複数枚のクレジットカードを使い分けている方の体験談!
ココモーラ編集部ではクラウドワークスを通じて、5枚のクレジットカードを使い分けている方から体験談を伺いました。
使い分けのコツや管理するうえでのマイルールなどを中心にお話を聞くことができたので、これから新しいクレジットカードの発行を検討している方や現在クレジットカードを使い余している方はぜひ最後までご覧ください。
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Rさん |
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5枚のクレジットカードを使い分ける方のカードの利用状況

Rさんが所有するクレジットカードは、リクルートカード(JCB・Visa)、イオンカードセレクト(Visa)、楽天カード(Mastercard)、PayPayカード(JCB)の計5枚。
各クレジットカードの利用状況は下記の通りです。
| 項目 | リクルートカード (JCB) |
リクルートカード (Visa) |
イオン カード セレクト |
楽天 カード |
PayPay カード |
|---|---|---|---|---|---|
| 月間平均利用額 | 約5万円 | 約8万円 | 約5千円 | 約5千円 | 約10万円 |
| 利用可能枠 | 100万円 | 30万円 | 10万円 | 30万円 | 70万円 |
| 利用シーン | ショッピング・ホテル(じゃらん) | 光熱費・食費 | ガソリンスタンド(コスモ石油) | ショッピング(楽天市場) | ショッピング(Yahoo!ショッピング) |
| 年間獲得 ポイント数 |
約1万4千 ポイント |
約1万7千 ポイント |
約3千 ポイント |
約3千 ポイント |
約7万 ポイント |
5枚のクレジットカードを使い分ける方の体験談
クレジットカードを5枚も発行したのはなぜですか?
私がクレジットカードを複数枚発行した理由は、利用シーンごとに最も高い還元率を得られるカードを選ぶことで、日々の支出をよりお得にしたいと考えたためです。
また、新規発行時の入会キャンペーンやポイ活サイト経由で受け取れるポイント特典を活用することで、将来の貯蓄に少しでもつなげたいという思いもありました。
5枚のクレジットカードはどのような順序で発行しましたか?
最初に作ったのは、多くの人に知られていて汎用性が高い楽天カードやPayPayカード、イオンカードセレクトでした。
その後、友人から「還元率が高くて使いやすい」とリクルートカードを勧められ、実際に1.2%還元が魅力的だったため発行しました。以降はリクルートカードをメインで利用しつつ、各カードの特典を最大限活かせるよう用途ごとに使い分けています。
5枚のクレジットカードを使い分ける基準はありますか?
私は5枚のクレジットカードを、ポイント還元率や利用シーンに応じて使い分けています。
最も使用頻度が高いのはリクルートカード(JCB・VISA)の2枚で、還元率が1.2%と高いため、JCBは私用、VISAは夫婦の生活費決済用と役割を分けています。
イオンカードセレクトは、コスモ石油での給油時に火曜・20日・30日の5%オフ特典が受けられるため、その日限定で使用します。
楽天カードは楽天市場での買い物、ペイペイカードはYahoo!ショッピングでの決済に使うことで、それぞれのポイントメリットを最大化しています。このように、カードごとの特典を把握し、最もお得になる場面で使い分けることを心がけています。
5枚のクレジットカードを管理する上で気を付けていることはありますか?
5枚のクレジットカードを管理する上で、まず「利用するお店ごとにどのカードを使えば最もポイント還元率が高いか」を事前に確認しています。カードによってお得になる場面が違うため、日常的にキャンペーン情報もチェックしています。
また、紛失防止のために5枚をひとつの財布にまとめ、開いたときにすぐ見える位置へ整理して収納しています。こうすることで取り出しやすく、使い間違いも防げるよう意識しています。
クレジットカードを5枚も所有するなかで、大変だったことはありますか?
旦那に共有の生活費用のカードを渡したときに、なかなか戻ってこず「どこにあるんだっけ?」と探す場面がありました。
クレジットカードを5枚管理するのは便利な反面、正直少し大変に感じることもあります。
また、普段は決まった場所に仕舞うようにしているものの、うっかり違う場所に入れてしまうと支払いのときに探すのに時間がかかり、焦ってしまうこともあります。枚数が多いぶん、ちょっとしたミスが管理の難しさにつながると感じています。
それぞれのクレジットカードで貯まったポイントを有効に活用するための工夫はありますか?
各クレジットカードで貯まったポイントは無駄にしないように意識しています。特に、期間限定ポイントは失効しやすいため、付与されたらできるだけ早めに使うようにしています。
また、普段からポイントの残高や有効期限を確認し、日用品やネットショッピングの支払いにまわすことで効率よく活用するよう心がけています。
ポイントはひとつのカードにまとめた方が結局お得という意見も良く耳にしますが、どのように感じますか?
ポイントは1枚にまとめた方が良いという意見もありますが、私は必ずしもそうは思いません。
お店ごとにどのカードが一番還元率が高いかを自分で調べて把握しているため、上手く使い分ければ複数枚を持っていた方が結果的にお得だと感じています。利用シーンに合わせてカードを選ぶことで、ポイントを最大限に活用できるのがメリットです。
監修者
育休中、フリーランス女性に向けて「社会制度」や「貯金・投資」に関するお役立ち情報を発信。
マネーコラムの執筆や記事監修も手がける。日経xwoman公式アンバサダー。著書「お金の使い方、貯め方教えて下さい」主婦の友社

東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。
以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。

福岡の大学を卒業後、大手インフラ業界に就職。主に、ご家庭の光熱費削減や新電力の業務に約4年ほど従事。現在は、父の会社(有限会社バード商会)を継ぎ、独立系のファイナンシャル・プランナーとして活動中。専門分野は、家計改善(光熱費の見直し)と資産形成の分野。
FPの実績は、カードローン相談、光熱費の見直し、企業型確定拠出年金の導入、日本FP協会でアシスタント相談員、執筆などを行っている。
水野総合FP事務所代表。独立系ファイナンシャルプランナーとして個別相談、執筆・監修、講師、取材協力などマルチに活動。ライフプラン、資産運用、相続・資産承継といった幅広い相談内容に対応し、全国1000名を超える方から日本FP協会に寄せられる「くらしとお金」の電話相談を1年間担当。毎月20本以上の執筆・記事監修の他、大学や事業法人で講師を務め年80回登壇。学校法人専門学校非常勤講師として「投資の授業」を毎週行う。
消費生活ジャーナリスト。1952年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。
同大学院修士課程修了後、月刊誌記者などを経て独立。流通、情報通信、金融分野を中心に活動する。主力はクレジットカード&電子マネーの研究で、すでに30年間に渡って業界の定点観測をしている。また、クレジットカードのムックも50冊以上監修しキャッシュレスの生き字引として情報発信を続けている。
証券会社にて営業・経営企画部門、社長秘書等を行う。また、投資銀行業務にも携わる。
現在、不動産を含む資産運用と社会保障(特に年金)を主に、FP相談・執筆・講演・を行っている。東洋大学経営学部ファイナンス学科非常勤講師






