2025.12.09

クレジットカードの審査に落ちた経験がある方にインタビュー!

ココモーラ編集部では、PayPayカード三井住友カード(NL)の審査に落ちたことがある方にインタビューを行いました。

 

クレジットカードの審査に対してどのような気持ちを持っていたのか、審査に落ちてしまったと考えられる点、審査通過のために工夫した点などを伺ったので、クレジットカードの審査が心配な方はぜひ読んでみてください。

 

aofumi1992さん
33歳・男性・会社員(年収400万円)
審査に落ちたクレカ:PayPayカード・三井住友カード(NL)
申し込み当時の家族構成・住居形態:両親と弟と同居・父名義の持ち家に居住

 

三井住友カード(NL)を選んだ理由

 

編集部:そもそもクレジットカードを作ろうと思った理由を教えてください。

 

aofumi1992さん:現金支払いの余裕がない時にあると便利なのと、ポイントバックが魅力的だからです。

 

編集部:三井住友カード(NL)を選んだ理由はありますか?

 

aofumi1992さん:普段から使っているモッピーというポイントサイト経由で作ると、ポイント還元が良かったからです。申し込み当時は15,000円分のポイントが返ってくると書かれていた気がします。

 

あとは、自分が使っている支払い口座の連携を考えると、三井住友カード(NL)が良いという結論に至りました。

 

編集部:なるほど。三井住友カード(NL)以外に発行を検討したクレジットカードはありましたか?

 

aofumi1992さん:PayPayカードですね。スマホがソフトバンクで、使っているスマホ決済もPayPayだったので発行を考えていました。たしかソフトバンクの特定のプランで支払うと5%還元があったので、それも良いなと思っていました。

 

編集部:ありがとうございます。そのうえで、三井住友カード(NL)に申し込んだ決め手はあったのでしょうか?

 

aofumi1992さん:実はPayPayカードのほうが2年半くらい前に審査に落ちていまして…それで三井住友カード(NL)に申し込んだんです。一度審査に落ちているので、申し込みの期間を少し空けてみたんですが、三井住友カード(NL)でも審査に落ちてしまいました。

 

クレジットカードの審査に関して

 

三井住友カード(NL)の審査に落ちた時のメールスクリーンショット。文中には入会のお見送りの文字が書かれており、審査に落ちたことがわかる

 

編集部:三井住友カード(NL)に申し込んだ際、審査への不安は正直ありましたか?

 

aofumi1992さん:やはりありましたね。PayPayカードの審査に落ちたこともそうですが、やはり自己破産を経験しているので、三井住友カード(NL)も審査に落ちてしまうのではないかと思いました。

 

自己破産した後にクレジットカードを作れなくなるのは知っていました。自己破産の手続きをしてから5年3ヶ月ほど経ったタイミングで、「そろそろ作れるのではないか」と淡い期待をもって三井住友カード(NL)に申し込んでみましたがダメでしたね。

 

ダメ元で申し込んだので、審査に落ちてもそこまでショックはありませんでしたが。

 

編集部:ありがとうございます。クレジットカードの審査に通るために、何か工夫したことはありましたか?

 

aofumi1992さん:キャッシング枠の設定を0円にしました。あとは、転職して年収が上がったので、転職後の年収を記入して少しでも収入の幅を持たせました。転職してからは1年くらいで申し込みましたね。

 

編集部:自己破産される前に持っていたクレジットカードはありましたか?

 

aofumi1992さん:たくさんありましたね…思い出せるのは楽天カード、エポスカード、リクルートカード、アメックスカードですね。5〜6枚くらい持っていましたが、自己破産で回収されてしまいました。

 

自己破産・審査が不安な方へのアドバイス

 

編集部:そもそもなぜ自己破産まで至ってしまったのでしょうか?

 

aofumi1992さん:ショッピング払い、キャッシング、リボ払いなどクレジットカードの使いすぎですね。気づいたら使いすぎてしまっていて、返済できない分をクレジットカードのキャッシングやリボ払いに頼っていました。いわゆる自転車操業の状態ですね。

 

自己破産したときは180万円の借金をクレジットカードで作っていました。滞納の一歩手前まで行った感じです。

 

そうなった原因としては、自分自身のお金に対する管理能力が不足していたからというのと、「まだ大丈夫だろう」という考えがあったからですね。

 

編集部:なるほど。自己破産では財産なども差し押さえられてしまいましたか?

