
「環境・エネルギーに関する情報を客観的にわかりやすく広くつたえること」「デジタルテクノロジーと環境・エネルギーを融合させた新たなビジネスを創造すること」を目的に執筆/講演活動などを実施。富山県砺波市出身。慶應義塾大学経済学部卒業。東京大学 Executive Management Program(EMP)修了。大学卒業後、アンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア株式会社)に入社。エネルギー/化学産業本部に所属し、電力会社・大手化学メーカ等のプロジェクトに参画。その後、RAUL株式会社を設立。主に環境・エネルギー分野のビジネス推進や企業の社会貢献活動支援を実施。一般社団法人エネルギー情報センター理事、一般社団法人サステナビリティコミュニケーション協会理事、環境省 地域再省蓄エネサービスイノベーション委員会委員(2019年)等

1986年生まれ。1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®、合同会社ひなた代表。
コンサルティング会社から外資系保険会社の営業職を経て、現在は保険代理店に在籍しながら、発達障害のある人やその家族に特化したファイナンシャルプランナーとして全国で活動している。借金を背負い生活が苦しかった時代を経験しつつも、専門的知識と実体験を武器に、お金が苦手な人や発達障害当事者に寄り添ったアドバイスを行う。その提案は制度や数字の知識だけでなく、「同じ立場を生きてきた人間だからこそ言える言葉」として、多くのクライアントや家族から厚い信頼を得ている。これまでに自治体主催の講演、保護者会・親の会、就労移行支援事業所などで多数の登壇実績を持ち、SNS総フォロワー数は5万人。
更新日:
一人暮らしを始める際、電力会社選びは毎月の固定費に直結する大切なポイントです。どこの電力会社を選ぶかによって、年間で数千円〜数万円の節約につながる可能性もあります。
しかし、電力自由化により、現在は小売電気事業者が800社を超えており、選択肢は大きく広がっています。中には一人暮らし向けの料金プランを用意している電力会社もありますが、数が多いからこそ比較が難しいと感じる方もいるでしょう。
本記事では、エリアごとの一人暮らしにおすすめの電力会社や、電気代を抑えるための選び方、契約前に確認しておきたいポイントをわかりやすく解説します。
自分のライフスタイルに合った最適な電力会社選びのため、ぜひ参考にしてみてください!
| 電力会社 | 参照元:東京ガス公式サイト ![]() 東京ガス(でんき) | 引用元:CDエナジーダイレクト公式サイト ※電気・ガス合算の契約件数で取次事業者の販売分含む ※1:WEB会員サービス「カテエネ」へ電気のご契約情報の登録が必要です。還元されるポイントは「カテエネポイント」 ※2:ガスセット割引が適用されるのは基本料金および電力量料金(燃料費調整額を除く)。ただし、ガスセット割はスマートでんきが対象外。電気セット割はゆかぽかガス・はつでんガスが対象外。 ![]() CDエナジーダイレクト | 引用元:ENEOSでんき公式サイト ※ENEOSでんきご契約者アンケート(2025年2月) ![]() ENEOSでんき | 出典:公式サイト ![]() TERASELでんき | 料金は東京電力エリアのものを記載しています。 ![]() オクトパスエナジー |
|---|---|---|---|---|---|
| 供給エリア | 東京電力エリア | 東京電力エリア | 東京電力エリア | 全国(沖縄・離島は除く) | 全国(離島を除く) |
| 電気ガスセット | あり | あり | あり | なし | × |
| 2人暮らし参考電気代 | 約13,210円/月 | 約12,926円/月 | 約12,941円/月 | 約13,005円/月 | 約9,152円/月 |
| リンク | 詳しくはこちら(公式) |
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国内主要な30社以上の電力会社を専門家チームでレビュー済み(おすすめ電力会社)
過去12ヶ月で累計15000時間以上を商品やサービスレビューに費やしています。
