海外旅行におすすめのクレジットカード46選!保険や特典が付帯した最強候補を比較
ただ、クレジットカードの種類は非常に豊富なため「海外旅行においてどのクレカが最強なの?」「海外旅行保険が自動付帯のクレカが知りたい」などと考えている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、海外旅行におすすめのクレジットカードをランキング形式で紹介していきます。海外旅行保険が付帯しており、海外でも加盟店が多い国際ブランドのクレジットカードを厳選しました。そのほか、海外旅行に持っていくべきクレジットカードの枚数やクレジットカードを選ぶポイントなども解説しているので、気になる方は最後まで要チェックです。
JALカード 普通カード
3.8
(11件)
- 年会費
- 初年度無料 2年目以降2,200円(税込)
- 審査・発行期間
- 通常4週間
- 還元率
- 0.50 〜1.00%
初年度の年会費無料!
毎年初回の搭乗で1,000マイルもらえる
メリットとデメリット
メリット
搭乗するたびにフライトマイル×10%が貯まる
旅行保険が自動付帯
買い物でもマイルが直接貯まる
デメリット
審査から発行までに時間がかかる
還元率が低い
口コミ評判
4.4
(7件)
- 年会費
- 7,700円(税込)
- 審査・発行期間
- 通常1~3週間
- 還元率
- 0.50 〜0.75%
キャンペーン
合計18,000 マイル相当獲得可能
入会・継続・搭乗でマイルがもらえる。
国内外29の空港ラウンジが無料
メリットとデメリット
メリット
対象の空港ラウンジを無料で利用可能
フライトごとに10%のボーナスマイルを還元
手荷物も無料で配送OK
デメリット
マイル移行手数料がかかる
旅行保険が利用付帯
口コミ評判
4.5
(6件)
- 年会費
- 34,100円(税込)
- 審査・発行期間
- 通常1~3週間
- 還元率
- 1.00 〜2.00%
キャンペーン
合計68,000 マイル相当獲得可能
マイルの貯まりやすさと特典の充実度を両立。
プライオリティ・パスに無料で登録できます。
メリットとデメリット
メリット
加盟店でのカード利用でポイントとマイルを獲得できる
入会時や継続時にボーナスマイルがもらえる
プライオリティパスの年会費が無料
デメリット
国際ブランドが一つに限定されている
年会費が高額
口コミ評判
JALカード Suica
4.4
(8件)
- 年会費
- 初年度無料 2年目以降2,200円(税込)
- 審査・発行期間
- 通常4週間
- 還元率
- 0.50 〜1.00%
JALマイルとJRE POINTの2種類が貯まる。
電車も飛行機も1枚で移動できる!
メリットとデメリット
メリット
JALマイルとJREポイントの2種類が貯まる
Suicaのオートチャージ時にJREポイントが1.5%貯まる
JREポイントをJALマイルに交換できる
デメリット
定期券として利用できない
国際ブランドがJCBのみ
口コミ評判
4.5
(4件)
- 年会費
- 11,000円(税込)
- 審査・発行期間
- 通常4週間
- 還元率
- 0.50 〜1.00%
普通カードよりマイルが貯まりやすい。
付帯保険やサービスも充実したJALカード。
メリットとデメリット
メリット
フライトマイル×25%が搭乗ごとに還元される
毎年初回搭乗ボーナスで2,000マイルもらえる
最高5,000万円補償の旅行保険が付帯
デメリット
JALをほとんど利用しない人にはメリットを感じにくい
ショッピングマイル・プレミアムは有料
口コミ評判
4.4
(5件)
- 年会費
- 17,600円(税込)
- 審査・発行期間
- 通常4週間
- 還元率
- 1.00 〜2.00%
搭乗ごとにフライトマイル×25%を還元
普段の買い物でも1.0%のマイルが貯まる
メリットとデメリット
メリット
買い物で1.0%のマイルを還元
対象の空港ラウンジが無料
搭乗すると25%のボーナスマイルを付与
デメリット
年会費が高い
JALのサクララウンジは利用できない
口コミ評判
JALカード プラチナ
4.0
(5件)
- 年会費
- 34,100円(税込)
- 審査・発行期間
- 通常4週間
- 還元率
- 1.00 〜2.00%
JALをよく利用する方におすすめの最上位カード。
プラチナならではの充実したサービスが魅力。
メリットとデメリット
メリット
マイルが貯まりやすい
