
「環境・エネルギーに関する情報を客観的にわかりやすく広くつたえること」「デジタルテクノロジーと環境・エネルギーを融合させた新たなビジネスを創造すること」を目的に執筆/講演活動などを実施。富山県砺波市出身。慶應義塾大学経済学部卒業。東京大学 Executive Management Program(EMP)修了。大学卒業後、アンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア株式会社)に入社。エネルギー/化学産業本部に所属し、電力会社・大手化学メーカ等のプロジェクトに参画。その後、RAUL株式会社を設立。主に環境・エネルギー分野のビジネス推進や企業の社会貢献活動支援を実施。一般社団法人エネルギー情報センター理事、一般社団法人サステナビリティコミュニケーション協会理事、環境省 地域再省蓄エネサービスイノベーション委員会委員(2019年)等

1986年生まれ。1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®、合同会社ひなた代表。
コンサルティング会社から外資系保険会社の営業職を経て、現在は保険代理店に在籍しながら、発達障害のある人やその家族に特化したファイナンシャルプランナーとして全国で活動している。借金を背負い生活が苦しかった時代を経験しつつも、専門的知識と実体験を武器に、お金が苦手な人や発達障害当事者に寄り添ったアドバイスを行う。その提案は制度や数字の知識だけでなく、「同じ立場を生きてきた人間だからこそ言える言葉」として、多くのクライアントや家族から厚い信頼を得ている。これまでに自治体主催の講演、保護者会・親の会、就労移行支援事業所などで多数の登壇実績を持ち、SNS総フォロワー数は5万人。
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| 運営会社名 | アルカナエナジー株式会社 |
|---|---|
| 設立年月日 | 2021/10/20 |
| 本社所在地 | 〒106-0032 東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズサウスタワー 16F |
| 支払い方法 | ・コンビニ払い ・クレジットカード決済 ・口座振替 |
|---|---|
| 解約手数料 | 22,000円(税込) |
| 切替手続き | オンライン |
| セット割 | なし |
| ポイント還元 | なし |
| 法人契約対応 | あり |
| 代表プラン | おうちでんき (以下は東京電力エリアの場合) | |
|---|---|---|
| 基本料金 | 基本料金(20A) | 0円 |
| 基本料金(30A) | 0円 | |
| 基本料金(40A) | 0円 | |
| 基本料金(50A) | 0円 | |
| 電力量料金 | 〜120kWhまで | 29.80円/kWh |
| 121kWh〜300kWh | 29.80円/kWh | |
| 301kWh〜 | 29.80円/kWh | |
| 燃料費調整額 | あり | |
| 再エネ賦課金 | あり | |
| 最低契約期間 | 1年間 | |
| 他プラン一覧 | ・しごとでんき ・でんき低圧電力 | |
| 北海道電力エリア | ○ |
|---|---|
| 東北電力エリア | ○ |
| 東京電力エリア | ○ |
| 中部電力エリア | ○ |
| 北陸電力エリア | ○ |
| 関西電力エリア | ○ |
| 中国電力エリア | ○ |
| 四国電力エリア | ○ |
| 九州電力エリア | ○ |
| 沖縄電力エリア | × |
アルカナエナジーは2021年に設立されたアルカナエナジー株式会社が提供する新電力サービス。ITによる業務効率化でコストを抑え、業界最安値級の電気料金を目指しています。
基本料金0円のプランを中心に、家庭向けの「おうちでんき」や事業者向けの「しごとでんき」など複数のプランを選択可能です。
料金システムは明瞭ですが契約条件や追加費用の存在など注意点もあるため、評判や特徴をしっかり抑えておきましょう。
アルカナエナジーには、契約者のタイプに合わせて3つのプランが用意されています。家庭向け・事業者向けなど、どんな電気の使い方をしているのかによって、選ぶべきプランは変わってきます。