客観的に評価ルールを策定済み(ココモーラコンテンツポリシー)
当サイト「ココモーラ」で紹介している電力会社は、電気事業法に基づき経済産業省への正式な届出や登録を行い、適切に電力供給事業を運営している事業者のみを掲載しています。またココモーラのサービスは広告主のパートナー企業より報酬を得ています。ただし、広告主の好意的なレビューを書く保証をつける等で報酬を支払うなどは一切行っておりません。
当サイトの「一人暮らしにおすすめの電力会社ランキング」は、公式サイトの情報や数値といった客観的なデータはもちろん、以下の4つの視点から多角的に評価を行っています。
一人暮らし向け電力会社の評価方法
評価項目については、利用者アンケートや専門家の知見をもとに、編集部が独自の項目(料金の安さ・供給エリアの広さ・セット割やポイント還元など)を設定。
各社を総合的に評価してランキングを決定しています。
※各社に表示している評価点について「口コミ評価」は、利用者の口コミ調査に基づく利用者の評価です(5点満点)。「AI SCORE」は、公式スペックや口コミデータをAIが解析して算出した参考スコアです。一人暮らしにおすすめの電力会社ランキングは、これらの点数に加えて公式サイトのスペック・専門家の評価・制作チームの評価を編集部が総合的に判断して決定しているため、口コミ評価・AI TOTAL SCOREの高い順と掲載順は一致しない場合があります。
一人暮らしの電力会社選びで気になるのが「本当に電気代が安くなるのか」という点です。
ココモーラが一人暮らしで新電力を利用している59人に実施したアンケートでは、切り替え後の電気代について次のような結果になりました。
実感 | 割合 |
安くなった | 28.81% |
変わらない | 37.29% |
高くなった | 16.95% |
分からない | 16.95% |
「安くなった」が28.81%いる一方で、「変わらない」も37.29%を占めており、プランや使用量の選び方次第で節約効果に差が出ることが分かりました。
一人暮らしは電気使用量が少ないぶん、基本料金やセット割の影響が家計に直結しやすい傾向があります。
この結果を踏まえ、料金の安さだけでなく供給エリアやセット割・特典まで含めて評価項目に反映しています。
調査期間 | 2026年2月4日~2026年2月6日 |
回答者数 | 59人 |
調査で | フリージーを使用した独自調査 |
上記のアンケート調査結果を踏まえ、編集部では以下の5つの評価項目を設定し、各社を比較しました。
評価項目 | 評価内容 |
料金の安さ | 基本料金・電力量料金の水準や、一人暮らしの使用量でどれだけ電気代を抑えられるかを評価。 |
供給エリアの | 契約できる地域の広さや、引っ越し先でも継続して使えるかを評価。 |
セット割・ | ガス・その他サービスとのセット割や、ポイント還元などの実質的なお得さを評価。 |
サポート体制・ | オンライン完結の可否や申し込みの手軽さ、トラブル時のサポート体制を評価。 |
キャンペーン・ | 新規申し込み特典や基本料金無料など、乗り換え時に受けられるメリットを評価。 |
公式サイトに掲載されているスペックだけではなく、一人暮らし世帯にとっての使いやすさや節約効果まで含めて総合的に評価した項目となっています。
料金の安さだけでなく、供給エリアやセット割、キャンペーンなど、一人暮らし世帯が重視するポイントを含めて比較した結果を紹介します。
評価項目 | 詳細 |
料金の安さ | ガス・電気のセット割で電気料金が0.5%割引。基本プランは基本料金が1ヶ月無料になる。 |
供給エリアの | 供給エリアは東京電力エリアのみに限られる。 |
セット割・ | 東京ガスとのセット割があり、ポイントも貯まる。セット割の対象は電気代のみ。 |
サポート体制・ | 電気・ガスのトラブルに対応する駆けつけサービスがあり、サポート体制が充実。 |
キャンペーン・ | 新規申し込みで基本料金1ヶ月無料。引越し時の再契約も対象で、キャンペーンが充実。 |
評価項目 | 詳細 |
料金の安さ | 一人暮らし向けの「シングルでんき」など、使用量に合わせて最適なプランを選べる。 |
供給エリアの | 供給エリアは東京電力エリア中心で限定的。 |
