ETCカードおすすめ人気ランキング【2024年】最強候補を徹底比較
令和2年には国土交通省が2030年度(令和12年度)頃を目標にした「ETC専用化等による料金所のキャッシュレス化・タッチレス化」を発表し、ますますETCカードの必要性も高まってきました。
そこでこの記事では、おすすめのETCカードをランキング形式で紹介していきます。
さらに、ETCカードが付帯できるクレジットカードを集め、還元率や特典、発行スピードなどを徹底検証!
ETCカードの作り方や選び方など詳しく解説しているので、ぜひ最後までお読みください。
- 年会費
- 20,900円
- 審査・発行期間
- 通常約3週間
オンラインでの申し込みの場合は約2週間
- 還元率
- 1.00 〜2.00%
キャンペーン
新規入会&条件達成で27,500マイルプレゼント
特約店での利用で最大1.5%のマイル還元。最大5,000万円の国内外傷害保険(自動付帯)付き
メリットとデメリット
メリット
普段の買い物でも貯まる、1.0%のマイル還元
海外からの帰国時に、スーツケースを1個無料で配送
ボーナスマイルでマイルがザクザク貯まる
デメリット
年会費が高め
カード発行までに時間がかかる
4.0
(4件)
- 年会費
- 月会費:1,100円(税込)
※初月1か月分無料
- 審査・発行期間
- 約3週間
- 還元率
- 0.30%
キャンペーン
利用額に応じて合計35,000ボーナスポイント獲得可能
独自のサービスが充実!上質な特典が受けられる月額制のアメックスカード。
メリットとデメリット
メリット
独自の保険サービスが充実
月会費制で気軽に試しやすい
「グリーン・オファーズ」で様々な優待特典が利用できる
デメリット
キャッシングが使えない
還元率が低め
口コミ評判
4.0
(2件)
- 年会費
- 無料
- 審査・発行期間
- 最短即日
- 還元率
- 0.50%
キャンペーン
カード入会と同時に「アプリde支払い」申し込み&利用で最大2,500円キャッシュバック
三井グループの商業施設でポイント還元率2.5%!他にも様々な割引特典付き。
メリットとデメリット
メリット
ポイントを二重取りできる
対象施設でのお買い物時に駐車場代が無料になる
誕生月に三井ショッピングパークポイントを貰える
デメリット
家族カードの発行ができない
保険が付帯しない
口コミ評判
UCカード ゴールド
3.5
(2件)
- 年会費
- 11,000円(税込)
- 審査・発行期間
- 2~3週間程度
- 還元率
- 0.50%
全国20万か所以上の施設が割引!充実した補償が付帯するゴールドカード。
メリットとデメリット
メリット
最高5,000万円の旅行傷害保険が自動付帯
「UCカード Club Off」で宿泊施設やエステなどが割引
43か所の空港ラウンジが無料
デメリット
独自の特典は少なめ
ポイント還元率が低め
口コミ評判
- 年会費
- 19,800円(税込)
- 審査・発行期間
- -
- 還元率
- 1.30%
キャンペーン
条件達成で初年度年会費半額相当キャッシュバック&47,000マイル以上獲得のチャンス
マイル還元率1.3%!普段使いで手軽にマイルが貯められるゴールドカード。
メリットとデメリット
メリット
マイル還元率1.3%
入会で6,000マイル&継続で3,000マイルプレゼント
羽田空港のデルタ航空専用ラウンジが無料
デメリット
家族会員の年会費が高め
利用限度額が125万円と低め
P-oneカード<G>
- 年会費
- 3,300円(税込)
- 審査・発行期間
- -
還元率最大1.4%!安価で特典が充実したゴールドカード。
メリットとデメリット
メリット
年会費が安い
還元率が最大1.4%
海外旅行傷害保険が自動付帯
デメリット
空港ラウンジの特典がない
