガスセット | あり | あり | あり | なし | × |
| 2人暮らし参考電気代 | 約13,210円/月 | 約12,926円/月 | 約12,941円/月 | 約13,005円/月 | 約9,152円/月 |
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国内主要な25社以上の電力会社を専門化チームでレビュー済み(おすすめ電力会社)
過去12ヶ月で累計15000時間以上を商品やサービスレビューに費やしています。
客観的に評価ルールを策定済み(ココモーラコンテンツポリシー)
当サイト「ココモーラ」で紹介している電力会社は、電気事業法に基づき経済産業省への正式な届出や登録を行い、適切に電力供給事業を運営している事業者のみを掲載しています。またココモーラのサービスは広告主のパートナー企業より報酬を得ています。ただし、広告主の好意的なレビューを書く保証をつける等で報酬を支払うなどは一切行っておりません。
ここでは、エリア別に一人暮らしにおすすめの電力会社を紹介します。
各エリアの大手電力会社より電気料金が安くなりやすい新電力をピックアップしているので、固定費を少しでも抑えたい方はぜひ参考にしてみてください。
東京電力エリアで一人暮らしをする方におすすめの新電力は以下の3社です。
【東京電力エリア】 一人暮らしにおすすめの電力会社 | 基本料金 | 電力量料金 |
CDエナジーダイレクト (シングルでんき) | 295.24円 東京電力より 毎月16.51円以上お得 | ・〜120kWh:30.00円 ・121kWh〜300kWh:36.60円 ・301kWh〜:40.69円 |
しろくま電力 (従量電灯B) | 0円 東京電力より 毎月311.75円以上お得 | 一律27.90円 |
0円 東京電力より 毎月311.75円以上お得 | 20.00円 ※固定従量料金の場合 |
※東京電力エナジーパートナーの「スタンダードS/L」と比較した場合
関西電力エリアで一人暮らしをする方におすすめの新電力は以下の3社です。
【関西電力エリア】 一人暮らしにおすすめの電力会社 | 最低料金 | 電力量料金 |
TERASELでんき (TERASEL関西A) | 505.53円 関西電力より 毎月17.05円以上お得 | ・1段階:19.19円 ・2段階:24.32円 ・3段階:27.16円 |
396.81円 関西電力より 毎月125.77円以上お得 | ・15kWh〜120kWh:19.81円 ・120kWh〜300kWh:23.83円 ・300kWh超過:27.30円 | |
0円 関西電力より 毎月522.58円以上お得 | 市場連動型 |
※関西電力の「従量電灯A」と比較した場合
北海道エリアで一人暮らしをする方におすすめの新電力は以下の3社です。
【北海道電力エリア】 一人暮らしにおすすめの電力会社 | 基本料金 | 電力量料金 |
オクトパスエナジー (シンプルオクトパス) | 0円 北海道電力より 毎月418.00円以上お得 | 市場連動型 |
TERASELでんき (TERASEL北海道B) | 400.95円 北海道電力より 毎月17.05円以上お得 | ・1段階:34.74円 ・2段階:40.78円 ・3段階:44.35円 |
418.00円 | ・〜120kWh:35.51円 ・120kWh〜280kWh:40.47円 ・280kWh〜:42.86円 ※2年間1kWhあたり0.2円(税込)割引 |
※北海道電力の「従量電灯B」と比較した場合
東北電力エリアで一人暮らしをする方におすすめの新電力は以下の3社です。
【東北電力エリア】 一人暮らしにおすすめの電力会社 | 基本料金 | 電力量料金 |
1,099.63円 東北電力より 毎月9.17円以上お得 | ・〜120kWh:18.64円 ・120kWh〜300kWh:24.75円 ・300kWh〜:27.12円 | |
369.60円 | ・〜120kWh:31.65円 ・120kWh〜300kWh:34.26円 ・300kWh〜:37.84円 | |
0円 東北電力より 毎月369.60円以上お得 | 市場連動型 |
※東北電力の「従量電灯B」と比較した場合