セット割・ | 電気とガスのセット割が利用可能。「カエテネ」登録で電気料金に応じたポイント還元あり※1。 |
サポート体制・ | 契約手続きはWebで完結。母体が大手企業で安心感がある。 |
キャンペーン・ | ポイント還元が中心。一部プランには解約金がある点に注意。 |
評価項目 | 詳細 |
料金の安さ | 1kWhあたりの料金が安く、使用量が多いほど割引率が高まる。使用量が少ないと割高になりやすい。 |
供給エリアの | 供給エリアは東京電力エリア。 |
セット割・ | 電気・ガスのセット割に加え、指定カード利用でガソリン代・灯油代が割引。200円につき1Vポイント還元。 |
サポート体制・ | 長期利用者向けの割引プランも用意されている。解約金が発生する場合がある。 |
キャンペーン・ | ポイントやマイルが貯まり、ガソリン代の割引などカーユーザーにメリットが大きい。 |
評価項目 | 詳細 |
料金の安さ | 料金体系がシンプルでわかりやすい。使用量が少ない家庭は大手電力と料金差が出ないことも。 |
供給エリアの | 全国(沖縄・離島は除く)に対応し、引っ越し先でも継続しやすい。 |
セット割・ | 電気ガスのセット割はないが、新規契約でポイント特典を受けられる。 |
サポート体制・ | オンライン完結で手続きが簡単。電力会社の切り替えが初めての方でも利用しやすい。 |
キャンペーン・ | 新規契約で最大2,000ポイント(楽天ポイント・Amazonギフト券・PayPayポイント等)をプレゼント。 |
評価項目 | 詳細 |
料金の安さ | シンプルな料金体系で、基本料金ゼロのプランもある。地域やプランによっては他社が安い場合も。 |
供給エリアの | 全国(離島を除く)に対応している。 |
セット割・ | 電気ガスのセットはないが、再エネ100%の電力を利用できる点が特徴。 |
サポート体制・ | デジタル完結で手続き・切り替えがスムーズ。実店舗がなく対面サポートはない。 |
キャンペーン・ | 海外でも高評価のデジタル技術を活用し、利用状況に合わせて最適なプランを選べる。 |
一人暮らしにおすすめの電力会社ランキングにあたり、以下の公的機関・団体の情報を参照しています。
ここでは、エリア別に一人暮らしにおすすめの電力会社を紹介します。
各エリアの大手電力会社より電気料金が安くなりやすい新電力をピックアップしているので、固定費を少しでも抑えたい方はぜひ参考にしてみてください。
東京電力エリアで一人暮らしをする方におすすめの新電力は以下の3社です。
【東京電力エリア】 | 基本料金 | 電力量料金 |
CDエナジーダイレクト | 295.24円 | ・〜120kWh:30.00円 |
しろくま電力 | 0円 | 一律27.90円 |
0円 | 20.00円 |
※東京電力エナジーパートナーの「スタンダードS/L」と比較した場合
関西電力エリアで一人暮らしをする方におすすめの新電力は以下の3社です。
【関西電力エリア】 | 最低料金 | 電力量料金 |
TERASELでんき | 505.53円 | ・1段階:19.19円 |
396.81円 | ・15kWh〜120kWh:19.81円 | |
基本料金なし | 市場連動型 |
※関西電力の「従量電灯A」と比較した場合
北海道エリアで一人暮らしをする方におすすめの新電力は以下の3社です。
【北海道電力エリア】 | 基本料金 | 電力量料金 |
オクトパスエナジー | 0円 | 単一単価 |
TERASELでんき | 388.96円 | ・1段階:34.40円 |
418.00円 | ・〜120kWh:35.51円 |
※北海道電力の「従量電灯B」と比較した場合
東北電力エリアで一人暮らしをする方におすすめの新電力は以下の3社です。
【東北電力エリア】 | 基本料金 | 電力量料金 |
1,099.63円 | ・〜120kWh:18.64円 | |
369.60円 | ・〜120kWh:31.65円 | |
0円 | 単一単価 |
※東北電力の「従量電灯B」と比較した場合
北陸電力エリアで一人暮らしをする方におすすめの新電力は以下の3社です。
【北陸電力エリア】 | 基本料金 | 電力量料金 |
TERASELでんき | 292.82円 | ・1段階:30.12円 |
オクトパスエナジー | 0円 | 単一単価 |
