
水野総合FP事務所代表。独立系ファイナンシャルプランナーとして個別相談、執筆・監修、講師、取材協力などマルチに活動。ライフプラン、資産運用、相続・資産承継といった幅広い相談内容に対応し、全国1000名を超える方から日本FP協会に寄せられる「くらしとお金」の電話相談を1年間担当。毎月20本以上の執筆・記事監修の他、大学や事業法人で講師を務め年80回登壇。学校法人専門学校非常勤講師として「投資の授業」を毎週行う。

マイホームの購入を考えていた際、お金の増やし方などに興味を持ったことがきっかけで「ファイナンシャル・プランナー」という資格があることを知る。その後、AFP資格を取得し「お金の悩みを抱える人に対して、安心して人生を送ってもらえるようサポートしたい」という想いのもと、2006年に【FP事務所MoneySmith】を設立。お金の本質の理解やライフプラン設計の重要性を伝えるため、セミナーやコラムの執筆、個別相談など、幅広く活動を行っている。趣味は音楽鑑賞やギター演奏で、中でも洋楽ロックがお気に入り。 SNS : X / Instagram / facebook

東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。
以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。
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「住宅ローンをどこで借りるのが一番お得なのかわからない」と悩んでいませんか?日銀のマイナス金利政策解除以降、住宅ローン金利は17年ぶりの上昇局面を迎えています。変動金利を選ぶ人は約8割に達する一方で、金利上昇リスクへの懸念から「金利タイプの選び方がわからない」という声も急増中です。
最近では35年超のローンやペアローンを検討する若年層も増加。低金利を武器にしたネット銀行の台頭や、保障の充実など商品の多様化も進み、正しく選べば大幅なコスト削減ができるでしょう。
そこでこの記事では、SBI新生銀行やPayPay銀行、メガバンクなど25社の住宅ローンを徹底比較。独自アンケートや口コミ調査をもとにした総合ランキングを作成しました。
住宅ローン選びでは、金利だけでなく、団信の保障内容や諸費用、審査の柔軟性まで総合的に比較することがポイント。
変動・固定金利の選び方から、審査のポイント、借り換えのタイミングまで、2026年最新の情報をもとに詳しく解説します。あなたにぴったりの住宅ローンを見つけて、安心してマイホーム購入を実現しましょう。
| 住宅ローン | 引用元:公式サイト ※2026年8月時点 ![]() 【PayPay銀行】住宅ローン 変動 | 引用元:公式サイト ※2026年8月時点 ![]() 【りそな銀行】住宅ローン 融資手数料型 変動 | ![]() 【みずほ銀行】ネット住宅ローン(ローン取扱手数料型)変動 | ![]() 【三菱UFJ銀行】住宅ローン 変動 | 引用元:公式サイト ※2026年8月時点 ※1:借入金利は物件価格の借入比率により異なります。審査結果次第では、借入金利に年0.100%~年0.550%上乗せとなる場合があります。借入期間35年超~40年以内の場合、環境配慮型住宅または物件価格80%以下のケースでは年0.070%の上乗せとなります(物件価格80%超の場合は上乗せなし)。また、借入期間40年超~50年以内の場合は、条件に関わらず年0.150%が上乗せとなります。 ![]() ドコモSMTBネット銀行 住宅ローン(対面相談コース)変動金利通期引下げプラン |
|---|---|---|---|---|---|
| 変動金利 | 年1.330% | 年0.950%※ | 年1.025%~ 1.475%※1 | 年0.945% ※ | 年1.20% |
| 固定金利 | - | - | - | - | - |
| 保証会社手数料 | 不要 | 55,000円(税込) | 33,000円(税込) | 不要 | 不要 |
| リンク | 詳しくはこちら(公式) | 詳しくはこちら(公式) | 詳しくはこちら(公式) | 詳しくはこちら(公式) | 詳しくはこちら(公式) |
国内主要な20商品以上のを住宅ローンを専門化チームでレビュー済み(おすすめ住宅ローン)
過去12ヶ月で累計15000時間以上を商品やサービスレビューに費やしています。
客観的に評価ルールを策定済み(ココモーラコンテンツポリシー)
当サイト「ココモーラ」で紹介している住宅ローンは、銀行法・金融商品取引法などの関連法令に基づき、金融庁の監督下で運営されている金融機関の商品・サービスのみを掲載しています。また、ココモーラのサービスは広告主のパートナー企業より報酬を得る場合がありますが、特定の金融機関に有利な評価を行うことを条件に報酬を受け取ることは一切ありません。すべての住宅ローンを、利用者目線で中立かつ客観的に評価しています。
当サイトの「住宅ローンおすすめランキング」は、公式サイトの情報や数値といった客観的なデータはもちろん、以下の4つの視点から多角的に評価を行っています。
住宅ローンの評価方法