北陸電力エリアで一人暮らしをする方におすすめの新電力は以下の3社です。
【北陸電力エリア】 一人暮らしにおすすめの電力会社 | 基本料金 | 電力量料金 |
TERASELでんき (TERASEL北陸B) | 292.82円 北陸電力より 毎月22.89円以上お得 | ・1段階:30.12円 ・2段階:33.85円 ・3段階:35.49円 |
オクトパスエナジー (シンプルオクトパス) | 0円 北陸電力より 毎月302.54円以上お得 | 市場連動型 |
0円 北陸電力より 毎月302.54円以上お得 | 一律24.00円 |
※北陸電力の「従量電灯B」と比較した場合
中部電力エリアで一人暮らしをする方におすすめの新電力は以下の3社です。
【中部電力エリア】 一人暮らしにおすすめの電力会社 | 基本料金 | 電力量料金 |
TERASELでんき (TERASEL中部B) | 316.85円 中部電力より 毎月4.29円以上お得 | ・1段階:20.88円 ・2段階:25.29円 ・3段階:28.19円 |
857.95円 中部電力より 毎月105.47円以上お得 | ・15kWh〜120kWh:20.69円 ・120kWh〜300kWh:24.16円 ・300kWh超過:25.53円 | |
0円 中部電力より 毎月321.14円以上お得 | 市場連動型 |
※中部電力の「ポイントプラン」と比較した場合
九州電力エリアで一人暮らしをする方におすすめの新電力は以下の3社です。
【九州電力エリア】 一人暮らしにおすすめの電力会社 | 基本料金 | 電力量料金 |
オクトパスエナジー (シンプルオクトパス) | 0円 九州電力より 毎月316.24円以上お得 | 市場連動型 |
0円 九州電力より 毎月316.24円以上お得 | 市場連動型 | |
0円 九州電力より 毎月316.24円以上お得 | 一律25.60円 |
※九州電力の「従量電灯B」と比較した場合
四国電力エリアで一人暮らしをする方におすすめの新電力は以下の3社です。
【四国電力エリア】 一人暮らしにおすすめの電力会社 | 最低料金 | 電力量料金 |
TERASELでんき (TERASEL四国A) | 646.43円 四国電力より 毎月20.46円以上お得 | ・1段階:29.64円 ・2段階:35.93円 ・3段階:39.26円 |
楽天でんき (プランS) | 0円 四国電力より 毎月666.89円お得 | 一律36.20円 |
448.96円 四国電力より 毎月217.93円以上お得 | ・11kWh〜120kWh:20.83円 ・120kWh〜300kWh:26.94円 ・300kWh超過:28.27円 |
※四国電力の「おトクeプラン」と比較した場合
中国電力エリアで一人暮らしをする方におすすめの新電力は以下の3社です。
【中国電力エリア】 一人暮らしにおすすめの電力会社 | 最低料金 | 電力量料金 |
オクトパスエナジー (シンプルオクトパス) | 0円 中国電力より 毎月669.92円以上お得 | 市場連動型 |
0円 中国電力より 毎月669.92円以上お得 | 一律26.10円 | |
auでんき (でんきM) | 690.61円 中国電力より 毎月20.69円以上お得 | ・15kWh〜120kWh:29.77円 ・120kWh〜300kWh:35.84円 ・300kWh超過:37.77円 |
※中国電力の「スマートコース」と比較した場合
沖縄電力エリアで一人暮らしをする方におすすめの新電力は以下の3社です。
【沖縄電力エリア】 一人暮らしにおすすめの電力会社 | 最低料金 | 電力量料金 |
0円 沖縄電力より 毎月643.05円以上お得 | 市場連動型 | |
auでんき (でんきM) | 584.59円 沖縄電力より 毎月58.46円以上お得 | ・10kWh〜120kWh:36.54円 ・120kWh〜300kWh:41.58円 ・300kWh超過:43.38円 |
428.67円 沖縄電力より 毎月214.38円以上お得 | ・10kWh〜120kWh:24.81円 ・120kWh〜300kWh:29.39円 ・300kWh超過:30.41円 |
※沖縄電力の「従量電灯」と比較した場合