ここでは、それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
アルカナエナジーの3つのプラン
一般家庭向けのメインプランが「アルカナ おうちでんき」です。地域電力会社でいうと従量電灯B相当※1にあたります。
このプランの一番のポイントは、契約アンペア数に関係なく基本料金が0円ということ。
大手電力会社なら契約容量が大きくなるほど基本料金も上がっていきますが、おうちでんきにはそもそも「基本料金」という項目自体がありません。
支払う電気代は、使った分の電力量に単価をかけるだけのシンプルな計算です。
例えば東京エリアなら、1kWhあたり29.80円が一律で適用されます。
多くの電力会社は、使用量が増えるほど1kWhあたりの単価も上がっていく「3段階制」を採用していますが、おうちでんきは、どれだけ使っても単価が29.80円のまま変わりません※2。
そのため、電気の使用量が少ないうちは単価の差がほとんどありませんが、使用量が増えるにつれて、単価が上がる大手電力会社との差がどんどん開いていきます。
つまり、電気をたくさん使う家庭ほど、切り替えによる節約額そのものが大きくなっていく仕組みです。
ただし、おうちでんきはオール電化住宅を対象外としているため、深夜電力プランなどを契約中の方は、切り替えるとかえって損をしてしまう可能性があります。
よって、オール電化住宅の方は申し込み前に良く検討してみることをおすすめします。
※1:関西・中国・四国電力エリアは従量電灯A相当
※2:東京エリアの場合
事務所やお店を経営している方向けに用意されているのが「アルカナ しごとでんき」です。
地域電力会社の従量電灯C相当※1にあたり、契約容量6kVA以上の方が対象となっています。
このプランも、おうちでんきと同じく電力量の単価が一律という点が特徴です。
事務所や店舗は家庭よりも使用量が大きくなりがちですが、単価が変わらないぶん、使えば使うほどお得を感じやすくなります。
一般的な従量電灯Cプランは、契約容量に応じた基本料金と段階的な従量料金が組み合わさって請求額が決まる仕組みです。
しかし、しごとでんきならシンプルな単価計算だけで済むので、「今月は大体このくらいの金額になりそう」という見通しも立てやすくなります。
日中を中心にコンスタントに電力を使うオフィスや小規模店舗にとっては、メリットの大きい仕組みではないでしょうか。
※1:関西・中国・四国電力エリアは従量電灯B相当
「アルカナ でんき低圧電力」は、動力を使う事務所や店舗向けのプランです。
ここでいう動力とは、一般的にはエレベーターや業務用エアコン、大型冷蔵庫のようにモーターを動かすための電気のことで、照明やコンセントで使う家庭向けの電気(電灯)とは別区分になります。
このプランは基本料金が割安に設定されているため、業務用機器がほぼ常に稼働しているようなお店や施設ほどお得になりやすい仕組みです。
逆に言うと、動力機器の稼働時間が短かったり、そもそも使う頻度が少なかったりする場合は、基本料金の安さをフルには活かしきれないかもしれません。
契約を検討する際は、自社の設備がどれくらいの頻度で動いているかを一度振り返ってみると良いでしょう。
「アルカナエナジーに切り替えるとどれくらいお得になるの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、公式サイトに掲載されている世帯人数別の使用量目安に基づき、アルカナエナジーと東京電力エリアの従量電灯B(30A)それぞれの料金を独自に計算・比較してみました。
世帯 | 月間使用量 | アルカナおうちでんき※1 | 従量電灯B(30A)※2 | 差額(月) | 差額(年) |
1人世帯 | 200kWh | 5,960円 | 7,423円 | 約1,463円 | 約17,600円 |
2〜3人世帯 | 350kWh | 10,430円 | 13,088円 | 約2,658円 | 約31,900円 |
4人世帯 | 450kWh | 13,410円 | 17,137円 | 約3,727円 | 約44,700円 |
5人世帯 | 550kWh | 16,390円 | 21,186円 | 約4,796円 | 約57,500円 |
このように数字で見てみると、電気の使用量が多い世帯ほど、アルカナエナジーに切り替えるメリットも比例して大きくなっていくことがわかります。