評価項目については、利用者アンケートや専門家の知見をもとに、編集部が独自の項目(金利の低さ・選びやすさ・手数料・諸費用の安さ・審査の柔軟さなど)を設定。
各商品を総合的に評価してランキングを決定しています。
※各商品に表示している評価点について「口コミ評価」は、利用者の口コミ調査に基づく利用者の評価です(5点満点)。「AI SCORE」は、公式スペックや口コミデータをAIが解析して算出した参考スコアです。住宅ローンおすすめランキングは、これらの点数に加えて公式サイトのスペック・専門家の評価・制作チームの評価を編集部が総合的に判断して決定しているため、口コミ評価・AI TOTAL SCOREの高い順と掲載順は一致しない場合があります。
住宅ローンを選ぶ際に重要なのは、銀行の知名度や勧められたかどうかだけではありません。
ココモーラが住宅ローンを利用した経験がある200人に実施したアンケートでも、選ぶ際に最も重視されたのは金利の低さとなっています。
重視した点 | 割合 |
金利の低さ | 50.50% |
メインバンク だったから | 13.50% |
不動産会社・ ハウスメーカーの勧め | 10.50% |
団体信用生命保険 (団信)の内容 | 9.00% |
審査の 通りやすさ | 8.00% |
今回の調査からは、借入金額が大きい住宅ローンではわずかな金利差が総返済額に影響するため、金利の低さが最重視されていることが分かりました。加えて、団信の内容や審査の通りやすさも判断基準になっています。
この結果を踏まえ、「金利の低さ・選びやすさ」「団体信用生命保険の充実度」「審査の柔軟さ」を評価項目に反映しています。
調査期間 | 2025年12月17日 |
回答者数 | 200人 |
調査で 使用したツール | フリージーを使用した独自調査 |
住宅ローンに関するアンケート調査の詳細>>
上記のアンケート調査結果を踏まえ、編集部では以下の6つの評価項目を設定し、各商品を比較しました。
評価項目 | 評価内容 |
金利の低さ・ 選びやすさ | 変動・固定など金利タイプの選びやすさと、他社と比較した金利水準の低さを評価。 |
手数料・ 諸費用の安さ | 事務手数料や保証料など、初期費用とトータルコストの抑えやすさを評価。 |
審査の柔軟さ | 年収・雇用形態の条件や、他社と比較した属性の幅広さへの対応力を評価。 |
団体信用生命保険 の充実度 | がん・3大疾病保障など、団信の手厚さと特約の選びやすさを評価。 |
サポート・相談 | 店舗・電話・オンラインなど相談手段の豊富さと回答の丁寧さを評価。 |
最終返済までの 利便性 | 繰上返済の手軽さやアプリの操作性、完済までの使い勝手を評価。 |
公式サイトに掲載されているスペックだけではなく、実際のユーザーが住宅ローンを選ぶ際の判断基準も反映された評価項目となっています。
金利の低さだけでなく、団信の充実度や審査の柔軟さといった、実際に住宅ローンを利用したユーザーの判断基準も反映された評価項目となっています。
評価項目 | 詳細 |
金利の低さ・ 選びやすさ | 変動金利年1.200%※1。ソフトバンク・ネット・でんき利用で最大年0.13%引き下げ。 |
手数料・ 諸費用の安さ | 保証料・印紙代・一部繰上返済手数料が0円でコストを抑えやすい。 |
審査の柔軟さ | AI審査で回答が速く、最長50年まで借入可能。 |
団体信用生命保険 の充実度 | 「がん50%保障」が金利上乗せなしで付帯し、若年層への安心感が強い。 |
サポート・相談 | 店舗はなく対面相談は不可だが、オンラインで手続きが完結する。 |
最終返済までの 利便性 | 返済口座への資金移動が無料。5年ルール・125%ルールは適用外。 |
評価項目 | 詳細 |
金利の低さ・ 選びやすさ | 変動金利年0.950%※。Web完結で年0.05%、商品・サービス利用で年0.03%引き下げ(最大年0.08%)。 |
手数料・ 諸費用の安さ | 融資手数料型で初期保証料を無料化。ただし事務手数料は高め。 |
審査の柔軟さ | 勤続年数や女性向けプランなど、メガバンクより柔軟な判断が期待できる。 |
団体信用生命保険 の充実度 | がん保障特約・3大疾病保障特約・「団信革命」など保障タイプを選べる。 |
サポート・相談 | 店舗で無料相談が可能。土日営業の窓口があり対面相談が強み。 |
最終返済までの 利便性 | Webからの一部繰上返済手数料が0円。利用できる保証会社は1社。 |
評価項目 | 詳細 |
金利の低さ・ 選びやすさ | 変動金利年1.025%〜1.475%※1。ネット専用プランの金利優遇が大きい。 |
手数料・ 諸費用の安さ | 借入時負担ゼロ型なら初期費用が無料。ローン取扱手数料型で保証料不要。 |
審査の柔軟さ | AI事前診断で最短1分で借入可能額がわかる。収入を合算できない点は注意。 |
団体信用生命保険 の充実度 | ペアローン団信があり、8大疾病補償など選択肢が豊富。 |
サポート・相談 | ネット完結が基本だが、店舗でもスタッフによる相談を受けられる。 |
最終返済までの 利便性 | ネットでの繰上返済が無料。大手ならではのATMネットワークも便利。 |
評価項目 | 詳細 |
金利の低さ・ 選びやすさ | 変動金利年0.945%※。WEB申込でネット銀行並みの低水準。 |