0円 | 一律24.00円 |
※北陸電力の「従量電灯B」と比較した場合
中部電力エリアで一人暮らしをする方におすすめの新電力は以下の3社です。
【中部電力エリア】 | 基本料金 | 電力量料金 |
TERASELでんき | 316.85円 | ・1段階:20.88円 |
857.95円 | ・15kWh〜120kWh:20.69円 | |
基本料金なし | 市場連動型 |
※中部電力の「ポイントプラン」と比較した場合
九州電力エリアで一人暮らしをする方におすすめの新電力は以下の3社です。
【九州電力エリア】 | 基本料金 | 電力量料金 |
オクトパスエナジー | 0円 | 単価一律 |
基本料金なし | 市場連動型 | |
0円 | 一律25.60円 |
※九州電力の「従量電灯B」と比較した場合
四国電力エリアで一人暮らしをする方におすすめの新電力は以下の3社です。
【四国電力エリア】 | 最低料金 | 電力量料金 |
TERASELでんき | 646.43円 | ・1段階:29.64円 |
楽天でんき | 0円 | 一律36.20円 |
448.96円 | ・11kWh〜120kWh:20.83円 |
※四国電力の「おトクeプラン」と比較した場合
中国電力エリアで一人暮らしをする方におすすめの新電力は以下の3社です。
【中国電力エリア】 | 最低料金 | 電力量料金 |
オクトパスエナジー | 0円 | 単価一律 |
0円 | 一律26.10円 | |
auでんき | 690.61円※1 | ・15kWh〜120kWh:29.77円 |
※中国電力の「スマートコース」と比較した場合
※1:最低料金は中国電力よりやや高いが、電力量料金が全段階で安いため、使用量が多いほどお得
沖縄電力エリアで一人暮らしをする方におすすめの新電力は以下の3社です。
【沖縄電力エリア】 | 最低料金 | 電力量料金 |
基本料金なし | 市場連動型 | |
auでんき | 584.59円 | ・10kWh〜120kWh:36.54円 |
428.67円 | ・10kWh〜120kWh:24.81円 |
※沖縄電力の「従量電灯」と比較した場合
ここでは、一人暮らしの方向けにおすすめの電力会社の選び方を紹介します。
初めての一人暮らしをする場合でも、電気料金が安く、納得感のある電力会社を選べるようになるので、気になった方はぜひ参考にしてみてください。
一人暮らしの方は、家族暮らしに比べると一般的に電気使用量が少ない傾向にあります。そのため、利用量だけでなく基本料金についても考慮する必要があります。生活スタイルにもよりますが、自宅にいる時間が短い人の場合は、基本料金がかからないプランなども選択肢の一つになりえます。最近は、基本料金がゼロの電力料金プランも多数登場しています。そういったプランも含めて自分の生活スタイルに合ったプランを探しましょう。
一人暮らし向け電力会社の選び方3選
まずは、各電力会社の基本料金を比較しましょう。
特に一人暮らしの場合は、基本料金の安さが月々の電気料金に直結しやすい傾向にあります。
契約アンペア数(20A・30Aなど)によって、月々の基本料金は決まります。
たとえば、引っ越し先のアンペア数が30Aで、基本料金が10Aあたり400円の場合、毎月1,200円がランニングコストとして発生するイメージです。
なお、新電力の中には、基本料金を無料に設定しているケースもあります。
「外出する機会が多く、電気をそこまで使わない」といった方であれば、月々の電気料金が大幅に安くなる可能性があるので、基本料金は必ず比較しましょう。
電力会社おすすめランキング34選では、複数の電力会社の料金をまとめてご紹介しているため、あわせて参考にしてみてください。
次に、電力量料金を比較してみてください。
電力量料金も電気代の大部分を締める要素なので、安い電力会社を選びたい方にとって重要なポイントだといえます。
多くの電力会社が、電力料金の単価が段階的に変わる料金プランを提供しています。
たとえば、CDエナジーダイレクトが提供する「シングルでんき」の電力量料金は以下のとおりです。
1ヶ月あたりの電気使用量 | 電力量料金(1kWh) |
〜120kWh | 30.00円 |
121kWh〜300kWh | 36.60円 |