ここでは、一人暮らしの方向けにおすすめの電力会社の選び方を紹介します。
初めての一人暮らしをする場合でも、電気料金が安く、納得感のある電力会社を選べるようになるので、気になった方はぜひ参考にしてみてください。
一人暮らし向け電力会社の選び方3選
まずは、各電力会社の基本料金を比較しましょう。
特に一人暮らしの場合は、基本料金の安さが月々の電気料金に直結しやすい傾向にあります。
契約アンペア数(20A・30Aなど)によって、月々の基本料金は決まります。
たとえば、引っ越し先のアンペア数が30Aで、基本料金が10Aあたり400円の場合、毎月1,200円がランニングコストとして発生するイメージです。
なお、新電力の中には、基本料金を無料に設定しているケースもあります。
「外出する機会が多く、電気をそこまで使わない」といった方であれば、月々の電気料金が大幅に安くなる可能性があるので、基本料金は必ず比較しましょう。
次に、電力量料金を比較してみてください。
電力量料金も電気代の大部分を締める要素なので、安い電力会社を選びたい方にとって重要なポイントだといえます。
多くの電力会社が、電力料金の単価が段階的に変わる料金プランを提供しています。
たとえば、CDエナジーダイレクトが提供する「シングルでんき」の電力量料金は以下のとおりです。
1ヶ月あたりの電気使用量 | 電力量料金(1kWh) |
〜120kWh | 30.00円 |
121kWh〜300kWh | 36.60円 |
301kWh〜 | 40.69円 |
1人暮らしの平均電気使用量は、150kWh〜200kWh程度なので、2段階目の1kWhあたり36.60円が適用されるケースが多いでしょう。
仮に1ヶ月あたり電気使用量が200kWhだった場合、約7,000円の電力量料金が発生するイメージです。
このような仕組みから、1kWhあたりの電力量料金が安いほど月々の電気代を抑えやすくなるので、お得な電力会社を選びたい方は必ず比較するように心がけてください。
供給エリアは、電力会社選びで意外と見落としがちなポイントです。
すべての電力会社が全国対応しているわけではなく、基本的に契約できる地域は限られています。
そのため、効率よく比較したい場合は、最初にお住まいの地域で契約できる電力会社を絞り込むのがおすすめです。
ここでは、一人暮らしの電気契約で注意すべきポイントを解説します。
特に初めて一人暮らしをする方の場合、「安いから」といった理由のみで契約した結果、後から後悔するケースも多くあるので、事前に以下の内容について押さえておきましょう。
一人暮らしの電気契約注意ポイント5選
多くの方が電気・ガスのセット割に注目していますが、大幅に安くなるケースはほとんどありません。
たとえば、ENEOSでんきが提供する「でんき・ガスセット割」は、毎月100円(税込)が電気料金から割引される料金プランです。
1年間で節約できる金額は1,200円(税込)なので、基本料金や電力量料金が安い電力会社を選ぶほうが賢い選択だといえます。
もちろん「支払いをまとめられる」といったメリットもありますが、電気料金の安さを優先するならセット割にこだわる必要はないでしょう。
すべての物件が電力会社を自由に選べるわけではない点に注意しましょう。
以下の特徴を持つ物件の場合、個別に電力会社を契約できない可能性が高いので、入居前に管理会社や不動産会社に確認することをおすすめします。
新電力の中には、「市場連動型」の料金プランを提供しているところもあります。
電気市場の価格が安い時期は電気代を抑えられますが、高騰した場合は電気代が急激に高くなります。
実際に、2020年12月下旬〜2021年1月にかけて、電気の市場価格が大幅に高騰した事例もあるので注意が必要です。
たった1〜2週間程度で電気料金が5倍〜10倍に高騰するリスクがあるのは、市場連動型の大きなデメリットだといえます。
特に一人暮らしの場合は、家計の余裕が限られているケースが多いので、基本的には固定単価型・従量料金型の料金プランのほうが向いている可能性が高いでしょう。
新電力の中には、違約金・解約金を設けているところもあるので注意が必要です。
違約金・解約金は1,000円〜10,000円程度が相場で、電力会社により大幅に異なります。