手数料・ 諸費用の安さ | プランにより保証料の支払い方を選べ、ネット経由で手数料割引あり。保証料は別途発生。 |
審査の柔軟さ | 膨大なデータを背景に迅速・正確。自営業等の複雑な案件も相談可能。 |
団体信用生命保険 の充実度 | 3大疾病50%・7大疾病100%・全疾病100%・保険料支払型の4プランから選べる。 |
サポート・相談 | 全国の店舗で相談可能。テレビ窓口など安心感がある。 |
最終返済までの 利便性 | 事前審査から借入まで来店不要でWeb完結。24時間365日申し込める。 |
評価項目 | 詳細 |
金利の低さ・ 選びやすさ | 変動金利年0.990%※。ネット専用金利と同水準で通期引下げプラン。金利優遇はない。 |
手数料・ 諸費用の安さ | 保証会社手数料は不要。対面サポート込みのコストとしては優秀。 |
審査の柔軟さ | 担当者が書類不備などをサポートし、複雑な案件でも進めやすい。 |
団体信用生命保険 の充実度 | 全疾病保障が無料付帯。50歳以下なら3大疾病保障特約(50%)も無料。 |
サポート・相談 | SBIマネープラザの店舗で手続きや金利タイプ・返済計画を対面相談できる。 |
最終返済までの 利便性 | 一部繰上返済は1円から何度でも手数料無料。返済口座への資金移動手数料も0円。 |
評価項目 | 詳細 |
金利の低さ・ 選びやすさ | 変動金利年1.275%〜※。WEB申込専用の特別金利で最大優遇幅が大きい。 |
手数料・ 諸費用の安さ | 保証料の支払い方が柔軟。定率制のため事務手数料がかさむ可能性もある。 |
審査の柔軟さ | 事前審査から本審査、借入まで全てWebで完結し、スピード重視。 |
団体信用生命保険 の充実度 | 夫婦二人が保障対象の「クロスサポート」が共働き世帯に人気。 |
サポート・相談 | 対面相談はできないが、アフターフォローの満足度は96.7%※1と高評価。 |
最終返済までの 利便性 | ネットでの繰上返済手数料が無料。Oliveアカウント契約でポイント還元率アップ。 |
評価項目 | 詳細 |
金利の低さ・ 選びやすさ | 固定金利年3.070%※。モバイル・でんき・ネット・TV利用で最大年0.15%引き下げ。 |
手数料・ 諸費用の安さ | 保証会社手数料は不要。オンライン完結で収入印紙代もかからない。事務手数料は高め。 |
審査の柔軟さ | 申し込みから借入までオンラインで完結。固定期間中の金利タイプ変更は不可。 |
団体信用生命保険 の充実度 | 50歳以下なら「がん50%保障団信」が無料で付帯する。 |
サポート・相談 | 対面相談はできないが、スマホ完結のUIで手続きしやすい。 |
最終返済までの 利便性 | 一部繰上返済の手数料が無料。固定10年で子育て期の家計管理がしやすい。 |
評価項目 | 詳細 |
金利の低さ・ 選びやすさ | 変動金利年1.04%〜※1。全期間一定の優遇で将来の計画を立てやすい。 |
手数料・ 諸費用の安さ | 初期費用を抑えるプランもあり、一部繰上返済手数料は0円。保証料が必要な場合もある。 |
審査の柔軟さ | 最長50年まで借入可能。期間選択型固定金利は最長10年まで。 |
団体信用生命保険 の充実度 | 全疾病団信が無料付帯。買い物特典と合わせて生活を守る設計。 |
サポート・相談 | 全国のイオン銀行店舗に加え、コールセンターで365日サポートを受けられる。 |
最終返済までの 利便性 | 住宅ローン契約でイオングループ対象店舗の買い物が常時5%オフになる。 |
評価項目 | 詳細 |
金利の低さ・ 選びやすさ | 変動金利年0.95%※。ネット完結で低金利を実現する通期引下げプラン。 |
手数料・ 諸費用の安さ | 保証料や一部繰上返済手数料が無料。事務手数料は借入金額の2.20%。 |
審査の柔軟さ | 申込みから契約までLINEやWEBで完結できる手軽さが魅力。 |
団体信用生命保険 の充実度 | すべての病気・ケガをカバーする「全疾病保障」が金利上乗せなしで付帯。 |
サポート・相談 | 対面相談はできないが、LINE・WEBで手続きが完結する。 |
最終返済までの 利便性 | 保証料0円で初期費用を抑えやすく、コスト重視の方にも選ばれている。 |
評価項目 | 詳細 |
金利の低さ・ 選びやすさ | 変動金利年1.134%〜※。完済まで基準金利からの引下げ幅が変わらない全期間引下げプラン。 |
手数料・ 諸費用の安さ | 保証会社手数料は不要。事務手数料は借入金額の2.20%。 |
審査の柔軟さ | 仮審査の結果が最短即日。基本はネット完結。 |
団体信用生命保険 の充実度 | 「がん50%保障団信」が金利上乗せなしで選べる。 |
サポート・相談 | 対面相談はできないが、オンラインで手続きを進められる。 |
最終返済までの 利便性 | au回線や「じぶんでんき」とのセット利用で最大年0.15%の金利引下げが可能。 |
住宅ローンおすすめランキングにあたり、以下の公的機関・団体の情報を参照しています。
住宅ローンは、どの銀行を選ぶかによって「どんなメリットを得られるか」が大きく変わります。
そこで、本記事で紹介する人気商品を6つに分類しました。
今のあなたの考え方に最も近いエリアを確認し、比較してみましょう!