コンシェルジュサービスが受けられる
1,200以上の空港ラウンジを利用できる
デメリット
国際ブランドの選択肢が少ない
JALの利用が少ないとお得ではない
口コミ評判
4.0
(4件)
- 年会費
- 6,600円(税込)
- 審査・発行期間
- 通常4週間
- 還元率
- 0.50 〜1.00%
一般ランクながら空港ラウンジが使える
世界8,000以上のホテル・レストランで最大70%割引
メリットとデメリット
メリット
国内外34の空港ラウンジが無料利用できる
入会・継続・搭乗でボーナスマイル付与
対象ホテル・レストランで割引あり
デメリット
普通カードでも年会費がかかる
審査・発行期間が長い
口コミ評判
3.8
(6件)
- 年会費
- 23,100円(税込)
- 審査・発行期間
- 1週間〜3週間程
- 還元率
- 0.66 〜1.33%
Marriott Bonvoyのエリート資格を付与。
特別で優雅な旅行を楽しみたい方におすすめ。
メリットとデメリット
メリット
会員ステータスのランクアップが可能
ポイントで無料宿泊ができる
Marriott Bonvoyで購入した携帯1台につき、最大3万円までの修理補償
デメリット
ブランドがAmerican Expressのみ
年会費が高い
口コミ評判
ANAダイナースカード
4.4
(5件)
- 年会費
- 29,700円(税込)
- 審査・発行期間
- 通常2~3週間
- 還元率
- 1.00 〜1.20%
キャンペーン
新規入会&条件達成で最大135,000円マイル相当を獲得のチャンス
高額決済やフライトでANAマイルを貯めたい方に。
豪華な優待も充実のクレジットカード。
メリットとデメリット
メリット
ポイントの有効期限がない
マイルへの移行上限・移行手数料がかからない
旅行保険が手厚い
デメリット
スマホ決済や電子マネーが利用できない
優待特典を利用しないと年会費が高く感じる
口コミ評判
3.5
(4件)
- 年会費
- 3,300円(税込)
- 審査・発行期間
- 即日〜7営業日
- 還元率
- 0.50%
キャンペーン
新規入会&利用で最大40,000マイルプレゼント
マイル還元率は業界トップクラスの1.5%!
有効期限なしのマイルを自由に使えます。
メリットとデメリット
メリット
有効期限関係なくマイルが貯められる
マイルアップメンバーズ入会で1.5%さらに還元率アップ
ユナイテッド航空のマイルも貯まる
デメリット
年会費・マイルアップメンバーズは有料
国内旅行保険やショッピング保険がない
口コミ評判
3.6
(7件)
- 年会費
- 165,000円(税込)
- 審査・発行期間
- 通常1~3週間
- 還元率
- 1.00 〜2.50%
マイルもポイントも貯まりやすい。
快適な旅行を提供する特典が揃っています。
メリットとデメリット
メリット
毎年のカード継続毎に10,000マイルがもらえる
家族カードが4枚まで無料で発行できる
プレミアムサービスデスクの利用ができる
デメリット
年会費が高額
電子マネーチャージ時にポイントが貯まらない
口コミ評判
4.0
(3件)
- 年会費
- 88,000円(税込)
- 審査・発行期間
- 最短3営業日 通常1~3週間
- 還元率
- 0.50 〜4.50%
特別な時間を充実にする特典が豊富。
ANAマイルの貯まりやすさも魅力です。
メリットとデメリット
メリット
もらえるボーナスマイルが多い
空港宅配サービスなど空港サービスが豊富
ポイントUPモールで最大9.5%還元される
デメリット
年会費が高額
審査基準が厳しい
口コミ評判
4.0
(4件)
- 年会費
- 34,100円(税込)
- 審査・発行期間
- 通常4週間
- 還元率
- 1.00 〜2.00%
キャンペーン
新規入会と条件達成で最大32,000マイルプレゼント
上質な優待で旅行やエンタメを楽しめる。
JAL便を頻繁に利用する方におすすめです。
メリットとデメリット
メリット
アメックスのプラチナ特典も利用できる
ボーナス、アドオンでJALマイルが貯まりやすい
プライオリティパスを無料で登録できる
デメリット
JALに搭乗しない人にはメリットが少ない
電子マネー機能がない
口コミ評判
4.0
(5件)
- 年会費
- 初年度無料 2年目以降2,200円(税込)
- 審査・発行期間
- 通常2~3週間
- 還元率
- 0.50 〜3.00%
電車も飛行機もこれ1枚でOK!