電子マネーチャージ利用分は割引の対象外
- 年会費
- 11,000円(税込)
- 審査・発行期間
- -
還元率最大1.4%!ワンランク上の特典がついたゴールドカード。
メリットとデメリット
メリット
還元率最大1.2%
年間50万円の利用で1,000ポイントプレゼント
最高5,000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯
デメリット
ゴールドカードの中だとステータスは低め
国際ブランドごとに利用できる空港ラウンジが異なる
- 年会費
- 30,800円(税込)
- 審査・発行期間
- 通常約3週間
オンラインでの申し込みの場合は約2週間
- 還元率
- 1.00 〜2.00%
キャンペーン
新規入会&条件達成で最大30,000マイル獲得チャンス
1.0%の高マイル還元+ダイナースの上質なサービス・豪華特典を受けられるゴールドカード
メリットとデメリット
メリット
JAL便のフライトでも普段の買い物でもマイルは1.0%還元
ダイナースカードの豪華特典を受けられる
利用額に一律の制限なし
デメリット
年会費が高い
Visa・Mastercardに比べて利用可能な店舗が少ない
4.2
(5件)
- 年会費
- 無料
- 審査・発行期間
- 最短5分
- 還元率
- 1.00 〜2.00%
Amazonで還元率2.0%!プライム会員限定で申し込めるお得なカード。
メリットとデメリット
メリット
Amazonでの還元率が2.0%
コンビニでの還元率が1.5%
最短5分で即時発行可能
デメリット
貯まったポイントはAmazon以外で利用できない
プライム会員費が別途掛かる
口コミ評判
横浜インビテーションカード
3.0
(1件)
- 年会費
- 無料
- 審査・発行期間
- 1~2週間程度
- 還元率
- 0.50 〜1.00%
キャンペーン
Jリボサービス登録で1,000円分のポイントプレゼント
充実した保険が付帯!横浜の夜景が印刷されたスタイリッシュなカード。
メリットとデメリット
メリット
保険サービスが充実
ポイントの使い道が豊富
「J’s コンシェル」で幅広い優待サービスが受けられる
デメリット
国際ブランドがMastercardのみ
通常還元率は低め
口コミ評判
コストコグローバルカード
3.8
(5件)
- 年会費
- 1,375円(税込)
※初年度無料 ※年1回以上の利用で次年度の年会費が無料
- 審査・発行期間
- -
- 還元率
- 1.00 〜1.50%
キャンペーン
新規入会者限定で最大10,000円相当のリワードプレゼント
コストコで還元率1.5%!年会費実質無料のコストコ会員限定カード。
メリットとデメリット
メリット
コストコで還元率1.5%
年会費実質無料
保険サービスが充実
デメリット
ポイントの付与に時間がかかる
貯まったポイントはコストコ以外で使えない
口コミ評判
UCカード(一般)
3.6
(5件)
- 年会費
- 1,375円(税込)
- 審査・発行期間
- 最短5営業日
- 還元率
- 0.50%
貯まったポイントは永久不滅!
旅行やレジャーなどで会員限定特典を受けられるカード。
メリットとデメリット
メリット
有効期限を気にせずポイントを貯められる
国内・海外のパッケージツアーを最大8%OFFで利用できる
公演チケットを会員限定価格で入手できる
デメリット
年会費が掛かる
旅行傷害保険が付帯しない
口コミ評判
MUJI Card
3.6
(5件)
- 年会費
- Visa:永年無料 AMEX:3,300円(税込)
- 審査・発行期間
- 最短3営業日
- 還元率
- 0.50 〜1.50%
キャンペーン
新規入会&継続利用でMUJIショッピングポイントを最大2,500ポイント進呈
無印良品ユーザー必携!