ここでは、住宅ローンを契約する前に押さえておくべき基礎知識を紹介します。
以下の知識を身につけておくと、自分に合った住宅ローンを選びやすくなるのでそれぞれ確認してみてください。
住宅ローンの基礎知識
住宅ローンの金利タイプは大きく分けて3種類あり、それぞれ特徴が異なります。
上記の中でも、特に人気が高いのが「変動金利」です。
2025年4月〜2025年9月までに、住宅ローンを利用して住居を取得した人の約8割が変動型の金利タイプを選択しています。
金利タイプ | 利用者の割合 |
変動型 | 75.0% |
固定期間選択型 | 14.9% |
全期間固定型 | 10.1% |
日本は長い間、超低金利の状況が続いたこともあり、変動金利に人気が集まったようです。変動金利は金利が変わりますが、元利均等払いの場合は、多くの金融機関で一定期間(5年)は返済額が変わらない特徴があります。 景気が低迷していくときなど、金利が低くなる時にはいいのですが、景気上昇局面や金利上昇局面では、知らず知らずのうちに金利返済額が増えて元本があまり減ってない状態や、利息分の未払いとなる状態になることがあるので、固定金利と比べて金利が安いからと安易に選ぶのは注意が必要です。
住宅ローンの頭金は、物件の購入価格に対して20〜30%程度用意するケースが一般的です。
以下では、2025年6月に国土交通省 住宅局が発表した「住宅市場動向調査報告書」の内容を抜粋して紹介しています。
住宅の種類 | 購入資金の平均額 | 自己資金の平均額 | 自己資金の割合 |
注文住宅 | 6,188万円 | 1,992万円 | 32.2% |
分譲戸建住宅 | 4,591万円 | 1,256万円 | 27.3% |
分譲集合住宅 | 4,679万円 | 2,091万円 | 44.7% |
購入する物件タイプにもよりますが、購入価格に対して20%〜30%程度の自己資金を用意していることがわかるでしょう。
なお、上記で紹介している自己資金には、頭金に加えて「仲介手数料」や「印紙税」などの諸費用が含まれます。
そのため、不動産広告に「頭金0円」と掲載されていたとしても、自己資金がゼロになるわけではありません。
物件価格に対して3〜10%程度の諸費用がかかるケースが多いので、自己資金を十分に用意した上で住宅ローンを申し込むようにしましょう。
住宅ローンの諸費用
住宅ローンは高額な借入になるので、できれば頭金を多く入れておいた方が返済が楽になります。記事にも書かれていますが、頭金はすべてが住宅の代金になるわけではなく、様々な費用に充てられた後の額が住宅の代金になります。 自分だけで頭金を作るのが難しい場合は、親から援助してもらうというケースも少なくないのではないでしょうか。相続時精算課税制度や、直系尊属から住宅取得等資金の贈与が一定額までは非課税になる制度がありますので、活用することも検討してみましょう。
住宅ローンの借入可能額は、年収の6〜7倍程度が目安です。
たとえば、年収500万円の方の場合、3,000〜3,500万円程度の物件であれば、「審査に通る可能性がある」と判断できます。
なお、返済負担率の目安は手取り収入の30〜35%以下となるケースが一般的です。
年収500万円の手取り月収は30万円前後なので、月々の返済額が9万円〜10万5,000円程度であれば審査に通りやすいと考えられます。
もちろん金融機関によって返済負担率の目安は異なりますが、一般的に住宅ローンの審査に通るためには「借入額が年収の6〜7倍で、月々の返済額が手取り収入の3割前後に収まる範囲の契約」だと覚えておきましょう。
とはいえ、家族構成によって毎月の支出に大きな差があるので、無理のない範囲で住宅ローンを契約することをおすすめします。
借入可能額の目安は金利変動によって変わってくることもあるので、現在のある程度の目安として考えるといいですね。今後、金利が上昇した場合は、目安額が低めになってきます。 記事内にある返済負担率は、金融機関の設定が高めに設定されているケースもありますが、限度額まで借りてしまうと家計状況の変化で払えなくなってしまうという危険性があります。特にマイホームを購入するご家族で子どもが小さいというケースも多いと思いますが、光熱費など家計の支出が増えていくことも考え、返済負担率は低めにできるようにしたいですね。
住宅金融支援機構の調査結果によると、「金利の低さ」で多くの人が住宅ローンを選んでいることがわかります。
住宅ローンを選んだ理由 | 割合 |
金利の低さ | 62.0% |
団体信用生命保険の保障内容 | 17.8% |
諸費用の低さ | 12.7% |
日頃から取引がある金融機関 (メインバンク) | 12.3% |
ペアローン・収入合算を利用できた | 12.1% |
35年超の返済期間を選べた | 10.6% |
金融機関の信用性 (経営が安定している) | 10.3% |
繰上げ返済のしやすさ | 9.6% |
金融機関の窓口で直接相談、 申し込みなどができた | 9.0% |
WEBで相談、申し込みなどができた | 5.1% |
ミックスローンが選べた | 1.9% |
その他 | 10.5% |
しかし、金利の低さだけで住宅ローンを選ぶのはおすすめできません。
もちろん、返済額を抑えることは重要ですが、加えて以下4つのポイントを比較すると、自分に合った住宅ローンを選びやすくなります。
住宅ローンおすすめの選び方4選
まずは、どの金融機関で住宅ローンを契約するのか検討しましょう。
一言で住宅ローンといっても、金融機関によってやや特徴が異なります。
金融機関 | 主な特徴 |
都市銀行 (メガバンク) | ・全国に支店があり窓口で相談しやすい ・ネット銀行より金利が高め |