ANAマイルとSuicaを両方使いたい方におすすめ。
メリットとデメリット
メリット
入会・継続時にボーナスマイル1,000マイルがもらえる
搭乗時に区間基本マイレージ10%プラスで付与
Vポイントをマイル、Suicaに移行できる
デメリット
Suicaの定期券として利用できない
ポイントやマイルに有効期限がある
口コミ評判
- 年会費
- 初年度無料 2,200円(税込)
- 審査・発行期間
- 通常4週間
- 還元率
- 0.50 〜1.00%
旅行好きにはお得なマイルが貯まりやすいカード!
マイルとTOKYU POINTの二重取りと相互交換もできます。
メリットとデメリット
メリット
東急百貨店では還元率最大10%のTOKYUポイントを貯められる
TOKYU POINTとJALマイル二重取り可能
JALカード特約店ではマイルが2倍還元される
デメリット
PASMOチャージが0.5%と還元率は低い
ショッピング保険がない
ポイント還元率
シミュレーション
※シミュレーション結果は、概算値です。あくまで目安としてご利用ください。実際のポイント還元率は、カード会社のポイント還元率や利用先によって異なります。
海外旅行向けカードを比較
※三菱UFJカード:QUICPay、Apple Payは、Mastercard®とVisaのみ
海外旅行でおすすめなクレジットカードを多数紹介してきました。ここからは、海外旅行に最適なクレジットカードの選び方や持っていくべき枚数などについて解説していきます。
目次
海外旅行でおすすめなクレジットカードの独自検証ポイント
ココモーラでは、海外旅行でおすすめなクレジットカードを集めて、徹底的に比較検証しました。
1.年会費
ユーザーの満足度が最も高い水準を「検証したカードの中で年会費が最も安いクレジットカード」と定め、以下の方法で検証を行いました。
2.海外旅行保険
ユーザーの満足度が最も高い水準を「検証したカードの中で海外旅行保険の補償額が最も高く自動付帯のクレジットカード」と定め、以下の方法で検証を行いました。
3.国際ブランド
ユーザーの満足度が最も高い水準を「検証したカードの中で選べる国際ブランドが最も多いクレジットカード」と定め、以下の方法で検証を行いました。
4.特典・サービス
ユーザーの満足度が最も高い水準を「検証したカードの中で海外旅行向けの特典が最も多いクレジットカード」と定め、以下の方法で検証を行いました。
-すべての検証はココモーラ編集部で行っています-
海外旅行に最適なクレジットカードの選び方
海外旅行に最適なクレジットカードを選ぶときは、以下のポイントに注目しましょう。
国際ブランド
海外でクレジットカードを使うなら、国際ブランドはかなり重要ポイント。国際ブランドによって、支払いできるお店の数が異なるためです。
ただ、日本人観光客の多いところしか行かないという方ならJCBでも十分でしょう。ハワイ・グアム・韓国などはJCBに対応しているお店が多いです。
海外旅行保険
万が一の際に備えたい人は、クレジットカードの海外旅行保険もチェックしておきましょう。
また、海外旅行保険の付帯条件も併せて確認するのがおすすめです。付帯条件には自動付帯と利用付帯があり、保険が適用される条件が大きく異なるため注意してください。
自動付帯は、クレジットカードを保有しているだけで保険が適用されます。一方、利用付帯だと、発行会社が指定した費用をクレジットカードで事前に支払わないと保険が効きません。旅行代金や航空券などが指定されることが多いです。
ランクの高いクレジットカードの方が、補償内容が充実していたり、付帯条件が自動付帯であったりします。
ポイント還元率
海外でもお得にポイントを貯めたいなら、還元率にも着目しましょう。
また、海外で使うと還元率がアップするクレジットカードを発行するのもおすすめです。例えば、JCBゴールドやセゾンパール・アメックスなどは、海外で使うと2倍のポイントが貯まります。
特典や優待
ランクの高いクレジットカードなら、海外旅行で便利な特典や優待が付いていることがあります。