ポイント進呈や還元率アップなどの特典付き。
メリットとデメリット
メリット
無印良品でポイント還元率3倍
継続利用で2,500円相当のポイントが貰える
「無印良品週間」で対象商品が10%OFFに
デメリット
MUJIショッピングポイントの有効期限が短い
AMEXの場合は年会費が掛かる
口コミ評判
イオンカード(WAON一体型)
3.8
(5件)
- 年会費
- 無料
- 審査・発行期間
- 最短5分
- 還元率
- 0.50 〜1.00%
キャンペーン
新規入会&条件達成で最大5,000ポイントプレゼント
※Web申し込み限定
イオングループでのお買い物がお得に!即日発行に対応した多機能一体型カード。
メリットとデメリット
メリット
1枚で3つの機能を使える
毎月お得な割引キャンペーンが受けられる
イオングループで還元率2倍
デメリット
旅行傷害保険が付帯しない
通常の還元率は低め
口コミ評判
- 年会費
- 66,000円(税込)
- 審査・発行期間
- -
- 還元率
- 0.75 〜1.75%
キャンペーン
入会後3ヶ月以内に合計30万円以上利用で、39,000ポイントプレゼント
コストパフォーマンス抜群!ヒルトンの超一流な特典が受けられるカード。
メリットとデメリット
メリット
「ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータス」の特典を利用可能
年間300万円以上の利用で最大2泊の無料宿泊券プレゼント
充実した付帯保険
デメリット
マイル還元率が低め
ヒルトンユーザー以外に向けた特典が少なめ
- 年会費
- 20,900円(税込)
- 審査・発行期間
- 2~3週間
- 還元率
- 1.00 〜3.00% (JALマイル)
- 還元率
- 1.00 〜3.00% (JRE POINT)
キャンペーン
JALカード入会で最大30,000マイル獲得(WEB限定)
JALマイル1.0%還元+Suicaへのチャージで1.5%還元!飛行機でも、電車でもポイントが貯まるゴールドカード
メリットとデメリット
メリット
飛行機でも電車でもポイントが貯まる
モバイルSuica定期券を本カードで購入すると6%還元
オートチャージならいつでも1.5%還元
デメリット
国際ブランドがJCBのみ
JCBのタッチ決済に対応していない
年会費が高め
- 年会費
- 13,200円(税込)
- 審査・発行期間
- -
- 還元率
- 0.75%
上質な旅行特典や保険が付帯!
洗練された高ステータスなカード。
メリットとデメリット
メリット
充実した付帯保険
最上級の特典が詰まった「Taste of Premium®」を利用可能
プライオリティ・パスの年会費が無料
デメリット
ポイント還元率は低め
電子マネーとの相性が悪い
- 年会費
- 143,000円(税込)
- 審査・発行期間
- -
- 還元率
- 1.00%
旅行や食事など超一流な特典が充実。
Mastercard最高ステータスのカード。
メリットとデメリット
メリット
「プライオリティ・パス」で世界中の空港ラウンジが無料に
24時間365日対応のコンシェルジュサービスを利用可能
最高1億円の旅行傷害保険が自動付帯
デメリット
電子マネーとの相性が良くない
年会費が高額
- 年会費
- 16,500円(税込)
- 審査・発行期間
- -
- 還元率
- 0.50 〜0.75%
キャンペーン
入会3か月以内に合計30万円以上利用で、最大16,000ポイントプレゼント
上質な旅行特典付き!ヒルトン好きは押さえておくべきカード。
メリットとデメリット
メリット
「ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータス」の資格が得られる
ヒルトンの優待特典プログラムを割引価格で利用できる
年間150万円以上の利用で無料宿泊券プレゼント
デメリット
年会費がやや高め
ポイントの使い道が限られている
- 年会費
- 44,000円(税込)
- 審査・発行期間
- -
- 還元率
- 1.50%
キャンペーン
新規入会で初年度年会費半額相当キャッシュバック&77,000マイル以上獲得のチャンス
マイル還元率1.5%!旅行をより有意義にしてくれるカード。
メリットとデメリット
メリット
マイル還元率1.5%
家族カードの年会費が無料
新規入会&更新時にボーナスマイルプレゼント
デメリット
旅行傷害保険の一部は利用付帯
年会費が高額
ETCカードを比較
ETCカードを追加で発行できるおすすめなクレジットカードをたくさん紹介してきました。ここからは、ETCカードの選び方やETCカードの作り方を分かりやすく解説していきます。
目次
おすすめのETCカードの独自検証ポイント
ココモーラでは、ETCカードが付帯できるクレジットカードを集めて、徹底的に比較検証しました。
1.コスト
ユーザーの満足度が最も高い水準を「検証したカードの中でETCカード発行にかかるコストが最も安いクレジットカード」と定め、以下の方法で検証を行いました。
2.還元率
ユーザーの満足度が最も高い水準を「検証したカードの中でETC利用時の還元率が最も高いクレジットカード」と定め、以下の方法で検証を行いました。
3.発行スピード
ユーザーの満足度が最も高い水準を「検証したカードの中で発行スピードが最も速いクレジットカード」と定め、以下の方法で検証を行いました。
4.特典
ユーザーの満足度が最も高い水準を「検証したカードの中でドライバー向けの特典が最も多いクレジットカード」と定め、以下の方法で検証を行いました。
-すべての検証はココモーラ編集部で行っています-
ETCカードを選ぶならクレジットカードの特徴にも注目
ETCカードはクレジットカードの追加カードとして発行するのがおすすめです。しかし、ETCカードのスペックだけをチェックしている方は多いのではないでしょうか?