地方銀行 | ・都市銀行より審査が柔軟な傾向にある ・ネット銀行・都市銀行より金利が高め |
ネット銀行 | ・低金利で総返済額を抑えやすい ・基本的にWEB上で手続きを行う必要がある |
たとえば、金利の低さを重要視する場合は、ネット銀行に絞り込んで選ぶのがおすすめです。
ネット銀行は、都市銀行や地方銀行より低金利な住宅ローンを提供している傾向にあります。
一方で、オンライン申し込みに不安を感じるのであれば、店舗がある都市銀行・地方銀行に絞り込んで比較するといいでしょう。
各金融機関によって、「金利の低さ」や「審査の柔軟さ」などに差があるので、まずはどこで借入すべきか検討してみてください。
住宅ローンを扱っている金融機関は沢山あります。最近では窓口に行かなくても申し込みから融資までできる金融機関も多くなりました。 また、借りた後もずっと返済していくだけではなく、繰り上げ返済や見直しなどを考える場合は手続きを自分でできるところにするのか、窓口などでするのかも考えておきましょう。ネット銀行は金利が低めに設定されているところも多く、WEB上の操作に抵抗が無い人には有力候補になるのかもしれませんね。
住宅ローンの金利タイプは大きく分けて3種類ありますが、それぞれおすすめな人の特徴は異なります。
変動金利は、契約当初の返済負担を減らしたい方におすすめです。
固定金利・全期間固定金利より低金利な傾向にあり、金利動向によっては返済額をもっとも抑えられる可能性があります。
一方、固定金利は、定期的に返済計画を見直したい方に適しています。
10年・20年など、ライフステージに合わせて「借り換え」や「他の金利タイプへの乗り換え」を検討できる点が大きなメリットです。
最後に、全期間固定金利は、契約時に返済計画を固めたい方におすすめします。
完済まで毎月の返済額が変わらないので、家計を管理しやすく、安心して契約できるでしょう。
住宅ローンの金利タイプは大きく分けると、変動型・固定期間選択型・全期間固定型の3つになります。さらに固定期間選択型には固定期間がいくつもあります。借入金利は低い方が無駄なお金を払わなくてもいいのですが、住宅ローン金利は経済情勢によって上下するので、長期間の借入となる住宅ローンでは、長期目線で生活に負担が無いように選択することが大切です。 これまで長い間、日本国内では超低金利時代が続いていたこともあり、変動型の人気が高まっていますが、今後の金利変動を考えてご自身にあった金利タイプを選びましょう。
住宅ローンの契約では、基本的に団信(団体信用生命保険)への加入が義務付けられています。
住宅ローンの契約者が返済できない状況に陥ったとしても、住宅ローンの残債を回収しやすくなるので、多くの金融機関が団信への加入を義務付けている状況です。
なお、団信には大きく分けて以下の3種類があり、それぞれ特徴が異なります。
団信の種類 | 主な特徴 |
一般団信 | ・死亡・所定の高度障害状態に対する保障 ・金利の上乗せなしで加入できるケースが一般的 |
ワイド団信 | ・健康上の理由で一般団信に加入できない方向け ・0.2〜0.3%ほど住宅ローンの金利が上乗せされる |
疾病保障付団信 | ・がんや3大疾病などに対する保障が加わった団信 ・保障内容に応じて金利が上乗せされる |
このように、団信の種類によって「保障内容」や「審査基準」は異なるので、住宅ローンの特徴と併せて比較することが重要です。
特に健康上の理由で一般団信への加入が難しそうな方や、手厚い保障を求める方は、ワイド団信または疾病保障付き団信を検討してみるといいでしょう。
🔗団信(団体信用生命保険)の選び方のポイントを読む >>
住宅ローンの返済方法は大きく分けて以下の2種類があります。
住宅ローンの返済方法 | 主な特徴 |
元利均等返済 | ・返済額(元金+利息)が一定 ・返済当初の返済額を抑えやすい ・総返済額が元金均等返済より多くなりやすい |
元金均等返済 | ・返済額(元金+利息)が返済期間の経過とともに少なくなる ・総返済額が元利均等返済より少なくなりやすい ・契約当初の返済負担が重い |
元利均等返済は、返済当初の負担を抑えたい方におすすめです。
毎月の返済額が一定なので、家計を管理しやすい点も魅力だといえます。
一方、元金均等返済は、総返済額を抑えたい方に適しています。
返済当初の負担は元利均等返済より重い傾向にありますが、総返済額が少なくなる点は大きなメリットです。
また、返済方法の種類に加えて、「繰上げ返済」「減額相談」の可否についても確認しておくと、より自分に合った住宅ローンを選びやすくなります。
住宅ローンは「とにかく金利が低ければいい」と思いがちですが、保障内容・手数料・対応サービスによって最適な選択肢は人それぞれ異なります。
以下のチェックリストで当てはまる項目を確認して、候補を絞り込んでみましょう。
チェック項目 | 当てはまる場合のおすすめ | 代表的な銀行 |
☑ 金利をとにかく安くしたい | ネット銀行を中心に比較しよう | PayPay銀行・auじぶん銀行 |
☑ 対面でプロに相談しながら決めたい | 店舗型・対面相談対応の銀行がおすすめ | SBIマネープラザ・りそな銀行 |
☑ がん・病気への保障を無料で手厚くしたい | 無料付帯の団信が充実している銀行を選ぼう | PayPay銀行・auじぶん銀行 |
☑ 持病があって団信の審査が不安 | ワイド団信に対応している銀行か確認しよう | イオン銀行・りそな銀行 |
☑ 夫婦でペアローンを組む予定がある | 夫婦連帯の保障が手厚いプランを確認しよう | 三井住友銀行(クロスサポート) |
☑ 10年固定で返済額を安定させたい | 固定期間選択型の金利水準を比較しよう | auじぶん銀行・SBI新生銀行(固定10年) |