一人暮らしの方でも年間1万円以上の差が出ている一方、5人世帯になると年間5万円以上の開きに広がっており、家族の人数が多いご家庭ほど「切り替えて良かった」と実感しやすい仕組みだと言えそうです。
なお、今回の試算は基本料金と電力量料金のみを比較したシンプルなもので、実際の請求額には燃料費調整額や再エネ賦課金も加わります。
各々のライフスタイルに合わせた具体的な数字をもとに契約を検討する際は、公式サイトの料金シミュレーションで自身の使用量に近い金額をあらためて確認しておくと安心でしょう。
※1:使用量(kWh)× 29.80円
※2:935.25円(基本料金)+ 120kWh × 29.80円(第1段階)+ (300kWh以下の残り分)× 36.40円(第2段階)+ (300kWh超過分)× 40.49円(第3段階)
アルカナエナジーは電気料金をできるだけシンプルに、そして無駄なく抑えたい人に向いた新電力サービスです。
ここでは、アルカナエナジーを選ぶことで得られる主なメリットについて詳しくみていきましょう。
アルカナエナジーのメリット
アルカナエナジー最大のメリットは、全国どのエリアでも基本料金が0円である点です。
一般的な大手電力会社では契約アンペア数に応じて毎月数百円〜2,000円以上の基本料金が発生しますが、アルカナでんきではその固定費が一切かかりません。
エリア | アルカナでんき | 大手電力会社 |
北海道電力 | 0円 | 約402〜2,415円 |
東北電力 | 0円 | 約369〜2,217円 |
東京電力 | 0円 | 約311〜1,870円 |
中部電力 | 0円 | 約321〜1,926円 |
北陸電力 | 0円 | 約302〜1,815円 |
関西電力 | 0円 | 約522円 |
中国電力 | 0円 | 約759円 |
四国電力 | 0円 | 約666円 |
九州電力 | 0円 | 約316〜1,897円 |
※大手電力会社の基本料金は小数点以下切り捨て
電気使用量を減らしても基本料金は下げにくいため、契約しただけで確実に節約効果が出るのは大きな魅力です。
特に一人暮らしや月によって電気使用量にムラがある家庭にとって、基本料金0円の恩恵は大きいでしょう。
アルカナエナジーでは基本料金が0円なだけでなく、従量料金(1kWhあたりの単価)も大手電力会社より割安に設定されています。
東京電力エリアを例にすると、以下のような違いがあります。
使用電力量 | アルカナでんき | 東京電力 |
〜120kWh | 29.80円 | 29.80円 |
121〜280kWh | 29.80円 | 36.40円 |
281kWh〜 | 29.80円 | 40.49円 |
大手電力会社は使用量が増えるほど単価が上がる「3段階制」を採用していますが、アルカナでんきは使用量に関係なく単価が一定です。
そのため電気をたくさん使う家庭ほど、料金さが大きくなりやすい仕組みになっています。
アルカナでんきは北海道・東京・中部・北陸・関西・中国・四国・九州と日本全国の広いエリアに対応しています。(沖縄・一部離島を除く)
エリアによってプランが制限される新電力会社も多い中、地域差がほとんどなく利用できるのは安心材料です。
転勤や引っ越しの可能性がある方でも継続して利用しやすいでしょう。
アルカナエナジーの公式サイトでは郵便番号と電気使用量を入力するだけで、燃料費調整額・再エネ賦課金を含めた料金シミュレーションができます。
切替前に本当に安くなるかを具体的な金額で確認できるため、新電力が初めての方でも不安を感じにくい点はメリットです。
アルカナでんきは基本料金0円・従量料金一律といったわかりやすい料金体系が魅力の新電力サービスですが、契約前に必ず理解しておきたい注意点もいくつかあります。
アルカナエナジーのデメリット
アルカナでんきでは、電力供給開始日から1年以内に解約した場合、22,000円(税込)の解約手数料が発生する点はデメリットです。
この金額は家庭向け電力サービスとしてはかなり高めで、近年主流となっている「解約金なし」の新電力と比べると大きな違いがあります。
近い将来に引っ越しや転勤の可能性がある人や、電力会社を頻繁に乗り換えたいと考えている人にとってはリスクとなるでしょう。
ただし契約から1年未満であっても、転居先で引き続きアルカナでんきを利用する場合は解約手数料はかかりません。