海外旅行で便利な特典・優待の例
- 無料の空港ラウンジ
- 手荷物配送サービス
- ホテル優待
- 現地の日本語カウンター
- 海外レンタカーの優待
例えば、海外の空港ラウンジを無料で使えるプライオリティ・パスを利用できたり、手荷物を空港まで配送できたりします。
この他にも様々な特典や優待があるので、自分にぴったりのものがないか探してみましょう。
海外旅行にクレジットカードを持っていくメリット
「海外旅行のためにクレジットカードを作る必要はあるの?」と疑問を感じている方もいるかもしれませんが、海外旅行にクレジットカードを持っていくと以下のようなメリットがあります。
多額の現金を持ち歩かずに済む
慣れない環境で財布を失くしてしまったり、地域によってはスリなどの犯罪に注意する必要があったりと、海外旅行中に多額の現金を持ち歩くのは不安ですよね。
そんな時、クレジットカードを使えばその心配が大幅に減ります。
また、現地通貨が不足した場合もクレジットカードで支払うことができるため、両替の手間も省けます。
急な出費が発生した際にも、手元の現金に依存することなく対応できるのが大きなメリットです。
初めての海外旅行や現地の治安に不安がある方も、クレジットカードを持つことで安心感が増すでしょう。
クレジットカード一枚で、身軽に、そして安心して旅を満喫できるのは心強いですよね。
海外でもポイントが貯まる
クレジットカードを海外で使うことで、ポイントを効率よく貯めることができます。
旅行で使ったお金が次回の旅行やショッピングにつながると考えると、ますます旅の楽しみが増えますね。
旅を楽しみながら賢くお得に過ごすためにも、ぜひクレジットカードを活用してみてください。
支払い能力を証明できる
海外では、クレジットカードが支払い能力の証明として重要な役割を果たすことがあります。
海外旅行中には、ホテルのチェックインやレンタカーの手続きなど、クレジットカードの提示が必要な場面が多くあります。
また、信頼性の高い支払い手段として受け入れられているため、現地でのトラブルを未然に防ぐことができるのもポイントです。
クレジットカードを持つことで余計な心配を減らし、より自由な旅を楽しめるでしょう。
海外旅行傷害保険がある
予期せぬことが起こるのが旅の醍醐味とは言え、初めての土地で事故に遭ったり体調が悪くなったりすると、不安ですよね。
クレジットカードには、多くの場合、海外旅行傷害保険が付帯しています。
よって、旅行中に万が一の事故や病気が発生した際も医療費や救援費用を補償してくれるため、安心して旅行を続けることができます。
ただし、海外旅行傷害保険が付帯していてもすべてのケガや病気、トラブルに対応しているとは限りません。
したがって、持って行くクレジットカードの海外旅行傷害保険がどこまでカバーしているのか、保険の対象範囲を必ず確認しておきましょう。
特に海外では治療費が高額になる場合も多いため、この保険があれば経済的負担を軽減できますね。
クレジットカードの付帯サービスを受けられる
クレジットカードには、海外旅行をより快適にするための付帯サービスが用意されていることがあります。
空港ラウンジの利用や、現地でのトラブル時にサポートを受けられるコンシェルジュサービスなど、旅行者にとって嬉しい特典が豊富です。
トラブル時のサポートは、言葉の壁に不安を感じる方にとっても心強い味方ですよね。
付帯サービスを活用することで、より充実した海外旅行を過ごすことができるでしょう。
ただし、空港ラウンジの利用やコンシェルジュサービスなどのサービスは、ゴールドカード以上の会員が対象となっているケースが一般的です。
海外での充実したサービスを求める方は、クレジットカードのグレードアップ検討してみると良いかもしれません。
海外旅行でクレジットカードを使う際の注意点
クレジットカードを使うと海外手数料が発生する
クレジットカードを海外で使うと、現地のレートから日本円に換算する際に事務手数料が発生します。