☑ 初期費用(手数料)をできるだけ抑えたい | 定額型の手数料プランがある銀行に注目しよう | SBI新生銀行(定額プランあり) |
☑ 注文住宅でつなぎ融資が必要 | つなぎ融資対応の有無を事前に確認しよう | SBIマネープラザ・りそな銀行 |
複数の項目に当てはまる場合は、自分が最も重視する条件を1〜2つに絞ってから比較するとスムーズに進められます。
「金利の低さ」と「手厚い団信」を両立したい場合、PayPay銀行やauじぶん銀行はがん50%保障が無料で付帯しており、コストと保障のバランスがとれた選択肢といえます。
ただし、「ネット銀行は安いけど、つなぎ融資や対面相談ができない」というケースも。自分のライフスタイルに合った銀行を選びましょう。
ここでは、住宅ローンを選択・利用する上で注意すべきポイントを解説します。
数十年と長く付き合っていくものだからこそ、下記の点を踏まえ慎重に検討することをおすすめします。
住宅ローンの注意点
住宅ローンを組む際には、必ずローン以外の費用も考慮した上で行いましょう。持ち家は賃貸より思いのほか費用が掛かり、のちのち首が回らなくなってしまうという失敗談をよく耳にします。
ローン以外の固定費にはたとえば、水道光熱費・固定資産税・火災保険料・自治会費などがあります。
ほかにも、老朽化が進むとメンテナンス費・維持費などが必要になるケースもあるでしょう。
こうした費用はお住まいの地域や家庭状況により変動しますが、年40~50万円程度を見積もっておくと無難です。
従来は最長35年の住宅ローンが主流でしたが、近年ではPayPay銀行やSBI新生銀行のように最長50年のローンも台頭してきました。
こうした50年ローンは毎月の返済額を抑えられる一方で、その分利息が膨らんだり、返済が長期化したりといったデメリットがあります。
特に返済期間の長期化は大きなリスクをはらんでいます。50年ローンは最長で80歳の誕生日まで返済が続く場合があるのです。
定年後も返済が続くとなると、十分な老後資金が無ければ生活をひっ迫する可能性が高くなるでしょう。
40~50年後も返済できる余裕があるかどうかをしっかり検討したうえで、申し込むことをおすすめします。
住宅ローンの返済を滞納した場合は、年14~15%の遅延損害金が発生します。
さらに、滞納した事実は信用情報機関に一定期間登録され、新たにローンやクレジットカードに申し込む際に審査の一環として参照されます。
登録された内容によっては、十分な信用や返済能力がないと判断され、審査に通りづらくなるといったリスクがあるでしょう。
あまりに滞納が続くと、残債を一括請求されたり、自宅を手放さなければならなかったりといった最悪の事態も考えられます。
返済が難しい場合には、必ず利用している金融機関に相談しましょう。返済方法の変更などの対応をとってもらえることがあります。
「金利0.3%台!」といった魅力的な数字を見ると、つい飛びつきたくなりますよね。
ですが、住宅ローン選びで本当に大切なのは、金利だけでなく「借りるためにかかる最初のお金」を含めたトータルコストです。
特にネット銀行と店舗型の銀行では、手数料の仕組みが大きく違います。
金利がどれだけ低くても、手数料が高ければ、結局トータルの支払額が変わらない…。というケースも珍しくありません。
ここでは初期費用で損をしないためのポイントを確認しておきましょう。
初期費用で損をしないための3つのポイント
住宅ローンを借りるときにかかる諸費用には、主に2つの種類があります。
それぞれの違いをしっかりと押さえておきましょう。
費用の種類 | 特徴 | ポイント |
保証料 | メガバンクや地銀で多い。 「保証会社」に払うお金 | 途中で一括返済すると 一部戻ってくることがある |
事務手数料 | ネット銀行で多い。 銀行に直接払う手数料 | 基本的に「掛け捨て」 途中で一括返済しても戻ってこない |
ネット銀行の多くは「保証料0円」と宣伝していますが、その代わりに「融資事務手数料」として、借りる金額の2.2%(税込)がかかるのが一般的です。
では、この手数料で4,000万円借りる場合を計算してみましょう。
4,000万円借りる場合
4,000万円 × 2.2% = 88万円
つまり、最初に88万円もの現金を用意しなければいけません。
この手数料は戻ってこないため、注意が必要です。
数年で住み替えたり、早く完済したりする予定がある場合は、かえって割高になる可能性があることを知っておくとよいでしょう。
「最初に出すお金をできるだけ抑えたい」という方は、手数料の計算方法に注目してみてください。
手数料には、借入額に応じて決まる「定率型」と、金額に関わらず一定の「定額型」があります。
手数料のタイプ | 定率型(ネット銀行に多い) | 定額型(一部の銀行プラン) |
費用の計算 | 借入額 × 2.2% | 一律 5.5万〜33万円程度 |
金利の傾向 | 非常に低い | 少し高めに設定される |
おすすめな人 | トータルでの支払いを安くしたい人 | 手元の現金を減らしたくない人 |
例えば、借入額が大きい場合は「定額型」を選ぶと、数十万円単位で初期費用を浮かせることができます。
また、最近のネット銀行が得意とする「電子契約」も要チェック。
紙の契約書を使わないため、通常なら数万円かかる「印紙税」を0円にできます。
こうした小さなコストの積み重ねが、最終的なお得さにつながります。
ローンを組んだ後の手数料や使い勝手も、実はとても大切です。
特に以下の2点の有無については事前に確認しておくとよいでしょう。
将来、余裕ができたときに「繰上返済(借金を前倒しで返すこと)」をしたいなら、手数料が0円の銀行を選びましょう。
ネット銀行は「1円から何度でも無料」というところが多く、とても便利です!