また沖縄エリアや離島など、アルカナでんきが電力供給を行っていない地域へ転居する場合についても、原則として解約金は請求されないとされています。この点は安心できるポイントです。
アルカナでんきは従量料金が低めに設定されており、電気使用量が多い家庭ほどお得になりやすい仕組みです。しかし、電気代の最終的な請求額は従量料金だけで決まるわけではありません。
アルカナでんきでは「調達調整額」という仕組みが採用されており、電力市場の取引価格に連動して月ごとに変動します。市場価格が落ち着いている時期は問題ありませんが、価格が高騰した月には想定よりも電気代が高くなる可能性があります。
常に安くなる電力サービスではないため、契約前に公式サイトの料金シミュレーションで自分の使用量に合うかどうかを確認しておくことが重要です。
アルカナでんきは、基本料金0円と電力量単価の安さを全面に出した非常にシンプルな電力サービスです。
その一方ポイント還元やキャッシュバックキャンペーン、他サービスとの大規模なセット割などは用意されていません。
電気代そのものを安くすることを重視する人にとっては問題ありませんが、ポイ活をしたい人や特典込みで実質負担を下げたいと考えている人にとては、物足りなさを感じる可能性があります。
電気料金以外の付加価値を重視する場合は、他の新電力会社と比較検討するのがおすすめです。
アルカナでんきには、オール電化住宅向けの料金プランはありません。
オール電化住宅では夜間の電気料金が大幅に割安になるプラン専用プランを利用することで、給湯や暖房の電気代を抑えられるケースが多くなっています。
そのため、オール電化住宅に住んでいる人がアルカナでんきに切り替えると、夜間割引の恩恵を受けられず、結果として電気代が高くなってしまう可能性があるため注意が必要です。
オール電化住宅の場合は、専用プランを提供している電力会社を選ぶと電気代を安く抑えることができるでしょう。
アルカナエナジーは設立からそれほど年数が経っていない新しい電力会社です。
そのため、大手電力会社と比べると利用者数や口コミの量、長期的な運営実績という点では情報が少なく不安を感じる人もいます。
ただし、電気の供給自体は大手電力会社と同じ送配電網を利用しているため、停電しやすくなる、電気の品質が落ちるといった心配はありません。
知名度や安心感を重視するか、料金のシンプルさを重視するかによって評価が分かれるポイントといえるでしょう。
「アルカナエナジーはどうしてこんなに安くできるの?」と気になった方もいるのではないでしょうか。
アルカナエナジーが「業界最安値の電気供給を目指す※」と掲げる裏側には、IT技術を活用した業務効率化があります。
アルカナエナジーは、紙の書類をなくすペーパーレス化や、申し込み手続きのWebシステム化を徹底することで、大手電力会社がどうしても抱えてしまう人件費や設備維持管理費を大幅にカットしています。
大手電力会社の場合、全国に店舗や窓口を構えて、対面での契約対応や紙の請求書発行など、人の手を介した作業がどうしても多く発生してしまうのが一般的です。
しかし、アルカナエナジーは、申し込みから契約後の手続きまですべてオンラインで完結させることで、こうした運営コストそのものを圧縮。その分を、電気料金の安さという形で還元しています。
運営コストを削っている分、電気の質が落ちるのではと気になる方もいるかもしれませんが、その点は心配いりません。
電気を家庭や事業所に届ける送配電網自体は、これまでと同じ地域の電力会社のものをそのまま使うため、切り替えによって電気の品質が変わったり、停電しやすくなったりすることはありません。
つまり、届く電気そのものはこれまで通りで、電気を届けるまでの運営コストだけを削減することで、料金の安さを実現しています。
※公式サイトより
アルカナでんきは、基本料金が0円で従量料金も一律という、非常にシンプルで分かりやすい料金体系が特徴の新電力サービスです。
契約容量や時間帯による料金差がなく、電気を多く使う家庭ほどメリットを感じやすい点は、大きな魅力といえるでしょう。
一方で、1年以内の解約には高額な解約手数料が発生する点や、調達調整額の影響によって月ごとの電気代が変動する可能性がある点には注意が必要です。
契約前には料金シミュレーションを活用し、自分のライフスタイルに合うかどうかを確認したうえで検討すると安心です。