クレジットカードにはETCカードだけでは補えない特徴が多数あるので、どこに重点を置きたいかで選ぶのも1つの方法です。
高速道路を頻繁に利用する | ETCカード利用分の還元率が高い クレジットカード | 三菱UFJカード VIASOカード |
クレジットカードは ETCより買い物で利用する | 実店舗での還元率が高くなる クレジットカード | JCBカードW |
万が一の備えを重視したい | ロードサービスが充実している クレジットカード | 三井住友カード(NL) |
普段から自動車を利用する | ガソリンスタンドの優待がある クレジットカード | コスモ・ザ・カード・ オーパス |
クレジットカードとセットでETCカードを発行すると、ETCの利用でポイントが貯まります。高速道路で移動する機会が多い方は、ETCの利用で還元率が上がるクレジットカードがおすすめです。
三菱UFJカード VIASOカードはETCの利用でポイント2倍になります!
また、高速道路に限らず自動車によく乗る方は、ガソリン代が心配ですよね。コスモ・ザ・カード・オーパスのように、特定のガソリンスタンドでお得に給油できるカードが良いでしょう。
ETCの利用頻度が少ない方は、JCBカードWのように普段の還元率が高いクレジットカードがおすすめ。備え重視の場合は、ロードサービスの内容で選んでみてください。
中でも、ロードサービス年会費が2,000円台で、補償内容も幅広い三井住友カード(NL)は注目です!
発行会社ごとの特徴
ETCカードを発行できるクレジットカードは、発行会社によって特徴が異なります。ここではその特徴をまとめてみました。
一般的なカード | 普段使える特典が豊富。年会費無料のETCカードも多い |
ガソリンスタンドの 提携カード | 特定のガソリンスタンドがお得に使える特典がある。サブカードとして使うのが◎ |
カーディーラーの 提携カード | 修理や点検にポイントが使える。一般的なカードよりは普段使える特典が少ない |
修理や点検などリスク管理・ケアを大事にしたい方はカーディーラーの提携カードがおすすめ。ETCカードの発行手数料や年会費がかからないものが多いので、コスト面も問題ないでしょう。
ガソリン代を少しでも浮かせるならガソリンスタンドの提携カードを選ぶと便利。移動距離が多い方にはぴったりです。
ETCを利用すると節約につながる
高速道路に乗る際、ETCを利用しなくても特に不便に思わない方もいるかもしれません。しかし、ETCと一般料金では同じルートでも料金が違います。
たとえば、東京ー木更津間を高速道路で毎月往復すると仮定したとき、一般料金とETCの料金比較は以下の通りです。
一般料金 | ETC | |
1回の往復料金 | 12,500円 | 6,200円 |
1年間の往復料金 | 150,000円 | 74,400円 |
ETCカード利用時の 獲得ポイント | (ETCカードを使用しないため 0pt) | 744ポイント |
まずわかることは、1回の往復料金が異なること。ETCを利用した場合、一般料金の約半分の価格で通行できてしまいます。
一方、一般料金の場合はETCカードを利用しないため、どれだけ高速道路を利用してもポイントの恩恵を受けることはできません。高速道路に乗るなら、ETCカードを発行してETCを利用するのがおすすめです。
ETCカードのおすすめな選び方
どのETCカードが良いか迷っている方は、以下のポイントを比較しながら選んでみましょう。
ETCカードの年会費と発行手数料
ETCカード選ぶ時は、年会費や発行手数料を比較するのがおすすめです。
もし、ETCカードを複数枚発行したいという方は、ETCカードの枚数だけ年会費がプラスされるので、その点も注意してください。
発行手数料も無料のETCカードなら余分なコストをゼロにできます。
ETCカードの還元率
高速道路を利用する頻度が高い人は、ETCカードの還元率で絞っていくのも一つの手段です。
還元率が高いETCカードを発行すれば、高速道路を利用するたびにお得にポイントが貯まります。基本還元率の平均が0.5%なので、1.0%以上あれば高還元です。
例えば、JCBカードWやVIASOカードなどは1.0%、リクルートカードは1.2%のポイントがETC利用で還元されます。
車利用者向けの特典や優待
車に頻繁に乗るという方は、特典や優待にも注目しましょう。車利用者向けの特典が付帯しているクレジットカードなら、かなり恩恵を受けられます。
apollostation cardは出光系列のSSでいつでも割引になるほか、コスモ・ザ・カード・オーパスは年会費1,100円(税込)でロードサービスに加入できます。
ETCカードとは?