301kWh〜 | 40.69円 |
1人暮らしの平均電気使用量は、150kWh〜200kWh程度なので、2段階目の1kWhあたり36.60円が適用されるケースが多いでしょう。
仮に1ヶ月あたり電気使用量が200kWhだった場合、約7,000円の電力量料金が発生するイメージです。
このような仕組みから、1kWhあたりの電力量料金が安いほど月々の電気代を抑えやすくなるので、お得な電力会社を選びたい方は必ず比較するように心がけてください。
供給エリアは、電力会社選びで意外と見落としがちなポイントです。
すべての電力会社が全国対応しているわけではなく、基本的に契約できる地域は限られています。
そのため、効率よく比較したい場合は、最初にお住まいの地域で契約できる電力会社を絞り込むのがおすすめです。
一人暮らしで電力会社を乗り換える主なメリットは、以下の通りです。
・電気代を抑えられる可能性がある
・生活スタイルに合った料金プランを選べる
・ポイント還元やセット割などの特典を利用できる場合がある
・再生可能エネルギーを活用したプランなども選択できる
電力会社によって、基本料金や電力量料金、料金プランの仕組みは異なります。
現在の契約内容と比較し、自分の電気の使い方に合った電力会社へ乗り換えることで、毎月の電気代を抑えられる可能性があります。
特に一人暮らしの場合、仕事や学校などで日中はほとんど自宅にいない人もいれば、在宅勤務で一日を通して電気を使う人もいるなど、生活スタイルによって電気の使い方に差が出ます。
電力会社によっては、特定の時間帯がお得になるプランや基本料金が設定されていないプランなどもあるため、自分の生活リズムに合わせて選ぶことが大切です。
また、電気料金そのものだけでなく、付帯サービスによって家計の負担を抑えられる場合もあります。
例えば、電気とガスを同じ会社にまとめることでセット割が適用されたり、電気料金の支払いに応じてポイントが貯まったりするサービスなどがその一例です。
普段から利用しているポイントやサービスがあれば、毎月の固定費を支払いながら特典を受けられる点もメリットでしょう。
さらに、電力会社の選択肢は料金の安さだけではありません。再生可能エネルギー由来の電気を提供するプランや、独自の付帯サービスを用意している会社などもあります。
自分が重視するポイントに合わせて契約先を選べるのも、電力会社を比較・乗り換えるメリットだと言えるでしょう。
一人暮らしはファミリー世帯と比べて電気の使用量が少ない傾向があるため、電力量料金の安さだけでは大きな差がつかないこともあります。基本料金やセット割、ポイント還元なども含め、トータルでどのくらいお得になるのかを比較してみてください。
ここでは、一人暮らしの電気契約で注意すべきポイントを解説します。
特に初めて一人暮らしをする方の場合、「安いから」といった理由のみで契約した結果、後から後悔するケースも多くあるので、事前に以下の内容について押さえておきましょう。
一人暮らしの電気契約注意ポイント5選
多くの方が電気・ガスのセット割に注目していますが、大幅に安くなるケースはほとんどありません。
たとえば、ENEOSでんきが提供する「でんき・ガスセット割」は、毎月100円(税込)が電気料金から割引される料金プランです。
1年間で節約できる金額は1,200円(税込)なので、基本料金や電力量料金が安い電力会社を選ぶほうが賢い選択だといえます。
もちろん「支払いをまとめられる」といったメリットもありますが、電気料金の安さを優先するならセット割にこだわる必要はないでしょう。
基本料金が0円の電力プランは、一見するとお得に見えますが、必ずしも最安になるとは限りません。
多くの場合、基本料金が無料な分、電力量料金(使った分の単価)が割高に設定されているケースがあります。
そのため、在宅時間が長く電気使用量が多い人ほど、結果的に割高になる可能性もあるでしょう。
一方で、外出が多く使用量が少ない人にはメリットが出やすい傾向です。
料金プランを選ぶ際は、基本料金の有無だけで判断せず、自分の生活スタイルや月々の使用量を踏まえて総額で比較することが重要です。
すべての物件が電力会社を自由に選べるわけではない点に注意しましょう。