特に一人暮らしで物件の契約期間が決まっている場合、引っ越しをする際に思わぬ出費が発生するリスクがあるので注意しましょう。
電力会社を契約する際は、料金の安さだけでなく、解約条件の項目まで目を通しておくことが重要です。
新電力には比較的新しい企業も多く、経営状況が悪化した場合は倒産するリスクがあります。
ただし、新電力の倒産リスクを過度に心配する必要はありません。
万が一契約中の電力会社が倒産しても、突然電気が止まることはなく、地域の大手電力会社が一時的に供給を引き継ぐ仕組みが整っているからです。
また、別の電力会社を契約するまでの期間は余裕を持って猶予されるので、運営会社の実績や企業規模などは極端に気にする必要はないでしょう。
倒産した場合の対応
現在契約している新電力会社が倒産した場合であっても、突然電気の供給が止まることはありません。
ここでは、初めて一人暮らしをする方に向けて電力会社の契約手順を紹介します。
必要書類や事前にチェックすべき情報などもまとめているので、電気契約に自信がない方はぜひ参考にしてみてください。
引っ越しに伴い、電力会社を新規契約する手順は以下の4STEPで完結します。
①契約中の電力会社に解約の連絡をする
②新しい電力会社に申し込む
③入居日に新居で電気が使えるか確認する
④新居の情報を確認する
まずは、現在の住居で契約している電力会社の解約手続きを行いましょう。
基本的に電話やWebで「〇月〇日に解約したい」と伝えるだけで手続きは完了します。
解約日までの電気料金は、日割りで計算されるケースが一般的です。
次に、引っ越し先で契約したい電力会社の申し込み手続きを行います。
新居の住所や入居日、建物の電力契約情報などが必要となるケースがあるので、事前に管理会社や不動産会社に確認しておくとスムーズです。
その後、引っ越し先で電気が使えるか確認します。ブレーカーを上げてみて、電気がつくことを確認できれば完了です。
現在の住居で別の電力会社に乗り換える手順は以下の4STEPで完結します。
①新しい電力会社に申し込む
②スマートメーターの設置
③切り替え期間
④完了報告の受け取り
まずは、新しく契約したい電力会社にWeb・電話で申し込みましょう。
新規契約と違い、契約中の電力会社に対して解約手続きを行う必要はありません。
申し込み後、スマートメーターが未設置の場合は、立ち会い不要で設置工事が行われます。
なお、電力会社の切り替えが完了するまでには、おおよそ2週間〜2ヶ月程度かかるケースが一般的です。
スマートメーターが設置済みの場合は、1週間以内で完了するケースもありますが、基本的には余裕を持って申し込むように心がけましょう。
ここでは、初めて一人暮らしをする方に向けて、押さえておくべき電気の基礎知識を3つ紹介します。
電気料金の計算方法や、一人暮らしの平均電気料金などについてまとめているので、電力会社選びで絶対に失敗したくない方はそれぞれ確認してみてください。
新電力とは、2016年4月1日の「電力小売全面自由化」以降に参入した小売電気事業者のことです。
大規模な発電所を持たないことで、固定費を削減しています。
また、ガスやインターネット、携帯電話とのセットプランや、時間帯別の割引、ポイント還元など、従来の大手電力会社とは異なるサービスを提供している点も新電力の特徴です。
ライフスタイルや家族構成に合わせて料金プランを選ぶと、大手電力会社より月々の電気代が安くなる可能性があります。
なお、送配電網は地域の大手電力会社が管理・運用するものを使用しているため、電気の品質や停電リスクはこれまでと変わらず、安心して利用できます。
電気料金は以下の4要素で構成されており、それぞれを加算することで算出できます。
基本料金 | 契約アンペア数に応じて毎月固定で発生する料金 |
電力量料金 | 電気の使用量(kWh)に応じて発生する料金 ※1kWhの単価×電力使用量の計算式で算出 |
燃料費調整額 | 燃料価格や為替、世界情勢などに応じて変動する料金 ※燃料費調整単価×電力使用量の計算式で算出 |
再生可能エネルギー発電促進賦課金 | 全国一律で加算される料金 ※再エネ促進賦課金単価×電力使用量の計算式で算出 |
