更新日:


証券会社にて営業・経営企画部門、社長秘書等を行う。また、投資銀行業務にも携わる。
現在、不動産を含む資産運用と社会保障(特に年金)を主に、FP相談・執筆・講演・を行っている。東洋大学経営学部ファイナンス学科非常勤講師。
JALカード・ANAカードの特徴や空港ラウンジの活用方法について、監修者の伊藤亮太さんにインタビューを行いました。カード選びのポイントを解説します。
そもそも飛行機会社によって飛んでいる場所が異なっている場合があります。そのため、良く乗る便がANA、JALのいずれかでまずはカードを決めるべきです。
そのうえで、以下の違いを知っておきましょう。
まず、ANAの方が多くの航空会社と提携しています。そのため、マイルは貯めやすいと言えます。
しかしながらゴールドカード以上で比較すると、年会費はANAの方が高くなります。アメックス・プラチナでは、JALカードは年会費が34,100円に対して、ANAカードは165,000円です。
ANAは年会費が高い分、プラチナだとANAのラウンジに入ることができるといった付加価値はあるものの、コストパフォーマンスは考えた方が良いでしょう。
マイルの貯め方という点では、フライトマイルはいずれも同じです。
しかしながら、ボーナスマイルはANAカードが優れており、ショッピングマイルはJALカードの方が優れています。
こうした違いを知り、どちらを持つか、または両方持つかをご検討ください。
JALカードがおすすめな人は、年会費を低く抑えながらショッピングも飛行機の搭乗も楽しみたい方です。
JALカードでは、ショッピングマイル・プレミアムに入会すると、日常でのカード利用分はもちろんのこと、定期的な支払いに関してもショッピングマイルが2倍たまります。
そのため、通常のショッピングや定期的支払いが多い方は、ショッピングマイル・プレミアムに入会(年会費4,950円)すると良いでしょう。
一方、ANAカードはボーナスマイルが欲しい方が選ぶと良いでしょう。
ボーナスマイルは、入会搭乗ボーナス、毎年更新ボーナス、搭乗ボーナスとあり、ゴールドやプラチナではANAカードの方が受け取れる入会搭乗ボーナスが多いです。
毎年更新ボーナスもJALは搭乗しないと受け取れませんが、ANAはカード更新をするだけで受け取れます。
搭乗ボーナスではプラチナカードの場合、ANAカードがJALカードの2倍受け取れます。搭乗回数が多い人ほどANAカードを選んだほうがボーナスマイルという点からは良さそうです。
特典航空券に必要となるマイルは、シーズンによって異なります。一番マイルが少なくて済むのがローシーズンです。
例えば、ANAの場合、2025年では1/9~2/28、4/3~4/23、12/1~12/24がローシーズンとなっています。この時期に特典航空券にマイルを交換すればお得といえます。
また、飛行機会社によっては、特典航空券のマイルを減額して乗れるキャンペーンを行う場合があります。こうしたキャンペーンをうまく活用するとお得に飛行機に乗ることができるでしょう。
陸マイラーは、定期的に支払いのあるものをクレジットカード決済にしてポイントを貯めていくのが基本です。
例えば、水道光熱費、携帯代金など。中には家賃もクレジットカード払いがOKな場合があります。
こうしたまとまった金額を定期的に支払うことでポイント(マイル)を貯めていきましょう。
空マイラーの方は、とにかく飛行機に乗る。できるだけ遠方へ行く機会をつくることがポイントとなります。
海外出張が多い方、海外旅行へ頻繁に行く方は自然にマイルがたまっていくことでしょう。
もちろん、国内でも遠方に行く機会の多い方もマイルが貯めやすいです。
今回の監修者伊藤さんのインタビューから、JALカードとANAカードはどちらが良いということではなく、利用スタイルによって選ぶべきカードが異なるということがわかりました。
日常の買い物で効率よくマイルを貯めたい方はJALカード、搭乗機会が多くボーナスマイルを重視したい方はANAカードが向いているでしょう。
どのカードを選ぶべきか迷っている方は、【JALカードおすすめ比較】や【ANAカードおすすめ比較】も参考に、自分に合った1枚を見つけてみてください。