そもそもETCカードとは、高速道路といった有料道路の料金所にて自動で清算ができるカードのことです。
ETCカードには、クレジットカードと連携したETCカードと単体で発行できるETCパーソナルカードの2種類があります。
以下に、それぞれのETCカードの特徴やメリット・デメリットなどをまとめました。
クレジットカード付帯型のETCカード【年会費無料あり】
クレジットカード付帯型のETCカードとは、名前の通りクレジットカードに付帯する形で発行できるETCカードです。
本体のクレジットカードを持っていなければ作成できず、ETCカード単体で持つことができません。
またETCカードによっては、発行手数料や年会費が一切発生しないものもあります。なるべく余分なコストを抑えたい人におすすめです。
利用料金の支払い方法は、クレジットカードと同じく後払いとなっています。クレカの利用料金と同じ日に口座から引き落とされることが多いです。
クレジットカードと同じタイミングで申し込めるほか、本体のクレカを発行した後でもETCカードを申請することができますよ。
ETCパーソナルカード【審査なしで発行可能】
ETCパーソナルカードは、クレジットカード付帯型と異なり、単体で発行できるETCカードです。
デポジットとは、ETCカードの利用前に払う保証金。ETCカードの利用額を支払えなかったときの保証として扱われるため、審査なしでも発行できるというわけです。
ただ、ETCパーソナルカードは年会費が1,275円(税込)かかる上に、申し込みも書類でやり取りしなければいけません。
そういった点が気になる方はクレジットカード付帯型のETCカードがおすすめです。
クレジットカード付帯型ETCカードのメリット
クレジットカード付帯型ETCカードを発行すると以下のようなメリットがあります。
ETC利用でポイントが貯まる
クレジットカード付帯型のETCカードなら、有料道路のETCレーンを通過するたびにポイントを貯められます。
ETCカードのポイント還元率はクレジットカードによって異なります。例えばJCBカードWは基本還元率1.0%ですが、ETCカードの利用でも1.0%のポイントが還元されます。
ネットやアプリから簡単に申し込める
クレジットカード付帯型のETCカードなら、ネットやアプリから簡単に申し込むことができます。
すでにクレジットカードを発行しているなら、住所や口座情報などを入力しなくて済むことがあります。スムーズにETCカードを作ることができるでしょう。
即日でETCカードを発行できる場合がある
クレジットカード付帯型の場合、即日でETCカードも発行できることがあります。
旅行や遠征ですぐにETCカードを使い始めたい人にとって嬉しいポイントでしょう。ETCパーソナルカードは、デポジットの振り込みから到着まで2週間ほどかかってしまいます。
期間が空きすぎると申し込んだこと自体、忘れてしまう人もいるのでは。そんな人もクレジット付帯型ETCカードがおすすめです。
ETCの利用明細もまとめて管理できる
クレジットカード付帯型のETCカードなら、本体のクレカとETCの利用明細をまとめて管理することができます。
本体のクレジットカードと同じアプリやアカウントで明細をチェック可能。利用料金や日にちなども明記されているため、家計管理にも役立ちます。
ETCパーソナルカードだと専用のサイトでしか明細を見れないため、やや手間に感じる方もいるでしょう。
家族カードを持っている人にも発行できる
ETCカードは、クレジットカードを持っている本人だけでなく、家族カードを持っている人にも発行することができます。
そのため、複数台の車を保有している人は家族カードさえあれば、車ごとにETCカードを使い分けることが可能です。わざわざ一枚のETCカードを使い回す必要がありません。
ETCカードの年会費が無料であれば、何枚発行しても維持費がかからないのでお得です。
ETCカードの作り方
クレジットカード付帯型ETCカードとクレジットなしのETCパーソナルカードでは、それぞれ作り方が違います。以下でそれぞれ詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
クレジットカード付帯型のETCカードの作り方
新規でクレジットカードとETCカードを同時に発行する方法を解説します。
【1】クレジットカードの公式サイトを開く
新規でクレジットカードとETCカードを発行する場合は、まずクレジットカードの公式サイトを開きましょう。