手数料の割合はクレジットカード会社ごとに異なるので、以下にまとめました。
クレジットカード会社 | 手数料の割合 |
JCBカード | 1.6% |
三井住友カード | 2.2% |
三菱UFJカード | 3.85% |
エポスカード | 2.2% |
イオンカード | 1.6% |
アメックスカード | 2.0% |
ダイナースクラブカード | 1.3% |
楽天カード | 2.2% |
セゾンカード | Visa・Mastercard:2.2% JCB:2.15% AMEX:2.0% |
また、支払いの際に現地通貨と日本円のどちらで払うか選択できる店舗もあります。
日本円を選択すると店舗が設定した手数料が加算されるのですが、その手数料が10%に及ぶことも。現地通貨を選べば、1%〜3%で済むので安心でしょう。
海外キャッシングを使えるようにしておく
海外キャッシングとは、クレジットカードを使って現地通貨を引き出せるサービス。引き出したお金はクレジットカードの利用分と一緒に支払いとなります。
ただ、海外のATMはスキミング被害に遭う可能性があるため、人の少ない路地で利用したり、夜間に利用したりするのは避けましょう。
キャッシングなので金利が発生しますが、翌月に返せばそこまで利息もかかりません。
クレジットカードの種類やランクによっては、支払いを拒否されることがある
海外には、日本よりもクレジットカード文化が浸透している国が多いです。そのため、クレジットカードの種類やランクによって信用度を測られることもあります。
もし、ハイブランドのお店や高級レストランに行こうと考えている方は、ゴールド・プラチナ以上のクレジットカードを発行することをおすすめします。
不正利用に気を付ける
海外でクレジットカードを使う際はより一層、不正利用に気をつけましょう。
2023年の1年間の偽造被害が、日本は7,000万円であるのに対し、海外は2.4億円となっています。
海外では、ATM利用時やレジ・タクシーでの支払い時に、スキミングの被害に遭う可能性があるようです。
少しでも怪しいと思ったら、クレジットカードを使うのをやめましょう。クレカから目を離したり、一時的に人に貸すのも避けてください。
海外旅行にはクレジットカードを何枚持っていくべき?
海外旅行には、クレジットカードを3枚持っていくのがおすすめです。
1枚目にはVisaのクレジットカードを発行しましょう。
Visaは世界シェア率がトップクラスなので、ほとんどの国・地域で使うことが可能。Visaが1枚あれば海外旅行も安心です。
2枚目にはMastercardのクレジットカードが良いでしょう。
MastercardもVisaと同様に加盟店数が非常に多いです。Visaに対応していないお店があった場合の代用としてうってつけと言えます。
3枚目にはJCBのクレジットカードを推奨します。
JCBは海外旅行で使える特典が付いていたり、現地でのサポートサービスを利用できたりするためです。万が一の際に備えられます。
海外旅行におすすめなクレジットカードの組み合わせ
1枚目 | 2枚目 | 3枚目 |
永年無料 | 永年無料 | 永年無料 |
0.5% | 1.2% | 1.0% |
18歳以上 (高校生を除く) | 18歳以上 (高校生を除く) | 18歳〜39歳 |
三井住友カード(NL)は、海外旅行傷害保険が付帯しており最高2,000万円まで補償(利用付帯)されます。申し込み時にVisaを選択すれば、ほとんどのお店で決済できて便利です。
JCBカードWは予備として持っておきましょう。観光案内や緊急時のサポートをしてもらえる「JCBプラザ」を利用可能。ニューヨーク・北京・シドニーなど様々な地域に設置されており、日本語で案内してくれます。
上記の3枚のクレジットカードは、いずれも年会費が永年無料。そのため、維持費のコストがかかりません。
マイルを集めたい方は、JALカードやANAカードを3枚のいずれかの代わりに1枚発行すると、お得に貯められます。
海外旅行中にクレジットカードが使えなくなったら?