以下の特徴を持つ物件の場合、個別に電力会社を契約できない可能性が高いので、入居前に管理会社や不動産会社に確認することをおすすめします。
オール電化向け電力会社について詳しく知りたい方は、オール電化向け電力会社のおすすめ9選もあわせて参考にしてみてください。
新電力の中には、「市場連動型」の料金プランを提供しているところもあります。
電気市場の価格が安い時期は電気代を抑えられますが、高騰した場合は電気代が急激に高くなります。
実際に、2020年12月下旬〜2021年1月にかけて、電気の市場価格が大幅に高騰した事例もあるので注意が必要です。
たった1〜2週間程度で電気料金が5倍〜10倍に高騰するリスクがあるのは、市場連動型の大きなデメリットだといえます。
特に一人暮らしの場合は、家計の余裕が限られているケースが多いので、基本的には固定単価型・従量料金型の料金プランのほうが向いている可能性が高いでしょう。
市場連動型の電力料金プランは、比較的新しい電力プランです。2025年は、市場連動型の電力料金プランの契約をしていたご家庭は、非常に安く抑えることができました。しかし、ホルムズ海峡の混乱が発生している2026年は高騰リスクがあります。昨年と同じ電気使用量でも請求金額が、1.5倍や2倍になる可能性があります。そういったリスクもある料金プランであることを把握したうえで、プラン選びをしましょう。
新電力の中には、違約金・解約金を設けているところもあるので注意が必要です。
違約金・解約金は1,000円〜10,000円程度が相場で、電力会社により大幅に異なります。
特に一人暮らしで物件の契約期間が決まっている場合、引っ越しをする際に思わぬ出費が発生するリスクがあるので注意しましょう。
電力会社を契約する際は、料金の安さだけでなく、解約条件の項目まで目を通しておくことが重要です。
多くはないですが、電気料金プランの中にも違約金・解約金を設定しているプランも見受けられます。自宅などの場合は、その場所に長く住むことが前提ですので、あまり問題はないでしょう。しかし、引っ越しなども発生する可能性の高い、一人暮らしの場合は、違約金や解約金には注意が必要です。契約時も確認する必要がありますし、引っ越しが決まったタイミングでも今のプランにそういった取り決めがないかを早めに確認することをお勧めします。
新電力には比較的新しい企業も多く、経営状況が悪化した場合は倒産するリスクがあります。
ただし、新電力の倒産リスクを過度に心配する必要はありません。
万が一契約中の電力会社が倒産しても、突然電気が止まることはなく、地域の大手電力会社が一時的に供給を引き継ぐ仕組みが整っているからです。
また、別の電力会社を契約するまでの期間は余裕を持って猶予されるので、運営会社の実績や企業規模などは極端に気にする必要はないでしょう。
倒産した場合の対応
現在契約している新電力会社が倒産した場合であっても、突然電気の供給が止まることはありません。
ここでは、初めて一人暮らしをする方に向けて電力会社の契約手順を紹介します。
必要書類や事前にチェックすべき情報などもまとめているので、電気契約に自信がない方はぜひ参考にしてみてください。
引っ越しに伴い、電力会社を新規契約する手順は以下の4STEPで完結します。
①契約中の電力会社に解約の連絡をする
②新しい電力会社に申し込む
③入居日に新居で電気が使えるか確認する
④新居の情報を確認する
まずは、現在の住居で契約している電力会社の解約手続きを行いましょう。
基本的に電話やWebで「〇月〇日に解約したい」と伝えるだけで手続きは完了します。
解約日までの電気料金は、日割りで計算されるケースが一般的です。
次に、引っ越し先で契約したい電力会社の申し込み手続きを行います。
新居の住所や入居日、建物の電力契約情報などが必要となるケースがあるので、事前に管理会社や不動産会社に確認しておくとスムーズです。
その後、引っ越し先で電気が使えるか確認します。ブレーカーを上げてみて、電気がつくことを確認できれば完了です。
現在の住居で別の電力会社に乗り換える手順は以下の4STEPで完結します。
①新しい電力会社に申し込む
②スマートメーターの設置
③切り替え期間
④完了報告の受け取り
まずは、新しく契約したい電力会社にWeb・電話で申し込みましょう。
新規契約と違い、契約中の電力会社に対して解約手続きを行う必要はありません。