つなぎ融資の有無については、注文住宅を建てる方は特に注意してください。
住宅ローンの融資は建物が完成してから始まるため、完成前に以下のような支払いが発生します。
支払いのタイミング | 必要な費用 |
契約・着工前 | ・手付金 ・土地代金の支払い |
工事開始時 | 着工金(建築費用の約30%) |
工事途中 | 中間金(建築費用の約30%) |
建物完成・引渡 | 残金支払い ★ここで住宅ローンが実行されます |
これらの完成前の支払いを、自己資金だけで全額賄えない場合は、「つなぎ融資」が必須になります。
ネット銀行の中にはこの「つなぎ融資」に対応していないところもあります。自分の家づくりにその銀行が使えるか、事前にしっかり確認しましょう。
建売住宅や、注文住宅であっても以下のような場合はつなぎ融資が不要なケースもあります。
自己資金で完成前の支払いを全て賄える場合 | 土地代や着工金・中間金を現金で先に支払える場合。 |
ハウスメーカーや工務店が支払い時期を調整してくれる場合 | 一部の建築会社は、顧客の負担を減らすために、「完成・引き渡し時」に建築費の全額をまとめて支払う形で契約してくれることがある。 |
「分割実行型」の住宅ローンを利用できる場合 | 工事の進捗に合わせて複数回に分けて融資してくれる住宅ローン商品を利用できれば、つなぎ融資は不要。ただし、対応している金融機関は限られる。 |
注文住宅を検討する際は、まずは建築会社と支払いスケジュールを確認し、自己資金で対応可能かを計算してみてください。
自己資金が不足するようであれば、つなぎ融資の利用、または分割実行型の住宅ローンを検討する必要があります。
現在、住宅ローンを利用する人の約8割が「変動金利」を選んでいます。
ですが、「今の金利が低いから」という理由だけで選ぶのは、少し危険かもしれません。
将来、金利が上がったときに返済額が増え、生活が苦しくなってしまう可能性があるからです。
そこで重要になるのが、金利が急に上がったときのセーフティネットである「5年ルール」と「125%ルール」です。
銀行によってこのルールの「ある・なし」が分かれるため、契約前に必ず内容を理解しておきましょう!
まずは、多くのメガバンクや地方銀行が採用している「2つのルール」について、表にまとめました。
5年ルール | 金利が上がっても、5年間は毎月の返済額を変えない仕組み |
125%ルール | 6年目に返済額を見直す際、直前の返済額の1.25倍までしか上げない決まり |
2つのルールのメリットを見ると、「これなら変動金利でも安心」と感じるのではないでしょうか?
ですが、5年ルールと125%ルールには一つだけ大きな注意点があります。
それは、金利が急激に上がり、返済額よりも「利息」の方が多くなってしまった場合、あふれた分は「未払利息」として貯まってしまう点です。
「支払わなくてよくなったわけではなく、先送りにしているだけ」ということを理解しておきましょう。
「返済額が変わらないから大丈夫」と油断せず、裏側で借金が膨らんでいないかチェックすることが大切です。
最近人気のネット銀行(PayPay銀行、ソニー銀行、SBI新生銀行など)の多くは、実は「5年・125%ルール」を採用していません。
ルールがない銀行の場合、金利が上がると翌月からすぐに返済額が増えるため、家計へのダメージが直接やってきます。
しかし、これには意外なメリットも。以下の表で「5年・125%ルール」の有無でどんな違いがあるのか比べてみましょう。
比較ポイント | ルールあり | ルールなし |
金利上昇時の返済額 | 5年間は変わらない | 翌月からすぐに上がる |
未払利息のリスク | あり 支払いが後回しになる | なし その都度支払うため |
借金の減り方 | 遅くなる可能性がある | 予定通り着実に減っていく |
向いている人 | 毎月の支払額を一定に保ちたい人 | 貯蓄に余裕があり、借金を増やしたくない人 |
ルールがない銀行は、金利が上がった分をその場で支払うため、「未払利息」が発生して借金が雪だるま式に増える心配がありません。
金利の動きをこまめにチェックして、繰上返済などで対応できる方にとっては、あえて「ルールなし」を選ぶのも賢い選択といえるでしょう。
変動金利を利用するなら、「金利が上がっても本当に返済し続けられるか?」を自分で確かめておくことが欠かせません。
判断基準として以下のポイントを確認するのがおすすめです。
金利上昇の シミュレーション | 今の金利に「+1%〜1.5%」足しても払えるか? |
返済負担率の目安 | 年間の返済額が、手取り年収の「20〜25%以内」に収まっているか? |
例えば、手取り年収が400万円の場合、年間の返済額が80万〜100万円(月々約6.6万〜8.3万円)以内に収まっていれば、多少金利が上がっても耐えられる可能性が高いでしょう。
ギリギリの金額でローンを組むのではなく、将来の変化に備えてゆとりを持たせるのがおすすめです。
今のうちから、少し高めの金利で計算してみることを忘れないでくださいね。
住宅ローン選びの最後の決め手となるのが、「団体信用生命保険(通称:団信)」の内容です。
最近では、亡くなったときだけでなく、大きな病気になったときの保障がとても充実しています。
団信選びのポイントは以下の通りです。
団信選びのポイント
今のトレンドは、金利を上げずに、無料で手厚い保障がついてくるプランです。
各銀行が競い合って魅力的なサービスを提供しています。
銀行の例 | 無料の保障内容 |
・PayPay銀行 ・auじぶん銀行 | がん50%保障 がんと診断されたらローンが半分に |
住信SBIネット銀行 | 全疾病保障 どんな病気やケガでも、 働けない状態が続けばローンが0円に |
ソニー銀行 | がん100万円給付 がんと診断されたら一時金がもらえる |
追加料金なしで保障をつけられる銀行を選べば、別で入っている医療保険やがん保険を見直すことができます。
住宅ローンをきっかけに、家族全体の保険料を節約できるのではないでしょうか?