海外旅行中にクレジットカードが使えなくなった場合の対処法を紹介します。
カード会社に連絡する
いつもと同じようにお店でカードを提示したのにも関わらず支払いができない場合は、すぐさまカード会社に連絡しましょう。
特に、普段よりも高額な決済をした場合は、第三者による不正利用を疑われる可能性が高くなります。
もしそうなった場合は、すぐにカード会社に連絡をして利用制限を解除してもらうようにしましょう。
海外で高額な支払いをする予定がある場合は、海外旅行をする旨を事前にカード会社に連絡しておくのも一つの手かもしれませんね。
緊急キャッシング機能を使う
海外旅行中にカードを紛失した場合、カードを無効化してもらったものの、手元に十分な現金がない可能性が想定されます。
そのような時は、「緊急キャッシングサービス」を活用しましょう。国際ブランドがVisaの方のみ利用できるサービスで、カードが停止された状態でも、現地で現金を手配してもらうことができます。
利用にあたって、事前にキャッシングサービス利用枠を設定しておく必要があります。
緊急カードサービスを利用する
上記と同じ状況に遭った時、渡航中のみ利用できる期間限定のクレジットカードを発行してもらうこともできます。
国際ブランドがVisaとJCBのカードで利用できるサービスで、キャッシング機能のような旅行前の手続きは不要です。
しかし、JCBの場合はカードの受け取り場所が限定されており、アメリカとアジア・オセアニアのJCBプラザでのみでしか受け取れません。
また、再発行には手数料がかかる点に注意が必要です。
おすすめクレジットカードに関する専門家コメント
今回紹介しているおすすめのクレジットカードについて、ココモーラの監修者を務めてくださっている恩田雅之さんと水野崇さんから、カードの魅力についてコメントをいただきました。
気になるクレジットカードがあったら、専門家の方のコメントを読んで参考にしてみてください。
三井住友カード(NL)
| 三井住友カード(NL)は、海外で使用しても還元率は1.0%以上と、高還元率のカードです。 海外の旅行傷害保険も付帯されているので、海外旅行中にトラブルがあった際も安心して利用できます。 また、カード番号や有効期限の記載がないナンバーレスタイプなので、異国での不正利用も防げますね。 |
三菱UFJカード VIASOカード
三菱UFJカード VIASOカードは、貯まったポイントを自動でキャッシュバックしてくれる便利なカードです。 最高2,000万円の海外旅行傷害保険が付帯されており、ケガや病気、携行品の盗難など、幅広く保証してくれます。 最短翌営業日に発行してくれるのも、急な海外出張などがある方にはうれしいポイントですね。 |
エポスカード
| エポスカードは、年会費が永年無料で、海外旅行をサポートしてくれるサービスが充実しているカードです。 海外旅行傷害保険の付帯や、ショッピング利用可能枠を一時的に増額できるなど、海外での利用を快適にしてくれます。 観光に役立つ情報の発信や緊急時に対応してくれるサポートデスクサービスもあるので、海外旅行初心者も安心です。 |
三菱UFJカード
三菱UFJカードの特徴は、選べる国際ブランドが多いところです。 VISAやJCBなど幅広く対応しているので、海外の店舗で利用する際に役立ちます。 最高2,000万円補償の海外旅行傷害保険や、タッチ決済が海外で使える点もうれしいですね。 |
「ビュー・スイカ」カード
| 「ビュー・スイカ」カードは、旅行傷害保険や不正利用に対する補償が付帯しているのが特徴です。 ビューカードでチャージしたSuicaで、空港まで鉄道で移動した場合も補償対象になります。 また、Suicaチャージで還元率が1.5%になるので、海外で移動や買い物が多い方はお得に利用できるでしょう。 |
監修者の金子さんへ海外旅行でおすすめなクレジットカードに関するインタビューを実施
ファイナンシャルプランナーとして活動している監修者の金子さんへ海外旅行でおすすめなクレジットカードに関するインタビューを実施しました。
監修者:金子 賢司さん SNS:X 東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。 以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。 趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。 |
海外旅行におすすめのクレジットカードを選ぶポイントを教えていただきたいです。