申し込み後、スマートメーターが未設置の場合は、立ち会い不要で設置工事が行われます。
なお、電力会社の切り替えが完了するまでには、おおよそ2週間〜2ヶ月程度かかるケースが一般的です。
スマートメーターが設置済みの場合は、1週間以内で完了するケースもありますが、基本的には余裕を持って申し込むように心がけましょう。
ここでは、初めて一人暮らしをする方に向けて、押さえておくべき電気の基礎知識を3つ紹介します。
電気料金の計算方法や、一人暮らしの平均電気料金などについてまとめているので、電力会社選びで絶対に失敗したくない方はそれぞれ確認してみてください。
新電力とは、2016年4月1日の「電力小売全面自由化」以降に参入した小売電気事業者のことです。
大規模な発電所を持たないことで、固定費を削減しています。
また、ガスやインターネット、携帯電話とのセットプランや、時間帯別の割引、ポイント還元など、従来の大手電力会社とは異なるサービスを提供している点も新電力の特徴です。
ライフスタイルや家族構成に合わせて料金プランを選ぶと、大手電力会社より月々の電気代が安くなる可能性があります。
なお、送配電網は地域の大手電力会社が管理・運用するものを使用しているため、電気の品質や停電リスクはこれまでと変わらず、安心して利用できます。
電気料金は以下の4要素で構成されており、それぞれを加算することで算出できます。
基本料金 | 契約アンペア数に応じて毎月固定で発生する料金 |
電力量料金 | 電気の使用量(kWh)に応じて発生する料金 |
燃料費調整額 | 燃料価格や為替、世界情勢などに応じて変動する料金 |
再生可能エネルギー発電促進賦課金 | 全国一律で加算される料金 |
たとえば、東京電力が提供する一人暮らし向けの「スタンダードS」を契約したとしましょう。
引っ越し先のアンペア数は20Aで、1ヶ月に150kWhの電力を使用したと仮定した場合の計算方法は以下のとおりです。
各電力会社の月額料金をシミュレーションする際の参考にしてみてください。
※参考:東京電力エナジーパートナー
※2026年2月時点の料金単価で計算
総務省が発表している「家計調査 家計収支編」によると、一人暮らし(単身世帯)の平均電気料金は、1ヶ月あたり約7,000円前後です。
もちろんライフスタイルや住んでいる地域などにより変動しますが、月々の電気料金が約7,000円前後に収まる電力会社であればお得だと考えられます。
年度 | 平均電気料金 |
2023年 | 6,726円 |
2024年 | 6,756円 |
2025年 | 7,337円 |
一人暮らしの場合、家族暮らしよりも平均電気料金は低い傾向にあります。とはいえ、自分の自宅が安いかどうかは一概に言えません。同じ地域での一人暮らしの平均電気料金がわかる場合は、それと比較してみることをお勧めします。そうすることで、日々の生活の見直しやムダな消費の発見につながります。生活スタイルを替えたり、家電製品を買い替えたりすることで、平均よりも安い電気料金にすることもできます。
一人暮らしの電力会社選びでは、比較情報だけでは実際にどの会社が選ばれているのかまでは見えにくいものです。
そこでココモーラでは、一人暮らしで新電力を利用している59人を対象に、現在どの電力会社を使っているのかを調査しました。
電力会社 | 割合 |
東京ガス(でんき) | 16.95% |
auでんき | 11.86% |
CDエナジーダイレクト | 8.47% |
ENEOSでんき | 8.47% |
しろくま電力 | 5.08% |
オクトパスエナジー | 5.08% |
利用中の電力会社では、東京ガス(でんき)が16.95%で最も多く、auでんきが11.86%、CDエナジーダイレクトとENEOSでんきがそれぞれ8.47%と続きました。
特定の1社に大きく集中せず回答が複数社に分散しており、一人暮らしでもすでにさまざまな新電力が選ばれていることが分かります。
大手だけでなく、自分のライフスタイルやスマホとのセット割などを基準に選ぶ人が増えているようです。
各社の料金や特徴を詳しく比較したい方は、詳細を一人暮らしの新電力利用に関するアンケート調査結果で紹介しているので、あわせて確認してみてください。
回答者数 | 59人 |