国内線利用であれば、一般的なカードラウンジとJAL及びANAの専用ラウンジがあります。
カードラウンジは、クレジットカードを保有し条件にあえば利用できます。この場合、多くの空港ではアルコール飲料は有料のケースが多いです。
ジュースなどは無料です。専用ラウンジではお酒も無料で飲むことができます。
国際線利用の場合には、カードラウンジとプライオリティ・パスラウンジ、専用ラウンジにわかれます。
カードラウンジでは飲み物の他スナック菓子などが無料です。プライオリティパスをお持ちの方はプライオリティ・パスラウンジが利用できます。食事も無料です。
専用ラウンジはANAのプラチナカード保有者は利用可能ですが、それ以外のカードでは原則入れません。頻繁に飛行機に乗る上顧客向きです。食事なども無料です。
空港ラウンジ特典はあくまで特典です。年会費やポイント還元などほかの要素も含めて検討していく必要があります。
空港ラウンジ特典のあるクレジットカードは、基本的にゴールドカード以上のランクのカードになります。そのため、他にも良い特典がついているものもあります。
他の特典に魅力的なものはないかどうかも含めて、クレジットカード選びを行う必要があります。
なお、空港を毎月のように利用する方にとって空港ラウンジは大きなメリットとなるものの、年に数回しか利用しないといった場合には、果たして大きなメリットといえるのかをしっかり考えた方が良いかもしれませんね。
カードラウンジである空港ラウンジを使いたい場合には、ゴールドカードで十分かもしれません。
なお、ANAカードのプラチナカードでは羽田空港などのANA専用の空港ラウンジを利用することが可能です。
通常は飛行機に頻繁に乗るような方のための空港ラウンジですが、ANAのプラチナカードであれば頻繁に乗らなかったとしても専用ラウンジの利用ができます。こうした点に魅力を感じる方はプラチナカードでも良いでしょう。
基本的には、プラチナやブラックカードは空港ラウンジだけではなく、その他の特典も含めて検討すべきです。もちろん年収等によっても選べるクレジットカードは異なってきます。
最近、空港ラウンジは混雑することが多くなっています。特に土日祝日は混雑することが多いです。平日の昼間などはすいていることもあります。
国内線のカードラウンジでは、飲み物は無料ですが、アルコール飲料は置いてないか有料であることが多いです。
なお、中部国際空港セントレアのラウンジは、カードラウンジでもアルコール飲料を無料で飲むことができます。スナック菓子も無料です。
食事は基本的には国際線の乗る際に、専用ラウンジかプライオリティパスを利用する場合に無料となります。
専用ラウンジではJALではカレーが有名です。好きなものを選んで食べれるのは大きなメリットですね。
カードラウンジでは、基本的に飲み物のみ無料となることが多いため、食事は期待できません。おやつぐらいであれば利用できるケースがあります。
また、利用時間帯によっては激混みでゆっくりできない場合もありますので、余裕をもって空港ラウンジは利用するようにしましょう。
注意点としては、カードラウンジの場合、同伴者まで無料となるケースとそうではないクレジットカードがあること。
同伴者も無料となるクレジットカードであれば友人などもつれていくことができますが、そうではない場合には保有者のみしか入れませんので注意が必要です。
伊藤さんのインタビューから分かるのは、空港ラウンジ特典は魅力的なサービスである一方、利用頻度や年会費とのバランスを考えてカードを選ぶことが大切だということです。
年に数回の利用であればゴールドカードでも十分な場合がありますが、旅行や出張が多い方はプライオリティ・パスや航空会社ラウンジなど、より充実したサービスを利用できるカードも選択肢になるでしょう。
どのカードを選ぶべきか迷っている方は、【空港ラウンジが使えるおすすめクレジットカード比較】も参考に、自分の利用スタイルに合った1枚を探してみてください。
インタビュー対象 | |
インタビュー実施日 | 2025年5月20日 |
実施場所 | |
インタビュアー |
その他、伊藤さんへのインタビュー記事一覧
・年会費無料カードからブラックカードに関するインタビュー
・ビューカードに関するインタビュー
・イオンカードに関するインタビュー