クレジットカードの国際ブランドによっては、海外で使える店舗が少ない場合があります。国際ブランドがVisaとMastercardのカードは、海外でも加盟店の数が多いためおすすめです。
また海外でスリや盗難に合うかもしれません。クレジットカードを持っていれば、現地通貨で決済できるため、渡航先で多くの現金を持ち歩く必要がありません。仮に被害に合ったとしても、サポートセンターに連絡をすればカードの利用をストップできます。
海外旅行でおすすめのクレジットカードを使いこなす工夫があれば教えていただきたいです。
渡航先で現金がない場合、クレジットカードのキャッシングサービスを利用すれば、現地通貨を引き出すことができます。
ただしキャッシングサービスは手数料や利息がかかるうえ、返済が必要なので注意してください。
海外旅行におすすめのクレジットカードの特典で、共通しておすすめできるものを教えていただきたいです。
多くのクレジットカードは海外旅行傷害保険がついています。年会費無料のカードでも、補償が受けられるため、海外旅行中のケガや病気で死亡したり、治療が必要になったときのリスクに備えられるためおすすめです。
また補償内容も死亡・高度障害になったときの補償しかなく、ケガや病気の治療費は対象外となっているケースもあるため、補償内容も事前に確認しておきましょう。
海外旅行でクレジットカードを使ったことがある人を対象としたアンケート調査
ココモーラでは、コンテンツ制作に役立てる目的で、海外旅行でクレジットカードを使ったことがある人にアンケート調査を実施しました。
海外旅行でクレジットカードを使う予定のある方や、どのクレジットカードが良いか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
調査方法 | フリージーを使用した独自調査 |
調査対象 | 海外旅行でクレジットカードを使ったことがある人 |
調査対象者数 | 432人 |
調査期間 | 2024年9月 |
調査地域 | 日本 |
海外旅行でおすすめなクレジットカードに関するアンケート調査結果の元データ(PDF)>>
海外旅行でおすすめなクレジットカードに関するアンケート調査結果の詳細>>
以前のアンケートにて、「海外でクレジットカードを使用したことがある」とお答えの方に伺います。海外旅行で利用したことのある決済方法はどれですか?(複数回答可)
項目 | 回答者数 | 割合 |
クレジットカード | 415 | 96.06% |
現金 | 326 | 75.46% |
電子マネー | 37 | 8.56% |
デビットカード | 18 | 4.17% |
その他 | 8 | 1.85% |
「クレジットカード」と回答した人が9割以上、「現金」と回答した人が7割以上でした。
海外旅行で買い物を行う際は、クレジットカードと現金を用意していれば支払いに困ることはなさそうです。
海外旅行で利用したクレジットカードの国際ブランドはどれですか?
項目 | 回答者数 | 割合 |
Visa | 279 | 64.58% |
JCB | 66 | 15.28% |
Mastercard | 57 | 13.19% |
アメリカン・エキスプレス | 23 | 5.32% |
ダイナース | 1 | 0.23% |
その他 | 6 | 1.39% |
「Visaを利用した」という回答が最も多く、6割以上の結果となりました。
クレジットカードの国際ブランドのシェア率はVisaが最も高く、世界各国で幅広く利用できるのが特徴です。
また、Visaと並ぶ2大国際ブランドとして知られているMastercardや、国内を中心に加盟店の多いJCBを利用した人も多くいました。
海外旅行でクレジットカードが使えるか不安な方は、世界で普及率の高いクレジットカードの中から選んでください。
海外旅行で利用するなら、どのようなクレジットカードをおすすめしたいですか?最も当てはまるものを選んでください。
項目 | 回答者数 | 割合 |
国際ブランドの加盟店が多い | 153 | 35.42% |
保険が自動付帯である | 148 | 34.26% |
付帯保険の補償内容が充実している | 38 | 8.8% |
空港ラウンジが無料で使える | 26 | 6.02% |
マイルが貯まりやすい | 22 | 5.09% |
その他 | 9 | 2.08% |
海外旅行で利用する際におすすめしたいクレジットカードの特徴を聞いたところ、「国際ブランドの加盟店が多い」との回答が35.42%と最も多い結果となりました。
次いで、「保険が自動付帯である」との回答が34.26%の結果になりました。保険が自動付帯されていると、病気やケガ、盗難などの急なトラブルが発生しても一定の金額が保証されるので安心です。