「お申し込みはこちら」のボタンを押したら、申し込みフォームに移動できます。
【2】必要事項を入力する
申し込みフォームにて、個人情報・収入情報・勤務先に関する情報など必要事項を入力していきましょう。
なるべく間違った情報は入力しないように気をつけてください。あまりにも事実とかけ離れた情報が合った場合、印象が悪くなって審査に落ちることもあり得ます。
【3】ETCカードの欄にチェックを入れる
クレジットカードの申し込みフォームには、ETCカードの欄が設けられているのでチェックを入れましょう。クレジットカードと同時にETCカードを発行することができます。
チェックを入れ忘れても、クレジットカードを申し込んだ後に公式サイトから追加でETCカードのみ発行することも可能です。
【4】審査
申し込みが完了したら審査が実施されます。
利用額を支払える能力があるかがチェックされるため、返済能力がないと判断された場合は審査に落ちる場合もあるでしょう。
ETCカードのみを追加で発行する場合も審査が行われるため、余裕を持って申し込みましょう。
【5】クレジットカードとETCカード発行
審査に通ったらクレジットカードとETCカードが発行されます。
また、受け取る際は本人確認書類が必要です。運転免許証やマイナンバーカードなど顔写真付きのものを手元に用意しておきましょう。
ETCカードのみ後から発行する場合も公式サイトから申し込みます。ETCカードにも審査があるため、クレジットカードを持っていれば絶対に発行できるわけではありません。
ETCパーソナルカードの作り方
ETCパーソナルカードは以下の5STEPで発行できます。
【1】申込書をダウンロード
ETCパーソナルカードを作成する場合は、まず公式サイトから申込書に必要事項を入力してください。PDFファイルとして出力されるので、プリンターで印刷しましょう。
また、サイズはA4に限定されているため、その点も間違えないように注意しましょう。
【2】書類を郵送
申込書の準備が終わったら、本人確認書類のコピーと一緒に郵送してください。
本人確認書類は、原則として運転免許証に限定されています。免許証以外のマイナンバーカードやパスポートなどは取り扱ってもらえません。
【3】デポジットの書類を受け取り
書類を郵送してETCパーソナルカード事務局に届いたら内容が確認されます。
内容に問題がなければデポジットの振り込み用紙が返送されるので受け取りましょう。
【4】デポジットを入金
振り込み用紙を受け取れたら、コンビニで入金してください。
デポジット額は自由に設定することができます。ただ、デポジット額を超過すると利用停止となってしまうため、毎月の平均利用額の4倍が目安です。
【5】ETCパーソナルカード発行
デポジットの入金が確認されたらETCパーソナルカードが発行されます。
ETCパーソナルカードも簡易書留で郵送されるため、不在だったとしてもポストや宅配ボックスに投函されることはありません。時間を調整して受け取ってください。
入金から到着まで2週間ほどかかるので余裕を持って申し込みましょう。
ETCカードの使い方
ここからはETCカードの使い方を解説していきます。
ETCカードの使い方
- ETC車載器の購入・セットアップ
- ETCカードを挿入
- ETCゲートを利用・後日料金の支払い
【1】ETC車載器の購入・セットアップ
まず、ETC車載器を購入しましょう。カーディーラー店や車用品の専門店などで販売されています。
また、セットアップ作業は専門的な知識や技術が必要となるため、業者に依頼するのがおすすめ。車載器を購入したお店でそのまま取り付けてもらうとスムーズです。
【2】ETCカードを挿入
セットアップまで終わったら、ETCカードを挿入しましょう。ETC車載器の電源をONにして、ETCカードを表向きで入れます。
挿入できたらインジケーターを確認してください。正しく挿入されていたら緑に点灯します。
ETCカードは挿しっぱなしにすると危険です。盗難に遭ったり、夏は高音になって破損したりする恐れがあるので、毎回抜くのがおすすめです。
【3】ETCゲートを利用・後日料金の支払い
ETCカードを挿入できたら、有料道路のETCゲートを通過することができるようになります。
ETCゲートを通ると、後日にETC料金の支払いとなります。本体のクレジットカードの利用額と一緒に口座から引き落とされるため、予め用意しておきましょう。
ETCカードを発行できるおすすめのクレジットカードに対する専門家コメント