調査期間 | 2026年2月4日~2026年2月6日 |
調査で使用したツール | フリージーを使用した独自調査 |
電気代を大きく下げるには、新電力会社への乗り換えが効果的です。
さらに節約効果を高めるなら、日々の生活習慣を少し見直すこともおすすめ。
ここでは、特別な知識や初期投資がなくてもすぐに実践できる3つご紹介しましょう。
一人暮らしでも電気代を節約することは可能です。節約のコツとしては、電気の消費量が多い家電製品から見直していくことが大切です。がんばって全ての家電製品をチェックするのではなく、空調や洗濯機、乾燥機など多くの電気を使っている可能性のある家電で、調整がしやすそうなものから見直していきましょう。また、使っていないコンセントなどの待機電力がないかについても確認していくことも節電の1つの方法です。
一人暮らしの電気代を節約するコツ
電気代の大部分は、エアコンや冷蔵庫などの家電が占めています。
よって、使い方を少し工夫するだけで、毎月の電気代を無理なく抑えることができます。
まずは、エアコンの設定温度を意識してみましょう。冷房は26〜28℃、暖房は20℃前後を目安にすると、1℃変えるだけで消費電力を約10%削減できます。
冷蔵庫の温度設定も見落としがちなポイントです。「強」のままにしている家庭も多いかもしれませんが、室温が低い季節は「中」や「弱」に切り替えるだけで電力消費を抑えられます。
また、炊飯器の保温機能はオフにする習慣をつけるのもおすすめ。
食べきれなかった分は冷凍し、食べるときに電子レンジで温め直す方がトータルの電気代を節約できます。
家電の電源をオフにしていても、コンセントに差し込んだままにしておくと待機電力が発生し続けます。
最も手軽な対策は、長時間使わない家電のコンセントを抜くことです。
特にテレビやゲーム機、電子レンジなどは待機電力が大きい傾向があるため、優先的に対策しましょう。
毎回コンセントを抜くのが面倒に感じる場合は、スイッチ付きの節電タップを活用するのがおすすめです。
タップのスイッチを切るだけで複数の家電への電力供給を一括でカットできるため、手間なく待機電力を削減できます。
また、長期間家を空ける際は、使っていない家電のコンセントをまとめて抜いておくと、外出中の無駄な電力消費をゼロにすることが可能です。
まだ白熱電球や蛍光灯を使っている場合は、LED電球への交換も節電に効果的です。
LEDは白熱電球と比べて消費電力が少なく、蛍光灯と比べても約20%の節電効果が期待できます。
一人暮らしの部屋はファミリー世帯と比べると照明の数が少ないため、初期費用を最小限に抑えながら導入できる点も魅力です。
LED電球は以前より価格が下がっており、数百円から購入できるものも増えています。電気代の削減効果を考えると短期間で元が取れるケースがほとんどでしょう。
また、LEDは寿命も長く、電球を頻繁に買い替えるコストや手間も省けるため、長期的に見てもお得です。まだ交換していない電球があれば、ぜひこの機会に見直してみてはいかがでしょうか。
今回は、一人暮らしにおすすめの電力会社や電力会社の選び方、契約手順などについて詳しく解説しました。
一人暮らしの電気代を抑えるには、自分のライフスタイルに合った電力会社を選ぶことが大切です。
新電力会社への乗り換えは、手続きが簡単なうえに毎月の電気代を継続的に節約できる、コストパフォーマンスの高い方法です。
今回の記事を参考に、まずは自分のエリアと使用量に合ったプランを比較し、最適な電力会社を見つけてみましょう。
・シングルでんき | 電気の料金・プラン | CDエナジー(ご家庭のお客さま)(最終アクセス:2026年8月12日)
・経済産業省 資源エネルギー庁「2021年初頭、電力供給が大ピンチに。どうやって乗り切った?(前編)」(最終アクセス:2026年8月12日)
・経済産業省 資源エネルギー庁「登録小売電気事業者一覧」(最終アクセス:2026年8月12日)
・新電力ネット「倒産した場合の対応」(最終アクセス:2026年8月12日)
・経済産業省 資源エネルギー庁「電力小売全面自由化」(最終アクセス:2026年8月12日)
・政府統計の総合窓口「家計調査 家計収支編 単身世帯用途分類 001 用途分類(総数) 全国|統計表・グラフ表示」(最終アクセス:2026年8月12日)