よくある質問
Q. 海外ではクレジットカード払いと現金払いのどちらがお得ですか?
とは言え、盗難やカード非対応の店舗などのトラブルに備えて、現金を用意しておくことも安心材料となります。
Q. 海外旅行に持って行くクレジットカードの選び方を知りたいです。
・国際ブランド
・海外旅行保険
・ポイント還元率
・特典や優待
中でも特にチェックしておきたいのは、国際ブランドです。
国際ブランドによって、対応しているお店の数が異なるため海外でクレジットカードを使う場合には国際ブランドは重要なポイントとなります。
国や地域を選ばず世界的に使いやすいのは、シェア率がトップクラスのVisaとMastercardです。
ハワイ・グアム・韓国など日本人観光客の多い地域だけを訪れるなら、JCBでも十分対応できる可能性があります。
Q. 海外旅行にはクレジットカードを何枚持って行くといいですか?
VisaとMastercardは世界的に見てもシェア率が高く加盟店が多いため、ほとんどの国・地域で使うことができます。
また、JCBは現地でのサポートサービスを利用できる場合もあるため、慣れない旅行先で困った時にも備えられるでしょう。
Q. 海外旅行でクレジットカードを使う際の注意点はありますか?
手数料はクレジットカード会社により異なりますが、例えばJCBカードなら1.6%、楽天カードなら2.2%、三井住友カードなら2.2%です。
また、スキミングの被害や不正利用にもよく注意しておきましょう。
Q. 海外旅行中にクレジットカードが使えなくなったらどうしたらいいですか?
普段よりも高額な決済をしたことで、第三者による不正利用を疑われ、利用制限がかかっている可能性があります。
また、カードを紛失してしまった場合、Visaならカード会社に連絡して利用停止にしてもらったうえで「緊急キャッシングサービス」を活用できることがあります。
そのほか、VisaとJCBのカードなら渡航中のみ利用できる期間限定のクレジットカードを発行してもらうこともできます。受け取り場所が限られていることや手数料がかかることなどの注意点とあわせて知っておくと良いでしょう。
この記事の監修者
育休中、フリーランス女性に向けて「社会制度」や「貯金・投資」に関するお役立ち情報を発信。
マネーコラムの執筆や記事監修も手がける。日経xwoman公式アンバサダー。著書「お金の使い方、貯め方教えて下さい」主婦の友社
- ファイナンシャルプランナー
東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。
以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。
- 有限会社バード商会
福岡の大学を卒業後、大手インフラ業界に就職。主に、ご家庭の光熱費削減や新電力の業務に約4年ほど従事。現在は、父の会社(有限会社バード商会)を継ぎ、独立系のファイナンシャル・プランナーとして活動中。専門分野は、家計改善(光熱費の見直し)と資産形成の分野。
FPの実績は、カードローン相談、光熱費の見直し、企業型確定拠出年金の導入、日本FP協会でアシスタント相談員、執筆などを行っている。
水野総合FP事務所代表。独立系ファイナンシャルプランナーとして個別相談、執筆・監修、講師、取材協力などマルチに活動。ライフプラン、資産運用、相続・資産承継といった幅広い相談内容に対応し、全国1000名を超える方から日本FP協会に寄せられる「くらしとお金」の電話相談を1年間担当。毎月20本以上の執筆・記事監修の他、大学や事業法人で講師を務め年80回登壇。学校法人専門学校非常勤講師として「投資の授業」を毎週行う。
消費生活ジャーナリスト。1952年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。
同大学院修士課程修了後、月刊誌記者などを経て独立。流通、情報通信、金融分野を中心に活動する。主力はクレジットカード&電子マネーの研究で、すでに30年間に渡って業界の定点観測をしている。また、クレジットカードのムックも50冊以上監修しキャッシュレスの生き字引として情報発信を続けている。
証券会社にて営業・経営企画部門、社長秘書等を行う。また、投資銀行業務にも携わる。
現在、不動産を含む資産運用と社会保障(特に年金)を主に、FP相談・執筆・講演・を行っている。東洋大学経営学部ファイナンス学科非常勤講師