今回紹介したETCカードについて、ココモーラの監修者お二人にコメントをいただきました。専門家の意見を参考に、自分にあった一枚を選んでみましょう。
JCBカードW
|
年会費無料のETCカードを発行可能です。さらに、家族会員分のETCカードとして複数枚発行することもできます。通常のJCBカードと比べ、2倍のポイント還元率を誇ることが特徴。日常生活で大いに役に立つこと間違いなしです! |
三井住友カード(NL)
ETCカードの利用で200円ごとにVポイントが1ポイント貯まります。Vポイントは多くの他社ポイント・マイルに交換できるため、使い余すことがありませんよ。 |
三菱UFJカード VIASOカード
|
VIASOカードは、ETCの支払いで通常の2倍のポイントが貯まることが特徴。高速道路を頻繁に利用される方におすすめのカードです。貯まったポイントは自動的にキャッシュバックされるため、ポイントをうっかり失効させてしまうといったミスも起こりません。 |
エポスカード
年会費・手数料ともに無料のETCカードを発行できます。ETCの利用料金を含め年間50万円以上のカード利用で、ゴールドカードにアップグレードすることができる点は他のカードにはない大きな魅力です。 |
プロミスVisaカード
|
年間1回でもETCカードを利用すれば、年会費が無料になります。ETCの利用で貯まったポイントの交換先が豊富にあるのも嬉しいポイントですね。家族会員もETCカードを発行できるため、車を複数台所有している家庭でも安心です。 |
ETCカードのアンケート調査
ココモーラでは、コンテンツ制作に役立てる目的で、ETCカード利用者にアンケート調査を実施しました。
これからETCカードを発行しようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
調査方法 | フリージーを使用した独自調査 |
調査対象 | 18歳以上の男女 |
調査対象者数 | 200人 |
年齢比率 |
20~29歳:3人(1.5%) 30~39歳:16人(8%) 40~49歳:63人(31.5%) 50~59歳:109人(54.5%) 60歳以上:9人(4.5%) |
性別比率 |
男性:149人 女性:51人 |
職業比率 |
会社員(正社員):133人(66.5%) 会社員(契約・派遣社員):9人(4.5%) 経営者・役員:3人(1.5%) 公務員(教職員を除く):3人(1.5%) 自営業:15人(7.5%) 自由業:2人(1%) 医師・医療関係者:1人(0.5%) 専業主婦:14人(7%) 学生:0人(0%) パート・アルバイト:11人(5.5%) 無職:8人(4%) その他:1人(0.5%) |
調査期間 | 2024年3月 |
調査地域 | 日本 |
ETCカードに関するアンケート調査結果の元データ(PDF)>>
ETCカードに関するアンケート調査結果の詳細>>
どのETCカードを持っていますか?
項目 | 回答者数 | 割合 |
JCBカードWのETCカード | 21 | 10.5% |
三井住友カード(NL)のETCカード | 26 | 13% |
VIASOカードのETCカード | 7 | 3.5% |
エポスカードのETCカード | 12 | 6% |
イオンカードのETCカード | 36 | 18% |
楽天カードのETCカード | 69 | 34.5% |
dカードのETCカード | 20 | 10% |
au PAYカードのETC | 11 | 5.5% |
セゾンカードのETCカード | 19 | 9.5% |
アメックスカードのETCカード | 5 | 2.5% |
ENEOSカードのETCカード | 8 | 4% |
アポロステーションカードのETCカード | 8 | 4% |
ETCパーソナルカード | 5 | 2.5% |
その他 | 25 | 12.5% |
最も人気なのは、楽天カードのETCカードでした。次いで、イオンカードのETCカードを持っている人が多かったです。
また、クレジットカードに付帯していないタイプのETCパーソナルカードは利用者がかなり少ないことが分かりました。
ETCパーソナルカードは審査なしで持てるというメリットがありますが、書類で申し込む必要があったり、ポイントが貯まらなかったりします。特にこだわりがないなら、クレジット付帯型のETCカードの方がおすすめです。
ETCカードを選ぶとき、最も重視したポイントは?