 

aofumi1992さん:自己破産した原因がクレジットカードだったので、当時持っていたクレジットカードはすべて持っていかれました。

 

あとは、当時マイカーの分割支払いが残っていたので、差し押さえられませんでしたが残りの金額を一括で支払う必要がありました。それ以外の財産は特に持っていかれることはなかったです。

 

編集部:ありがとうございます。クレジットカードの審査が不安な方はけっこういらっしゃるのですが、何かアドバイスできることはありますか?

 

aofumi1992さん:クレジットカードを作れていない身なので何も言えませんが、申し込んだら期間を空けることが大事だと思います。最低でも半年から1年くらい空けるのが良いと思っています。

 

あとは自分の生活に合ったクレジットカードを選ぶことですね。審査に不安な人向けのクレジットカードは多いですし、年収が高い方はある程度審査に余裕があると思うので、少しランクの高いカードを選ぶとか。そこを間違えてしまうと審査には落ちてしまうと思います。

 

編集部:今後、またクレジットカードの申し込みはチャレンジしようと思いますか?

 

aofumi1992さん:そうですね。自己破産から7年経った段階で、PayPayカードは作りたいので再挑戦してみたいです。それでも審査に落ちてしまうのであれば、もうクレジットカードには申し込まないと思います。

 

編集部:ありがとうございます。ちなみに、現在は現金中心で支払っていますか?

 

aofumi1992さん:現金・PayPay・三井住友のデビットカードで支払っています。PayPayやデビットカードはそもそもチャージしないと使えないので、使いすぎをコントロールできます。あとは、マネーフォワードの家計簿をつけて収支を見える化しています。

 

インタビュー概要

 

インタビュー募集機関 クラウドワークス
インタビュー実施日 2025年12月9日
インタビュー実施対象 18歳以上
クレジットカードの審査に落ちた経験がある方
インタビュー対象地域 日本

 

 

監修者

専修大経営学部卒業後、16年間パソコンやIT関連の企業にて営業職に携わる。その間に資産運用に興味を持ち日本FP協会のAFP資格を取得。2004年3月に同協会のCFP®資格を取得し同年6月、札幌にて「オンダFP事務所」を開業。初心者向け資産運用に関するセミナーと投資信託など資産運用を中心とした記事の執筆及びクレジットカード、カードローン、暗号資産、住宅ローンなどの記事監修を中心に活動中。

大学卒業後、医薬品・医療機器会社に就職。在職中にFP1級CFP宅地建物取引士に独学で合格。
会社を退職後、未経験から神戸で数少ない独立型FPとして起業。現在は相談業務、執筆業務を中心に活動中。

育休中、フリーランス女性に向けて「社会制度」や「貯金・投資」に関するお役立ち情報を発信。

マネーコラムの執筆や記事監修も手がける日経xwoman公式アンバサダー。著書「お金の使い方、貯め方教えて下さい」主婦の友社

<a href="https://cc-moola.com/creditcard/kenji-kaneko/">金子 賢司</a>
ファイナンシャルプランナー

東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。

以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。

<a href="https://cc-moola.com/creditcard/takeshi-toriya/">鳥谷 威</a>
有限会社バード商会

福岡の大学を卒業後、大手インフラ業界に就職。主に、ご家庭の光熱費削減や新電力の業務に約4年ほど従事。現在は、父の会社(有限会社バード商会)を継ぎ、独立系のファイナンシャル・プランナーとして活動中。専門分野は、家計改善(光熱費の見直し)と資産形成の分野。

FPの実績は、カードローン相談、光熱費の見直し、企業型確定拠出年金の導入、日本FP協会でアシスタント相談員、執筆などを行っている。

水野総合FP事務所代表。独立系ファイナンシャルプランナーとして個別相談、執筆・監修、講師、取材協力などマルチに活動。ライフプラン、資産運用、相続・資産承継といった幅広い相談内容に対応し、全国1000名を超える方から日本FP協会に寄せられる「くらしとお金」の電話相談を1年間担当。毎月20本以上の執筆・記事監修の他、大学や事業法人で講師を務め年80回登壇。学校法人専門学校非常勤講師として「投資の授業」を毎週行う。

消費生活ジャーナリスト。1952年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。

同大学院修士課程修了後、月刊誌記者などを経て独立。流通、情報通信、金融分野を中心に活動する。主力はクレジットカード&電子マネーの研究で、すでに30年間に渡って業界の定点観測をしている。また、クレジットカードのムックも50冊以上監修しキャッシュレスの生き字引として情報発信を続けている。

証券会社にて営業・経営企画部門、社長秘書等を行う。また、投資銀行業務にも携わる。

現在、不動産を含む資産運用と社会保障(特に年金)を主に、FP相談・執筆・講演・を行っている。東洋大学経営学部ファイナンス学科非常勤講師

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