たとえば、東京電力が提供する一人暮らし向けの「スタンダードS」を契約したとしましょう。
引っ越し先のアンペア数は20Aで、1ヶ月に150kWhの電力を使用したと仮定した場合の計算方法は以下のとおりです。
各電力会社の月額料金をシミュレーションする際の参考にしてみてください。
※参考:東京電力エナジーパートナー
総務省が発表している「家計調査 家計収支編」によると、一人暮らし(単身世帯)の平均電気料金は、1ヶ月あたり約7,000円前後です。
もちろんライフスタイルや住んでいる地域などにより変動しますが、月々の電気料金が約7,000円前後に収まる電力会社であればお得だと考えられます。
年度 | 平均電気料金 (単身世帯) |
2023年 | 6,726円 |
2024年 | 6,756円 |
2025年 | 7,337円 |
ココモーラでは、一人暮らし世帯で新電力会社を利用している方を対象に独自のアンケート調査を実施しました。
新電力に乗り換えて、月々の電気代がどう変わったのか?一人暮らし世帯に人気の電力会社はどこなのか?利用者のリアルな声を聞きました。
これから一人暮らしを始めようと思っている方や、現在一人暮らしをしているが、新電力への乗り換えを迷っている方にはぜひ参考にしてもらいたい内容です。
調査対象者 | 一人暮らしで新電力を利用している20歳以上の男女 |
調査対象者の年齢比率 | 20代:17人(28.81%) 30代:22人(37.29%) 40代:10人(16.95%) 50代:8人(13.56%) 60代以上:2人(3.39%) |
回答者数 | 59人 男性:35人 女性:24人 |
調査期間 | 2026年2月4日 ~ 2026年2月6日 |
調査で使用したツール |
電力会社 | 割合 |
東京ガス(でんき) | 16.95% |
auでんき | 11.86% |
CDエナジーダイレクト | 8.47% |
ENEOSでんき | 8.47% |
しろくま電力 | 5.08% |
オクトパスエナジー | 5.08% |
ドコモでんき | 5.08% |
楽天でんき | 5.08% |
一人暮らし世帯の利用中の電力会社に関する回答を見ると、最も多かったのは「東京ガス(でんき)」で17.0%、次いで「auでんき」11.9%、「CDエナジーダイレクト」「ENEOSでんき」がそれぞれ8.5%という結果でした。
ただし、特定の1社に大きく集中しているわけではなく、回答は複数社に分散しているのが特徴でしょう。
一人暮らしでもすでにさまざまな新電力会社が選ばれているということがわかりました。
大手だけでなく、自分のライフスタイルやスマホとのセット割などを基準に選ぶ人が増えているようです。
項目 | 割合 |
安くなった | 28.81% |
変わらない | 37.29% |
高くなった | 16.95% |
分からない | 16.95% |
新電力へ切り替えた人のうち、「安くなった」と感じた人は28.8%という結果になりました。一方で「変わらない」が37.3%と最も多く、「高くなった」は17.0%でした。
大きく節約できたという声ばかりではないものの、約3割が安くなったと実感している点は注目ポイントです。
一人暮らしは電気使用量が比較的少ないからこそ、基本料金やセット割の影響が家計に直結しやすい傾向もあります。
「思ったより変わらない」ケースも含めて、まずは固定費を見直す一歩として検討してみる価値は十分にあると言えるでしょう。
・シングルでんき | 電気の料金・プラン | CDエナジー(ご家庭のお客さま)(最終アクセス:2026年2月25日)
・経済産業省 資源エネルギー庁「2021年初頭、電力供給が大ピンチに。どうやって乗り切った?(前編)」(最終アクセス:2026年2月25日)
・経済産業省 資源エネルギー庁「登録小売電気事業者一覧」(最終アクセス:2026年2月25日)
・新電力ネット「倒産した場合の対応」(最終アクセス:2026年2月25日)
・経済産業省 資源エネルギー庁「電力小売全面自由化」(最終アクセス:2026年2月25日)
・政府統計の総合窓口「家計調査 家計収支編 単身世帯用途分類 001 用途分類(総数) 全国|統計表・グラフ表示」(最終アクセス:2026年2月25日)