項目 | 回答者数 | 割合 |
ETCカードの年会費 | 104 | 52% |
ETCカードの発行手数料 | 20 | 10% |
ETCカードのポイント還元率 | 22 | 11% |
ガソリンスタンドやロードサービスなどの特典やサービス | 8 | 4% |
ETCカードの発行スピード | 4 | 2% |
本体のクレジットカードのお得さ | 40 | 20% |
その他 | 2 | 1% |
「年会費」と回答した方が過半数いました。維持費をかけずにETCカードを持ちたいと考えている人が多いのでしょう。
2番目に多かった回答は「本体のクレジットカードのお得さ」でした。
クレジットカードのコスパも重視したい人には、JCBカードWがピッタリです。本体のJCBカードWもETCカードも年会費が永年無料で、ETC利用時を含め、いつでも1.0%のポイントが還元されます。
高速道路を年にどのくらいの頻度で利用しますか?
項目 | 回答者数 | 割合 |
ほぼ毎日 | 5 | 2.5% |
週4~週5ほど | 5 | 2.5% |
週1~週3ほど | 11 | 5.5% |
月に3~5回ほど | 26 | 13% |
月に1回ほど | 28 | 14% |
2~3ヶ月に1回ほど | 24 | 12% |
半年に1回ほど | 49 | 24.5% |
1年に1回使うか使わないか程度 | 25 | 12.5% |
高速道路はほとんど利用しない | 27 | 13.5% |
最も多かった回答は「半年に1回ほど」でしたが、「年に1回利用するかしないか」「ほとんど利用しない」と回答した人もかなり多かったです。
高速道路を使う予定はないけれど、念のためETCカードを発行する人もたくさんいると考えられます。一応ETCカードを発行しておきたいという人は、年会費無料のETCカードがおすすめです。
例えば、JCBカードWのETCカードなら年会費も発行手数料もかかりません。
この記事の監修者
育休中、フリーランス女性に向けて「社会制度」や「貯金・投資」に関するお役立ち情報を発信。
マネーコラムの執筆や記事監修も手がける。日経xwoman公式アンバサダー。著書「お金の使い方、貯め方教えて下さい」主婦の友社
- ファイナンシャルプランナー
東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。
以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。
- 有限会社バード商会
福岡の大学を卒業後、大手インフラ業界に就職。主に、ご家庭の光熱費削減や新電力の業務に約4年ほど従事。現在は、父の会社(有限会社バード商会)を継ぎ、独立系のファイナンシャル・プランナーとして活動中。専門分野は、家計改善(光熱費の見直し)と資産形成の分野。
FPの実績は、カードローン相談、光熱費の見直し、企業型確定拠出年金の導入、日本FP協会でアシスタント相談員、執筆などを行っている。
水野総合FP事務所代表。独立系ファイナンシャルプランナーとして個別相談、執筆・監修、講師、取材協力などマルチに活動。ライフプラン、資産運用、相続・資産承継といった幅広い相談内容に対応し、全国1000名を超える方から日本FP協会に寄せられる「くらしとお金」の電話相談を1年間担当。毎月20本以上の執筆・記事監修の他、大学や事業法人で講師を務め年80回登壇。学校法人専門学校非常勤講師として「投資の授業」を毎週行う。
消費生活ジャーナリスト。1952年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。
同大学院修士課程修了後、月刊誌記者などを経て独立。流通、情報通信、金融分野を中心に活動する。主力はクレジットカード&電子マネーの研究で、すでに30年間に渡って業界の定点観測をしている。また、クレジットカードのムックも50冊以上監修しキャッシュレスの生き字引として情報発信を続けている。
証券会社にて営業・経営企画部門、社長秘書等を行う。また、投資銀行業務にも携わる。
現在、不動産を含む資産運用と社会保障(特に年金)を主に、FP相談・執筆・講演・を行っている。東洋大学経営学部ファイナンス学科非常勤講師