「健康診断で引っかかったことがあるから、ローンは組めないかも…」と不安に思っている方もいるかもしれません。
でも、諦めるのはまだ早いです。
金利は0.3%ほど上乗せになりますが、持病があっても通常の団信よりも審査が通りやすい「ワイド団信」というプランを用意している銀行もあります。
ワイド団信の特徴を整理しましょう。
特徴 | 高血圧や糖尿病などの持病があっても加入できる可能性が高い。 |
コスト | 一般的に金利が+0.3%ほど上乗せになる。 |
銀行の例 | イオン銀行、りそな銀行、auじぶん銀行など |
もしワイド団信でも難しい場合は、団信への加入が必須ではない「フラット35」を検討するのも一つの手です。
自分の体調に合わせた戦略を立てていきましょう。
夫婦二人で力を合わせてローンを返す世帯には「ペアローン」や「収入合算(連帯債務)」の利用も人気です。
これらを利用する時は、片方に何かあった時のリスクを考慮して選びましょう。
特に三井住友銀行のクロスサポートなどは、夫婦のどちらかが死亡・がんになった際に二人分のローンが完済される強力な保障です。
共働きを前提にして、ギリギリまで借入額を増やしているご家庭にとっては、これ以上ない安心材料になるでしょう。
住宅ローンを契約するまでの一般的な流れは以下の通りです。
住宅ローン契約までの流れ
まずは、金利や団信の保障内容などを比較し、利用したい住宅ローンを選択しましょう。
利用したい住宅ローンが決まったら、オンラインや店舗で仮審査を申し込みます。
仮審査の申し込みには、本人確認書類や収入に関する書類、物件の確認資料などが必要です。
多くの場合、仮審査の結果は1週間程度でわかります。
無事仮審査に通ると「本審査」に申し込めるので、必要書類を準備しましょう。
本人確認書類 | ・運転免許証 ・パスポート ・住民票 ・印鑑証明書 など |
収入に関する書類 | ・源泉徴収票 ・住民税決定通知書 ・確定申告書 ・決算報告書 など |
物件確認資料 | ・パンフレット・チラシ・販売図面 ・売買契約書 ・重要事項説明書 ・土地・建物の登記事項証明書 など |
なお、本審査の申し込みが完了すると、おおよそ10日〜2週間前後で審査結果がわかります。
審査に通った場合、金融機関と住宅ローン契約(金銭消費賃借契約)を結び、この時点で金利タイプや返済期間などが正式に決まる流れです。
また、住宅ローンの契約時に印紙税、保証料、融資手数料などを支払う必要があるので必ず用意しましょう。
契約を締結すると、住宅ローンの実行と物件の引き渡しが同時に行われ、所有権・抵当権の登記手続きを行います。
住宅ローンは比較ランキングのスペックだけでは、実際に利用した人が今どの金利タイプを支持しているのかまでは見えにくいものです。
そこでココモーラでは、住宅ローンを利用した経験がある200人を対象に、これから借りる人に勧めたい金利タイプを調査しました。
金利タイプ | 割合 |
固定金利 (将来の金利上昇リスクを回避) | 43.00% |
変動金利 (低金利のメリットを優先) | 41.00% |
ミックスローン (リスクを分散) | 16.00% |
今から借りる人に勧めたい金利タイプは、固定金利が43.00%、変動金利が41.00%とほぼ拮抗する結果となりました。
低金利のメリットを重視する人と、将来の金利上昇リスクを避けたい人で判断が分かれています。
リスクを分散できるミックスローンを勧める人も16.00%おり、金利タイプの選び方に絶対の正解はないことがうかがえます。
金利タイプごとの特徴や後悔しない選び方は、詳細を住宅ローンに関するアンケート調査結果で紹介しているので、あわせて確認してみてください。
回答者数 | 200人 |
調査期間 | 2025年12月17日 |
調査で使用したツール | フリージーを使用した独自調査 |
今回は、おすすめの住宅ローンや住宅ローンの基礎知識、おすすめの選び方、契約までの流れなどを中心に解説しました。
住宅ローン選びでは、金利タイプ・返済期間・諸費用・団信の内容など、比較すべきポイントが多岐にわたります。
変動金利は低金利で返済額を抑えやすい一方、金利上昇リスクへの備えが必要です。
5年ルールや125%ルールの有無によっても家計への影響が異なるため、契約前に必ず確認しておきましょう。
また、事務手数料や保証料などの初期費用も総返済額に影響するため、見落とさないよう注意が必要です。
契約までの流れをあらかじめ把握しておくと、スムーズに手続きを進められます。
今回の記事を参考に、金利・団信・諸費用を総合的に比較しながら自分に合った住宅ローンを選んでみてください。
・住宅金融支援機構「住宅ローン利用者の実態調査」(最終閲覧日:2026年6月19日)
・国土交通省 住宅局「令和6年度 住宅市場動向調査 報告書」(最終閲覧日:2026年6月19日)
・日本銀行「金融政策の枠組みの見直しについて」(最終閲覧日:2026年6月19日)